情婦(1957)WITNESS FOR THE PROSECUTION
【クレジット】 【解説】 アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。ミステリー映画というジャンルの中で、間違いなく最高峰に位置する傑作である。金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。ミステリーの解説ほど馬鹿げたものはないので、これ以上ストーリーは語れない。ストーリーだけでも充分面白い作品だが、それだけでは名作には成りえない。ロートン、ディートリッヒ、パワーの芸達者ぶりと、ワイルダーの語り口の上手さがあってこそ、ここまでの完成度を誇る映画となったのだ。それは、82年にTVムービーとしてリメイクされた「検察側の証人」が物語以上の魅力を持ち得なかった事でも明らかであろう。 ![]() 【関連作品】
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軽い笑いを織り交ぜながら依頼人の無実を信じ弁護を続けていくのだが・・という展開ですが、その依頼人を信じた根拠が片眼鏡のテストというものでロバーツ卿(ロートン)はいつもやっている感じ。やり手で有名なロバーツ卿なので、信頼できるもののはず。しかし、結果は・・・という難点はある。しかし、シリアスなものではないので問題とはいえないでしょう。
エルザ・ランチェスターは、「家路」とは随分印象が異なる。結構いい演技をしているということだろう。 タイロン・パワーは役柄のため演技の自由度は少なかったと思う。デートリッヒも同じだ。ロートンがアカデミーにノミネートされているが、上手くても”特段”ではないので相応な感じ。
この作品は、なんと言ってもラストだと思う。深遠とかはまったくない。上手いとか流石というタイプ。トリックに頼りすぎているので、浅い感じになっているのも事実。だが娯楽作品であるので、それは批判には当たらないだろう。
遂に観る事が出来た。
・・・コレはまさに法廷ドラマの傑作である。
少々早足ながら、グイグイ引き込まれる語り口の良さは絶品だ。
閉廷後にノコノコ戻ってきてしまう男の行動はやや疑問だが、畳み掛けるように一気にみせるラストは凄い・・・。
敏腕弁護士役の俳優がこれまた素晴らしい。
看護婦との険悪なれどユーモラスなやり取り、クライマックスでは鬼気迫る怒涛の演技、そしてラストシーンの何ともいえない爽快感漂よわす姿・・。
人生すべての喜怒哀楽を見事に演じきったかの様な彼の演技は、これぞ俳優だと改めて考えさせられる。
「殺した?・・・処刑したのだ・・・。」のセリフはシビレタ。
ドンデン返しだけに興味をそそられて観た自分を恥じた。
故にラストのバミューダ・キャンセルが泣ける…っーか、この妙に人間味溢れる敏腕弁護士の魅力がこのムービーの全てかもです〜なので無駄なカットが実に存在しません。あの頬に傷の女から入手したアレをわざわざ服屋の×□書を広げて読んだとは(Damn you〜)…って恥じ入る事もなく、愛の為に己の才能と自己犠牲を惜しまない彼女を称える気持ちと、犯罪を憎む気持ちの微妙な天秤の末に…だね。
クリスティも大昔、結構読んだので、多分原作も読んでるかもだが、記憶には無く〜まぁ衝撃って事は無いのだが…実際、犯人とすべき人間が登場人物外の、例えば通り魔とかならばミステリー的には最低〜故に展開上、当然の帰結とは思うのだが、何か信じられなかったよ〜それ程の演技(役者が、ってよりは登場人物が)って感じだね。
ロートン、ランチェスターの夫婦共演も愉しい!
(これを、NHK教育の「世界名画劇場」でやってくれたときは嬉しかった・・)
こういう推理する映画は苦手(あくまで私の頭が鈍いだけです)だけど、この「情婦」はグイグイ引きこまれて、時間を忘れて見てました。
皆さんが言うとおり、映画史上最高のどんでん返しが素晴らしい!
私ごときの頭では、「証拠の手紙をくれた女の人が怪しい」ぐらいしか思いつかなかったので、ラストではホント騙された気分。
主人公の気難しい弁護士と、口うるさい看護婦さんが最後に打ち解けて一緒に法廷を出て行くのは微笑ましかった。まさに名(迷?)コンビ。
ディートリッヒの「Damn You−−−!(死んじまえ)」も鬼気迫るものがありました。
題名の「情婦」の意味も最後にわかってよかったぁ。
原作がアガサ・クリスティということですが、謎解きではなく、逆転に次ぐ逆転という、法廷劇としての面白さが主眼になっていると思います。それでいて、ややこし過ぎてストレスが溜まるということも決してありませんでした。ラストにおける、どんでん返しの連続技は、来ると分かっていてもかかってしまう一本背負いというところでしょうか。なお、妻の証言はあまり証拠にならないという英国の法律がキーとなっていますが、これは現在でもそうなのでしょうか。
全てが計算された完璧な小宇宙という感想です。
ロートンがエルザに「お前が女だったら殴るところだ」などという台詞などが面白いです。タイロン・パワーは、こんなものだと思いますが、所々に顔をだすマレーネ・ディートリッヒが良くて、酒場で踊るシーンのサービスもあります。
法廷ものだからセリフが多いのだが、ビリー・ワイルダーの巧みな語り口で最後まで引っ張られていく。映画作りのうまさに堪能させられる。チャールズ・ロートンの名演技も見もの。
登場人物同士が会話を交わしながら、話の筋・人物像を浮き上がらせ、観客はロートンと共に事件の真相を追求しつつ、後半は法廷の緊張感で一気にラストに持って行く。見事な脚本。(ラストはちょっとおまけ)
本筋と、登場人物が様々に織り成す人間模様が絡み合いながらも、まったく無駄がない上に洒脱で、人間の心の奥底も見せた上にヒューマニティも。贅沢だなー。いい映画を見たよ。
途中結構笑わせてもくれる。・・・しかしあんなにがぶがぶブランデー飲めるんだろうか?
私自身はウィットに富んだ会話を楽しんだものの、原作を先に読んでしまっていたので。・・・
関係ありませんが、クリスティの短編でオススメなのはこの作品のほかに「うぐいす荘」という作品があります。
生き残った人たちがいとおしく思えるラストがいいですね。
多く、確かにそのジャンルでの傑作ではあるけれども
愛の映画としてもとてもよくできていると思う。
タイロン・パワ−とディ−トリッヒが出会う場面の
ロマンティックさ。ワイルダ−は明らかにラストよりも
演出に力を入れている。実生活でも夫婦であるロ−トンと
エルザ・ランチェスタ−の間に生まれる信頼関係。ラスト、
手を取り合って裁判所を出ていくところは本当に同志!と
いった感じで見ていて胸が熱くなった。それらを様々な
小道具(コ−ヒ−や葉巻、「紅茶」)で的確に表現する
ワイルダ−の素晴らしい演出と脚本。まさしく大人の
映画だと思う。
この映画が何度見ても面白いのはやはりチャ−ルズ・ロ−トンの
お力が大きいと思う。セリフ回しの巧みさ。恐い顔からにじみ出る
ユ−モア。ディ−トリッヒを怒鳴る場面での画面にみなぎる殺気。
まさしく演技の手本という感じだ。ディ−トリッヒもきれいかどうか
微妙なところだし演技も巧いのかどうか判定に困るけれど自分の
イメ−ジを大事にしたスタ−演技で魅せる(かなりひねった形での
脚線美強調場面もあってワイルダ−の彼女に対する敬意が伝わって
きて気持ちよかった)。タイロン・パワ−だけはちょっとね・・・。
検事との対決場面で検事役の人に引きずられてかなりオ−バ−な
演技をしていたのが残念だった。
そして結末・・・原作を読んでいないかぎり絶対予測できない
意外な展開。最初に見たときはとにかく驚いた。ワイルダ−の
映画は落語に似ているとよくいわれるけれどこの映画の業の深さは
歌舞伎を連想させた(ろくに見たこと無いけど)。ディ−トリッヒは
もちろんのことロ−トン・ランチェスタ−コンビの強烈な復讐。
震えました。
特にこの「情婦」はクリスティの原作をも超えた映画史上最高のドンデン返し。
ビリー・ワイルダーはやっぱり凄い!
どちらも未見の人には絶対結末を教えてはいけません。それがエチケットというものです。
映画ってけっこうありますが、私はこの映画が初めてでした。
最近の映画だと『シックスセンス』ですかね。
かっこいいタイロン・パワーのファンでしたが、この映画での情けな
い役もなかなかおつなものでしたよ。
レンタルで見始めたのですが、なな、なんと!
1回のレンタルで、3回も見返した映画は久しぶりです。
もっと早く見ておけばよかった・・・(知らなかったなんて;;)
リチャード・ギアの映画にも、似た「法廷もの」があるけど、
どちらもイイ映画ですね。両方とも見てください。
なんたって B・ワイルダー脚本だよ
↓の方 結末教えてなんていわないで 観なさい、騙されたと思って(騙してないけど)観なさい、観てください(お願いだから)
フフフ・・・
教えて〜!!
仰天!!ラスト10分で目が覚めた!!!