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スワンプ・ウォーター(1940)

SWAMP WATER

メディア映画
上映時間90分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ウィズダム)
初公開年月1994/10/26
ジャンルドラマ
スワンプ・ウォーター [DVD]
参考価格:¥ 2,990
USED価格:¥ 3,240
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【解説】
 ルノワールがアメリカに渡って作り上げた作品。罠師の男と、殺人の罪を掛けられた男との交流を描く。冤罪を被って、ジョージアのオケフェノキー湿原の奥深くに隠棲する男ブレナンが、血気に逸って迷い込んだ猟師のアンドリューズを助ける。父親(ヒューストン)から彼を敵視するよう吹き込まれていたアンドリューズは反省して、気狂いじみた人間狩りの標的となっていた彼を救い出し、父の側にあった不正を知る。名バイプレイヤー、ブレナンが珍しく主役を張って渾身の演技をみせ、その巧みさには舌を巻く。彼のたくましき原始生活にアンドリューズが加わっての飄然とした描写に、自由人ルノワールのタッチが活きる。興味深い辺境の因果話で、脚本(フォード作品でも知られるD・ニコルズ)のクセが強すぎる気もするが、そこが魅力でもある一篇。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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533 6.60
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2011-10-12 22:06:34
 「大いなる幻影 (1937)」のジャン・ルノワール監督のアメリカ初作品。

 まだ17歳で大人になっていない体型のアン・バクスターが初々しい。
 ダナ・アンドリュースが主演ではあるが、父親役のウォルター・ヒューストンと沼にすむ逃亡犯役のウォルター・ブレナンが大きく支えている。

 ジョージアの南端のオーキフェノーキーと呼ばれる湿地帯の話で映画ではあまり出てこない土地だ。
 出てくると言えば、「仮面の米国(1932)」や「ネバダ・スミス (1966)」の様に犯罪者の収容地(刑務所)などしか記憶にない。
 そういえば、「仔鹿物語(1947)」が在ったか。

 青年の成長に冤罪被害、偏見、孤立感などいくつ物要素が絡み合っていているが雑多には感じない。
 この辺が、ジャン・ルノワール的でフランス的ということかもしれない。

 それにしてもDVDのジャケットのアン・バクスターは、「イヴの総て (1950)」や「私は告白する (1953)」とは別人のようでらしくない。
 DVDには”誰?”と言う写真が使われることが多いように思う。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:Ikeda投稿日:2010-09-29 14:59:00
2次大戦が始まってジャン・ルノワールがアメリカに渡って最初の監督作品ですが、それを歓迎するかのように大勢の著名の俳優が出ている映画です。主役のダナ・アンドリューズを始め、その父にウォルター・ヒューストン、無実で追われて沼地に潜むウォルター・ブレナン、彼を陥れたウォード・ボンド、それの共犯であるジョン・キャラダインなど、西部劇の脇役として実績のある俳優が出ています。それにデビューして間もない若いアン・バクスターまで出ているのが楽しいです。
ジャンルとしては西部劇ですがルノワールの作品のためか、かなり人情的な面が強調されていて、湿地帯での撮影などを見ていると、どこかフランス映画を思い出せるような感じのする佳作だと思います。
投稿者:TNO投稿日:2009-10-30 21:18:29
ジョージア州オーケフェノーキー湿原を舞台とした異色中の異色西部劇。冤罪で縛り首となるはずの農場主(ウォルター・ブレナン)が、湿原に逃れて隠棲しているのを発見した主人公(ダナ・アンドリュース)が、冤罪を晴らし、その娘(アン・バクスター)と結ばれるという物語。物語の独自性と充実した俳優陣の演技で、質が高い。ウォルター・ヒューストンは、若い後妻を迎えているが、妻メリー・ハワードのジョン・キャラダインとの不貞を疑い、実の息子アンドリュースは親に逆らい悩みが深い。アンドリュースは、恋人ヴァージニア・ギルモアとすれ違い・・という複雑な人間関係の描写が物語の展開のキーになっている。監督ジャン・ルノワールは、ドイツのフランス侵攻から逃れ、本作が米国第一作となった。タイトルロールでは、役者4名がいきなり脇役のクレジットのように並列で出てくる。一番上がブレナンなので、形式的には主役なのであろうが、よく見るとその上に小さくwithとなっている。ということは、制作者の意図としては、主役は映画のタイトルである"Swamp Water"で、ブレナン以下の俳優達は総て脇役ということなのであろう。隠遁者ブレナンの演技は、凄みがある。バクスターは、デビュー間もなく、後のイブの総ての頃と比べると、少しぽっちゃりしている。キャラダインは、人殺しや豚泥棒を犯した悪党ワード・ボンド、グイン・ビッグボーイ・ウィリアムスの兄弟役コンビに迎合し、人妻ハワードに言い寄る優柔不断な男を演じた。ユージン・パレットは、人がいいが少し頼りない保安官。ボンドは、最後に湿原に追放される損な役。その弟役のビッグボーイ・ウィリアムスは、哀れ底なし沼に飲み込まれてしまう。ラッセル・シンプソンは雑貨屋の親父がよく似合っていた。妻がメエ・マーシュだ。ジョー・ソイヤーは、役名からすると、ヒューストン家族の親戚のようで、リンチにかけられていたアンドリュースをヒューストンとともに介抱していた。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 11:18:51
演出:9
演技:8
脚本:8
音響:7
投稿者:ルミちゃん投稿日:2007-04-11 00:20:13
【ネタバレ注意】

ワニに食べられることがあれば、毒蛇に噛まれて命を失うこともある.それが自然の掟と言ってよい.
湿地帯で暮らす逃亡者のトムは、原住民の友達から自然の中で暮らす方法を学んだという.無実の罪で、人間の作った掟、縛り首から逃れるため、彼は湿地帯で自然の掟に従って生きる道を選んだのだけど.
悪人の一人は、底無し沼に沈んでしまった.これも自然の掟に従った結果と言ってよいのか.今一人の悪人に対してトムは、町へ戻れば縛り首が待っている、人間の作った掟で死刑になるよりは、果たして生き延びられるかどうか、湿地帯の中で自然の掟に従うように勧めたのだった.
人間の作った掟で縛り首になるよりは、果たして生き延びられるかどうかは別にして、自然の掟に従って生きる道を選んだ方が.....つまりは、死刑反対を訴える映画なのね.
ジョージア州は東部だから西部劇ではない.南部劇というのが適当なのか、この映画、悪人が鉄砲を3発撃っただけで、それも当たらなかった.描かれた限り、子猫が数匹犠牲になったけれど、おれが正義だと言って誰も鉄砲を撃ちはしなかったのが、この映画であり、付け加えれば第二次世界大戦中に撮られている.如何なる理由であれ、人間を鉄砲で撃つような者は悪人なのね.
人間の掟に従って人間同士が殺し合うより(戦争をするより)、自然の掟にしたがって生きることを考える方が、例えば様々の病気と闘って生きることの方が、大切である.

投稿者:緑茶投稿日:2006-12-04 21:30:47
【ネタバレ注意】

俳優もスタッフも豪華なのに、フリーキーで脳ミソのちょっと溶けたB級エクスプロイテーションカルト作を観ている様な不思議な映画。とくにジョン・キャラダインとメアリー・ハワードの顔は典型的なB級顔でちょっと憂鬱になりそう。まあそこがいいんだけど。バッドが底無し沼に沈む場面もなんだかしょぼくて笑える。ルノワールは多分わざとそういう風に作ったんだろう。ヒューストンとハワードが年の差がえらく離れた(仮の?)夫婦でその息子がアンドリュースてのもいかにも辺境地らしい怪しさが漂う。ウォルター・ブレナンの迫力満点の怪演は見ごたえたっぷりでヒューストンも息子思いの粗野な父親というベタな役ながら凛とした存在感はさすが。アドベンチャーでもなくアクションでもなく親子の絆がテーマでもなくなにが言いたいのかよくわからんうちに、いかにもハリウッドらしい粋なラストで妙に納得してしまう。

投稿者:Katsumi Egi投稿日:2000-12-31 06:19:36
 隠れるという説話的主題を一貫して描いた映画だ。
 だから、ダナ・アンドリュースが拷問を受けるのは、川に頭をつけられる
かたちだし、仇役であるワード・ボンドの兄弟が死ぬのは底なし沼に沈むわ
けだ。また、アン・バクスターが牛の陰に身を隠す身振りの奇異さと驚き。

 ウォルター・ヒューストンの家の窓の大きさと高さのアンバランスさ。
また、ラッセル・シンプソンの雑貨屋の窓の大きさ!そして、ジョン・キャ
ラダインの寝床のシーンの窓とドアの使い方のすばらしさ!

 ウォルター・ブレナンが毒蛇に噛まれるカットの凄い撮影!しかし気力で
蘇生するブレナンの荒唐無稽さよ!
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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