allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

(1932)

RAIN

メディア映画
上映時間78分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1933/09/
ジャンルドラマ
雨《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 991
USED価格:¥ 1,059
amazon.co.jpへ

 Photos
雨

【解説】
 南海に降る雨をモノクロで可能な限り動的に表現するサイレント・タッチの映像にまずは息をのむ。その雨は人間の欲望を洗い流す。あるいは逆に、それに駆られる心の揺れそのものの象徴でもある。主人公サディ・トンプスンは同船した一行と共に、嵐を避け孤島の旅篭(はたご)に宿を定める。サディの部屋から流れる“セントルイス・ブルース”。彼女を忌み嫌う偽善的な牧師の妻に、信仰の力で改心させてみせると豪語する夫。彼女の職業は伏せられているが、そこに近づく男の目付きでそれと知れる。一度は更生を牧師に誓い、神の名を唱える彼女。繰り返し聞こえていたレコードの音は止んでいる。しかし、嵐の到来と共に牧師の胸はざわついて、背徳への衝動にのまれてゆく……。初期のキャリアの頂点に達したクロフォードとヒューストンの演技のぶつかり合いが凄い。嵐の醸す停滞的な雰囲気をつぶさに伝えるマイルストンの演出も偉大だ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
215 7.50
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:scar_face投稿日:2014-06-25 19:09:48
サマセット・モームの原作を映画化した「雨」。
本当にタイトル通りザーザーザーザー雨が降りしきる。子守唄みたいに。オマケにいつも通りの過剰な演出が鼻に付く。
クソ、ジョーン・クロフォード見たさに我慢したけど、やっぱりダメだった。なんでマイルストンの映画ってこんなにつまらないのだろうか。やっぱり肌に合わない。
サディ・トンプソンがデビッドソン神父の言葉を受けて改心する流れも唐突すぎて不自然。
同じ原作の映画化でも「港の女」が面白かったから、コッチも「サマセット・モームの原作なら・・・」と無駄に期待してしまったようだ。原作はみんな読んだ方が良い。
投稿者:gapper投稿日:2011-03-04 23:08:41
【ネタバレ注意】

 ウィリアム・サマセット・モーム原作の南海物作品。

 特に冒頭の部分の出来は素晴らしくトーキーに成って数年と言うことが信じられない位の出来だ。
 雨とコレラによって島に閉じ込められた人々が多くの台詞によって紡がれていく進行は、文芸作品らしい。

 問題となるのは、デビッドソン神父(ウォルター・ヒューストン)の呪文のように唱える言葉によりサディ(ジョーン・クロフォード)が改心してしまう所だ。
 余りにも唐突でB級ホラーでもないのにまくし立て、理屈で優勢だったサディが改心することに納得が出来ない。

 そしてラストへ繋がりデビッドソン神父は、自殺を図る。 その表情で何かが変ったかは分かるのだがその理由には納得がいかない。
 サディへの肉欲という見方もあるようだが、何故この時このタイミングかは示されていない。
 同様にサディも元に戻っている。 ここも理由やきっかけは示されていない。
 まるで神と悪魔に翻弄されているかのようで、それが雨によって引き起こされたかの様に映る。

 たまたま原作があったので、ざっと読み直して見た。
 サディの改心は一瞬ではなくうなされる状態がかなり続きその間デビッドソン神父は祈り続ける。
 サディが改心し始め、その替わりデビッドソン神父が疲労を訴えるようになっている。
 そして、皆が改心を認め終わったと思う頃デビッドソン神父は自殺をする。
 サディが元に戻る様子は、差がなく皆が知らぬ間に到着当時のままと言う感じだ。

 やはり、改心が早すぎるのと元に戻るまでが時間経過がありすぎると言うのが映画の違和感に通じている。
 「エクソシスト(1973)」などのホラーを見たことの影響かもしれないが、やはり原作の方が自然だと感じる。

投稿者:クリモフ投稿日:2010-09-19 12:43:48
雨のシーンは後続のさまざまの映画に影響を与えたんだと、納得の出来。ひたすら土砂降りです。長雨のため、一つの宿に押し込められた客たちというシチュエーションや、クロフォード、ヒューストン他の演技陣も素晴らしく、クライマックスの向けてテンションが上がっていったのですが、他のコメントにもあるようにサディの心境の変化が最後に引っ掛かってしまって、ややトーンダウンしてしまいました。
あと、デイビッドソンの設定もやはり日本人にはなじみが薄く理解しにくい側面もあると思います。ここは演技でカバーされてはいるんですが、サディの気まぐれとともに気になるところではありました。背徳がどうだか、ってのはどうもわかりにくいです。うーん、単に個人差か。
クロフォードは魅力的。登場シーンで吹きそうになりましたが、いやらしい目つきが非常によろしい。また、改心した後がとても美しく驚きました。この為の移り気かなとも思ったり。
名画だというのはわかるんですが、自分にはピンとこない部分もありました。うーむ、単に役者の映画って見方でよかったのかも。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-27 23:11:13
モームの「人間の絆」と併せて、本作でも描かれるのは「女は度し難い」ということであろうか。神に仕える宣教師を惑わす女、サディ・トンプソンの女豹の如し妖しさは、演出過剰気味で、大げさな感は否めない。が、クロフォードの醸し出す粘着感はなかなかのものである。
この映画では、神と相反する悪との対立を、男女の「肉欲」に置き換えている点が興味深いものとなっている。神に仕える者が、揺ぎ無い信念の下に忠実に生きてきたにもかかわらず、思わぬところで足元を掬われる。雨によって濡れた大地におぼつかない足元が、やがて揺らぎだす。
この揺らぎがヒューストンを持ってして演じせしめた、見事な所であり、この映画の見物と言って良い。マイリュストーンの演出は緩いものの、画面から漂う湿度感はなかなかのもので、それを画面に体言した、サディに狂わされていく威厳があり風格堂々たるウォルター・ヒューストンの圧倒的な存在感と、対するクロフォードのふてぶてしさと艶かしさを醸し出した演技が拮抗した結果であろう。演出を補うまでの、ヒューストンの狂い死にの有様は壮絶であり、見事である。征服されざる人々がいるとするならば、すべては己の神への背信にあるということに他ならない。いわば、ヒューストンは殉死したのであり、それだけ己に忠実であったと言うことに他ならない。しかし、忠実であれば生きられない皮肉な現実が、そこにはある。
投稿者:ミュジドラ投稿日:2006-05-20 20:25:58
 晴れていた空に急に雲が湧いてきて、ポツポツ降り出した雨がやがて滝のような降りとなって砂浜や草むらに打ちつけるオープニングは、味も素っ気もないタイトルで始まるのが普通だった30年代前半の映画としては画期的なものだった。ジョーン・クロフォード演じるサディは決して根っからの悪女ではない。むしろ宣教師夫妻の方が大変傲慢な存在として描かれている。サディが自然だとするならば、宣教師夫妻には自然を征服しようとして果たせない人類の姿が投影されているような気がした。クロフォードの豹を連想させる瞳の輝きは忘れ難い強い印象を残す。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-02-09 15:05:15
最初からずっと雨が続きますが、我々日本人と違って、これほどの長雨は経験のない所の人には、違った感情が起きるような気がします。更にキリスト教をこれだけ狂信的な面から描いたのも凄いと思いますが、あばずれ女ジョーン・クロフォードと牧師のウォルター・ヒューストンが、それを見事に演じています。サマセット・モームの短編をこれだけの映画にしているのは立派ですが、兵隊のウイリアム・ガーガンの描き方が不十分なのと、ジョーンの気持ちがコロコロ変わり過ぎる演出が気になりました。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-29 08:03:25
 まず、冒頭の雨の中の兵士達の行軍シーンから吃驚させられる。クロフォードの登場シーン(2回ある)なんか臭い演出だけど、ケレンみがあって良い。

 マイルストンの演出はとっても幼く感じるのだが、主役2人の存在感が補って余りある。しかし、この映画はクロフォードの映画か、ヒューストンの映画かと問われると答えようがないくらい2人が拮抗している。
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
 【DVD】雨2013/05/24\1,800amazon.co.jpへ
 【DVD】ルイス・マイルストン パック 「廿日鼠と人間」+「雨」2005/11/25\4,699amazon.co.jpへ
 【DVD】雨2004/09/24\3,500amazon.co.jpへ
【レンタル】
 【DVD】レンタル有り
 【VIDEO】レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION