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砂のミラージュ(1972)

MIRAGE

メディア映画
上映時間85分
製作国ペルー
公開情報劇場公開(ヘラルド)
初公開年月1975/09/27
ジャンルドラマ
幻想の砂漠が物語る 美しくも残酷の至上の愛! たわわな葡萄の季節は過ぎ 砂はひめやかに風紋を織る--

【解説】
 「みどりの壁」のペルーのゴドイ監督が、題名通りの幻影的映像で人間の実在をすくい取ってみせる不思議な作品。砂漠に近いある村落。'66年3月。早朝、ヘルナン少年は家人の眠る家を抜け出し、仲間と合流。砂上に簡単なゴールの立ててあるきりのサッカー場へ向かう。プロ選手を夢見る彼の一家は生活に困窮し、古トラックでその夕方、首都リマにあてもなく出発するのだ。最後の試合を楽しむ少年。休憩になり、彼は友達のホセに別れを告げようと思った。ホセは変わった子だった。広大な葡萄園を持つ地主の家の跡取りだが、彼を除き一族みな死に絶えた天涯孤独の身で、廃墟のような屋敷の中で神経を研ぎ澄まし、しばしば幻覚に囚われた。それは砂漠を走る男の姿。昼の熱気の中や月光の下を往く彼は誰? 幻の母の手引きで、ホセは彼女の遺書を発見する……。大地主ドン・フランシスコは冷酷な支配者。葡萄の取り入れに雇った労働者たちのつまみ食いを阻止するため、口笛を吹かせ続けたりは序の口、というものだ。そんな父におびえ、番頭役の青年ホアンと人目を忍んで愛を育む娘リナ。そして、ドンが二人の中を知った時には既にリナは身篭もっていた。彼女の父と二人の兄はホアンを馬で引きずり回し、砂漠の真ん中で離して言った。“生きたければ走ってついてこい。ひづめの後が消えないうちに”。ホアンはよろよろと歩き始めたが、傷ついた体でそれは到底無理なことだった。やがて、リナもホセを産み落してすぐに死んだ。あの幻の走る男の姿が父の亡霊だと知ったホセは、夕陽の向うへと走っていく幻影の後をついていく。ヘルナンの呼び声も届かない。そして、ヘルナン一家は旅立った……。映画の主役は砂漠だ。風に舞う砂が見せた哀しい蜃気楼。そんな印象のする映画。
<allcinema>
評価
【関連作品】
みどりの壁(1969)
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:sachi823投稿日:2012-02-11 01:14:19
ペルー映画を見るのは初めてでした。
「みどりの壁」ほど評判はよくなかったと記憶していますが、
私的には楽しめました。複雑な構成で全体の流れは
よく覚えていないのですが、細部の
「少年の瞳」「葡萄」と「口笛」「手からこぼれる砂」それらが
今でも記憶の中に残っています。
こういう作品をよろこんで見に行っていた時代が
あったんだなあと妙に懐かしいです。
投稿者:銀の風投稿日:2003-10-19 12:28:38
もう映画のあらすじは記憶の中で曖昧になっている。
しかし、砂漠、ブーゲンビリア、インディオの祭りなどのシーンは鮮やかに思い出される。
映画館で味わったどうしようもなくせつない思いと、映画館を出たときの虚脱感は今でも忘れられない。
もう一度、じっくり鑑賞してみたい。DVDの発売を待ち望んでいる。
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