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少女ムシェット(1967)

MOUCHETTE

メディア映画
上映時間80分
製作国フランス
公開情報劇場公開(エキプ・ド・シネマ)
初公開年月1974/09/21
リバイバル→フランス映画社-95.6
ジャンルドラマ/青春
少女ムシェット ロベール・ブレッソン [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,632
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【解説】
 14歳のムシェット。家庭の貧困と父の暴力と、同級生の豊かさと美しさ、そして土曜の午後のカンタータの練習に痛めつけられる少女。森番の洩らす秘密を知って、約束を守ると誓ったのに犯されてしまう無垢な肉体。しかし、その秘密すらただの幻影に過ぎなかったと分かって、少女は完全な孤立を味わう。そんな彼女に残された選択は……。ブレッソンが、「田舎司祭の日記」の原作者G・ベルナノスの小説を、自ら脚色して映画化、虫ケラのような少女の生に永遠の真理を見つけ出す。胸の詰まるような厳しいショットの積み重ねの中で、少女が移動遊園地のバンピング・カーで遊ぶシーンの、微かな解放感が忘れられない。
<allcinema>
評価
【関連作品】
田舎司祭の日記(1950)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
752 7.43
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2016-06-26 01:13:47
人生は苦悩に満ちたものであり、それを怜悧に装飾を排して
ありのままに描くとこんな作品になるのでしょうか。
幸薄き少女の救いようのない日常生活が描かれていますが、
その中に時おり何ともしれない詩情を感じさせるところが、
この監督の表現力の豊かさかと思います。
登場人物があたかも神の目から見た小さき人間のように思え
慈愛の如き感情がこみ上げるのは、キリスト教的な愛が
心の奥に芯まで染みこんだ作品であることを感じます。
投稿者:bond投稿日:2011-10-15 08:25:02
【ネタバレ注意】

不運な少女の生活を淡々と描いてる。芸術映画。

投稿者:Laetitia投稿日:2010-01-11 07:28:25
ケン・ローチ監督は『ケス』はこの映画に影響を受けた作品であると語っていました。
『ケス』のラストも悲惨ですが、『ムシェット』と決定的に違うのは、人間はどんなにつらいことがあってもその困難を乗り越え生きていかなければならないというメッセージがこめられていることでしょう。
投稿者:きらきら投稿日:2009-05-26 00:45:35
 この作品を誤読に導くのは、ムシェット=聖処女というイメージだろう。
その実ディレクターのブレッソンの映画は、ルサンチマン=怨恨に満ちた登場人物ばかりが登場する。
ブレッソンにとって、憐むべきひとと唾棄すべきひとは同意なのだ。
 ――だれがかわいそうなだって?
 ブレッソンはそう考え、鉈を振りあげる。「愛」への不信表明のために。
投稿者:nehane215投稿日:2007-06-01 02:40:07
バンピング・カー ・・・。
ホント楽しいんだよね。バンバンしちゃって・・・。ああ懐かしいなぁ・・・。

ジャン・ピエール・ダルデンヌは「ロゼッタはもしかしたらムシェットのいとこかもしれないですよ(笑)」だってさ。
投稿者:Ikeda投稿日:2007-01-30 10:33:48
最初に罠にかかった小鳥。それを逃がしてやる森番の目。最後に猟銃で狙われ逃げ回るが、撃たれてしまう野ウサギ。これらがムシェットそのものを表現させているのが立派です。最近は日本でも「いじめ」や「自殺」のニュースが多くなっていますが、ここに描かれているのは、その極端な例だと思います。
それだけでなく、酒飲みが起こすトラブルが多く出てくるのも、この映画の特徴です。ムシェットの母だけは、彼女の味方のようですが、それでも自分の事を「飲んだくれの不幸な女」と告白しているのが意外でした。それにしても、このムシェット役ナディーヌ・ノルティエは、なかなかの名演だと思いました。
投稿者:むっく投稿日:2007-01-24 01:34:31
楽しい映画を求める人にはまったく不向き。
セリフも演出も最少限。モノクロだし、派手なところはない。
生活感あふれる映像。カップを4コ並べて、そのまま一気にコーヒーを注ぐのがおもしろかった。
連想するのはイラン映画。

ウサギと鳥が殺されるシーンがあり、苦手な人は注意。

アルセーヌとのことを問いつめられ、何て答えるのかと思ったら
「私、アルセーヌの愛人なの」・・?
すごいな、そう来るか!と、びっくり。思いつめてて切ない。

途中、アルセーヌが死んだと思ったので、生きていて驚いた・・
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2007-01-20 16:13:24
意味不明で退屈するだけ。
演技陣。ノルティエはシャルロットゲンズブールに似ているが、独特の存在感がある。
投稿者:irony投稿日:2007-01-17 02:24:37
 BS2で鑑賞しました…セリフが必要最小限なので否応なく物語りの展開と役者の演技に釘付けになってしまう…少女の瞳 その動き 仕草に…セリフの多い作品を見て来た所為か何処となく新鮮でした。
 狩られるウサギを見て少女は自分を振り返る…狩られるウサギもその時迄は生を謳歌したのだろう…少女がパンピングカーで一時の歓喜を得たように。人間の社会でも狩る側と狩られる側あるのだろう…ならば狩られる前に自ら選択出来る自己救済は?苛めで自殺してしまう人達にもそれは甘い囁きであり逃れられない術なのだろうかとふと頭の片隅をよぎった。
投稿者:Tom投稿日:2005-06-20 07:37:57
ベルッソン信者のベルトルッチが『ドリーマーズ』でこの映画のラストシーンを流しててるね。よっぽど好きなんだろうね。『やさしい女』のドミニク・サンダを『暗殺の森』で起用したのも有名なエピソードだね。
投稿者:堕落者投稿日:2004-02-29 12:16:24
遊園地のバンピング・カーで遊ぶ場面がいいですね。色んな隠喩と示唆に満ちていて考えさせられます。只でさえ全編が形式として厳格で抑制されてるから,そこから内的に噴出した感情は効果的と言えます。こういうのがブレッソンの作品には随所にあって重要ですね。世の中に狩る者と狩られる者,それを見つめる者が居る訳でブレッソンに於いても救済される者とそうでない者は初めから全て決定していますね。故にブレッソンは厳しいが,それは同時に優しいという事でもある。何故なら,純度が高く,純粋であり,そこには嘘偽りの欠片もないからだ。正に裸の映画なのである。
投稿者:4531731投稿日:2001-11-03 03:41:34
 ムシェットは14才の少女、それなのに売女呼ばわりされ、親や教師、近所の人達から蔑まれている。友達もいないし、生きててもいいことは一つもない。一人も味方がいない生活。と、いうワケで、そりゃ生活も荒れる。
 希望的観測を暗示させる冒頭は救いだったが、「もうダメだ〜」みたいな救われないラストがまた印象的。彼女は森の中で猟師達がウサギを仕留めた瞬間を目撃し、思わずウサギのそばへ駆け寄り、動かなくなったウサギを見つめる。彼女はウサギの死ではなく何か別のモノを目撃したに違いない。ブレッソンは厳しい.....
 ウサギは不本意だろうが狩られる運命にある。獲物。それは生まれた瞬間から狩られるその日まで変わらない。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-10-14 08:20:38
 これまた恐ろしく峻厳な映画だ。多分、多くの人はこのような映画を芸術映画
だと決めつけるのだろうが、私にとっては非常に面白い娯楽作であり、もっと言
えば真の意味での「活劇」だと思える。

 冒頭の鳩(?)への罠をしかけるシーンから、ブレッソンらしい手と足の演出が
炸裂し、一瞬たりとも目が離せなくなるのだが、特に雨の夜、森の中で、ずぶ濡
れになったムシェットが、黒い腿までのストッキングをはきかえる性的な暗示の
シーンからラストまでの息詰まる緊迫感。密猟をする男とムシェットが二人きり
になってからのスリリングなこと!抵抗しながらも男に抱かれるシーンのムシェ
ットの嗚咽の曖昧さ。冒頭の鳩の密猟に呼応するかのようにラスト近くで集団に
よる兎狩りのシーンがあり、兎の運動と停止の映画的ダイナミズムはムシェット
の帰結を充分に暗示する。

 ただし、シーンの繋ぎが粗っぽいところがある。特に場所・空間の関係がつか
めず、少々混乱を覚える部分もあり、前作『バルタザール』と比べれば完成度は
落ちる。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ パルム・ドールロベール・ブレッソン 
 ■ 国際カトリック映画事務局賞ロベール・ブレッソン 
■ イタリア批評家賞ロベール・ブレッソン 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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