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終電車(1980)

LE DERNIER METRO
THE LAST METRO[米]

メディア映画
上映時間131分
製作国フランス
公開情報劇場公開(東宝東和)
初公開年月1982/04/
ジャンルドラマ/ロマンス
終電車 Blu-ray
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 4,112
USED価格:¥ 4,180
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終電車

【解説】
 ヌーヴェル・ヴァーグを代表するトリュフォーが極めて伝統的なフランス映画のムードの中に、その円熟の映画話術を開花させた、なめらかなビロードの手触りのする作品である。ドイツ占領下のパリ。女優マリオンは、南米に逃亡したユダヤ人で、支配人兼演出家の夫の代わりにモンマルトル劇場を切り盛りしていることになってはいたが、その実、夫ルカは劇場の地下に潜み、夜の妻の訪問だけを楽しみに国外脱出の機会を待つ身だった。現在の演出家ジャン=ルーは独軍にも顔がきき、御用評論家とも親しい。相手役ベルナールはどうもレジスタンスと通じているらしい。そして新作『消えた女』は好評を持って迎えられるが、評論家ダクシアは芝居をユダヤ的と非難した。それを怒ったベルナールは偶然居合わせた彼を殴りつける。劇場存続に賭けるマリオンは愛を感じ始めていたベルナールを遠ざけねばならない。そんな折、いよいよレジスタンスの参加を決意したベルナールが劇場を去ろうとすると、抜き打ちのゲシュタポの捜査。マリオンはベルナールを地下に向かわせ夫を救う。初対面の彼にルカは、妻は君に夢中なのだ、と告げる。その夜、結ばれるベルナールとマリオン……。劇場は解放の日まで執念の上演を続け、ルカは800日ぶりに陽の光を浴びる……。感情を抑えたドヌーヴの能面的美貌がこのサスペンスフルな作品を完全に支配している。女優を演じるという難行を完璧にやってのけたのはさすが。占領下にあっても逞しく生活を謳歌するパリの市井の人々が影の主役(彼らが殺到する早い時間の地下鉄最終便が題名となっている)で、その丹念なディテール描写が映画全体に生きてくる具合も絶妙である。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1282 6.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:イエガー投稿日:2017-05-16 02:31:57
のカメラがいいね。やっぱフィルムにはこんな色合いの画像があってるね。多分、セット撮影が多いのかな。劇場の舞台がメインに、二重構造のように、全体も舞台劇っぽいね。ラブロマンスなのかな?と思ったら、違った(笑)。群像劇として、もっと各エピソードを深く描いてもよかったかも。
投稿者:Normandie投稿日:2012-03-06 00:57:26
ゲイであったはずのネストール・アルメンドロスの
カメラがなめるように追いかける先にドヌーヴがいる。
トリュフォーもこの頃にはファニーアルダンとの
パートナー関係があったにも関わらず、彼女に対して
未練たらしい印象を感じるのはうがった見方かな。でもわかる気がする。
いつもそうだが、表情変えずに情念を燃やすのは簡単ではない。
女優冥利につきるほど彼女は強烈でいやらしい魅力を展開している。
投稿者:uptail投稿日:2009-06-12 18:16:52
いつもロボットみたいなカトリーヌ・ドヌーヴ。垢抜けないジェラール・ドパルデュー。トリュフォー映画では1、2を争うお気に入り。ラストの病室のシーンが最高。
投稿者:ロビーJ投稿日:2007-09-27 23:17:53
ジェラール・ドパルデューとカトリーヌ・ドヌーヴの共演作ということでDVDを借りて鑑賞しました。フランソワ・トリュフォーの監督作を観るのは今回が初めてな私なので果たして合うか不安だったのですが、思っていた以上に見やすい作品だったので良かったです。
私はてっきりドヌーヴとドパルデューのロマンスが全篇に溢れた作品だと思い込んでいたのですが、2人の関係は後半にやっとって感じで、ちょっとビックリしてしまいました。でも2人の見つめ合う姿は何とも美しくって素敵だったし、夫を守るドヌーヴの姿も素晴らしかったです。
雰囲気やドヌーヴのファッション、中でも印象的な彼女の帽子姿など綺麗場面もとても多かったので凄く良かったと思います。それにドパルデューも結構若くってなんか凄い可愛く感じました。なので見てよかったと思うし、今後はトリュフォーの作品も少しずつ見ていきたいと思います。
投稿者:ばてれん堂投稿日:2005-11-26 21:06:53
複雑で狭い建物の中、登場人物があっちから来てこっちから出て行く、上って降りて右左出会う人物達に早口で挨拶する、意見を言う、タイミングよく出会ってスピーディに話す。何気ないカメラワークだけど、一度NG出したらずいぶん最初っからやり直しじゃないかと思うほどすべてが滑らかにつながってテンポがいい。その中で表情一つ変えない劇場の女支配人ドヌーブが感情的にならず冷徹にテキパキ仕事をさばいてく様子が小気味いい。女主人って大変なのよね。誰にも理解されずに繊細で優しい感情もしまいこんで仕事をやり通さなきゃなんないんだから。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-07-12 22:18:56
この映画は舞台劇をうまく取り入れているのが良い所です。適所に劇の場面が出てきて、ラストも、それに沿って気の利いたエンディングになっています。第二次大戦が終結して35年経った頃の作品ですが、トリュフォーも少年の頃を思い出して作ったのではないかと思います。
地下に隠れている劇場支配人と、劇場を引き継いでいる妻とのに行われる会話が主題ですが、周囲の状況に比べて緊迫感がないのが気になりました。また最初から色々な人物のエピソードが出てきて、パリ占領下の市民生活の様子が手際良く描かれているとは言っても、全体との関連は希薄で、前半は少々退屈しました。しかし後半「消えた女」の初演が成功する所からは面白くなってきてラストにつながっています。
カトリーヌ・ドヌーヴは、この頃は、もうベテランですから当然と言える演技です。また、ドイツ将校が来ているクラブで「素敵なあなた」(Bei mir Bist du Schoen)をシャンソン風に唄っているのは面白かったです。
投稿者:o.o投稿日:2005-04-18 01:02:19
パリを占領したドイツ軍のユダヤ人狩りを避けて、劇場の地下に潜みながら、密かに演出の指示を出す演出家の夫、夫の代わりに劇場を経営しながら主演女優も務めるその妻、舞台上でその妻の相手役となり、レジスタンスとも通じている若い男優の三角関係、という設定はすごく面白いと思いました。しかし、その他の登場人物と個々のエピソードが多すぎて、それらがうまく交通整理されていないという印象を受けました。意図としては、モンマルト劇場を中心として、様々な人物が交錯する、というところを描きたかったのかもしれませんが、単にごちゃごちゃしているだけで、せっかくの三人の関係がかすんでしまったという感想です。ラスト シーンの演出だけは、やられたと思いましたが。
 
結局のところ、主演のカトリーヌ・ドヌーヴの存在感がこの作品を一人支えていたと思います。彼女の顔、特に、ナイト クラブでの場面や、舞台上演の場面での、柔らかい光に照らされた顔がとても綺麗で、思わず見とれてしまいました。夫役はともかく、男優の役を演じたジェラール・ドバルデューが、この美女と釣り合いがとれていたか疑問です。
 
地下の夫と地上の妻との関係、地上におけるその妻と若い男の関係、そして舞台上でその二人が演じる恋人同士の関係。その三つの関係が互いに影響を及ぼしながら、同時進行していくような、そんな「幻の名作」を、頭の中で勝手に空想してしまった次第です。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 外国語映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 監督賞フランソワ・トリュフォー 
 ■ 主演男優賞ジェラール・ドパルデュー 
 ■ 主演女優賞カトリーヌ・ドヌーヴ 
 ■ 脚本賞シュザンヌ・シフマン 
  フランソワ・トリュフォー 
 ■ 音楽賞ジョルジュ・ドルリュー 
 ■ 撮影賞ネストール・アルメンドロス 
 ■ 音響賞Michel Laurent 
 ■ 編集賞Martine Barraque 
 ■ 美術賞Jean-Pierre Kohut-Svelko 
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