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甘い生活(1959)

LA DOLCE VITA
LA DOUCEUR DO VIVRE [仏]

メディア映画
上映時間185分
製作国イタリア/フランス
公開情報劇場公開(イタリフィルム)
初公開年月1960/09/20
リバイバル→ジョイパック-82.6→ザジフィルムズ-2001.1
ジャンルドラマ
映倫G
甘い生活 Blu-ray
参考価格:¥ 4,104
価格:¥ 3,327
USED価格:¥ 6,836
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甘い生活

【解説】
 強烈な通俗性の中に、豊潤な映像美学を開花させ、一つの大都市をこれだけ魅力的に捉えた作品は他にない。この映画の主役は間違いなくローマそのものだ。無論、M・マストロヤンニという最適の語り部を用意してはいるが。作家志望の夢破れて、今はしがないゴシップ記者のマルチェロは豪華なナイトクラブで富豪の娘マッダレーナ(A・エーメ)と出会い、安ホテルで一夜を明かす。ハリウッドのグラマー女優(A・エクバーグ)を取材すれば、野外で狂騒し、トレビの泉で戯れる。乱痴気と頽廃に支配された街ローマ。同棲中のエンマは彼の言動を嘆く。二人で訪れた友人スタイナー一家の知的で落ち着いた暮らしぶりを羨むマルチェロだが、彼らも子連れの無理心中で突如死に、残るは絶望の実感のみ。いよいよ狂乱の生活に没入するマルチェロは海に近い別荘で仲間と淫らに遊び耽る。彼らが享楽に疲れ果てた体を海風にさらす朝、マルチェロは波打ち際に打ち上げられた怪魚の、悪臭を放って腐り果てるさまを凝視した。彼方で顔見知りの可憐な少女ヴァレリアが声をかけるが、波音に消されて聞こえない。かくて純粋な青春の時は終わったのか……。素晴らしいラストシーンを持った、フェリーニにしか描けない都市のデカダンスが弾ける。N・ロータの音楽も多様な変奏を聴かせ、映画と完全に溶け合って見事。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16130 8.12
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【ユーザーコメント】
投稿者:のうずい投稿日:2014-11-08 11:47:56
「道」「崖」「カビリア」と三作見てきて、その後にこの映画を見ると
そこではじめて今作の主人公の空疎な人生の虚しさみたいなのが分かるかなぁ
と思いました。撮られた順番通りに見てよかったという感じです。
いきなりこれから見ていたら、果たしてどうだったか?
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-06-09 10:55:41
フェリ−ニの映画はどうも好きになれない。女とみれば口説くことしか考えないマルチェロ、欲求不満の不感症女マッダレ−ナ、胸ばかりがデカイ女優、口喧しいばかりで可愛げのないエンマ、誰にも感情移入出来ずにあくびをかみ殺しながら映像を見ていた。その中で登場したスタイナ−(キュニ−)のスラリとした長身と背筋の伸びた佇まいに“おやっ!”という新鮮な感じを受けたのだが、不可解な死に方でこの空気の澱んだ舞台から早々に退場してしまう。貴族の館でのデカダンスを尽くしたパ−ティの場面はそれなりに見応えがあったが、夜明けの浜辺に引き上げられた怪魚(エイ)の虚ろな目には、己を取り巻いて覗き込む連中の姿はどれも似たような煉獄をさまよう影としか映らなかったのではなかったか。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2014-05-05 16:00:20
フェリーニという監督は作品とともに好き嫌いが分かれるところですが、
本作品などをみると、改めて通俗的で目で見る楽しさのある
面白い作品をつくっていたのだなと思います。
後の極彩色の映像美でその美術には圧倒されながら
内容的には浅く物足りなさを感じる作品群に比べ、
本作品は名作「道」のような感触で、
登場人物の心の闇を垣間見る思いがします。
いくつかの場面の凄まじいエネルギーを
感じさせる演出力には感心します。
モノクロ映像の陽光が大変眩く美しいです。
主人公に少しも共感できないのは、
彼のはっきりとした感情を読み取れないからで、
その当たりをマストロヤンニは上手く演じていると思いました。
主人公の女たらしぶりと美少女の視線にはまいった。
投稿者:nabeさん投稿日:2013-08-25 11:24:14
言わずと知れたF.フェリーニの傑作である。
ローマの夜の街を舞台に、主人公を取り巻くパパラッチや芸能人たちの退廃的な日常を美しいモノクロの映像美と、N.ロータの甘美な音楽で流していく。ストーリーに特にこれといったヤマ場はないが、この映画の中に入って一緒にM.マストロヤンニたちとローマの夜を徘徊している気分が実に心地よい。
A.エクバーグが強烈な個性を放っているので、どうしても彼女の印象が強いが、実際の登場場面は前半だけで、むしろ本当のヒロインはA.エーメである。彼女の知的な美しさと、A.エクバーグの華やかなグラマーぶりが対照的でどちらも美しく、主人公の困惑ぶりが良く分かる。
夜のトレビの泉で噴水をあびるA.エクバーグは、映画史に残る名シーンとして名高い。彼女をここまで魅力的に映像に残してくれたフェリーニに、映画ファンは感謝すべきだろう。
投稿者:クリモフ投稿日:2013-02-05 19:16:12
もう何年も前に観た記憶があるのに、オープニングとラストしか覚えていない状態で再見。この場合たいてい劇的に印象が変わるのが常ですが、まああまり感じ方自体は変わりませんでした(笑)
名作との評価が固まっている一方で、「意味不明」との否があるのも今回の鑑賞で納得いたしました。たしかに一貫したストーリーの無さは散漫に見えることもあるし、これいるのかなぁ、と長尺に退屈になることもちょくちょく。ただマルチェロがどんな時も「乗りきれていない」雰囲気は独特で(マストロヤンニの好演もある)その鬱積した消化不良感が不思議な魅力になっている映画でした。
個人的には「深く読み解く」のは苦手なので、演出の意図やらメタやらの螺旋階段に入りたくないのですが、それを考えなくても面白いという感想に。こういうフェリーニのスタイルは好きにはなれませんでしたが、十年後くらいに再挑戦してみようと思わされました。
投稿者:pochiko投稿日:2012-03-20 17:11:07
私にはフェリーニは、というかこの映画を理解できません
映画とはなんでしょうか、娯楽ではないでしょうか
映画を楽しむのに、フェリーニとかなんとか小難しいものを理解する必要があるのでしょうか?
私はないと思います。
そう考えるとこの映画はクソです。
チンパンジーでも作れそうな意味不明映画です。
クソ中のクソです。クソであることは別にかまいません。しかし、フェリーニを理解してない、と鼻もちならないバカがいることには怒りすら覚えます。
投稿者:Bill McCreary投稿日:2011-11-13 11:40:37
「午前十時の映画祭」でやっていたので見ました。すこし長すぎたな。特定のストーリーというよりエッセイ的に淡々と日常を描写するという映画だったので、長さはちょっとこたえました。アヌーク・エーメを見られたのは嬉しかった。あとアルバイトの少女はかわいかった。http://blog.goo.ne.jp/mccreary
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 23:56:30
フェデリコ・フェリーニ
投稿者:uptail投稿日:2009-07-04 19:09:36
アヌーク・エーメ
投稿者:オネエ投稿日:2009-05-15 16:38:48
【ネタバレ注意】

アタシの若い頃(って、今の歳は聞かないで!)、フェリーニは既に巨匠ということになっていてね、ちょっと映画を観ている人の仲間うちだと「フェリーニが解らないのはバカ」みたいな雰囲気だったのよ。ビデオがない時代に名画座探してね、『8 1/2』を何としてでも観ようと3回チャレンジしたけど、アタシ3回とも寝ちゃったわ。

フェリーニの文法は、いわゆる映画的なものじゃないのよね。シーンは全部団子の串刺しだし、登場人物への感情移入もできないし。映画作法において、こうやってはいけないよ、というまるで見本みたいな映画なのね。でも、絵画的な要素とか、シーンの美意識とか、大勢の登場人物の動かし方とか、音楽センスは抜群なの。だからストーリーを求めずに、そっちに注目して3時間、自分を引っ張っていくしかないわよ。

見終われば、3時間という長さも、団子の串刺しも、虚しい欲望の日々を描写するのに必要な方法だったということが解るわ。
イエス様はいつも天から見守ってくれているはずなのに、どこにいるのか我々はハッキリとは解らない。天使様も微笑みかけてくれているはずなのに、我々にはその声が聞こえない。努力したところでなんになる? 享楽に耽っても、それがいったいなんだ。

若いときは解らなかったけれど、くたびれた今は、それが解るの。悲しいものね。
でも最後に天使様がカメラ目線になるのよ。「わたしは、あなたの目の前にもいるのよ」って。ちょっとだけそこに救いを感じたわ。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-05-14 18:06:09
【ネタバレ注意】

年間の映画本数が初めて200本を超えた24の時に初観賞。以後ラストのエイの死骸と「渡れない川」だけは何度も観てる。昔母親の説明を聞くまではこのシーンの意味なんて気にもしてなかったが、マルチェロが川を渡ったら嘘になるというのは、25を過ぎて解って来た。少女の「バイバイ」とフェードアウト寸前にこっちを見る所が不気味でほろ苦い。

投稿者:william投稿日:2009-05-14 17:54:59
圧巻!上映当時間違いなく最高の娯楽作品!3時間の長丁場を全くだれさせないめくるめく展開が素晴らしい!
投稿者:kk1000投稿日:2008-07-28 18:03:46
 バカみたいで笑えるところもあるし、悩みを打ち明けていた友の死という悲しさもある・・・。
 内容の濃い映画。
 2回見たけれど、この映画には独特の余韻が漂う。
投稿者:時空争奪投稿日:2008-07-26 00:33:42
やはりフェリーニには確かな演出力とパワー・・・
パワーとは何とも心許ない表現ではあるが、
実に力のある映画だと思います。
何度か見直してるがその度に新しい発見がある。
投稿者:hatena55投稿日:2008-03-12 05:59:07
これと、81/2は、フェリーニの映画の中でも、もう別格に好き。
この形式が好きなのかもしれない。

フェリーニ特有の温かい画面の質感と、ニーノ・ロータの音楽のせいで、「退廃」というより祝祭的な雰囲気に満ちてしまってる気もするが、そこがよいとこでもあるのだろう。
天使ちゃんの笑顔の印象深さといい、自分にとって最高の映画のひとつ。

投稿者:Ikeda投稿日:2005-03-17 12:21:03
一貫したストーリーがない上に、長い映画なので見ていて疲れます。最初にヘリコプタでキリスト像を運ぶ映像からして、よく意味が解りません。声が届かないのが当たり前なのに、話かけるのが馬鹿げていますが、単にラストの浜辺でヴァレリア・チャンゴッチーニの声が聞こえないシーンと対応させているのかとも思いました。しかし伏線にしては、あまり意味がないと思います。
その後も断片的なイベントが続きますが、オムニバスという訳ではなく、幕間ショウの寄せ集めの感じです。マルチェロ・マストロヤンニも自分が何だか解らない演技ですし、イヴォンヌ・フルノー、アヌーク・エーメ、アニタ・エクバーグ他、女性も入れ替わり立ち替わり出てきますので解りにくいです。更に、所々意図不明の演出もありました。
これだけエピソードを並べて、後は観客に解釈しろという作品で、それをどう受け止めるかが評価の分かれ目ですが、私には好きになれない映画です。
投稿者:安静投稿日:2004-11-18 00:31:22
たまたまタルコフスキーの『鏡』とベルイマンの『野いちご』と立て続けで見ることになったこともあり、映画ってとってもいいなァと改めて思ったりしました。
3作に共通していますが、基本の日常性の対し、そこからの逸脱、あるいは非日常性または夢か彼岸の世界が誇張されることなく表現されています。それによって後者が前者に忍び寄り、いつの間にか取って代わっていたりするので、(とりわけ「何語を喋っているんだ?」あたりからがクレシェンドポイントだと思われます)混乱と浮遊感がとても現実的というか、不安や一種の憧憬が見る者の心を占めていきます。
それにしても生きていくって息苦しいな…という感想も強く抱かれました。つらい。
投稿者:yuiko投稿日:2004-09-10 21:11:14
トレビの泉でキスしようとしたら、噴水が止まるところ、ラストで少女が声をかけるが波の音にかき消されて聞こえないところ。この二箇所に、特にしびれた。
投稿者:さち投稿日:2004-06-13 08:22:51
マストロヤンニ最高 今自身最高の俳優だ すごく女たらしにみえる所も魅力の一つか 内容は監督の無二のセンスが爆発している こんなに次の展開が読めないのも珍しい 
あと最初はこのペースを掴むのが大変だった
投稿者:J.T.投稿日:2003-08-15 01:34:48
この映画の良さはちょっと前までまったくわかりませんでした。久しぶりに何気なく見て、なかなか「辛辣で毒のある作品」なのだとようやく理解できました。以前は、ローマの退廃した風俗をだらだらと描写しているようにしか見えなかったのですが、今回見たら、シーンのひとつひとつのエピソードが積み重なってきれいに発展していくのがよくわかりました。行き着く先は「逃れようのない虚無」。「ガキにはわからない内容なのだな」と思いました。特に、マストロヤンニが主人公とはいえ、その胸中を表現するのにまったく説明的な手法がとられていないため、彼の胸中が想像できなければ「だからなんなんだ」といいたくなる作品にしか見えないでしょう。くらげのように、いい加減に生きているように見えるマストロヤンニの胸中に空しさを汲み取れなければ、作品を冒頭から見誤るでしょう。説明を一切排して、映像イメージとシーン設定と演技だけで、この微妙な感情を表現しているあたり、僕には相当、高尚な作品に見えました。よかったです。
投稿者:higeoyazi投稿日:2003-07-03 11:36:03
ええわ〜 大好きです。こんなにも美しいショットの連続する映画は そうそうないでしょ。見れば見るほど いい!!
投稿者:ルミちゃん投稿日:2002-01-11 19:09:21
【ネタバレ注意】

この映画、青春群像から全く進歩のない作品であり、約3時間のこの映画、いかがなものかと疑問を抱かざるを得ません.ついでに付け加えておけば、青春群像もこの映画も、ゾラの示した自然主義から抜け出したものではなく、また、完全にその形式が実践されておらず、この意味で芸術作品ではありません.

青春群像との共通点をあげれば、まず第一に青春群像での駅員の少年が、この映画では海辺の店で働いていた少女に等しい存在と言ってよいでしょう.そして描かれる人間像は、決して満たされることのない満足を求める者たちであり、この点もなんら変わることがありません.
一応この映画を書けば、マルチェロの父親は映画全体で描かれる人間像とは対照的に、自分の世界に満足を求める生き方をする人間として描かれている.
今一人、自殺した男は決してこの様な生き方に、満足の行くものを求めることができないことを示していると言えます.

まとめれば映画全体に描かれている者は馬鹿ばかり.決して手に入れることのできないものを追い求める者たち、言い換えれば常に不満を抱いて生きている人間を描いているに過ぎないのです.自分でそうした境遇から抜け出すことのできない人間を描いている、と言ってもよいのですが.

重ねて書けば、青春群像から全く質的な進歩がなく、この作品自体に評価すべき点を見出すことはできません.

あえて書き足せば、カビリアの夜の撮影中にジュリエッタ・マシーナとフェリーニが大喧嘩をしたそうなのですが、この時点でフェリーニから自分の人生を冷静に見つめる視点が失われたのではないか.以降の作品からは、人間なんてこんなものだよと言った雑な感覚を感じずにはいられません.

投稿者:うらら投稿日:2001-09-28 00:53:05
フェリーニの作品の中で、一番好き。主人公が自分の頭の中でパニックを起こして堂々めぐりになって、というフェリーニ作品は、ちょっとウンザリだけど、「甘い生活」でのインテリの苦悩とか、都市での豊かで虚無的な生活に対する葛藤とかって、今でもやはり不変的(普遍的)なテーマで、共感させられるものが多いなあ。

と書きましたが、高校生のとき映画館で一度観ただけなのですが、観たときの興奮がすごかったので、とてもビデオなんぞで見直すことができません。映画館での上映を望む!
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-27 17:19:32
ヴァレリア・チャンゴッチーニ(天使の君)が可愛いぞ!
ほかに映画出てないのか!
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 監督賞フェデリコ・フェリーニ 
 □ 脚本賞トゥリオ・ピネッリ 
  フェデリコ・フェリーニ 
  ブルネッロ・ロンディ 
  エンニオ・フライアーノ 
 □ 美術監督・装置賞(白黒)Piero Gherardi美術
 ■ 衣装デザイン賞(白黒)Piero Gherardi 
■ パルム・ドールフェデリコ・フェリーニ 
■ 外国映画賞 
□ 作品賞(総合) 
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