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戦場(1949)

BATTLEGROUND

戰場(初公開時タイトル)

メディア映画
上映時間118分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(セントラル)
初公開年月1950/10/06
ジャンル戦争
戦場 [DVD]
価格:¥ 3,178
USED価格:¥ 1,800
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【解説】
 低予算で良質の作品をものにする手腕を買われてMGM入りした元RKOの製作者D・シャーリーが手がけた、ノー・スター戦争映画。ヒロイックな所がまるでなく厭戦的と言っていい戦場での歩兵たちの生活描写が延々と続くユニークな一編で、後のTVシリーズ「コンバット」を思わせる現実味がある。パリ入りを目前にして再び戦地へと舞い戻った第101部隊のある分隊。時は44年も暮れ近く、ドイツが捨て身の反撃に出ていた終戦間際。舞台は霧の立ちこめるバストーニュ一帯。だから、派手な戦闘場面は皆無。敵も暗中模索の状況は同じで、互いにじわじわ腹の探り合いをする描写が、若干の解りにくさを伴いながらも、幻想的な興趣を醸し出す。カリフォルニア育ちで雪を知らないメキシコ系のR・モンタルバンの兵隊が降雪に小躍りするところや、その彼が銃創を負い、敵砲弾の止むまで雪壕でしのぐ間に息絶えてしまう描写など、その最もたるものだろう。霧の中から忽然と現れる兵を自軍が敵の偽装か見分ける場面も、合い言葉の奥を読む丁々発止がユーモラスで、スリルは緩急が効いている。そして、弾の尽きたところで友軍機の補給を待つ一行の苛立ち。だが、霧の晴れ渡るのと同時に、大編隊が間に合って、後は破竹の勢いで敵軍をなぎ倒すだけ。これはチャッチャとストック・フィルムと兵士のクローズ・アップその他を二重露光でつないで終わり。W・A・ウェルマンはあくまで兵士の日常に拘って、要は、霧が晴れる--という気象変化を最大のスペクタクルにしたのである。クリスマスの従軍牧師の説教場面の演出も臭みがなく、彼のうまさが出ていた。
<allcinema>
評価
【関連作品】
コンバット(1962〜1967)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
212 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2017-11-17 23:14:25
第2次大戦、欧州の森の中での白兵戦を舞台にした戦場もの

米兵と独兵との戦いと、憧れを抱いて部隊にやってきた新兵(マーシャル・トンプソン)が、全線で戦場の現実に触れながら成長して行くストーリーが同時進行で進む

『つばさ』では空中戦を迫力満点で描いたウィリアム・ウェルマン監督が、本作では最前線の地上の戦いを描く
MGMの作品らしく、ヴァン・ジョンソン、リカルド・モンタルバン、マーシャル・トンプソンなど、今にも歌い出しそうな面々が登場する
その中で、クレジットの序列は低かったジェームズ・ホイットモアが印象に残る演技をしてオスカーにノミネートされた
終盤の凍傷で脚を引きずる演技は、若きジェームス・ディーンも感化されて良く真似していたという

仲間の死や危機一髪の脱出、そして合間に見せるユーモアなど、戦争物のお約束を踏襲
それでも戦勝国が作った作品だなあ、という感じで終わるのは仕方がないところか
ワンツー、スリ!フォ!という号令がいつまでも頭を離れない
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2007-07-01 19:35:36
 雪と霧と曇天の映画。しかし陽の光の映画でもある。はっきり云って恐るべき傑作だ。森の中の雪と霧の造型による閉塞感の創出が何と云っても見所だが、冒頭のシーンから構図の美しさはただ事ではない。また、プロット構成の均衡も素晴らしい。例えば牧師の説教シーンのウェルマンらしい慎ましい演出。こういうシーンを挿入できるというところが監督の度量だと思う。役者では矢張りヴァン・ジョンソンが一番目立っているが足を引きずる軍曹を演じているジェームズ・ホイットモアがいい。
http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449
投稿者:Tom投稿日:2005-04-22 17:41:04
この作品をけなした日本の批評家は全くわかってない。もはや戦争にはいかなる大儀も存在しないし、英雄的行為を描いているわけでもない。『西部戦線〜』『コレヒドール戦記』といった作品の系統でもない。個人が何の意味もなくなる戦火にあって兵隊一人一人に焦点をあてた最初の作品。ただ彼らは生きて帰りたいのであり、それ以外何もない。ウェルマンが監督しドア・シャーリーが製作した作品だからこそできた映画だ。
投稿者:Ikeda投稿日:2003-06-29 17:55:53
戦争映画とは言っても、戦後に作られた映画で、1951年にこの映画と前後して見たイギリス映画「最後の突撃」と比べて、製作年度や英米の差が感じられました。ユーモアを交えながら、兵士の心理描写をうまく描いているのは、さすがウイリアム・ウエルマンだと思います。ただ、当然の事ですが出演者の服装が皆同じなので、特にこの映画では誰だか見分けが付きにくいのに困りました。
[2006-5-14]
55年ぶりに再見しました。高校卒業前後の上記の感想については、あまり変わりませんんが、戦後間もなくでしたから当然だと思っていた事が今見ると別な感慨があります。バルジ作戦の中で雪の中を進むシーンでは「雪の進軍 氷を衝いて」、孤立した中隊では「一本の煙草も二人でわけて」という軍歌を思いだしました。煙草が自由に吸えた時代が懐かしいです。
アメリカ人がどうかを試すための質問で「ベティ・グレイブルの夫は誰か」と聞かれて「シーザー・ロメロ」と答えたり、「テキサス・リーガーズ・ヒット」の意味が解らなかったりするのが、単純なギャグだと思っていましたが、今聞くと面白いです。それに当時流行った歌「アイ・サレンダー・ディアー」が出てくるのは忘れていました。
出演者につてはヴァン・ジョンソンとリカルド・モンタルバン以外はあまり知らなかったし、このタイプの映画ではあまり関係ありませんが、私も若い時は総ての俳優を知りたいと思っていました。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
□ 作品賞 
 □ 助演男優賞ジェームズ・ホイットモア 
 □ 監督賞ウィリアム・A・ウェルマン 
 ■ 脚本賞ロバート・ピロッシュ 
 ■ 撮影賞(白黒)ポール・C・ヴォーゲル 
 □ 編集賞John Dunning 
■ 助演男優賞ジェームズ・ホイットモア 
 ■ 脚本賞ロバート・ピロッシュ 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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