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スリ(掏摸)(1960)

PICKPOCKET

メディア映画
上映時間76分
製作国フランス
公開情報劇場公開(映配)
初公開年月1960/08/17
ジャンルドラマ/サスペンス
スリ [DVD]
参考価格:¥ 5,040
価格:¥ 4,666
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【解説】
 貧しい大学生ミシェルは、ふとしたきっかけで、自分にスリの才能があることを発見する。一度は刑事に捕まったものの、証拠不十分で釈放されるや、再び他人の財布を狙い出す。やがてその手口は、仲間を引き込んだ組織的なものになっていった……。「抵抗」では“脱獄”をリアルにスリリングに描いたR・ブレッソンが、今度はその焦点を“スリ”に当てた作品で、実際の手口を紹介しながら、人間不信の孤独な青年の姿を描く。素人ばかりの出演者から生まれるリアリティと、様々なスリの描写によって生み出されるサスペンスが混然となった迫真の傑作だ。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
864 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:4531731投稿日:2015-10-01 16:18:18
地味な画面とは異なり、ブレッソンは非常に攻撃的な詩人である。劇中のセリフ「泥棒が優秀なら許される」。これは国家を皮肉った言葉だ。ブレッソンはスリの日常を描写することで、スリを賛美するのではない。国家と、国家を認めている民衆の批判をささやかに行うのだ。ブレッソンが素人を多用するのは、彼らには名前がないからである。俳優は、顔と身体さえあればいいのだ。顔と身体はあるが、名前が無い人物。それは、ぼくら自身たりうるのだ。つまり、観客は映画を見てスリを批判する。だが、それは同時に観客自身の否定でもあるのだ。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-04-06 17:32:29
前作の「抵抗」には文句なしに感心させられたが、この作品には少なからず首を傾げざるを得ない。学生ミシェルが開陳する「悪の哲学」は、ドストエフスキ−を知る者には手垢のついたシロモノでしかないし、肝心のスリの技も我国の伝説的な名人芸を知る我々には粗雑なもので、確かに緊迫感はあるが、その緊迫感もこんな稚拙なやり方ではすぐに気付かれて捕まるのではないかとの危惧から生じるものである。唯一の救いはミシェルを愛するジャンヌの存在である。この神話的な存在感を持つ女性が素人であるとは驚くほかはない。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:sachi823投稿日:2014-02-11 19:07:24
この監督独特の作品を支配する孤独感が
本作品でも感じられます。内容的には
スリの様々な手口が紹介されるのが興味深いです。
主人公はブレッソン作品でよくみる虚無的で
何を考えているのかよくわからない
(多分何も考えていない)人物で、
人との出会いにより、無為な人生に
一筋の光が差し込んだように感じられたのが
救いでした。
投稿者:uptail投稿日:2013-11-04 14:35:06
ロベール・ブレッソン
投稿者:bond投稿日:2011-09-23 19:09:06
【ネタバレ注意】

流れに起伏がないので、つまらない。根暗な映画。スリの手口は興味深かった。

投稿者:gapper投稿日:2010-01-25 22:59:40
 独り言によるセルフが多く、この頃小説などでも多かった悩める青春像物。

 青年の悩みとスリの手口と両方にウエイトがありスッキリしない。
 腕時計を外すテクニックや背広の内ポケットから抜いた財布を落として下で受け取るという手口を紹介しているが、気づけないとは思えない。
 肌に直接付いているものや薄いシャツに当たれば分かると思うのだが。
 切符を買うのに金を挟んで持っていて、それを取られたのに騒ぐシーンがないのも気になる。
 ないことに直ぐに気が付くはずだ。

 スリの手口はサービス的に扱い、青年の心理の方を追うべきだが、その辺が明確になっていない。
 青年の心情があいまいでスッキリしないのは、そういう性格と当時では一般的だったと思うので良いかもしれないが周りまではっきりしていない。
 刑事にしても、多くの事件を抱えて忠告に来ているはずなのにだらだらと中途半端な感じだ。
 ジャンヌにても他の男の子供を生んでしまうというのでは、ミシェルを愛しているというのに説得力に欠ける。
 監督は、青年像を描きたかったが売りがスリになり、結局負けてしまった感じがする。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2008-11-24 16:02:36
タイトルだけ見ればスリルあふれる犯罪サスペンスを期待するが、あのブレッソン映画からしてそうなるはずもなく、味気ない‘精進料理‘を食べさせられるはめになるわけだ(笑)。
グリーンの可愛さだけが、救い。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-06-13 11:41:28
スリの手口が色々披露されているのが面白いですが、非常にスロー・テンポなのがブレッソンらしいです。社会に対して疎外感を持つ主人公の行動がこの映画の主題ですが、最近でも良く聞く通り魔の殺人犯人の心情を連想させます。戦後15年経ち、世の中が落ち着いた頃なので逆にこのような人間が出てくるのでしょうが、病身の母親を、他人の世話にまかせ、本人はスリ稼業に浮き身をやっするというのは、まさに現代病と言っても良いと思います。
ブレッソンの作品によく見られる事ですが、出演者が素人だと言うことはあるにせよ、皆、無表情で感情の起伏がナレーションでしか示されないのは物足りません。そのためラストも彼が救われたのかどうかも、はっきりしていません。また、刑事の言動も良く解らないので、後半は退屈しました。
なお、バリントンという作家の本が出てきますが、調べたらジョージ・バリントンという実際のスリの話を書いた「Prince of Pickpockets」という本があるので、それを言っているのではないかと思います。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2007-07-29 13:04:18
11分でリタイア。

追記 08-6-10(火)
ネオリアリズムとは違うアプローチで臨んだようだけど、傑作というには無理がある。「無駄な描写を省いてる」ので話が絵的に繋がっていないし、キャラクターの行動も突飛に見えてしまう。おまけにスリの連携プレーのシーンは陳腐だった。下敷きにしている「罪と罰」の主人公のテーマである「神への挑戦」は、今では通用しないだろう。ジャンヌ役の女優が可愛かったが、彼女がのちにエマニエルとレズプレイするビーだったとは。観返しても別人にしか見えなかった。
投稿者:さち投稿日:2006-08-24 10:25:12
面白い
投稿者:caboss投稿日:2004-03-17 23:00:52
多分、高校生の時に偶然、深夜映画で観たのに未だに頭に残ってる印象的な作品。
確かモノクロ(単に家のTVが白黒だったのかも)の乾いた画面に、
淡々と、でもドキュメンタリーでも観ているようにリアルに摺師の技を映し出していて、是非また観たいと思ってる作品です。
投稿者:えぬ投稿日:2001-11-06 20:05:32
この映画、小学生4年ぐらいのとき、テレビで観た。その時の強烈な印象は、今でも覚えている。この当時観たもので「眼には眼を」があるけど、それと同じくらいのショックを受けた作品。上質なサスペンス+心を揺さぶる人間ドラマ。
投稿者:O.K.投稿日:2001-06-02 02:13:03
要するに「罪と罰」の再話であり、抜き出されたエピソードがほぼ小説の時系列に沿って配置され、新たなエピソードが加えられている。監督自身もを劇中における引用(名指しではないが)でも明らかにしている。あくまでも映画は映画として「オリジナル」な存在であるとした上で、殺人と窃盗(スリ)、自白と現行犯逮捕(おとり捜査による)といった最重要点の置換、登場人物の数および性格付けの差異に伴う劇展開の変更、ヒロインとの関係性、主人公の「罪」認識の深度、これらの点を意識しつつ小説と併せ見るとさらに興味深く内容に踏み込むことができるだろう。ブレッソンがドストエフスキーを換骨奪胎したのか、肉薄しえたのか、あるいは呑み込まれてしまったのか。
投稿者:長春投稿日:2001-05-02 20:32:30
この主人公は人生の目的を持っていない。そこで、地下鉄の中で見たスリの技術が目的となってしまう。そこで、部屋でスリの技術の練習を繰り返すが、その映像が虚無感を醸し出す。この映画では、青年の虚無感は下宿屋の娘に救われることになる。主人公の高いプライドと虚無感がロベール・ブレッソンの作品に共通するものではないでしょうか。
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-28 00:10:38
 ブレッソンらしい手の指のスペクタクル。駅構内から列車へと続くスリのシーンが凄い。指の訓練でピンボールというのも面白い。
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