聖者の眠る街(1993)THE SAINT OF FORT WASHINGTON
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【解説】 親に頼らず美術学校で写真を学んでいた苦学生が、アパートの立ち退きを食らい、吸い込まれるように路上に暮らし始める。今のニューヨークでならありふれた現実かもしれない。しかし、ホームレスの生活は過酷だ。警察はただ、治安の悪いシェルターに彼らを放り込めばこと足りると思っている。そんな中、とまどう彼に口汚くであるが、あれこれ構ってくれる黒人の男がいた。彼は他の連中と違い、切実にこの境遇から抜け出ようと、車の窓拭きの“仕事”にも精を出していた。そのバイタリティにつられ、青年も協力。いつしか二人して八百屋を始め、念願のアパート暮らしもできるようになるのだが……。ディロン（このところ彼は地味だがよい脚本を選んで、ちょっとマジである）、グローヴァーともに素晴らしく、擬似的親子の情愛をホームレスの生活の中に切実に表現、自力更生の過程も嫌味なく描かれ、これを見れば「フィッシャー・キング」が例えファンタジーだとしても、どうにも嘘寒く感じるはずだ。 ＜allcinema＞  【関連作品】
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下の方もコメントされていますが、マット・ディロンのヤングアダルトスター(今言うとかなり恥ずかしい)と呼ばれた全盛期を知ってる世代の人なら、この映画をリアルアタイムで見たとき、スターの時代の移り変わりを感じたんではないかな。でも今でも第一線で頑張っているので嬉しいけど。
地味だけど秀作。切々と泣く映画ですね。
私の中では隠れた名作。詳細は書かないがマット・ディロン、ダニー･グローバー共に実に素晴らしい。マット・ディロンにとっては間違いなく後にも先にも最高の作品。（なんでこの後あまり出てこないか、また出てきてもあんな映画達を選ぶのか不思議）
アメリカもこんな映画を作れるんだなって正直感心してしまった。Ｗ杯を見て韓国を応援する気なんてさらさらなかったけど、『ＪＳＡ』って映画が韓国の人達に受け入れられるのなら、アジアだとか共催だと関係なしに素直に応援しようとおもっつちゃった。この映画もそんな映画になればいいなと思うんだけどな。ならないかな？
地味に静かに、でも確かに、良質な俳優になっていくんだろうなと印象づけるマット・ディロンの演技でした。http://homepage2.nifty.com/hide777