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十二人の怒れる男(1957)

12 ANGRY MEN

メディア映画
上映時間95分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(松竹セレクト)
初公開年月1959/08/01
ジャンルドラマ/サスペンス
映倫G
十二人の怒れる男 [Blu-ray]
参考価格:¥ 2,057
価格:¥ 2,057
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十二人の怒れる男十二人の怒れる男十二人の怒れる男

【解説】
 既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。時には感情的に、時には論理的に展開される討論が、次第に無罪判決への流れに変わっていくスリルが、12人の点描と共に丹念に描かれていく。脚本のローズと共に製作を担当したH・フォンダをはじめ役者陣の充実ぶりも良く、特に最後まで有罪を主張するリー・J・コッブが強い印象を残す。今までの密室から一転、裁判所前で皆が別れていくラスト・シーンの解放感が快い。
<allcinema>
評価
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aクレイマー、クレイマー (1979)
[002]Aベン・ハー (1959)
[003]A大脱走 (1963)
[004]B北北西に進路を取れ (1959)
[005]Bシザーハンズ (1990)
[006]Bフルメタル・ジャケット (1987)
[007]Bボウリング・フォー・コロンバイン (2002)
[008]Bスティング (1973)
[009]BゴッドファーザーPART II (1974)
[010]B情婦 (1957)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
64578 9.03
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【ユーザーコメント】
投稿者:イエガー投稿日:2017-02-25 04:31:43
【ネタバレ注意】

久々に見直してみました。やっぱり面白い!でも、受けた印象は前とは違うかも。ヘンリー・フォンダがポイントなんだね、やはり。最初はフォンダ以外の11人は有罪なのに、最後は全員が無罪に。これって結構恐ろしいことだよね。逆もあるわけだ。本当は有罪なのに無罪になってしまうこともあるわけだから。フォンダは建築士で、社会的な地位も高そうだね。リベラルな思想の持ち主なんだろうね。それを象徴するように彼だけが白いスーツ着てる。それに説き伏せられてしまう大衆か。そんな図式も見え隠れしてるね。いろいろ考えさせられてしまうのはやっぱ名作だからかね。

投稿者:カール犬投稿日:2016-12-10 18:40:29
今更だけど

なんかもうもうもうヘンリー・フォンダが格好良すぎて飛びつきたい。
投稿者:グレコ投稿日:2015-07-06 12:29:33
ラストをヘンリー・フォンダで終らずにリー・J・コッブの後姿で終ったのが良かった。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-02-20 09:54:25
裁判員制度が我国でも導入された今となって見直してみると、これほどに白熱したしかも丹念な論理を積み上げて行く議論が、我らの裁判員たちの間で交わされることがあるだろうかと思わざるを得ない。アメリカ映画には\'39年の「スミス都へ行く」のように議会制度というものに真正面から向き合った作品があり、この映画のように裁判制度にマトモに向き合った作品が作られる。こうしたところに、アメリカ民主主義の健全性を見させられる思いがするのだが、さて、それが余りにも理想的な展開によって有罪が無罪に逆転される有様を見ていると、ホントかね、というケチな疑問が浮かんでくる。時代的なこともあろうが、この映画の被告も陪審員も白人男性であって、有色(白は色じゃないのか?)人種や女性は最初から想定されていない。恐らく被告が黒人であったならこんな議論はなされず十二人の陪審員たちは即座に有罪の評決を下したのではないだろうか?アメリカ民主主義のがその後、対アジア・中近東でいかようなことをしてきたかを思えば、この国の建国時から理想と現実のギャップを繕い綴じてきたダブルスタンダ−ドの影が、この映画の背後にも感じられると言ったらうがち過ぎだろうか?http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2012-11-04 17:41:24
閉鎖された密室の中での自らの尊厳をかけた討論は
非常に迫力があります。。
息詰まる展開の中で、各々の人間性や偏見が
あらわになっていく過程に人としての良心が感じられます。
疲れ果てた後、外でのフォンダと老人との会話に
ほっとします。
お金をかけなくても名作はつくれるということを
この映画は実証しています。
日本で裁判員制度が推進されたきっかけは、
法律家がこの映画を見たからだと思います。
投稿者:nedved投稿日:2012-03-11 01:30:15
ヘンリー・フォンダ
投稿者:なりなり投稿日:2012-03-03 17:01:38
久々に観たが、日本で裁判員制度が始まった現在こそ、より多くの人に
観ていただきたい作品であると感じた。決して他国の話ではなく、正に
日本でも誰もが裁判員に選任される時代になり、そのための恰好の事前
研修ビデオになりうる作品ではないか。

本作品における陪審員にヘンリー・フォンダが入っていたことで、最終
的な結論が大きく左右されていたように、日本でも裁判員にどのような
人が入るかによって結果が大きく左右されることもあり得るのだろう。

「疑わしきは罰せず」という裁判上の基本原則からすると、本作品は妥
当な論理展開にはなるが、素人感情からすると、やはり本当のところ、
それでいいのかなという疑念を抱かざるをえない。

 あと、陪審員の議論が始まるまで、ずっとフォンダが物思いに窓越し
に外を見つめている姿が、自分の意見を整理するために周到に思いを巡
らしているように見え、大変印象深かった。


投稿者:noir fleak投稿日:2011-09-09 22:09:11
という映画には驚いた。ジンジャーロジャース主演。なんと「怒れる男」とメインプロットが同じなのだ。12人の陪審員(すなわちアカの他人同士)が、女房殺しの疑いをかけられた男の裁判で、評決をくだすための審議に入る。どうしても有罪を言い張る3人がいるが、次々と、、、、その中心役をロジャースが演じている。
ただ大きく違うのは、ロジャースは同じ陪審員のデニスモーガンと途中で恋仲になってしまう。それが評決の場でみんなに明かされてしまう。その時、、、という、スリルに富んだ脚本だ。
この恋愛部分は余計かとの気もするが、決して甘い結末ではない。
監督はブロードウェーでは有名な人だったらしいブレタインウィンダストというフランス人! 惜しくも若死にした。
「怒れる男」は絶対この映画から大きな着想を得たにちがいない。映画ファン必見と言いたい。

なお、陪審員を構成する人間たちの幅の広さ、面白さは、「怒れる男」よりも数段上だと思う。
投稿者:Normandie投稿日:2011-07-23 11:28:42
複雑な人間たちの闇と希望を映画というキャンパスにぶちまけた、ルメット監督のシンプルにして最高傑作。
投稿者:Bill McCreary投稿日:2011-01-03 19:46:26
日本も裁判員裁判制度が導入されたからこそ、この映画もあらためて見ていろいろなことを考えていかなければならないかなと思います。「午前十時の映画祭」で上映されたのでしばらくぶりに見まして、あらためて脚本・演出の鋭さに感銘を覚えました。

ところで、題名からわかるように陪審員は全員男性ですが、私が注目したいのは、それが全員白人だということです。黒人、アジア人、スパニッシュがいない。これはほんと時代を感じます。http://blog.goo.ne.jp/mccreary
投稿者:こじか投稿日:2010-12-26 22:14:52
質が高い。これからもずっと語り継がれるであろう名作。
投稿者:Kircheis投稿日:2010-11-19 05:52:50
法廷ドラマはどれも好きなんだが、これは古い映画ではあれど別格に好き!

同情人物のすべてが重要で、ストーリーも最後まで全く飽きさせない作りになっている。

ヘンリー・フォンダの演じる建築家は冷静で知的、誠実なヒーローであり映画を観てる間はずっと応援していたのだが、実際身近にこんな人がいたら毎回やり込められて嫌いになりそう(笑)
投稿者:緑茶投稿日:2010-06-16 06:55:33
歴史の浅いアメリカの芸術的職人芸のよるニューヨーク産工芸品です。陪審員室から一歩も出ないのに、重苦しさや冗長さは微塵も無くパセリのようにシャキっとしてる。優れた脚本と優れた演技だけで最後までまったく飽きずに見れる凄い映画。
投稿者:QUNIO投稿日:2010-02-18 20:07:19
役者全員のテンションの高さは『カッコーの巣の上で』と双璧だ。ヘンリー・フォンダが現実味のない神様のようなシュールな役だった。その神に抗って最後に改心するのがリー・J・コッブで、この人が一番男臭くて大好き。
投稿者:マスターユーダ投稿日:2010-02-11 01:06:04
見る前はあまり期待していなかったが見たら衝撃、久々にいい作品を見たな〜って思いました。様々な人種・職・性格の人がぶつかり合い最後には・・・鳥肌がたった。H・フォンダが主役みたいだが僕が思うに全員が主役みたいで最高だ。自分の頭で現場の状況を再現してしまうほどのめりこめる。
投稿者:o.o投稿日:2009-11-16 01:11:30
面白いドラマでした。面白いと言っても、見る前に想像していたような事件の核心にぐいぐいと迫っていく面白さではなく、インテリ/非インテリ、ホワイト カラー/ブルー カラー、ネイティブ/移民、出身階層、職業といった様々なバックグラウンドに加え、理性的/感情的、攻撃的/温和、真面目/不真面目といった性格の違う人間達が繰り広げるやり取りの面白さでした。インテリ層らしき男が、どう見ても無学な遊び人風の男に対して、あんた責任という言葉の意味が分かってるのか風のことを、ちょっと見下した感じで言うと、移民のせがれに英語を教えてもらうとは驚いたぜと、異なる種類の見下しで返され、自分の見下しを自照して鞘を納めるというようなところがうまいなあと思います。

ヘンリー・フォンダ演じる主人公は正義の人ですが、正義といっても、この俺様の目の黒いうちは不正は許さんといった類の正義ではなく、あくまで自分がやれることの限界を知り、法の手続きを市民として誠実に実行しましょうという人なのでした。こういった「静かなる正義」のヒーローは最近の映画ではなかなかお目にかかれないだろうなあと思います(たぶん)。

見ていて不満を感じたわけでは全然ないのですが、思いついたので言うと、最初の方で被告を不幸な環境に生きる同情すべき若者と観客に思わせてしまうのは、甘いと言えば言えるかもしれません。絶対こいつに違いない、こいつであってほしいと思ってしまうような、例えば、毒なべカレー事件のおばさんみたいな被告だったらどうだろうかとも思いました。もっとも、それだと、この映画の爽やかさが失われてしまうので、作品としてはこれでまったく問題ないと思っていますが。

感情的に被告を有罪だと決めつける男に、主人公が「社会の復讐者を気取っている」と厳しく批判する場面がありました。残念ながら彼が言うところの「社会の復讐者気取り」は、我が邦ではうじゃうじゃ繁殖していると言わざるをえません。もちろん、その親玉はマスコミ (特にテレビ) であることは言うまでもありません。
投稿者:BLADE投稿日:2009-11-13 14:14:42
なかなか日本のような裁判員制度とかもあるから、今になってみてもタイムリーに感じる。
はたして、それまで裁判のプロがやるものと思っていたことを、素人の人たちが判断していいものか。
少年が犯人なのかどうかは分からない。
でもそんなことではなく、一人の人生を判断するのだから、きちんと議論することが大事だということ。

日本の裁判員制度は、欧米と違って自分の意見を主張するって、結構苦手という人は多いから、簡単には進まないだろう。しかしそれを互いに理解して、誰か一人でも主張することができれば、皆が議論できる。
実際の法廷でここまで白熱した議論をするのは、事件にもよるけど難しいけど、議論の大切さを知る良い映画だろう。


脚本も出演陣も完璧だ。12人それぞれが、台詞の多い少ないあれど、誰一人欠けてもいけない。12人もいたら3,4人は空気のような人もいそうなものだが、皆重要な役だ。
投稿者:glamfreak投稿日:2009-10-06 14:37:37
この映画を初めて観た時には印象が薄かったが、
あれから社会に出て、家庭を設け、息子が育ち、
いつ裁判員制度の候補者になるともしれぬ身となって
改めて観てみると、
これがリー・J・コッブの映画であり、
彼が演じる陪審員3番の物語であるのに気づく。
表現としてこれほどの最高傑作はない。
ヘンリー・フォンダが敷く確実なベースラインに乗って
コッブがクライマックスの速弾きソロを奏でた時、
不覚にもおいおい泣いた。
投稿者:ikuy投稿日:2009-08-19 23:54:05
もはや陪審員制度は他人事ではないので考えさせられるものがある
なおかつ密室で観るものを飽きさせない展開はさすが。
デーヴィスの職業はなんだったのか気になる。
投稿者:supersonicman投稿日:2009-08-16 21:28:09
この脚本を元に演劇を作れば面白い物が出来るんだろうけど
こんなの映画じゃない。
投稿者:scissors投稿日:2009-08-07 17:00:20
なんか複雑な思いが残るなあ。
単なる解放感なんかで終わらないからこその名作扱いなんでしょうが…。

もうひとつ気になるのは、ヘンリー・フォンダが演じる陪審員8番が、
見方によってはものすごく胡散臭いこと。
考えすぎかなあと思ったのですが、同じように感じる人が少なからずいるようなので、
実は捻った裏がある作品なのかもと思っちゃいます。
投稿者:藤本周平、投稿日:2009-07-30 23:19:49
実は僕リメイクの方を先に観てしまって、次にこのオリジナルを観たんだけど、いやぁすごい作品だね。リメイクの方は結構カットしてもいいんじゃないか?と思うようなシーンが多かったけど、このオリジナルはホントにカットすべきシーンなんて一つも無い。オープニングからラストの陪審員がそれぞれ帰っていくラストまで全てが大事なシーンであり、1秒1秒にまったく無駄が無い(脚本が素晴らしいんだろうね)。陪審員を演じた俳優たちも個性豊かな人達ばっかりで一つも飽きさせない。ただ・・・ちょびっとだけ難を言うなら、もうちょっとラストを濃く描いて欲しかった気もする。ラスト5分がなんか駆け足的な印象だったから・・・
投稿者:karr投稿日:2009-07-25 10:43:17
 長すぎる手足を持て余し気味にたたずむヘンリーフォンダ。彼は、選び抜いた言葉を一旦いぶし、すすを払い落とし、やがて口から吐き出すのである。彼がふと思いにふける時、その表情の翳りに、想像を超えた思索を感じさせる。
 知性を強烈に感じさせる役者と言えば、イギリス系が圧倒的に多い、という印象は拭い切れない。ローレンスオリヴィエ、ジョンギールグッド、アンソニーホプキンス、ピーターオトゥール、ジョンハートなどなど、やはりシェイクスピアの遺伝子と、メロディアスなイギリス英語による影響が大きいと見える。一方アメリカ側になると、オーソンウェルズ、ロバートデニーロ、ロバートデュバル、ロバートミッチャム、リチャードウィドマーク、ジョージCスコット、マーロンブランド、ポールニューマン・・・・名優数限りなく存在すれど、強烈な知性に結びつく役者となると、はて。偏った見方かもしれないが、私はヘンリーフォンダとグレゴリーペックが、わずかにグレートブリテンに対抗しうる知性の代表である、と密かに思っている(アイルランド系をどう捉えるかでまた意見の分かれるところか)。その貴重な存在ヘンリーフォンダが、驚異のイマジネーション力で推理を巡らせ、しかも正義感という情熱と思いやりを持って陪審員達を目覚めさせていくのである。面白くならないわけが無い。しかもである。意表をついた深い問題提起でありながらも、それをわかりやすく、かつ面白く仕上げる腕前は史上ナンバーワン、と言ってもいいほどのシドニールメット。彼がヘンリーフォンダとタッグを組めば鬼に金棒、イチローにミズノのバット、リッチーブラックモアにフェンダーUSA、バディリッチにドラムスティックである。面白くならないわけが無い。
 この映画からは、自由であればあるほど個人の責任は重い、人を裁くという未知なる重圧を背負う事こそが、自由を謳歌するために不可欠な交換条件なのだ、という声が聞こえてくる。失敗を恐れず、一応やるだけはやってみる的な、わりと思い切りだけはいい軍事大国アメリカが今なお続けている制度であるからには、合理性だけではない、人々を惹きつける何かがあるのではなかろうか。ハリウッド映画に裁判場面は付き物だ、と言いたくなるぐらい頻繁に出てくる所以もここにあるはずである。改めて移民帝国アメリカと日本の違いを感じざるを得ない。善し悪しはともかく。
 この映画では、実際に裁判における様々な問題点、人間が犯す数々の過ちや怠慢や油断や思い込みによって引き起こされる誤審にメスを入れたわけだが、実際、陪審員にヘンリーフォンダみたいな人がいなかったら?という恐怖をどう払拭すれば良いのか。以前よりは陪審員制度寄りの機能を持つ裁判員制度という責任転嫁制度を導入したのは、無責任国家ニッポン。ヘンリーフォンダが日本にもいると思っているのか、あるいは裁判官が立場上ヘンリーフォンダに成り代わり得る存在だと思っているのか?どうしても不信感は残ってしまう。
 なにはともあれ、一人一人の人間を描ききったシドニールメット、そしてそれぞれを見事に演じきった名優たち。双方とも、誠にあっぱれなり。
 見た者が語っても語っても語りつくせないのが、また、見た者に無駄に語らせてしまうのが名画たる所以なのだ。ほんまやでぇ、また無駄な時間を使ってしまった・・・・・
   再度、鑑賞した。改めて感じた点を上げておきたい。(2010年4月)
 とにかく、思い込みをぶち壊すことの難しさと、大切さを説いている。なんで〜!!と言いたくなるぐらい、大の大人たちは凝り固まったイメージに固執する。ひどい偏見の持ち主、まったく責任感のない他人事主義者、その人物像はそれぞれ意識的に大袈裟に、しかもバカ正直に描かれる。観客をイライラさせようとする意図は見え見えである。大袈裟に描けば描くほど、その人物を打ち負かす時の快感は増す。勧善懲悪の要素をちりばめる効果は認めるが、反面ばかばかしくも感じる。それぞれが感情に踊らされ、まるで子供のケンカなのである。しかし、これこそがシドニールメットの目指した到達点なのであろう。密室で行われたこの丁々発止のやりとりこそがアメリカ社会、いや人間社会の実態なのだ。
 だが、人間はそれほど単純明快ではないというのも事実である。特定の人物にもっと意外な二面性を持たせれば、また違った面白みを加味できたとも思うが、その分、テーマは薄まってしまう。やっぱり欲張りすぎてはいけない。しかし、私が日本人だからなのか、善と悪の描き方が余りにもはっきりし過ぎているという印象も残ってしまった。だが、あくまで、考えてもらいたいという強い意志の元で作られた映画である。この強い意志の表れこそが、名作たらしめている所以なのだ。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 16:53:10
ヘンリー・フォンダ
投稿者:gapper投稿日:2009-04-25 18:10:53
【ネタバレ注意】

 この作品はある少年の裁判の話をモチーフにしているが、少年の話ではないし裁判の話でもない。あくまでもその少年の裁判の陪審員の話であり、少年が実際罪を犯しているかどうかは問題ではない、問題は陪審員としての責務を果たすかどうか。ラストの爽やかさは、”正しい決断”をしたからではなく”正しい行動を取った”からなのです。
 無論傑作なのだが、最初の投票をする部分では少し変に思った。第8陪審員(フォンダ)は、有罪というには証言の信頼性に疑問があり有罪の決断を下すのには無理だというかなりの確信を持っているように思えるが、それにしては投票で引き下がるというのは不自然。では、誰かが有罪を覆す確信があったかというとそんな風には見えない。これでは、ご都合主義に思えてしまう。とはいえ、この点を除けば特に気になる部分はなく、緻密な脚本であることが分かる。
 なんといっても見所は、事件の各証言や証拠を覆しながら各陪審員の性格や人生が暴露しその意見に関わっているのが分かるところ。少年の話をしているうちに、”なぜそう思ったか、考えたか”という疑問がわき、それは自分がどういう人間だからという告白に見えてくる。

 女性や有色人種が出ていないという意見もあるが、激しい議論を戦わせねばならず当時の状況では女性を含めるのは無理だったろう。有色人種については、この作品は白人社会の人々の意識を扱ったもので有色人種の人を入れると複雑になりすぎる為だろう。
 フォンダの演技は良いと思うが、他作品に比べて格段にとは思わない。やはり、印象に残るのはコップだ。バルサムは印象は弱いが、キチンと演じていて好感が持てる。脚本が最も良かったと思うのだが、元がTVなので脚色賞でノミネートはされているがアカデミーは受賞はしていない。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-02-01 22:58:45
中学時代に父に薦められて観た、生涯のベスト10に入る傑作。思い返してみても本当に色んな要素が込められた脚本で作り上げた事が解る。
投稿者:鈴木 十瑠投稿日:2008-09-15 06:27:08
子供の頃に見ていた「日曜洋画劇場」で印象深い裁判映画が二つある。スタンリー・クレーマーの「ニュールンベルグ裁判」と、もう一つがコレだ。厳密には法廷シーンは冒頭にしかないが、12人の陪審員たちの討論は複数の検事と弁護士による裁判のようだし、観客には知らされていない事件の内容も彼らのやりとりで徐々に分かってくるので、推理劇の面白さもある。更には、討論の流れと共に12人の陪審員の性格や考え方、仕事、家庭環境まで推測でき、社会の縮図としての人間ドラマにもなっている。http://blog.goo.ne.jp/8seasons/e/06871930a851437e5a9ef64d681ebb7f
投稿者:pumpkin投稿日:2008-01-20 11:52:59
【ネタバレ注意】

むかし見たときの印象ですが、他の方とはだいぶ違う。

ほんとうに少年は無実なのか。ヘンリー・フォンダに言いくるめられたのではないか。どうもうさんくさい。

自分が陪審員だったらどうしたか。あくまで有罪を主張して、陪審員を選びなおさせるか。そうすれば、フォンダのような言葉巧みなひとはいなくなり、もっと客観的な審理が行われるかもしれない。それとも、かりに犯人であっても、有罪とするほどの証拠はなさそうだから、疑わしきは罰せずで、無罪(無実ではない)に妥協するか。

これを見て思ったのは、人を裁く難しさであって、人間の尊厳ではない。見終わってさわやかにはならない。

投稿者:よしだ投稿日:2007-08-23 09:34:45
中学生当時、近所のビデオ屋の店長がお薦めしてくれました。
ヘンリー・フォンダの知的な物腰が素晴らしい。
すっきりと背筋を伸ばし、有罪に息巻く他の陪審員たちを確実に説得していきます。
一人、また一人と、無罪に票を入れる者が出てくる、その過程がスリリングでおもしろかったです。
思わず前のめりになって僕はヘンリー・フォンダを応援しました。

http://okepi.jp/movie/2007/07/12.html
投稿者:リEガン投稿日:2007-08-21 10:04:52
周防正行監督の傑作「それでもボクはやってない」でも疑問視された、日本の司法システムにおける『疑わしきは被告人の利益に』という推定無罪の原則遵守。来たるべき裁判員制度導入を前に、人が人を裁くことの難しさを謙虚に受け止め、検察側による合理的な疑いを容れないまでの証明をしっかりと見極める意識が必要だろう。本作は日本の裁判でもひとつの教科書足り得るに違いない。十分に書き込まれた脚本が見事。スタンダードサイズに漲る迫力と緊張も心地よい。何度見ても色褪せることのない素晴らしい映画だ。
投稿者:トウショウファルコ投稿日:2007-07-01 03:42:42
『今までの密室から一転、裁判所前で皆が別れていくラスト・シーンの解放感が快い。』とコメントがあります。その通りですね。

ドラマもほぼ台詞が同じなんですね。やはりオリジナルが断然です。
モノクロの画面が密室の暑苦しさと窮屈な空間を表現できていますよね。

ドラマはやや淡々として、映画は10分くらいおきに少しハッキリと
メリハリを利かしています。ドラマよりも30分程短い筈ですが、
それがあるから、より時間を感じます。全員無罪の評決が出て退室しますが、
テーブルの上の闘った時間を感じさせました。

十二人が素晴らしい。名前が知られていなくても、いい演技者はいます。
俳優の人格が見えてこないですよね。実際とは違う人物を演じきっている。

議論は徹夜となり、裁判所を出たときは朝になっていた・・・と思い込んでいた。

久々に観た映画ですが、朝のイメージがあるラストシーンなんですよ。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-04-29 12:16:59
すでに何度となく観た覚えがあるのだが、数十年ぶりに見直してみたら、やはり惹きこまれる傑作だった…うーん。すごい。
冒頭とラストを除くと首尾一貫して暑苦しい陪審室でのやりとりに終始するが、その「暑さ」の表現が見事。観ている者さえも汗が噴き出して来そうな気がする。
ヘンリー・フォンダはちょっと厭味ではあるが、彼に「アメリカの正義」が象徴されている以上やむを得ないか。
必ずしもよく知られている役者ばかりではないが、12人それぞれが個性的な役柄を演じ切り、この作品の価値を高めている。
時折挿入されるそれぞれの表情のクローズアップがとても効果的。人間の相貌とは、時に言葉より雄弁にその人を語ることを示す。もちろん有罪に固執したリー・J・コッブもお見事。
この作品公開から半世紀を経た2007年4月現在、12人の陪審員のうち健在なのは、スラム街出身の5番陪審員を演じたジャック・クラグマンだけになってしまった。

追記:J・クラグマンも2012年12月に90歳で他界されました。天上でも12人は熱い暑い議論をかわしているのでしょうか…。
投稿者:マジャール投稿日:2007-04-22 20:50:21
陪審員、法廷モノ、というと真っ先に思い浮かべるのが、この映画。この手のジャンルの代名詞でしょうね。
それにしても、ずらりと揃った芸達者、演技者の顔ぶれには唸らされます!リー・J・コッブの存在感、R・ウェッバーの若さも愉しい。


ちなみに、戯曲版(劇書房刊)も面白いです。
投稿者:プンスカ投稿日:2007-04-03 22:44:53
おもしろいですね。ヘンリー・フォンダ以上にエド・ベグリーと
リー・J・コッブが最高です。
投稿者:ミッチェル五郎投稿日:2007-03-22 18:14:07
ものすごい衝撃を受けました
投稿者:K&M投稿日:2007-02-10 10:18:51
地味ながらハリウッド映画の最高傑作の一つ。ヘンリー・フォンダを除き、
早く評決を終らせたがる陪審員たち。だが証言者の矛盾点をつく
フォンダの熱弁に次第に意識が変わり、討議が白熱を帯びてゆく下りは
緊迫感満点。加えて12人各々の違った個性のぶつかり合いも見もので
あり、アメリカ社会に巣ぐう種々の問題点を浮き彫りにした点も秀逸。
この作品の根底にある原点はやはりヒューマニズムであり、それを限定
された空間の中で見事に描いている。
投稿者:龍勝利投稿日:2006-10-16 11:24:38
傑作。初見は35年近く前のTV放映だった。期待もせずに観ていて、ナイフの件から一気に引き込まれた覚えがある。リバイバルや名画座で繰り返し観ているが、決して飽きる事がない。購入したDVDは老後の楽しみだ。ラスト、肩を落として階段を下りていくリー・J・コップの姿が胸を打つ。
投稿者:CHANG 投稿日:2006-03-24 17:57:31
【ネタバレ注意】

 この作品、初めて観たのは20年ほど前でしょうか。ヴィデオテープソフトを買って鑑賞しました。噂に違わずとても感動できました。そして、LDも、DVDも購入。驚いたことに、テープとLDでは一場面だけ、違ったんですね。ま、本筋には全く関係ない場面でしたけど。繰り返し観る度に、上質の映画に良くある「新しい発見」が、見る度に有るのです。
 ところが、今年(2006年)、改めて観返した時に一つの疑問が湧いてきたのです。それは、この作品の初めに判事が「有罪ならば死刑」と宣告しますよね。本当の裁判でそんな事を言うのか?ということです。日本には無い陪審員制度のことですから、私には解りません。でも、あらかじめ刑を陪審員たちに言うと言うことが「?」と思ってしまったのです。どなたかアメリカの陪審員制度に明るい方がいらっしゃったら、是非ご教授していただきたく思います。この疑問が浮かんでから、この作品の評価も出来なくなってしまいました。ご存知の方いらっしゃいましたら、何卒、宜敷。

投稿者:chidolin投稿日:2006-03-19 19:23:09

日本でも美國の陪審員制度に似た、裁判員制度*が09年5月迄に開始するそうです;かなりの似て非なるなるもののように思えますが、3権の内で国民直接参加が一番遅れていた分野で、是非とも前進して欲しいものです;
* http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/
制度についてはオーラバウトの辻雅之ガイドが平易に解説していますので、皆様もご参照下さい;
 

誰しもが疑問を感じることだと思いますが、何故に“白人”で、且つ“男性”のみの12人組なのかは映画では知り得ません;奥のトイレの扉はチャント女性用をも示しています;ともあれ、彼等が、紆余曲折の結果とは云え。辿り着いた結論に、果たして「我等が裁判員」も到着し得るのか、個人的には、相当に疑問です;
 
合理的な疑い(ReasonableDoubt)は、言葉のみにては簡単なことですが、現実には、 道理の通った・筋道がたっている通りに感情が追随できるのか、又は、陪審員3番の如く、感じが先走り、それがそのまま結論づける、それを回避し得るのか、私の猜疑心は果てしない;第一、3人のプロ裁判官の意見・見識にリードされ、素人の裁判員は6人とは云え、恐らくは、いい様に押し切られ、制度が単に形骸化するであろうことは想像に難くない;政府が時折行う種々のパブリック・ヒアリングはその典型例であり、過去に負った出来レースの傷は深い;
 
まぁー、初めらかすべてが理想的に機能するのを望むのは無理があり、ここでは、ささやかに、制度の開始だけでも祝したい;
 
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20040605A/
投稿者:Ikeda投稿日:2006-02-20 16:55:15
フラッシュ・バックも使わず全編、陪審員室の中だけでの映画なのに、人間社会の機微を描きながら、証言の信憑性を調べて行く構成が非常に面白く作られていると思いました。
主役のヘンリー・フォンダの好演は当然として、前年の「間違えられた男」での被疑者役を思い出し、それの裏返しという感じでした。その他の陪審員もそれぞれの性格をうまく演じていて見応えがありますが、有罪側の代表であるリー・J・コッブが流石の演技です。
投稿者:魚篭投稿日:2006-02-19 03:57:37
密室なのに飽きささない、申し分ない演技、ドラマの展開がすばらしい、とよく
指摘される部分は同じように思いますが、あまり指摘されていない点をあげたい
と思います。まず、シナリオもそうなのですが、「台詞」がいい。これは字幕や
吹き替えではなく、オリジナルの英語の台詞が抜群にいいのです。あの時代です
から卑猥な言葉は映画で使われていません。でもそれをちらりと覗かせるような
言い回しや、「英会話学習においてまったく支障ない」単語ばかりを並べても、
語の組み合わせであんなにパワフルな英語を知ることができるのです。

学校英語をバカにする人は大勢いますが、でてくる単語はとても重要なものばか
りで、日本の高校生の英語で十分理解できる映画なのです。

私はテープに落として最低300回は聞いてその英語を楽しみました。今も継続中
です。個人的には e.g マーシャルの針の先で突くような鋭い英語にホレていま
す。吹き替えでもかなり楽しめる映画ですが、時にロバート・ウエッバーがはな
つあまり面白くないジョークも、英語で聞くと「まともな冗談」に聞こえてくる
ので、あの陪審員室にアットホームな明かりがパッとさして心地よい。カメラに
映るのは単数複数の人間が入れ替わりますが、集団のカットでは必ずみんな勝手
なことを画面のあちこちで繰り広げるので面白い。本当に自然です。アメリカで
見ず知らずの人を交えた「会合」には数え切れないほど出席しましたが、本当に
あんな感じがしますね。できれば、12人全員が男ではなく、その半分を女性にし
て新しい「12人の怒れる人々」を作って欲しいと願いますが、結局は二番煎じに
なってしまうのでしょうか・・・。英語学習には必須の作品のひとつ。
投稿者:翠の弐号投稿日:2005-10-20 19:31:15
陪審員というものに対する
問題提起というテーマもあるんでしょうが
群像劇としても傑作です。
一人一人に物語があり、
(チープな言い回しだが)キャラも立っていて
目が離せません。
基本的に密室だけで話が進むので
個々の会話のやり取りで話は盛り上がっていきます。
見事としか言いようがありませんね。
ただ「有罪派」の人々が「理性的に考えない、先入観に満ちた人」
という描写をされてたのがすこし不公平かな?
と思いましたが。理性的に有罪と思う人もいるはずですし。
それにしても素人が有罪無罪を決める陪審制度
怖いですねえ。
投稿者:irony投稿日:2005-07-10 00:09:21
 日本の市民参加陪審制度の役に立つかも。しかし、陪審と言うより弁護士って感じ。あくまでも推測の域を出ないからね。出された証拠と証言に基づいて裁判、そして評決なら無罪ってのもおかしいかなと思うけど。
弁護士が相当へボいのかもね。めんどくさいから無罪っていうのには、笑った。最後の一人に向けられた視線はもう脅迫でしたね(笑)。
投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2005-02-24 08:51:45
他人の事なぞ、知った事じゃない。
雨が降って、考えも変わる。
偏見は間違いなのか?正義の味方は正しいのか?
…疑わしきは罰せず。“確信”が有る方が変だと思うが。
“有罪”の確信を揺るがす過程は、まさに人間ドラマ。
すがすがしいラストシーンの先にあるのは…新たな犯罪か、歓喜の涙か…
これは、好きな映画だ。
投稿者:jyunn投稿日:2005-01-20 21:48:22
【ネタバレ注意】

50年も前の映画ですね。しかし、とてもそうとは思えないくらいしっかりしています。十二人もいるので良く分からなくなってしまいそうだと思っていましたが、それぞれの陪審員達はしっかりと整理されていて、とても小気味の良いテンポで進みました。90分と言う時間もいいのでしょう。間延びする事も無く、しまった出来だと思いました。そして、やはり、最後のシーンがとても素敵です。
ヘンリー・フォンダはとても優雅ですね。
面白いです。

投稿者:かっこう投稿日:2005-01-04 19:06:08
12人の性格描写がすごく良かった(12人全員のキャラがたっていたとまでは言わないが)。
本当に一般市民的なのである。
事件も全て会話だけで描写するってのが面白い。
陪審員制度の問題点がよく表れている。
もしもヘンリー・フォンダがいなかったら・・。
僕だったら、あの雰囲気で1人無罪を主張できる自信がない。
投稿者:さち投稿日:2004-07-08 04:16:51
好きな映画
投稿者:純三投稿日:2004-03-30 10:41:30
何度見てもよくできた作品です。
12人の性格描写の妙。声高に正義を振りかざすのではなく、普通の人々が何を考えているか、何を考えていないかを低い目線でリアルに描いた人間ドラマの傑作です。
裁判員制度が始まりますねえ。いいんですかねえ。私は賛成ですけど。
投稿者:もーがん自由人投稿日:2003-08-15 17:09:53
ヘンリー・フォンダのような人が毎回いるわけじゃない。やっぱり陪審制度って怖いなあ。また疑わしきは罰せずっていうのはわかるけれど所詮素人でしょ。じゃあ日本の司法がどれほど素晴らしいかっていうと疑問もある。ラストはさわやかってより、考え込んでしまいます。人が人を裁くって難しいもんだなあって。
映画としては全く時間を感じさせない、飽きさせない展開と圧倒的な演技力で100点満点です。
投稿者:アルモ投稿日:2003-06-17 09:45:44
映画のほとんどが陪審員の部屋。
シーンの変化はないけど、これほど心を動かされる映画はありません。
投稿者:ジョジョ投稿日:2003-05-14 23:51:43
密室劇は苦手だと言っていた自分が馬鹿みたい。ほとんど同じ部屋でのやり取りなのに全然狭さを感じさせないというのは素晴らしい。
話の内容はほとんど机上の空論で進んでいってる感じがしなくもないけれども・・・というかそういう話なんだね。決定的な証拠というものがない分、盛り上がりに欠けるかもしれないけど、見てる自分がどんどん熱くなって引き込まれていくのがわかるからすごい。
投稿者:ヒッピー投稿日:2003-03-25 01:28:26
「十二人の怒れる男」というよりも、
「十一人の敏腕弁護士」という気もするが・・・
十人…いや九人か?
私も陪審員たちと一緒に裁判審理を見たかったな。
公選弁護人は相当ヘボだったんでしょうね。

何はともあれ、古さを感じない必見作品です。
投稿者:ハポネス投稿日:2002-09-18 11:03:13
 高校時代に学校行事で舞台公演を見に行った時の演目がこの作品でした。その公演が面白かったし、むかし映画になったことは知ってたので、その後ビデオを借りて見ました。
 わたしは第8陪審員の言う「人の命がかかってる、せめて話し合おう」というセリフが、この映画でとても重要なのではと考えています。陪審員たちが最終的に無罪にした少年は、ほんとは有罪だったかもしれない、しかしそれでも陪審員たちが様々な可能性を考え、話し合ったことには大いに意味があった…極端な言い方ですが、そう思うからです。
 この作品がお気に入りだったというH・フォンダ(DVDでの吹替:内田稔氏)は確かに押し付けがましかったり、揚げ足取りととれそうなところもありますが、信念は十分感じられて、こういう人も必要かも、という説得力はあると思います。L・J・コッブなど偏見が強い人々も現実感があり、タイトル通り12人はしっかり描かれてます。フォンダとコッブとの会話が、お互いの立場上緊迫するのは当然としても、「殺してやる!」のセリフをめぐっての畳みかけの場面の演出はやはり引きつけられます。映画の上映時間と、映画の中での時間経過をほぼ一致させて描いた作品の一つとしても知られています。カラーでのテレビ版リメイクもありましたが、フォンダが机にナイフを突き立てる場面での陰影と、それに伴う緊迫感はモノクロならではの魅力かもしれません(いかにも、という場面だけど)。
 指摘されてるように低予算だったようで、製作費は34万ドル、撮影実数は17日。ニューヨークでの初公開は1週間で打ち切られる不評でしたが、ベルリン映画祭での好評で見直されたようです。金をかけずに充実したドラマを見せてくれて、わたしにとっては今でも傑作です。
投稿者:シネマキッド投稿日:2002-03-17 17:32:34
裁判が終わり、雨上がりの後の別れ際に、何も無かったかのように、すがすがしく去ってゆく二人が、とても印象に残っています!
投稿者:フルハウス投稿日:2002-02-13 03:29:34
私は先に『12人の優しい日本人』を観ちゃったので、三谷リメイクのラストの方が好きでした。なんせこちらは12人の外国人のおじさんの顔を区別するまでが大変で。。でも陪審員制度というものがよくわかるし、観終わった後もすっきりして気分良かったです。映画でなく演劇ですね。
投稿者: Mr.ノーボディ投稿日:2002-01-26 01:50:48
素晴らしいのひと言につきる映画です。密室ドラマの最高傑作と言っても過言ではありません。計算され尽くしたセリフ(あげあし取りと言われようが)12人の個性豊かな陪審員たち・・・それぞれの境遇や性格をたったの96分で語ってしまう。しかも緊迫感をそこなわずにですよ。
「俺さん」に反論するわけではありませんが、この物語の中に悪役は存在しません。すべての人たちは、結果的には無罪に投票したわけです。紆余曲折はありました。性格の悪い人もいました。偏見に満ちた人もいました。しかし、それらの人々の性格づけが貧弱と言えるのでしょうか?決して貧弱ではないと思います。あれ以上に悪辣なキャラを登場させる必要がないでしょう。あくまでも一般人から選ばれた12人であることを考えるとそれぞれのキャラはしっかりと立っていると私は感じました。逆に鑑賞している人間に少しでも判りやすいようにオーバーに描いてあったと見えたのですが・・・悪役というよりも対極の理論を持った人間ということでしょう。私にはどうしても悪役=悪意を持った人間は登場していなかったと思えてなりません。
投稿者:T投稿日:2002-01-25 08:38:48
このコメント欄、一番下のchocomooさんからsonicさんまで数えて11人。私が12人目ということになります。絶賛する意見から、まあまあというものまで概ね好評な中にひとり、この2つ下の「俺」さんだけ厳しい意見。
さしずめ映画の中のヘンリー・フォンダのような立場ですが、映画をちょっと斜に観るこうした透徹した視線もまた大切なのかもしれませんね。
ただ、他の11人が「俺」さんの影響を受けて、いつの間にかこの映画にネガティブな意見を持つことにならないよう祈るばかりです。
いずれにしてもBS2を観て(たぶん)たちどころに4人もの投稿があるということ自体、この映画が座視できない作品であることを証明しています。
投稿者:sonic投稿日:2002-01-25 00:58:05
限られた空間だけでこれだけ魅せるとは凄い。まずはシナリオの勝利でしょう。ヘンリー・フォンダ役の陪審員が、“有罪と確信できないので無罪を主張する”という理由のさりげなさに納得。ほかの陪審員達も一市民として等身大に描けていて好感が持てる。
投稿者:投稿日:2002-01-24 23:06:30
映画としてはまあまあだけど、話の内容はどうしようもないね。
だいたい悪役(偏見とか先入観丸出しの人々)のキャラが貧弱すぎて、NHKの子供の討論番組みたい。こういうの見るとついアメリカ大嫌いって言いたくなる(偏見)。
投稿者:M.Moriya投稿日:2001-09-12 13:49:03
40年以前の鑑賞。
出色の裁判劇として人間心理の描写力に感服。
当時の日本では陪審員制度は勿論無く 幾許かの違和感有り。
現在 日本に措いても陪審制度の立法化 言々の議論が起こりつつ有り。
一見に値する名画。
ヘンリー.フォンダ の背中で演技する映像が脳裏に去来。
投稿者:ゆきぼー投稿日:2001-07-06 23:03:17
緊張の数時間ののち、ついに全員一致で無罪の
評決に達し、心身共に解放された男たちの安堵
の表情と、ラストの「きみの名前は?」みたい
な老人のセリフが特に好きです。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-07-04 03:14:08
 このヘンリー・フォンダは随分鼻持ちならない嫌な奴ですよ。決してこの映画
の良心を担うキャラクターじゃないと思う。そんなところまで含めて心憎い演出
なのだ。:-P
 何とも素晴らしい台詞の複線が張り巡らされているのだが、しかし同時に、全
編に亘って臭いアクションの連続。ボリス・カウフマンの撮影だけでは映画足り
得ないことを痛感させられる。この演出には私はついていけません。

投稿者:空三郎投稿日:2001-06-24 00:01:20
 〆枷襲撚茲如△海虜酩憤幣紊留撚茲あったら教えて下さい。
◆仝終わった後のすがすがしさ(スッキリ感)は、トップランク。これ以上の
  映画があったら教えて下さい。(但し「雨あがる」を除く)
 12人の人間表現は抜群、この多人数をよくまとめたと思う。これ以上の人間
  表現をしている映画があれば教えて下さい。(但し「7人の侍」を除く)
 
投稿者:わたる投稿日:2001-06-12 16:40:18
かなり玄人受けする映画だとは思いますが、すごくいいです。セットに金かけなくったっていい映画はできる!!というお手本の映画じゃないでしょうか(人件費98%ぐらいの映画)
投稿者:tea-cup投稿日:2001-01-02 23:23:09
文句無く100点の作品です。ヘンリー・フォンダ、E・G・マーシャル大好き。
きわめて緻密で、あらゆる計算がなされています。
少年の不安げな、託すようなアップが忘れられません。
配役と俳優の演技がすごいです。
日本の司法制度改革で「陪審制」が浮上する度に、この作品を思い浮かべて考えさせられます。
投稿者:ryuz投稿日:2000-12-24 12:03:49
息詰まる緊張感。逃げ場の無い暑苦しさ。12人各々の熱演が一時も目を離させない。しかし、この映画は完璧に英語が出来ない自分としてはTV放映された吹き替え版の方に軍配を上げたい。しかもこの吹き替え版は二種類ある。個人的には小山田宗徳、富田耕生、穂積隆信版が断然良い。二度目は内田稔、宮川洋一があてているがいまいち良くなかった。もし、誰か2回目の吹き替えの全声優が解かる方は教えて下さい。もう10年も考えているのだが数名解からず悶々としてます。
投稿者:chocomoo投稿日:2000-03-22 07:33:26
これはおもしろかった!
お金は多分あまりかけてないんだと思うんだけど、すごくよかった。
展開はなんとなく読めちゃうんだけど、でも、どきどきしながら見れる。
裁判もの(になるのかな?)では最高だと思う。
ぜひ一度見る価値有りです!!!
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 監督賞シドニー・ルメット 
 □ 脚色賞レジナルド・ローズ 
■ 金熊賞シドニー・ルメット 
 ■ 国際カトリック映画事務局賞シドニー・ルメット 
□ 作品賞(総合) 
 ■ 男優賞(国外)ヘンリー・フォンダ 
■ 新規登録作品 
■ 外国作品賞 
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