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十誡(1923)

THE TEN COMMANDMENTS

メディア映画
上映時間146分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1925/02/
ジャンルドラマ
十誡《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,944
USED価格:¥ 525
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【ユーザー評価】
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212 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2009-01-09 12:55:28
 ファラオが白塗りだったりと、今見るとなじめない部分があるが仕方がないところか。しかし、モーゼがファラオに簡単に会えるとか、エジプト人の初子を全て殺す神というのを疑問に思わないのか理解できない。罪もない子供を殺すよりも、エジプトの指導者を殺すほうが良いように思うのだが。まあ、人間は殺してはいけないが、神は殺して良いわけだし、細かいことか。十戒は法律でなく法則だというようなことも語られたが、違いが今ひとつ理解できなかった。 そういったことを除けば結構面白く、特に後半の現代劇の方は楽しめた。ただ、関連性が弱いように思う。モーゼの弟も出てきて、現代劇の兄弟の話とどのように絡むのかと期待していたのだが信仰の厚い兄と、堕落した弟という程度でたいした対比はない。後半の現代劇は、結局の所、建築の偽装の話でずいぶん前からあくどく稼ぐ方法の定番なのが分かる。 デミル=史劇というイメージだったが、現代劇も面白そうだ。
投稿者:はこまる投稿日:2008-02-11 23:48:35
「松竹系の浅草帝国館、新宿武蔵野館が(1925年・大正14年)二月二十七日からパラマウント社の特作映画『十誡』を同時に公開した。これも西洋物専門の常設館にとっては可成の冒険に違いない。といふのは丁度この時期は、学生にとつて一番忙しい学年試験の真最中であり、二月の末日であったから、然るに人気といふものは素晴らしいもので、パ社の宣伝よろしきを得たのか、歌舞伎座の封切(注:大正14年2月5,6日の両日において英米大使、政府高官を招き御披露目上映の記録あり)がはじめの人気を煽ったのか初日から両館とも満員続き、武蔵野帝国館共に二週間日延べ、更らに帝国館は三週日延べして未だ今日客足が落ちぬといふ盛況、帝国館は場所柄としてかかるスペクタキュラーの映画が受けるのは当然であるが、武蔵野館として余りの盛況にやや顔負けしていた。

例によって武蔵野館の揚り高を発表させてもらうと、自二月二十七日至三月十二日の十四日に総計金弐萬八千九百弐十七圓四拾銭也、これを一日に平均すると金弐千六拾六圓弐拾四銭強で『バグダッドの盗賊』に比較すると興行日数の少ない割に好成績なので武蔵野館当事者が驚嘆するのも無理のないことである(注:『バグダッドの盗賊』の興行成績は下記参照)。
序であるからも少し『十誡』に就いて参考のために書き添へて置くが、この興行はパラマウント社對松竹及武蔵野館との歩合興行で(武蔵野館對松竹の関係はさておき)時期も例年の経験ではあまり良い時ではないから両館とも総上り高壱萬圓迄は四十パーセント、壱萬圓を突破した場合は五十パーセントといふ契約であった。而して武蔵野館は第一日は金弐千八百六拾圓、第二日は金参千六百六拾九圓、第三日金五千六百四拾参圓(以上は概略)で何れも第三日の日曜迄に壱萬圓を突破してしまっていた。
更に第二週の三日間が何れも金五千弐百五拾圓を突破した場合は三週間延べ、第三週が同じく三日間合計が同金額以上であれば更に日延べといふ両者の契約であった。
帝国館、武蔵野館共にその金額を突破したが、帝国館のみ第三週日延べして武蔵野館は市内である関係上相互諒解の上二週間で中止した。これは市内の各館に上映する上に種々支障を来すとの理由らしい。因みに第二週のみの総上り高は武蔵野館約金九千七拾圓、帝国館約金壱萬三千六百圓で、遂に最後まで客足が減じなかった。
これよりさき本邦映画界を見れば何と淋しいことであらう。
栗島すみ子第二回作品『恋の悲曲』(自二月十一日至二月二十日電気館(注:浅草公園・松竹直営))も余り人気も呼ばす、芸術映画と銘打つた日活の『街の手品師』(自二月十一日至二月二十六日三友館(注:浅草公園・日活直営))が二週間日延べ興行をなして沈滞せる本邦映画界のために気を吐いたが、これとて伝明(注:鈴木)映画上映時の盛況と較ぶべくもないが、映画の内容が一般向けでない割には意想外の好成績といはねばならない。
興行界はさておいて本邦映画製作界を見れば相変わらず絶えざる撮影所の紛糾(注:牧野省三及び山川吉太郎のコメント参照)、俳優の争奪、それも京阪を中止とする帝キネ、マキノ、東亜等の問題は興へないが、日活の鈴木伝明が松竹に復社せし事は計らずも大なる波紋を投じた。三友館が今後の興行方針に変化も起ころうし、松竹に於ける伝明映画の成績に對しても種々なる眼もてその成行を観望されている。
梅村蓉子日活入社第一回作品『因果張鴛鴦物語』(何て読むの?)が二週間日延べした(自三月六日至三月十九日・三友館)が果して伝明映画が、電気館(浅草公園・松竹直営)に上映された場合『青春の春』の人気を再び得るであろうか。
来るべき陽春四月の映画界は、本邦映画も外国映画と共に素晴らしい興行戦を現出するであらう」(「キネマ旬報」1925年4月1日発行第189号“業界消息〜三月の東京映画界”より抜粋。署名はJ・S生による。ほぼ原文のママ)

『バグダッドの盗賊』(1月7日〜1月29日公開、併映作品は週順に『嘆くな姫君』、『荒武者キートン』、『白か黒か』、『消に行く燈明』)封切り成績は武蔵野館が計23日間で五萬七千八百拾九拾銭(1日平均弐千五百拾参圓)
当時の入場料は帝国館や武蔵野館、三友館などの一番館でおおよそ壱圓〜五拾銭の間くらいか。ただ神田日活の入場料が弐圓〜壱圓五拾銭〜七拾銭となっていますから、上限で弐圓ぐらいだったのかもしれません。(ご資料をお持ちの方は何卒ご教示ください)

なお、本作は↑の記事にあるように、当時のパラマウント作品の日本における興行収入のレコードを記録した。総収入については調べることが出来ませんでした。(これもご資料をお持ちの方はご教示ください)

(「セシル・B・デミル」のコメントも参照してください)
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-04-26 20:00:14
 56年のリメイク版は古代篇だけだったけれど、このオリジナル版は現代篇もある。耐震偽装が問題になっている昨今、粗悪なセメントを使ったために建物が崩壊するシーンには薄ら寒いものを覚えた。キリスト教の基礎となっている十戒の中には、多神教の日本人には受け入れられないものもあるが、人類共通の教えと受け止めていいものもある(姦淫するな、盗むな、殺生するな、は仏教の五戒とも共通している)。でも、この現代篇はあまりに説教臭が強い。リメイクを古代に絞ったのは正解だ。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-08-24 12:50:16
プロローグで旧約聖書にあるエクソーダス(出エジプト)が描かれ、モーゼの十戒が説明されます。その後は現代に移り、十戒を信奉する母親と、それに対して考え方が違う二人の兄弟を通じて教訓的なストーリーが展開されています。セシル・B・デミルらしく、金と時間をかけて作った大作で、有名な紅海が割れるシーンを含め、当時としては壮大な映画だったと思います。
それにしても、宗教映画は解りにくい所が多く、最初にエジプトの神とイスラエルの神の腕試しがあって、イスラエルの神がエジプトの初子を皆殺してしまいますが、その後に出てくる十戒には「あなたは殺してはならない」という言葉が入っているのも理解に苦しみます。後半が現代のストーリーになっているので、我々にも或る程度楽しめますが、それでも「修身」の教科書を読んでいるようで少し退屈しました。矢張り、歴史的価値を主体に見るべき映画かもしれません。

[2008-2-1]
この映画が日本で公開された時の状況を「はこまる」さんが詳細に説明されていますが、当時の入場料について、筈見恒夫の「映画百年史」の記述がありますので、それを抜粋します。

大正5年(1916)に「カビリア」は帝劇で5円、大正8年(1919)に、「イントレランス」
は同じく帝劇で10円という未曾有の高額料金をとったことで、話題を呼んだ。いわば婦女子相手の見せ物ぐらいに考えられていた活動写真が日本一流の大劇場で一流歌舞伎を上回る入場料で公開されたということは、映画の新しい立場を約束させるものであった。

ただし、その時の新聞広告を見ると、「カビリア」の5円は特等席の場合で、以下、一等席3円、二等席2円、三等席1円、四等席50銭となっていますので、武蔵野館あたりの入場料は、やはり2〜3円だったのではないかと思います。

また、「因果張鴛鴦物語」という題名は「因果帳鴛鴦物語」が正しいのではないかと思います。「鴛鴦」は音読みでは「えんおう」ですが、音読みして「いんがちょう、おしどりものがたり」と呼んだと思います。
【ニュース】
アカデミー賞、結果発表2017/02/27
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