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シベリヤ物語(1947)

SKAZANIE O ZEMLE SIBIRSKOI
A TALE OF SIBERIA

シベリア物語(別題)

メディア映画
上映時間100分
製作国ソ連
公開情報劇場公開(日ソ映画=東宝)
初公開年月1948/11/26
リバイバル→東映洋画-77.11
ジャンルドラマ/ミュージカル
シベリヤ物語《完全版》 [DVD]
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【解説】
 「石の花」(46)に続く、ソ連2本目のカラー長編映画で、ロシア民謡など随所に歌曲を取り入れ、雄大な自然を舞台にしたメロドラマとなっている。第二次大戦ベルリン攻撃の際、手を負傷してピアニスト生命を断たれた青年は、かつての恋人でソプラノ歌手のいるモスクワを去る。失意のうちに戻った故郷シベリヤの大地で彼は、ナチスドイツに打ち勝ち、さらなる社会主義建設の気運に燃え労働に励む人々の素朴な歌声にふれ、やがて作曲家としてオラトリオ『シベリヤ大地の物語』(映画の原題)を発表、見事に恋人と結ばれる。プロパガンダ映画と言うよりも、登場人物の表情は社会主義の未来を信じて戦後復興に燃える健全な精神に満ちていて、全く嫌みは感じられない。オリジナルは1時間57分だが、その後66年にモスフィルムは1時間43分の再上映版を製作している。
<allcinema>
評価
【関連作品】
石の花(1946)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:Bava44投稿日:2007-03-31 16:12:44
ベテラン監督イワン・プイリエフによる、(『石の花』同様)ロシア映画である必然性の無い題材にロシア風の味付けをしただけの作品。

平凡なメロドラマながら、ミニチュア撮影やコマ落しのショットがあって変な感じ。無理のあるストーリーと演劇的な演出だが印象は悪くない。『鶴は翔んでゆく』は本作の流れの作品だと思う。全然出来が違うけど。

私の観たのは66年再編集100分版でした(オリジナルは114分らしい)。 一部新しくアフレコしているところや映像の質感の違うところがある。
中国人の戦闘シーンとか回想で無理やりあるんですけど、中ソ論争の影響でしょうか。
5.5点
投稿者:Ikeda投稿日:2003-01-09 11:38:41
1949年、初めて見た天然色(カラー)映画であると同時に、初めて見たソ連映画でした。特別、良い所もないけれども欠点もない、まず全体としては良い作品でしょう。
「バイカル湖のほとり」という歌は、この映画で日本でも有名になりましたが、良い歌だと思いました。当時、ソ連は共産主義国家なのだから、すべてが平等だろうと思っていましたが、結構、家屋等の差異があるのは意外でした。
初めて見たカラーですから当然、綺麗でしたが、人間の顔などが赤味を帯びすぎているのが気になりました。ラスト近くのオラトリオの所は少しソ連の宣伝めいていて、あまり好感がもてません。また、ラストの汽車の窓から外を眺めながらの四人のコーラスのシーンが少し、しつこいのでラストがきかなくなっています。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2002-01-11 18:14:18
【ネタバレ注意】

未開の地の開発に夢を馳せ、アコーディオンひとつの歌声に、歓びを求め安らぎを抱く素朴な人間たち.豊かな自然、素朴な人の心、歌声に響く歓びと悲しみ、そして、その接点に描かれる二組の男女の恋愛.マリナ・ラディーニナ、彼女38,9才のはずだけど、その美貌に違わぬ美声は見事.彼女の歌声、そして影で泣き崩れるナステニカ.ナターシャの恋心を歌う美声で綴られる恋愛の綾、それを解きほぐす心は、開発地シベリヤへの誘いに繋がって行く.
「紙ができて、その紙は、空をかける鳥のように、君の手紙になってくる」、男女の好き合う心、自然な心に根差した開発の地と都会との協調、融和は、イデオロギーに左右されることのない、社会体制とは無縁な心であり、ピアノとバイオリンでワルツを踊る光景に代表される、音楽のもつ心も、また同じと言ってよいでしょう.

ロシア映画で二本目のカラー作品であり(私はソ連がドイツのアグファのフィルム工場を丸ごとかっぱらったと思っている)、シベリヤ物語り、その作曲自体はシベリアの開発を唱えるスターリンの宣伝映画、国策映画の感は否めないが、そこに映画全体を歪めるものは何も無い.
プィリエフ、ラディーニナ共にシベリアの出身.シベリアの発展を願う心は描かれたとおりであり、そして幾年かに一度回ってくる国策映画の制作を、プィリエフなりに無難にこなした作品であるように思える.
確かにこの映画、当時のシベリアの生活者の実態を正確には描いていないであろう.当時、日本人捕虜六十数万人とロシアの囚人が、シベリア開発の最前線の過酷な労働を担っていた.食料、物資に乏しい困窮の実態は、ロシア人も捕虜の我々と同じ粗末な食事であったと言うシベリア抑留者の証言もある.シベリア開発が多くの過酷な強制労働と犠牲によって為されたことを忘れるべきではなく、この点は過去形ではあるが、流刑の地であった、あるいはレストランでアンドレイが歌う「流刑人の歌」に描かれていると言ってもよいのか.昔は流刑の地であった、は、今でも流刑の地である、に、極めて自然に結びつく.だからフルシチョフ時代に再編集に当たって切られたと考えて良いでしょう.
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少し書き足そう.
この映画を、嘘八百と言う人がいるのですが、私もその通りだと思う.
けれども、誰にでも分かる嘘は、逆に真実を述べることができるものなのね.
昔は流刑の地であった、とは、今でも流刑の地である.だからこそ、ラストシーンのように、若者があこがれを持って生きて行く土地に変えて行かなければいけないのだ.

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