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制服の処女(1931)

MADCHEN IN UNIFORM
GIRLS IN UNIFORM
MAIDENS IN UNIFORM

メディア映画
上映時間83分
製作国フランス/ドイツ
公開情報劇場公開(劇場公開)
初公開年月1933/02/
ジャンルドラマ/ロマンス
制服の処女 《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,050
USED価格:¥ 1
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【解説】
 女性が女性同士の愛(ほのめかし程度ではあっても)を初めて描いた、キャスト・スタッフこれみなすべて女性という究極の女性映画。トーキー時代を迎えて間もないドイツ映画界の底力を感じさせる傑作。
 ポツダムにある厳格教育で知られる全寮制の女学校が舞台。14歳の少女マヌエラは幼いとき母を亡くし、軍人の父の手ひとつで育てられた。年頃を迎えここに預けられるのだ。震える少女を、担任のベルンブルグ先生は威厳をもって接しながらも、慈愛に満ちた目でみつめていた。同室の少女たちも快く彼女を迎える。そこで皆は息詰まる昼の時間を忘れて伸びやかに過ごすのだった。月夜の晩、マヌエラは仲間の一人にせがまれ、亡き母の想い出を語って涙する。そこへ注意に訪れたベルンブルク先生も同情して身の上を聞き、マヌエラを暖かく励ます。先生のおやすみのキスは皆の憧れだ。マヌエラはその夜、それを初めて受けて感涙にむせぶのだった。しばらくして、彼女の破れた下着を見かねた先生は、自分のを一枚そっと手渡した。マヌエラはまたも喜びに涙する。その感情は確かに愛と呼べるものだ。学芸会の日が来た。皆でシルラーの戯曲“ドン・カルロス”を演じることになり、マヌエラは主役である。男装のマヌエラの熱演は皆を熱狂させた。その晩の食事には生徒たちにもワインが振舞われ、感激の美酒に酔ったマヌエラは周囲を仰天させる告白をした。ベルンブルク先生を愛しています、私、幸福よ……、と。そして失神した彼女はその後先生と逢うことを禁じられた。絶望に立ち入り厳禁の階段を往くマヌエラ。手すりを乗り越えると、仲間たちの絶叫が届くや否や、彼らに制止されるその自殺行為。ここでも冷ややかな態度を取る校長に皆の視線は厳しい。もはや、去るべきは先の件の責任を取ろうとしたベルンブルク先生ではなく、愛のない校長その人であった……。先生を演じたウィークはたちまちハリウッド作品に招かれるほどの好評を博し、マヌエラのティーレも若い女性のアイドルとなった。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2012-05-16 10:00:26
映画の本当の面白さを分からなくする。禁断のレズビアンの映画などと言うのはナンセンス。
この映画が80年後の今でも鑑賞に堪えられるのは、登場人物が全員女だけという奇天烈な発想と若々しいお色気とユーモアとチラリズムのためだと断言したい。そして主役の女の子は今の日本にもいそうな可愛い子チャンタイプで、いかにも同性の女の子から愛されそうな感じなのだ。美人教師も確かに美しい。
マジメな場面の個々の演出は、サイレント調が抜けておらず感心しない。しかし女の子たちの先生の目をかすめたバカ騒ぎやおふざけシーンが何ともすばらしい。胸を膨らましてボタンをはじけさせる特技を持つ子に皆が「すごいボディーね」と笑いこけるところなど傑作。今も昔も若者はバカで陽気なのだ。

校長が「軍国主義の象徴」みたいに解説されることもあるが、それは間違い。
1931年はまだワイマール共和国時代で、ヒットラー路線になる前だ。この学校はあくまで規律と鍛錬重視のドイツ精神を教え込む学校なのだから、この校長の言っていることはまともなのだ。ちょっと悪者のように扱われるのは可哀想。しかしその容姿のすごいこと、さすがにこれがドイツ表現主義?

投稿者:william投稿日:2010-08-12 02:33:14
これまで見たトーキー映画の中でも、特に重厚な逸品。
真の愛を求めるが故の結末だった気がする。
投稿者:ムタト投稿日:2004-07-03 20:00:53
トーキー初期のドイツ映画には数々の優れた作品がありますが、本作はそれらを代表するとも言って いいような素晴らしい名作です。(以下、↓)
http://www11.plala.or.jp/kunihiro/cinema/page195.html
投稿者:Ikeda投稿日:2003-10-10 14:44:07
この映画には女性しか出ていないし、全寮制の学校が舞台ですから、同性愛的な見方になるのは当然ですが、内容は違います。小さい頃、母を亡くした新入生ヘルタ・ティーレが、愛情と理性をもって生徒を教育するドロテア・ウイークを敬愛する。それに、当時のプロイセンの女性らしく厳格一方の校長エミリア・ウンダを対比させた名作です。寮内での女学生の行動も明朗に描かれていて、男には解りませんが、日本でも男女別学の時代には、ありそうな事だったと思います。
投稿者:theoria投稿日:2003-04-29 22:12:14
体格は貧弱なヒトラーとは比較にならぬが、ドイツ精神の偉大性を力説し、軍人を称揚し、規律と教練を第一として権威を振り翳す、格式高き全寮制女子学院の院長(エミリア・ウンダ)。異様に張り詰めた空気はナチス政権の台頭の兆しを匂わせている。第三帝国の足音が近づいてくる。まぁ、現代日本に於いても未だにファッショなファミリー七光り天狗校長を“総統”とする私立学校は想像以上に多く存在しているので、本作、その意味では全く違和感がない。もっとも、ザガン監督は共産党寄りで尚且つ熱心なクリスチャンだったのか?終結では、権力の失墜を当然としながらも、去り行く院長に慈悲をかけ、憐憫の情をも見せているようだ・・・。しかし、本作の魅力はイデオロギーやキリスト教信仰に見い出されるものでは決してあるまい。況してや、30年代の骨董的女性監督による、登場人物が何十人という女性のみであって、“同性愛”を扱っているからということで、「ツマラン、ただの大昔のレズ物じゃねぇか!」と見縊るなどは言語道断だ。女体に次ぐ女体が倒錯的に絡み合い、ペッティングしまくるという肉欲レベルのレズ物を本作に期待して観ようとする人は極めて少ないだろうが、もし鑑賞後に「くだらんレズ物」と真剣に感じたならば、そんな御仁(除ガキ)とは膝を交えてジックリお話しをしてみたい程だ。この映画の魅力とは正に、レズの本家本元の古代ギリシア女流詩人サッフォーの生地に由来する“レズビアン”の本質にある。そもそも、“プラトニック・ラブ”とは“精神愛”と解釈されるが、少年をこよなく愛したプラトン。プラトニック・ラブとは“同性愛”に起因するという説を、この映画が裏付けていると言っても過言ではあるまい。自分はホモではないが、ヴィスコンティの『ヴェニスに死す』の少年タッジオを見て、やはり何かしらのエクスタシーを感じる。勿論“交わりたい”という類の衝動ではない。万人の根底に在るだろう同性愛への無意識な汚れ無き憧憬が精神愛として朧気ながら表象されるのである。それを別の仕方で彷彿させる本作では、女流の良さが発揮されていて、繊細にして生気に溢れ崇高な美に満ち満ちている。ベルンブルク(ドロテア・ヴィーク)とマヌエラ(ヘルタ・ティーレ)の映画史上屈指と想わせるキスシーン。「ドン・カルロス」を演じたマヌエラが酔っ払って、ベルンブルクへの愛をブチまけるシーン・・・肉欲を超越した同性愛の本質が、サッフォーの「アフロディーテ讃歌」の如くに昇華している。同性愛は精神愛へと必然的に脱皮して神々から祝福される。生と死の観念に於いて『ヴェニスに死す』と表裏を成す傑作中の傑作。それにしても、米国依存で良かったという最近のニホンザル達の安堵感からか、相変わらず国内世論を反映して“アメリカナイズされた軍国主義者”?というワケの解らん連中が95%?以上を占め、加速的に保守的態勢を取り戻している様子。来年は東条英機の生誕〜年らしい。「さあ、祝盃をあげろ〜!」・・・ってか? アホらしい。火葬場で灰にされて地獄だか天国だかで何をホザイても丹波哲郎あたりにしか解るまい(糞)。・・・アー、だけどコンナ未曾有の大傑作に対しては辛気臭い“エンデ”にしたくない。悪戯好きでキュートなイルゼ、豊満なマリーヘン、美的にして知的なエーデルガルト、そして蕩けそうなほど馨しい愛の香水を撒き散らしてくれたマヌエラ、高貴の権化たるベルンブルク先生。貴女たちの美しさと名演技は一生忘れることはないでしょう。ブンダバー!!
投稿者:スペルバウンド投稿日:2002-03-20 18:24:45
アリス・ギイやロイド・ウェーバー、ドロシー・アーズナーなど初期の映画界には最低の映画ばかり撮る女性映画監督が溢れていた。その数、現今のパリテさながら。くだらない映画に魅せられた彼女たちは男名で、男勝りの駄作を量産した。いまやジェンダー研究の対象にしかならない、退屈な娯楽映画監督たち……サガンはそのなかではマシなほうだが、やはりこの映画もつまらない。マックス・ラインハルトの弟子だと言うことだが、ラインハルトだってその映画は凄いけれども、自分は大好きだが、客観的に見れば大したこと無いのだ。弟子がそれ以下なのは仕方がないのかな。サガンは元女優(この名は芸名)で結構美人、顔はフランソワーズ・サガンにもちょっと似ている。監督より女優の方が向いていたんじゃないか。英国で彼女の演出したミュージカルはちょっと見てみたいが……。
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-06-27 17:44:37
主人公の少女の魔性っぷりを描いてるように思えるんだけど.
最後の、先生が校長にあびせる罵倒は見当ハズレだよね.
マヌエラに魅了されなかったのは校長だけ、っていうオチだと解釈.
投稿者:hs0077投稿日:2000-07-18 19:38:19
戦前の日本映画の「花ちりぬ」という作品が男が一人も出てこない(男は声のみ)名作ですが、このドイツ映画はもっと徹底している。本当に男がかすりもせず女ばかりの世界だからね。20数年前に見た頃はまだ私も初心だったから、孤独な一人の少女が厳しいけれども愛情豊かな先生に心ひかれるお話として感動していました。
今や同性愛を扱った映画は数限り無しに創られています。そんな映画たちの先駆けとして、やはり永遠の力を持った名作だと思います。チャンスがあったら是非見てください。 
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