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上陸第一歩(1932)

メディア映画
上映時間88分
製作国日本
初公開年月1932/04/14
ジャンルドラマ/ロマンス

【クレジット】
監督:島津保次郎
脚色:北村小松
撮影:水谷至宏
出演:水谷八重子港の女
岡譲二火夫坂田
奈良真養ブルジョアの政
江川宇礼雄プロペラのしげ
河村黎吉司厨長野沢
飯田蝶子安宿のお神
吉川満子酒場のマダム
沢蘭子政の情婦
滝口新太郎倉庫番戸村
岡田宗太郎刑事
【解説】
 1928年製作のアメリカ映画「紐育の波止場」の設定を日本に置き換え、北村小松が脚色したラブストーリーを島津保次郎が監督した。島津にとっては初のトーキー作品。主人公の「港の女」を、水谷八重子(初代)が演じた。
 火夫(釜に石炭をくべる船員)の坂田は、港に上陸した夜、船着き場で身を投げようとする女を助ける。彼女は「ブルジョアの政」というヤクザに売られそうになり、自暴自棄になって死を選ぼうとしていた。女は坂田の誠実さに惹かれるが、坂田はバーで政と諍いを起こし、誤って相手を死なせてしまう。ようやく女のもとへ戻ってきた坂田だったが、警察が彼を逮捕するためにやってきた。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2016-06-11 21:50:44
 『隣の八重ちゃん』(1934)の2年前、最初期の土橋式トーキーだが、上映されたプリントの音の明瞭さは『隣の八重ちゃん』より本作の方が上に感じた。スタンバーグの大傑作サイレント映画『紐育の波止場』の翻案という無謀な企画。波止場のモンタージュ、酒場女達のいる建物、そのバルコニーの横移動という凝った出だしを持つ。続いて船内の火夫のシーンとなり、『紐育の波止場』でジョージ・バンクロフトがやった役を岡譲二が演じる。正直、こゝで彼我の画面の密度の差に愕然とはなるが、それでも島津保次郎も岡譲二も頑張っている。ヒロイン・水谷八重子の登場シーンなんて、これはこれで、あっと驚くカッティングだ。埠頭に向かって画面奥へ歩く水谷の姿を後退移動で見せるカットがあり、このカメラの動きの唐突さ自体に驚いていると、さらに次のカットで列車を走らせてしまうのだ。
 その後、水谷八重子の芝居をイヤというほど堪能することのできるシーンが満載なのだが、特に飯田蝶子の旅館のシーンからは、水谷の一人舞台の様相を呈する場面も多く、映画としてどうか、という感覚になる。
 あと、音の使い方だと、ラスト近くの港の倉庫裏での乱闘シーンがかなり自覚的な音の扱いだ。港湾建設が進行中で、かなりの騒音。鉄を叩く音、ビス留めの音。そして拳銃の発砲。

#備忘で配役などを記す。
・悪役、ブルジョアの政は奈良真養。その情婦に沢蘭子。この人、雰囲気ある。
・政の子分で江川宇礼雄。プロペラのしげという役名。いい味を出す。
・岡譲二と同じ船の司厨長という上役に河村黎吉。これも政とつるむ悪役。
・酒場のマダムは吉川満子。いくぶんニュートラルな立ち位置か。貫禄がある。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:Bava44投稿日:2010-11-26 20:00:37
島津監督の初トーキーで、スタンバーグの『紐育の波止場』をパクった作品。オリジナルはサイレントの純粋さを最大限に活かしたロマンティックな作品だったが、それを松竹テイストのメロドラマに上手く作り変えている。

物語的にはともかく、演出のテンポが常に一定している、抜群の安定感はまさにこの監督の技。身投げの瞬間、汽車が横切るというのもセンス抜群だった。
32年キネ旬ベストテン第8位
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