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情婦(1957)

WITNESS FOR THE PROSECUTION

メディア映画
上映時間117分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UA=松竹)
初公開年月1958/03/01
ジャンルドラマ/サスペンス/ミステリー
映倫G
情婦 [DVD]
参考価格:¥ 1,533
価格:¥ 880
USED価格:¥ 780
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【解説】
 アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。ミステリー映画というジャンルの中で、間違いなく最高峰に位置する傑作である。金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。ミステリーの解説ほど馬鹿げたものはないので、これ以上ストーリーは語れない。ストーリーだけでも充分面白い作品だが、それだけでは名作には成りえない。ロートン、ディートリッヒ、パワーの芸達者ぶりと、ワイルダーの語り口の上手さがあってこそ、ここまでの完成度を誇る映画となったのだ。それは、82年にTVムービーとしてリメイクされた「検察側の証人」が物語以上の魅力を持ち得なかった事でも明らかであろう。
<allcinema>
評価
【関連作品】
検察側の証人(1982)
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]Aアパートの鍵貸します (1960)
[002]A素晴らしき哉、人生! (1946)
[003]Aシンドラーのリスト (1993)
[004]Aローマの休日 (1953)
[005]Aニュー・シネマ・パラダイス (1989)
[006]Aバルカン超特急 (1938)
[007]Aお熱いのがお好き (1959)
[008]A或る夜の出来事 (1934)
[009]A十二人の怒れる男 (1957)
[010]Aゴッドファーザー (1972)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
50453 9.06
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【ユーザーコメント】
投稿者:映画を見て物を言う投稿日:2017-03-26 21:23:37
【ネタバレ注意】

念のためネタバレ注意と書きましたが、物語の性質上、できるだけ仕掛けがばれないような書き方をしていきます。

高校生の頃(浪人生だったかな…)クリスティーの短編小説を読んで、非常に感銘を受けた。筋書きはもう分かっているのでこの映画は見なくてもいいだろうと思っていたけれども、ここでの評価も高いようだし、考えを変えて視聴してみる事にしました。

そこで映画を見て、やはりすごい話ではあるけど、以前読んだ原作小説とは、推理物としての論理は同じだけれども物語としての趣旨やつくりはちょっと違うかなーという印象。

このすっきりしない感じは何だろうと思って、前読んだ戦前に書かれたクリスティーの短編小説と、さらに戦後クリスティー自身が書き直した戯曲版、この2作を読んでみました。

戯曲版のほうは初見だったのですが、この映画、この戯曲のほうにかなりのっとって描写されていますね。

そうなると私のこの3作の評価は、一番最初の短編小説が最高!ということになります。

小説ならではのぼかした表現(アクロイド殺しにもそういう趣旨の文章があったと記憶していますが)が非常に効果的で、最後の肝になるシーンは現実離れしていて、場所や時間がどこかも明記されず不可思議な場面になっています。それが非常に最後の意外な事実が明らかになる展開を強く印象付けて、読み手の想像力をかき立てます。

映画が原作と違う、という文句を言っているわけではありません。

違って当たり前というよりは、むしろ、映画と原作は違うものであって欲しいと思っています。ただ、違うものである以上は、こちらの物語はこう、そしてこちらはこうといった評価が可能になるはずです。

よく悪人と善人がどうのと言われることがありますが、この映画と戯曲版のその描き方は、やっぱり安易だと思う。

この世の中で善人と言われる人たちの心性や性根は実際にはそんなに善いものではないし、一方で悪人が悪をなすのにもそれなりに逼迫した根拠がある。金が欲しくて楽がしたいから悪人でーすなんて、そんな浅い人間いるかな?



ただ、それはともかく、この映画は会話(法廷以外の)がすごく面白い。「この歳になってガセネタに踊らされるかよ。」なんて言っておいて、次の瞬間にコートを持ってさあ行こうなんて……面白い(^^)。

投稿者:イエガー投稿日:2017-02-18 04:16:30
が良いね。ちょっとオーバーアクトな感じあるけど名演ですね。タイロン・パワーもディートリヒも良かった。なにしろ法廷シーンが素晴らしい。有名な作品なんで正直、オチは知ってはいたんだけど、それでも楽しめました。日本タイトルはあんまりよくないけどね・・・(笑)
投稿者:カール犬投稿日:2016-02-14 05:17:16
【ネタバレ注意】

アガサ・クリスティ原作にアレンジを加えた戯曲の映画化。

舞台劇モチーフをいかしながらキャラクター等に枝葉をつけた

ビリー・ワイルダー流の味付けを楽しむ映画。

舞台劇の名残りなのか演出とかオーバーアクト気味に撮ってあるけど。

タイロン・パワーが驚くほどクラシカルな中年美男子ぶりを発揮。

そしてまた驚くほどのロクデナシぶりも発揮(笑

マレーネ・ディートリッヒは、、

なんか死んだおばあちゃんに似てるという。。自分には複雑なる味わい深さ。

投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-04-08 20:58:20
ロ−トンもディートリッヒも確かに名演であるが、この映画の成功はタイロン・パワ−を犯人役に起用したことにあるだろう。ラストのどんでん返しの衝撃も、クリスティの原作(未読)をそのまま脚本化したのだろうが、自分に惚れている妻のクリスティーネがこの窮地を何とかするだろうと高をくくっている、この人生を舐めきって恬然たる色悪を見事に造形したタイロン・パワ−あってこそであった。この人の映画では「地獄への道」が記憶に残っているが、彼演ずるジェシ−・ジェ−ムズがやはり類型的に堕すことを免れていたのは、彼の演技力というよりも持って生まれた個性によるものだったように思う。特異な役者である。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-03-14 00:31:46
【ネタバレ注意】

さすがビリー・ワイルダー監督、と唸らせる演出。
アガサ・クリスティの小説(と戯曲)『検察側の証人』が原作。
大部分が弁護士事務所と法廷が舞台だが、ストーリー展開が巧みで、最後まで目が離せない。

頑固なウィルフリッド・ロバーツ卿(チャールズ・ロートン)は、付き添い看護師ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)のいうことを聞こうともしない老弁護士。ところが彼が法廷の中ではその辣腕ぶりを発揮し始める。
マレーネ・ディートリッヒは当時何と56歳。タイロン・パワーとはひと回り以上年齢が違うが、それを感じさせない妖艶ぶり。確か劇中殺害される女性も56歳で「老婦人」と呼ばれていたっけ。
チャールズ・ロートンの子供っぽい部分と、実生活でも妻だったエルザ・ランチェスターとのやりとりも楽しい。

ラストのどんでん返しも見事で、名探偵ぶりを演じたチャールズ・ロートンの疲れた表情が印象的。M・ディートリッヒも冷ややかな表情がいい。
44歳で急逝したタイロン・パワーの実質的な遺作にもなった、
名作の名に相応しい法廷ミステリーだ。

投稿者:つむじまがり投稿日:2013-05-30 18:10:18
【ネタバレ注意】

三回目。
はじめて見た時は相当ビックリしました。なんて小気味いい終わり方。
主人公とナースさんのやり取りが可笑しく、法廷ものの重苦しさを感じさせず楽しく見れるのもいい。
スリル、ユーモア、どんでん返しが巧く配置された上質の映画。
余計な演出や音楽が抑えられているのは、ストーリーで勝負できる自信があるように見えた。
素晴らしかった。

投稿者:110th投稿日:2013-02-28 01:41:47
邦題で損している❔
投稿者:Normandie投稿日:2013-02-03 16:21:40
しながら見る事数回、ディートリッヒの冷たい横顔が最高。
クリスティ原作では一番好きですね。
ワイルダーは本当にどのジャンルも面白くうますぎる。
投稿者:Bill McCreary投稿日:2012-09-22 05:10:48
【ネタバレ注意】

お約束でストーリーは書きませんが・・・。

私はミステリーを読まないし勘も悪いし頭も悪いので、ネタというか結末は読めませんでした。でも私なら、ディートリヒのほうがいいな(笑)。舞台が1952年というのも、私はそれを同時代ではもちろん知らないけど、その当時としてはわりと見かける設定だったんでしょうね。日本でも「戦争花嫁」とかいたしね。

ところで、使用人(お手伝い?)の女性はスコットランド人という設定ですけど、これも当時の英国あるいはロンドンの実情に対応しているんでしょうね。演じている女優はアイルランド系です。http://blog.goo.ne.jp/mccreary

投稿者:さち投稿日:2011-06-23 21:41:20
よかった
投稿者:陸将投稿日:2010-12-07 19:19:08
【ネタバレ注意】

映画で1番重要な要素は一体何なのだろうか。
監督、俳優、映像・・・。
もちろんそれらも全部必要不可欠なのだが、本作を観るとまさに映画というものの面白さは“脚本”で決まるということに気付かされる。

本作には、主要な舞台は2つしかない。
1つは退院し立ての老齢弁護士の弁護士事務所であり、1つは法廷である。
そんな限られた舞台の中で、言葉の応酬が繰り広げられる。

実際の殺人事件の描写は一切されない。
各登場人物の台詞が、物語を進行させていく。
その台詞が事件を解くカギであり、観ている我々も陪審員や法廷にいる人々と同じように、想像力を最大限に働かせて事件の真相を探ろうと企てられる。

そんな舞台の中で息づく、ワイルダーのキャラクター描写が抜群に上手い。
事務所では偏屈な爺さんだったのに、法廷に赴くと敏腕弁護士の顔になる主人公。
真相は分からないけれど、被告人のためにベストを尽くすその姿はまさにプロフェッショナル。
そして驚くべき真相が露呈した後の徒労感と、それを見抜けなかった自分に対する苛立ちや、そんな非情な世の中に対するやるせなさが、ラストの真実を見抜くはずの黄金に光る片眼鏡を見つめる姿に凝縮されている。

一見冷静でミステリアスな雰囲気を持つ他所の国出身の被告の妻、無実を訴え続ける被告。
皆が終盤になると違った人間性を露わにしていく。
そんな裏の一面や隠された真実が、裁判が終了してから見えた時に、どっと無情感のようなものが押し寄せてくる。

男女の愛、個人の利害関係、正義と悪、道徳や倫理や法律といった問題が、二転三転する物語の終盤に凝縮され、一気に噴出してくるのである。
人間の持つ多面性や残酷さを見事に描いている。
薬や魔法瓶、片眼鏡や杖といった主人公の身の回りにある小道具が巧みに使われているのも思わず感心してしまう。

どんでん返しという表現では収まりきらないような怒涛の展開が、映画の面白さを再認識させてくれる大傑作である。

投稿者:クリモフ投稿日:2010-10-27 00:25:29
ワイルダーは個人的には差があって、「お熱い〜」は良くても「アパート〜」はいまいちみたいな。自分でも何が違うのか良くわからないんですが、この作品は十分に楽しませていただきました。
ラストの二重のどんでん返しが有名なようで、確かに自分もそのすべてはわからなかったんですが(最初のはなんとなくわかった)、本作の面白さはそこじゃないような気がします。個人的にはウィルフリッド卿を中心としたコミカルな掛け合いが素晴らしく、その辺の人間の描き方の巧さが光った印象でした。裁判中の薬のくだりとかそっちのほうがドキドキしたかな。
この辺は名優チャールズ・ロートンの力もありますね。不勉強なので、アルバート・フィニーに似てるなぁ、と思ってたらこっちが本家だったとは。憎めなくて切れ者で偏屈だけど正義感のある弁護士という役がしっかりしてたからこそ映画が成り立ったと思います。
まぁ、ラストに関しては後続作(火サスやらも含む)がありすぎて、やや食傷気味だったのかもしれません。そう考えるとやはり、やっぱり影響元ってことか。傑作って感じはしなかったけど、観てる間楽しめる面白い映画、という作品でした。
投稿者:noir fleak投稿日:2010-09-13 14:00:56
本作のトリックは確かに意外性充分ではあるが、それは見た後には印象があまり残らない。やはり、チャールスロートンと看護婦(ロートンの実の妻!)のやりとり、英国裁判制度の仕組み(バリスターのロートンが弟子のソリシター《ダイヤルMで刑事役だったジョンウィリアムス》に仕事を回すことや、ロートンがsir と呼ばれる人間であること)、富裕英国人家庭でのメードの地位、そして勿論裁判での緊迫した熱弁、、、などが巧妙に描かれているから時がたっても陳腐にならないのでしょう。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 23:07:14
タイロン・パワー
投稿者:bond投稿日:2010-05-04 11:52:41
【ネタバレ注意】

さすがアガサ原作だけあって、中々の傑作。オチは悪女ならぬ悪男なのだが、読めなかった。キャスティングもよく、チャールズ・ロートンいい味出してた。 

投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 10:42:31
チャールズ・ロートン
投稿者:gapper投稿日:2009-04-27 00:49:57
【ネタバレ注意】

 法廷物といっても「十二人の怒れる男」のようなメッセージ性はなく、純粋な娯楽作品になっている。

 軽い笑いを織り交ぜながら依頼人の無実を信じ弁護を続けていくのだが・・という展開ですが、その依頼人を信じた根拠が片眼鏡のテストというものでロバーツ卿(ロートン)はいつもやっている感じ。やり手で有名なロバーツ卿なので、信頼できるもののはず。しかし、結果は・・・という難点はある。しかし、シリアスなものではないので問題とはいえないでしょう。
 エルザ・ランチェスターは、「家路」とは随分印象が異なる。結構いい演技をしているということだろう。 タイロン・パワーは役柄のため演技の自由度は少なかったと思う。デートリッヒも同じだ。ロートンがアカデミーにノミネートされているが、上手くても”特段”ではないので相応な感じ。

 この作品は、なんと言ってもラストだと思う。深遠とかはまったくない。上手いとか流石というタイプ。トリックに頼りすぎているので、浅い感じになっているのも事実。だが娯楽作品であるので、それは批判には当たらないだろう。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-11-19 18:15:10
【ネタバレ注意】

ワイルダーの映画は好きなのだが、本作の二転三転するオチには説得力が無く、捻り過ぎ。終盤に近付くほどガッカリしてしまった。ディートリッヒが主犯だと思ってたら違ったが、タイロン・パワーが報いを受けるのは予想通り。何の自慢にもならないが。

投稿者:irony投稿日:2008-10-06 18:53:27
【ネタバレ注意】

 ってエドワード・ノートンの作品を以前に観てたから何となく筋は観てる内にもしかしてと思ったら当たったよ キーワードの名女優やら女受けがいいとかヒントもあったし・・・ね でも最後の刃傷沙汰は予想できなかったよ しかし宣誓供述って当てにならんね 人は平気で嘘をつく 神さまは嘆いてるぞ

投稿者:nightwing投稿日:2007-08-23 20:52:46
【ネタバレ注意】

前々から気になっていたこの作品。
遂に観る事が出来た。

・・・コレはまさに法廷ドラマの傑作である。
少々早足ながら、グイグイ引き込まれる語り口の良さは絶品だ。
閉廷後にノコノコ戻ってきてしまう男の行動はやや疑問だが、畳み掛けるように一気にみせるラストは凄い・・・。

敏腕弁護士役の俳優がこれまた素晴らしい。
看護婦との険悪なれどユーモラスなやり取り、クライマックスでは鬼気迫る怒涛の演技、そしてラストシーンの何ともいえない爽快感漂よわす姿・・。
人生すべての喜怒哀楽を見事に演じきったかの様な彼の演技は、これぞ俳優だと改めて考えさせられる。
「殺した?・・・処刑したのだ・・・。」のセリフはシビレタ。

ドンデン返しだけに興味をそそられて観た自分を恥じた。

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2007-07-29 18:30:31
【ネタバレ注意】

浅はかな事に更なる謎が明かされる…そもそもが金…ピンチに縋りつく…人の愛情を踏みにじる…結果を想像出来ないで…優越感か?〜迫真の○人演☆に加えて△前かも知れないが、コイツこそ、最低だ!

故にラストのバミューダ・キャンセルが泣ける…っーか、この妙に人間味溢れる敏腕弁護士の魅力がこのムービーの全てかもです〜なので無駄なカットが実に存在しません。あの頬に傷の女から入手したアレをわざわざ服屋の×□書を広げて読んだとは(Damn you〜)…って恥じ入る事もなく、愛の為に己の才能と自己犠牲を惜しまない彼女を称える気持ちと、犯罪を憎む気持ちの微妙な天秤の末に…だね。

クリスティも大昔、結構読んだので、多分原作も読んでるかもだが、記憶には無く〜まぁ衝撃って事は無いのだが…実際、犯人とすべき人間が登場人物外の、例えば通り魔とかならばミステリー的には最低〜故に展開上、当然の帰結とは思うのだが、何か信じられなかったよ〜それ程の演技(役者が、ってよりは登場人物が)って感じだね。

投稿者:マジャール投稿日:2007-04-17 18:32:48
史上最高のミステリー映画はこれだ!面白すぎです!!!
ロートン、ランチェスターの夫婦共演も愉しい!

(これを、NHK教育の「世界名画劇場」でやってくれたときは嬉しかった・・)
投稿者:龍勝利投稿日:2006-06-15 16:41:19
マレーネ・ディートリッヒが見せる女の凄みとはかなさ。映画が原作を凌駕したとすれば、これこそが大きな要因だろう。ビリー・ワイルダーのセンスっておもしろい。
投稿者:camelboxjp投稿日:2005-11-26 22:48:51
 世の中で一番幸せな人は、「この映画をまだ見てない人」です。今からこの映画を見られる喜びがあるのですから。世の中で2番目に幸せな人は、「この映画をすでに見た人」です。ああー良い映画を見たなと思えるからです。世の中で一番不幸な人は、この映画を見ずに人生を終えていく人です。
投稿者:o.o投稿日:2005-03-14 01:03:01
一分一秒たりとも観客を退屈させないという作り手の気迫を感じさせられる映画でした。先の読めないストーリー展開に、眺めているだけで楽しいユーモラスな主人公とそれを囲む人々との会話、そして、いちいち嬉しくなる演出と、ウェルメイドな映画として本当に申し分ないと思います。冒頭の主人公と看護婦とのやりとりを見て、この映画は絶対面白いと確信しましたが、後はもう大船に乗るような安心感で最後まで楽しむことができました。
 
原作がアガサ・クリスティということですが、謎解きではなく、逆転に次ぐ逆転という、法廷劇としての面白さが主眼になっていると思います。それでいて、ややこし過ぎてストレスが溜まるということも決してありませんでした。ラストにおける、どんでん返しの連続技は、来ると分かっていてもかかってしまう一本背負いというところでしょうか。なお、妻の証言はあまり証拠にならないという英国の法律がキーとなっていますが、これは現在でもそうなのでしょうか。
 
全てが計算された完璧な小宇宙という感想です。
投稿者:セルヴィー投稿日:2005-02-07 11:04:57
もうこの時代に映画は完成されていたんだなと認識させられた一作。この邦題はこの映画がメジャーなものにしなかった一番の理由ではないかとはじめは腹立たしく思えましたが、この映画の素晴らしさをほんとに理解できる人にしか教えたくないとっておきの映画ですよね。珠玉の一品!!脇役も含めみな素晴らしいです。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-08-31 11:20:02
この原作は読んでいませんが、ストーリーとしてはクリスティらしくない感じがしました。然し色々とエピソードやセリフを盛り込んであって、面白く出来上がっています。弁護士チャールズ・ロートンがクリスティものの雰囲気を出していて、看護婦エルザ・ランチェスターとの気合いもピッタリです。
ロートンがエルザに「お前が女だったら殴るところだ」などという台詞などが面白いです。タイロン・パワーは、こんなものだと思いますが、所々に顔をだすマレーネ・ディートリッヒが良くて、酒場で踊るシーンのサービスもあります。
投稿者:篭瀬山投稿日:2004-04-17 20:36:59
巧い。映画の決まりごとを見事に逆手に取るので、映画好きであればあるほどきれいにはめられる。人物がみなえらい早口で字幕を読んでる暇がないが、かえってeverything's in controllの安心感がある。観客を騙す為の演出が、きちんとストーリー上の必然性を伴っているのも今見ると新鮮。罪深いのは、模倣作を数多く産んでしまった事ではなく、法廷が真実を争そう場などではないことを、あまりにさり気なく公にしてしまったことではないか。直接は関係ないが、ロス疑惑の三浦さんとダブった。9
投稿者:ポポール投稿日:2003-06-12 22:21:39
 金持ち未亡人を殺した疑いで起訴されたタイロン・パワーの弁護を引き受けたチャールズ・ロートンは、タイロン・パワーの妻、マルレーネ・ディートリッヒの思わぬ証言で窮地に立たされるが・・・という展開。
 法廷ものだからセリフが多いのだが、ビリー・ワイルダーの巧みな語り口で最後まで引っ張られていく。映画作りのうまさに堪能させられる。チャールズ・ロートンの名演技も見もの。
投稿者:トレマー図投稿日:2003-03-23 00:21:51
いい脚本、いい役者、いい演出。
投稿者:トリガー投稿日:2003-03-01 11:50:08
アガサ・クリスティの「検察側の証人」をビリー・ワイルダーが映画化。法廷劇ながら複雑で入り組んだ状況設定にせず、簡素ながら観客を上手く内側に引き込むワイルダーの語り口に、まず一本。が、それもチャールズ・ロートン、マレーネ・ディートリヒ、タイロン・パワーの名演があってこそだ。もちろん影で高揚感を引き立てるエルザ・ランチェスターもお忘れなく!ココアとブランデーなんてマクガフィンに近い小ネタもこの映画の大いなる魅力の一つである。しかし、あのどんでん返しにはそれほどビックリしなかったなぁ。あまりのテンションの変わり様についていけなかった。「ユージュアル・サスペクツ」以上のどんでん返し!なんて言われてたせいか結末を嫌でも期待してしまい、ちょっと肩透かし。しかし、法廷シーンにおけるタイロン・パワーが演じるレナードの悲痛な叫びやディートリヒが演じるクリスティーネの真偽の分からない証言がここで生かされているのは素晴らしい仕上がりだ。間違いなく法廷劇の最高峰。そういや最近公開される映画の中じゃ法廷劇も少ないなぁ。あっ、そういやアシュレーとフリーマンの「ハイ・クライムズ」なんてのもあったっけ?(笑)
投稿者:パタママ投稿日:2003-02-25 00:26:39
【ネタバレ注意】

ロートンは素晴らし過ぎる出来だ。ディートリッヒはディートリッヒだし、パワーもいいキャスティング、ランチェスターも良い。
登場人物同士が会話を交わしながら、話の筋・人物像を浮き上がらせ、観客はロートンと共に事件の真相を追求しつつ、後半は法廷の緊張感で一気にラストに持って行く。見事な脚本。(ラストはちょっとおまけ)
本筋と、登場人物が様々に織り成す人間模様が絡み合いながらも、まったく無駄がない上に洒脱で、人間の心の奥底も見せた上にヒューマニティも。贅沢だなー。いい映画を見たよ。
途中結構笑わせてもくれる。・・・しかしあんなにがぶがぶブランデー飲めるんだろうか?

投稿者:映子投稿日:2003-02-24 00:21:07
原作を読んでいない方、古い映画に偏見を持たずに絶対見ましょう。!
私自身はウィットに富んだ会話を楽しんだものの、原作を先に読んでしまっていたので。・・・
関係ありませんが、クリスティの短編でオススメなのはこの作品のほかに「うぐいす荘」という作品があります。
投稿者:投稿日:2003-02-24 00:00:31
変り玉のように印象を変えていく主人公達を見るのは映画の醍醐味と言えるでしょう。
生き残った人たちがいとおしく思えるラストがいいですね。
投稿者:ゆういち投稿日:2003-01-03 15:36:35
【ネタバレ注意】

サスペンス映画として語られることがあまりにも
多く、確かにそのジャンルでの傑作ではあるけれども
愛の映画としてもとてもよくできていると思う。
タイロン・パワ−とディ−トリッヒが出会う場面の
ロマンティックさ。ワイルダ−は明らかにラストよりも
演出に力を入れている。実生活でも夫婦であるロ−トンと
エルザ・ランチェスタ−の間に生まれる信頼関係。ラスト、
手を取り合って裁判所を出ていくところは本当に同志!と
いった感じで見ていて胸が熱くなった。それらを様々な
小道具(コ−ヒ−や葉巻、「紅茶」)で的確に表現する
ワイルダ−の素晴らしい演出と脚本。まさしく大人の
映画だと思う。

この映画が何度見ても面白いのはやはりチャ−ルズ・ロ−トンの
お力が大きいと思う。セリフ回しの巧みさ。恐い顔からにじみ出る
ユ−モア。ディ−トリッヒを怒鳴る場面での画面にみなぎる殺気。
まさしく演技の手本という感じだ。ディ−トリッヒもきれいかどうか
微妙なところだし演技も巧いのかどうか判定に困るけれど自分の
イメ−ジを大事にしたスタ−演技で魅せる(かなりひねった形での
脚線美強調場面もあってワイルダ−の彼女に対する敬意が伝わって
きて気持ちよかった)。タイロン・パワ−だけはちょっとね・・・。
検事との対決場面で検事役の人に引きずられてかなりオ−バ−な
演技をしていたのが残念だった。



そして結末・・・原作を読んでいないかぎり絶対予測できない
意外な展開。最初に見たときはとにかく驚いた。ワイルダ−の
映画は落語に似ているとよくいわれるけれどこの映画の業の深さは
歌舞伎を連想させた(ろくに見たこと無いけど)。ディ−トリッヒは
もちろんのことロ−トン・ランチェスタ−コンビの強烈な復讐。
震えました。

投稿者:ファルド投稿日:2002-11-22 20:45:24
ロバーツ弁護士が「出来すぎている・・」と言った時点でカラクリは見えたが、その後もう一波乱あるとは予測できなかったですね。C・ロートンがいい味を出していたし、内容もとても面白い。法廷サスペンスの傑作だと思います。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-11-17 00:58:53
ヒッチコックの「サイコ」と並ぶ驚愕のラスト!
特にこの「情婦」はクリスティの原作をも超えた映画史上最高のドンデン返し。
ビリー・ワイルダーはやっぱり凄い!
どちらも未見の人には絶対結末を教えてはいけません。それがエチケットというものです。
投稿者:ナラウド投稿日:2002-08-07 18:44:45
確かにラストのどんでん返しは凄い。数ある「結末は秘密に」系の映画でもピカ1だと思います。それを上手に引っ張るワイルダーの技量も勿論対したもの。だけど、その演出の技量が技量として表に出ていて、その「頑張り具合」が少々鼻につきます。やはりワイルダーの凄さというのは、納得はできるのだが感心はしません。
投稿者:あくつ投稿日:2001-04-18 02:26:49
まだ見ていない人に結末を言わないでね!、というメッセージが出る
映画ってけっこうありますが、私はこの映画が初めてでした。
最近の映画だと『シックスセンス』ですかね。
かっこいいタイロン・パワーのファンでしたが、この映画での情けな
い役もなかなかおつなものでしたよ。
投稿者:蒼天投稿日:2001-04-18 00:39:18
「騙されたと思って見なさい!」って言われて、
レンタルで見始めたのですが、なな、なんと!
1回のレンタルで、3回も見返した映画は久しぶりです。
もっと早く見ておけばよかった・・・(知らなかったなんて;;)
リチャード・ギアの映画にも、似た「法廷もの」があるけど、
どちらもイイ映画ですね。両方とも見てください。
投稿者:Longisland投稿日:2001-04-12 18:16:01
あっ!と驚くんだなこれが。
なんたって B・ワイルダー脚本だよ
↓の方 結末教えてなんていわないで 観なさい、騙されたと思って(騙してないけど)観なさい、観てください(お願いだから)
フフフ・・・
投稿者:えびぞり投稿日:2001-04-12 17:22:33
その「映画史上最高の大どんでん返し」ってどんなんですか?
教えて〜!!
投稿者:やす投稿日:2001-03-31 21:28:55
映画史上最高の大どんでん返し!!!
仰天!!ラスト10分で目が覚めた!!!
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 主演男優賞チャールズ・ロートン 
 □ 助演女優賞エルザ・ランチェスター 
 □ 監督賞ビリー・ワイルダー 
 □ 編集賞Daniel Mandell 
 □ 録音賞Gordon Sawyer Samuel Goldwyn Studio Sound Department
■ 助演女優賞エルザ・ランチェスター 
□ 男優賞(国外)チャールズ・ロートン 
【ソフト】
【レンタル】
 【DVD】情婦レンタル有り
 【VIDEO】情婦レンタル有り
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