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愛する時と死する時(1958)

A TIME TO LOVE AND A TIME TO DIE

メディア映画
上映時間132分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(UNI)
初公開年月1958/10/04
ジャンルドラマ
ダグラス・サーク コレクション 2 (初回限定生産) [DVD]
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【解説】
 アメリカ映画が第二次大戦の敗戦国ドイツの立場に立って作ったごく初期の映画で、監督は独出身のダグラス・サークだから、正に打ってつけ。そのメロドラマ作法は個人的思い入れを反映して、一段と冴え渡る。敗色濃厚な'44年早春のロシア戦線から故郷に一時帰還する独軍兵士(J・ギャヴィン)は、廃墟と化した街を見てショックを受ける。両親も行方不明で、辛うじて、幼馴染みの娘と再会する。母の主治医だった彼女の父も、ゲシュタポに連れ去られ今は消息不明だった。そしていつしか愛を育んだ二人は結婚。無事だった両親とも連絡が取れ、ささやかな幸福に浸る彼だったが、再び戦場に戻り、激戦地を転戦。いよいよ終戦も間近い初春の日、妻から子供の誕生を知らせる手紙を受け取った彼は歓んだが……。ギャヴィンとヒロイン役のリゼロッテ・プルファーが物語そのままの清純さで素晴らしい。原作は「西部戦線異状なし」のレマルク。
<allcinema>
評価
【関連作品】
西部戦線異状なし(1930)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ローランド投稿日:2012-09-11 22:27:21
  映画館まで足を運ぶ気になるようなのが上映されなくて、でも何か観たいからレンタルをと、まずハズレはないだろうダグラス・サーク作品に相成りましたが、この監督作品はこれまでに『心のともし火』『風に散る』、そして今度は『愛するときと死するとき』と、鑑賞者に似つかわしくない上品なタイトルばかりで、西原理恵子あたりが映画批評をやっていたならタイトルだけでペケにされそうだけど、この監督さんは堅実でこんどもハズレ無し、誠実な人柄なんでしょうね。  

  前線で過酷な日々を過ごす兵士が休暇を得て帰ってみたら、やすらぎを与えてもらえるはずの故郷も戦禍に巻き込まれ空襲に怯える日々なのだけど、この故郷に帰って無傷の街並みから空襲で破壊された廃墟に至るシーンなどセット作りに随分と金をかけたのではないかと思わせるし、それに冒頭の行軍からして、映像もなかなか見せてくれるものがあります。  

  廃墟で行方不明の両親を捜すうちに幼馴染に出逢い慌しいラヴロマンスとなるわけですが、この幼馴染の女性のエリザベートは空襲警報が出ても慌てず騒がず、避難する前にまず鉢植えに水をやってからと自身の生き方価値観を大事にする頑固と言いたいほどの気丈な女で、他にも、空襲警報で避難した地下室での歌姫や、兵舎にいる道楽が過ぎての痛風の半病人、それに、民間人が国家権力から特別な権限を与えられたらよくありそうな、自分よりも立場の弱い人間に対して嫉妬や虚栄など人間の持つ醜くさを顕わにする監視員の女に、戦時下でもうまく立ち回って贅沢な暮らしをする幼馴染の男など、物語をドラマティックに面白くする要素は多くありながら、この監督は面白くしようなどとは考えていないのではないかのように落ち着いた雰囲気で話は進んで行きますが、それだけに猜心が仇となる瓩襯┘鵐妊ングが心に突き刺さります。   

   えーと、へんなところに西原理恵子さんの名前を出してしまったけど、今から十年ほど前になりますか、週刊誌に出ていた『鳥頭紀行ぜんぶ』の広告の、波打ち際に頭から椰子の木を生やして布団を被って寝ている人間を、この世のものとは思えぬ犬様の生き物が揺すり起こして、傍らには羽根をむしられた鶏が歩いているあの絵、それを見てから、もともとマンガはあまり読まないのだけど我が家にあるマンガ本はこの人のもの以外は無いくらいでして、今も感性のエッジは鈍っていない・・・どころか、ますます鋭くなっているみたいな西原理恵子さんに、どこかで映画評を連載してくれないものかなって期待をしています。  馴れ合いで棲息している業界人などはみな吹っ飛んでしまいそうです。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2011-08-01 22:52:26
 プロローグからエピローグまで厳しいが美しい映画だ。まず冒頭近く、農民達を処刑するシーンの仰角カットが圧巻。本作も全編に亘って息を呑むような仰角の画面が随所にある。ジョン・ギャヴィンが瓦礫に立つカット等。また、ヒロインであるリゼロッテ・プルファーの住む部屋のシーンは悉く肌理細かな演出だ。設定が閉所ということもあって演出もタイトで息詰まる。あと原作者のレマルクがしっかりセリフのある重要な役をこなしており驚かされる。そしてギャヴィンの友人で党の支部長に出世している男の家を訪れた際のデカダンも特筆すべきだろう。はべらせている女の描写も簡潔で良いが、ロシア戦線で民間人にウォッカをかけ焼き殺した話−レイヤーケーキと云う−これをマッチ棒で再現する狂った軍人が面白い。こういう部分を「告発する」という姿勢では無くあくまでも淡々と描いているので深み、複雑さが増す。複雑さということで云えば、ラストの突き放しも驚くべきものだ。
投稿者:Ikeda投稿日:2010-07-25 12:51:58
ルイス・マイルストンの「西部戦線異状なし」は名作の誉れ高い映画ですが、同じレマルクの原作として、こちらも名作と言って良いと思います。ナチの横暴の問題はさておき、戦争の悲惨さを十分に描いていて、ジョン・ギャヴィンとリゼロッテ・プルファーの淡いロマンスも綺麗に展開されています。そして二人に高級レストランを紹介するロイター役としてキーナン・ウィンが面白い役をやっています。更に原作者レマルクがポールマン教授として出ていますが、この人の映画出演はこれ1本しかないので貴重な映像です。
なお、空襲警報が鳴って防空壕に待避するシーンがありますが、これを聞くと戦争中を思い出してしまいます。私自身は幸い空襲を直接受けずに済みましたが、東京の私の生家に移り住んだ人が、防空壕に入っていたのに拘わらず、焼夷弾の直撃を受けて亡くなったと戦後に聞いて暗然としたことを思い出しました。
投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2010-07-05 10:34:31
NHKBSで鑑賞。

典型的Melodramaなので、好みがハッキリ分かれるところだが、わたしゃこういうの好きですねぇ。
Lastも予定調和だが、この方が間違いなく余韻は残る。
この週に放映されたダグラス・サークの作品ではこれが1番気に入った。

主演2人のCoupleが初々しくて好感持てますねぇ。
絵に書いたような好男子ジョン・ギゃビンは同性ながら惚れ惚れするが、リゼロッテ・プルファーも素晴らしい。
特に笑顔がとてもCharmingで、この笑顔を観ているだけで癒される。

ティモシー・ハットンの親父がチョイ役(自殺する純朴な兵士)で出演しているが
何より主演2人に次いで目立ったのは、Gestapo役クラウス・キンスキー。
あの異様な眼光はこのMelodramaでも輝いていた。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 17:22:16
ジョン・ギャヴィン
投稿者:アリョーシャ投稿日:2006-02-20 16:28:53
第二次世界大戦をドイツ側から捉えているアメリカ映画、という点が珍しい。(同じ原作者(レマルク)の「西部戦線異状なし」もアメリカ作品ですね。)
全体をつつむムードが素晴らしくアメリカ映画というよりはヨーロッパ映画を見ているような印象を受けました。やはり監督がヨーロッパ出身のダグラス・サークだからでしょうか?
主演のジョン・ギャビンとリゼロッテ・プルファーが、ともに清潔感溢れる美男美女でとても好感がもてました。
何故この作品はビデオ化もDVD化もされていないのでしょうか?是非もう一度見たいので発売してもらいたいものです。

p.s. 漸くDVDが発売されたので、早速購入し再見しました。30年以上も前に見た感動はそのままでした。全体的に漂う雰囲気と主演二人の印象は変わることなく、私の心を満たしてくれました。D・サークは再評価が待たれる監督の一人だと思います。(2007.12.31)
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 音響賞Leslie Carey Universal-International Studio Sound Department
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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