allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

捜索者(1956)

THE SEARCHERS

メディア映画
上映時間119分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(WB)
初公開年月1956/08/23
ジャンル西部劇/ドラマ
捜索者/リオ・ブラボー DVD (初回限定生産/お得な2作品パック)
参考価格:¥ 1,728
価格:¥ 2,900
amazon.co.jpへ

【クレジット】
監督:ジョン・フォード
製作:C・V・ホイットニー
製作総指揮:メリアン・C・クーパー
原作:アラン・ルメイ
脚本:フランク・S・ニュージェント
撮影:ウィントン・C・ホック
音楽:マックス・スタイナー
出演:ジョン・ウェインイーサン・エドワーズ
ジェフリー・ハンターマーティン・ポウリー
ナタリー・ウッドデビー・エドワーズ
ヴェラ・マイルズローリー・ジョーゲンセン
ウォード・ボンドサミュエル・ジョンストン・クレイトン
ラナ・ウッドデビー・エドワーズ(少女)
ヘンリー・ブランドンスカー
ハリー・ケリー・Jrブラッド・ジョーゲンセン
ハンク・ウォーデンモーズ・ハーパー
ジョン・クォーレンラース・ジョーゲンセン
オリーヴ・ケリージョーゲンセン夫人
ケン・カーティスチャーリー・マッコリー
アントニオ・モレノエミリオ・ガブリエル・フェルナンデス
ピッパ・スコットルーシー・エドワーズ
ウォルター・コイアーロン・エドワーズ
ドロシー・ジョーダンマーサ・エドワーズ
パトリック・ウェイングリーンヒル
【解説】
 コマンチ族に弟一家を殺され、二人の姪をさらわれた男イーサン。以来、彼はコマンチ族に対して憎悪を燃やす復讐鬼となった。そして、さらわれた姪たちを求めて、彼は何年も捜索を続けていたのだった。だがやっと探し当てた姪のデビーは、インディアンの言葉を操り、イーサンから逃れようとする。完全なコマンチ族となってしまったデビーに、イーサンは銃を向けるが……。J・フォード&J・ウェインのコンビによる、一人の男の復讐を描いた傑作ウェスタン。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1186 7.82
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2017-06-14 00:18:30
戸外なのにスタジオセットが多いこと、最後の決戦シーンがあまりにあっけらかんとしていることなど、不満が多い。イーサンと兄嫁の(あったかもしれない)恋愛関係やイーサンの異常なまでのインディアン憎悪もやはり不可解だ。
しかしなぜ本作が史上最高のウェスタン映画になっているか、その理由は簡単だ。ジョンウェインと圧倒的なロケ撮影だろう。屋内から外を映すシーンで始まり、そして終わる。まさに映画芸術の美といえる。
投稿者:イエガー投稿日:2017-04-07 04:54:45
近年かなり評価が上がってる映画だよね。これは一回観ただけではよくわからないかも。見終わったあとなんか引っ掛かる映画だね。なんかスカッとしない・・・。インディアンの描きかたも・・・。時代背景は南北戦争後だけど、明らかに朝鮮戦争後のニュアンスを感じてしまう。ジョン・ウェイン演じるイーサンが後のアメリカ映画に与えたエ影響って大きいかもね。イーストウッドなんてもろ影響受けてるしね、多分。観ててグラントリノなんか思い出したし、ダーティハリーなんかもそうかな。再評価される映画って、いろいろ深読みできる楽しさあるね。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-02-04 11:13:55
南北戦争に従軍したイ−サンが家に帰らず戦後3年間も放浪してきたことの訳がさりげなく描写されるプロロ−グが心に染みる映像で語られる。兄嫁への思慕に耐えられなくなったことがイ−サンの家出の原因だったのであろう。その思慕を兄嫁のマ−サも感じていて、帰郷したイ−サンの外套を抱きしめるシ−ンにさりげなく暗示されている。この兄ア−ロンの家での家族と帰郷した弟イ−サンと家族の一員の混血の青年と、ウオ−ド・ボンドに率いられた自警団の一隊が入り乱れるプロロ−グの描写の見事さは、小津安二郎の「麦秋」の朝のシ−ンに匹敵するものである。そのプロロ−グはインディアンの襲撃を暗示する不気味な夕焼けの光線に彩られて幕を閉じる。イ−サンの執拗な復讐行はこのプロロ−グあってこそ観客の共感を得るのである。因みに、ウエインが度々見せる左手で右肘を触る動作は、本作にも出演しているハリ−・ケリ−Jrの父であるハリ−・ケリ−へのオマ−ジュだということである。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2013-02-09 15:57:28
【ネタバレ注意】

名匠フォード監督ならではの味わいも随所に見られ、オープニングから映像も美しく、
初めてカラーで映画に登場したというモニュメント・バレーの光景は目を見張るものが
ありました。室内に緻密に配置された調度品などの美術も非常に印象的。

・・・が、時代的に(1956公開)しかたのないところとはいえ、
インディアン(コマンチ?)=凶暴な悪の存在、という描き方と、彼らへの執拗な復讐に
燃える男を演じるジョン・ウェインに、最後まで違和感を拭えないままでした。

ラスト近く、家族の仇である酋長の村を主人公側が襲うシーンでは、逃げ惑う女性や
子供達が一番気になってしまいましたし、もとは彼らが平和に暮らしていた土地である
という事実を思うと、まったく感情移入できませんでした。そこで行われた殺戮はほとんど
描かれず、仇の酋長は倒し(頭の皮まではごうとするジョン・ウェイン・・・)、さらわれた娘は
戻り、めでたしめでたしのはずのラストも、なんだか空しい違和感のまま。

ジェフリー・ハンターが、自分を夫と慕う太ったインディアン女性が添い寝をしてるのに
気づくと、思い切り両足でキック!!傾斜を転げ落ちていくインディアン女性・・・これって
ユーモアとしての描写だったのでしょうか?

ウェスタンの名作、と支持する声が多いので鑑賞してみたのですが、そんなことばかりが
目についてしまいました。これを言ったら、昔の西部劇は観れなくなってしまうのかもしれませんが。

ひとつ気になるのは、南北戦争終了から三年後という時代背景が、この映画が公開されたのが
朝鮮戦争のちょうど三年後というあたりで、南北戦争に従軍してたジョン・ウェイン扮する主人公
が、終戦後も放浪の末、兄一家の元に帰ってくる下りの陰鬱な、わけありの空気。

これがなんだったのか?・・・その後多く登場するベトナム戦争の影響を受けた作品群と共通する
屈折した何かを抱えた作品だったのか?主人公の復讐心は、戦争の後遺症としての狂気に属する
ものなのか?そのあたりの描かれ方があまり明確ではなくて、不可解でした。

復讐に燃える男に扮するジョン・ウェインの演技自体は、なぜアカデミー賞を取れなかったのか?
という声の多い「静かなる男」あたりよりも、ずっと優れていたように思うのですが。ただ、彼自身の
有名なタカ派としての素顔を思うと、アメリカの正義が何より勝る、という思想がダブってしまい、
戦争の後遺症としての狂気による復讐心には見えないし、なんだかスッキリしない後味の作品でした。

投稿者:日商簿記2級投稿日:2010-09-01 16:47:25
とある知り合いの人がとても美しくてすごい映画だからと聞いて鑑賞。


カメラマンや写真家を目指している人は絶対観たほうがよい映画。モニュメント・バレーが本当にきれいに映っております。

他作品に与えた影響は計り知れない作品だと思うので、要チェックの映画です。
投稿者:has42120投稿日:2010-08-03 23:24:20
ジョン・ウェイン
投稿者:gapper投稿日:2010-07-10 00:04:55
 冒頭に出てくる平屋の家のシーンは、許せれざる者を思い起こさせる。
 アリゾナ北部のモニュメント・バレーで撮影されたこの作品は、ジョン・フォードらしくなくジョン・ウェインらしくもない。
 カラーも、この時代は薄かったり濃すぎたりするが、独特の透明感がある。
 しかし、妙に滲んだ感じというかあり安物の望遠鏡か何か見ている感じもある。

 ヴェラ・マイルズが健康的に美しく、間違えられた男やサイコとは大違いで、別人のようだ。

 なんといっても、ウェインがいつもと違い、次男でリーダーでもないというのは珍しい。
 前年に、「男の魂」があり既にウェイン節は確立しているので新境地を探していたのだろうか。
 ラストでは、意味なくスカーの頭の皮まで剥いでしまう。

 ウェインの場合、反対を押し切って物事を進めることは多いが、それは「ウェインだけが状況を良く知っていて」という場合が殆どだ。
 しかし、この映画では皆も同じように分かっていて、意思が異なるだけというのが、珍しい。

 5年にもおよび姪のデビーを探し続けるという、パラノイア的なものを持ち込んだ西部劇という点でも珍しいと思う。
 50年代であるので、個人的な復讐などを前面にし正義をないがしろにするというのは覚えがなく、それだけ力の入った映画であるとも思える。
 個人的には、かなり気に入った作品だ。
投稿者:Normandie投稿日:2010-05-22 21:55:04
J・フォード×J・ウェインの体験は以外なくらいすんなりココロを熱くしてくれた。
いきなり最高のものを見たの?
投稿者:Lionsboy投稿日:2009-11-07 04:05:22
私の少年時代は、邦画は別として洋画は西部劇の全盛時代だった。少年時代の私にとってフォードとウェインの組んだ「捜索者」は当然見るべき映画であった。そして映画館に足を運んだのだが、何がなにやら分からず私は相当混乱させられた。通常映画というものは、主人公に共感し、感情移入するように作られている。しかし、この映画の主人公イーサン(ジョン・ウェイン)は、そういう観客を徹底的に拒否する主人公であり、私は終始映画から突き放されているという印象につきまとわれ、最後まで感情移入することができず、到底良かったとは思えなかった。
後年、大学生の時にリバイバル公開されたので、一体あの少年期に見た映画は何だったのかという思いから、再び映画館に足を運んだ。再見してはじめて、私はこの映画の主人公は、はじめから観客の共感を呼ぶような人物としては描かれておらず、人種的偏見に取り付かれた偏屈な男、それゆえ誰にも理解されず、また他人から理解されようとも思わない孤独な男として描かれているということにやっと気が付いたのだった。そういうスタンスで作られた映画であるということを理解した上で見た場合、非常に良く分かる映画であった。要するに一般的な映画の見方を変えて見る必要があったのだ。
そういうことを理解した上で見た場合、この映画のジョン・ウェインは実にそのキャラクターが良く生きており、頑固一徹、鉄の意志を持つ男を演じきっている。晩年のジョン・ウェインは物わかりの良い人物みたいな役回りが多くなったが、そうした作品より、この映画の方がジョン・ウェインのキャラクターが生きている。主人公の人種的偏見を問題視する人が多いが、この映画の場合、それは突き放された客観視された状態で描かれているので、決して人種的偏見を助長する意図で描かれているわけではないのだ。
巻頭、砂漠の彼方からジョン・ウェインが馬に乗って近寄ってくる場面から、撮影の美しさ、音楽の美しさが相まって、まったく涙が出るほどである。西部劇の楽しさのひとつに風景描写の美しさというものがあるが、テクニカラー・ビスタビジョンで描かれたこの映画の西部劇的風景描写ほど美しい映画は他にない。
ジョン・フォード、ジョン・ウェインの組んだ映画として、最高傑作と呼ぶにふさわしい作品である。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 19:08:05
演出:10
演技:10
脚本:10
音響:9
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-07-21 13:41:17
いいところもありましたけど…
投稿者:satotax投稿日:2008-07-07 19:56:18
【ネタバレ注意】

ラーナ・ウッドがナタリー・ウッドになるので、7年ぐらい経過したわけです。さらわれてから救い出されるまで
あちことで傑作呼ばわりされてますが
捜索の永い日々を感じられないよね
映画の中で年月を表現してるのは主にセリフ!です
状況をセリフや字幕で説明するのは情けない
ジェフリー・ハンターとヴェラ・マイルズもはじめの方では少年少女の役者にやらせるべきだった
映像はさすがです
冒頭とラストの絵(ジョン・ウェインが画面の奥からこちらに向かって近づいて来る)を首尾一貫させたわけですが、そこは美しい
演出上の不備は多々あります
ジョン・ウェインの役作りは首尾一貫していない
遺産をジェフリー・ハンターに残そうとするあたり、いったいいつから情が移ったのか分からない
ラストでナタリー・ウッドを抱き上げるあたり、そもそも殺す気だったのか救う気だったのか
コテコテの西部劇なんだから、スカー酋長との派手な決闘があるべきだったな
コメディー・リリーフは不要だった。特に、騎兵隊の少年中尉

大多数の皆様がおっしゃるような偏見と怨念に満ちた孤独な男の復習譚という
ようね映画ではないです
ハンターとの珍道中に近い展開だな
ほんとうにそんな映画にしたければ、途中でジェフリー・ハンターも殺させて、しかもウェインが見殺しにするような演出が必要
いっそ、ナタリー・ウッドと撃ち合いになり、さすがに姪を射殺できずにウッドに撃たれ、ウッドに看取られれる という展開にすべきだったか
http://satotax.blog.so-net.ne.jp/

投稿者:Ikeda投稿日:2008-04-24 15:22:23
ジョン・ウェインがウオルター・コイの所へ帰ってくる所までは面白そうだと思っていましたが、まずジェフリー・ハンターが登場した途端にインディアンを毛嫌いするウエインの態度から嫌な感じになりました。この映画を高く評価をする人は多いようですが、私には少なくともフォードの最高作の一つとは考えられません。
大作であって、モニュメントバレーの景色など綺麗に捉えていてデミル張りの演出ですが、私にはウエインのインディアンに対する復讐心が異常とも思えるのが気になります。インディアン部落から離れないと言うナタリー・ウッドをウエインが射殺しようとするなどはひどすぎます。コマンチのスカー(ヘンリー・ブランドン)は白人に子供を二人殺されての復讐なので、お互いに弔い合戦をやっている訳ですが、この時代になぜ、このような憎しみをテーマにしたストーリーを選んだのかが解りません。
なお、デビー役ナタリー・ウッドの子供時代を演じているのは彼女より8才年下の妹ラーナ・ウッドです。
投稿者:マジャール投稿日:2007-03-02 21:14:10
ジョン・フォード監督の最高作との誉れも高い名作西部劇です。
私も、これは大好きな映画。『風と共に去りぬ』とは、また違ったかたちで、南北戦争の影響が、通奏低音のように作品に影を落としている。
さすがに娯楽映画を撮らせたら名人のフォード監督。こういうちょっと異色の題材でも、べらぼうに面白く見せてくれます。ジョン・ウェインの鬼気迫る演技も迫力満点!
この映画の中でも、過酷な辺境の土地に暮らす人々に向けた、フォード監督の温かな眼差し(何ヶ月に一辺かの手紙を心待ちにする家族)とか、強いが故に孤独な人生を歩む男の心情とか、結婚式のダンス・パーティとか、いつもながらのフォード映画の味わいが、何とも言えずに魅力的なんですが、この映画は決して、そうしたフォークロア的(風俗的)興味のみに支えられた作品というわけではありません。
ドラマ部分とかも含めて、本当によく出来た傑作娯楽映画だと思います。

(まぁ、アラを探せば色々あるんでしょうが・・・・・ただ、個人的には、後半、ウェインの両鬢が白くなる老けのメイクは、要らなかったと思います)
投稿者:緑茶投稿日:2007-01-04 22:50:53
ジョン・フォードとジョン・ウェインコンビの最高作という前知識で拝見しました。なかなかシビアなストーリーでまあまあ面白かったです。西部劇はかなり苦手なので自分としてはこんなもんかな。ついでに言うとインディオの女性を蹴飛ばすシーンも「まあこんなもんだろう」と片付けましたが↓の方々のコメントを読むとそうでもないみたいですねw
ジョーゲンセン家との絡みが異様に長く感じました。「捜索」にもうちょっと重点を置いたほうが傑作としてふさわしくなったと思うけど。あとお笑いの部分がやたら多くて面白いんだけど、ちょっと・・て感じ。
投稿者:ONE投稿日:2006-12-16 17:25:22
個人的に違和感あるシーンが多い。この作品、現在の世界の映画監督でベスト・シネマに挙げている人が意外に多い。その理由が、画面造形なのか主人公イーサンのキャラクターなのかどうか分からない(多分両方なのだろう)。映像の美しさは認めるが、どうもキャラクターの一貫性のなさを感じる。無理やりユーモアなど入れず、全編シリアスで押し切ってくれていれば、最大限の評価するのけれども。あの押し付けられたネイティブの女性を蹴落とすシーンは、蔑視云々というより、そのシーン自体いるのか?って思う。この作品だったら、『リバティ・バランス』の方が好きだな。
投稿者:hendrix投稿日:2006-09-25 01:18:16
これが西部劇の最高作ですと絶対に認めることはできない。
これはもしかしたら、かなりイライラする映画かもしれない。
昔見たときは見方とか個人的な映画の論理とかなかったから、何気に納得
していたが、久しぶりに見たら鑑賞するのも堪え難いほどの作品であった。
人種差別のテーマと女性暴力をふんだんに入れながら男臭い生き様を浮き彫りにしていく、そんな濃い復讐のドラマだ。
この映画は非常に演出・脚本が悪すぎる。いきなり吼えて、発狂するシーンが多く。笑うぐらいかなり大袈裟な演技が続く。何人かの出演者はいいが、それ以外は平凡以下の演技。インディアン女性を蹴るのはどうだろうか?
つまり一つ一つのリアクションがあまりにも突発的でビックリするのだ。
ジョンフォードの演出の特徴は上下関係がしっかりしていること。上のものは怒鳴って・偉そうだが、下っ端は見るも無残に弱そうで、従っていく。
しかしそれがメリハリが利いて男らしい男を焦点に描いていると観客に
思わせているのだ。(人間関係のメリハリを利かせる為に有効な演出)
それとこの映画は非常にバランスが悪く映画として完全に一体となっていない。一番下の人が論理的に語っているようだが、「画面」と「音」だけで
映画は成功するものではない。
それに映画とは「バランス」であり、フィルムにどれぐらい映画的なエッセンスと唸るほどの演出的なうまさを外に漏れないように封じ込めることができるかで決まる。画面と音だけ目立っても駄目だということだ。
この作品は鍋から悪臭がもれまくっている。つまり臭すぎるのだ・・・
これだけ酷評しといて7点とは甘いかもしれないが・・・
投稿者:3本立を1日3館投稿日:2006-07-01 14:12:12
はやる心、でも今は馬を休息させることが結局は早く着くことになる。イーサン・ウェインのこの教えを私はずーと守っている。弟の妻であり過っての自分の恋人の安否を気遣いながら馬から鞍を降ろすウェインの表情が出色。南北戦争さえ往かなければ結婚して共に農民になっていたであろう弟の妻との別れを、パンを食いながらそっぽを見ているワード・ボンドの表情。過去のいきさつを知る者達だけが醸し出せる名場面だ。終章のイーサン・ウェイン、これからどうするのだろう、男は皆俺も含めて結局野垂れ死になのか、まあ、いいや、イーサン・ウェインもそうならば。老兵は死なず、ただ消え去るのみ、っか。
投稿者:K&M投稿日:2006-04-01 08:25:32
J・フォード西部劇の「駅馬車」、「荒野の決闘」に続く最高傑作の部類に
入る作品。
なによりもJ・ウェインの演技が凄い。この復讐鬼と化すある種偏執狂的な
主人公を鬼気迫る演技で演じきっている。とにかく、あんな目の吊り上った
恐い顔の彼の作品を私は他では知らない。
アカデミー賞ではノミネートすらされなかった様だが、主演男優賞を受賞しても全く
おかしくない熱演だったと思う。
私見だがフォード監督はとかくウェインに孤独な男の役をよくさせている。後年の
「リバティ・バランスを撃った男」もしかりである。そしてそれがピタリと
はまっている。
ウェイン自身は自分がプロデュースした作品では、よく「徒党のボス」みたいな
役をやっているが、私の見る限りそのどれもがいけていない。
やはり、J・ウェインという役者の個性を見抜きその良さを引き出すあたり、
巨匠J・フォード監督の力量の高さを感じる。
この作品、そのテーマ、ストーリーからして、結構重く、殺伐とした感じになり
がちである。しかしそこにユーモアの要素を織り交ぜることにより、この作品に
ある種の「救い」を持たせている。その辺がこの作品の秀逸なところで
ある。その「ユーモア」の部分を受け持つのが名脇役W・ボンドであり、彼も
名演であった。
又、ウェインと対照的でJ・ハンターやN・ウッドの純粋な若々しさも相俟って、テーマは
重いが非常にバランスのとれた優れた作品に仕上がっている。
私は少年時代からウェインの大ファンである。彼の出演作は多く、西部劇を中心に
優れた作品もあり、駄作もある。しかし、この作品は出世作「駅馬車」と
並ぶ彼の代表作だと私は思う。
投稿者:さち投稿日:2005-12-06 03:48:34
よかった
投稿者:bun投稿日:2002-10-14 10:32:57
この映画については、いろいろな意見を聞きますが、私は映画鑑賞を好きになって、この映画にめぐり逢えて良かったと思える作品です。誰がどんなにこの映画を悪く言っても全く変わりません。とにかく好きな作品です。
投稿者:さだじ投稿日:2002-03-20 04:27:15
 下のお二方のご意見、とても興味深く拝見させていただきました。なんか俺はそこまで深く作品を観てなかったから、感想はどーしよーもなく軽はずみなものになっていますがご勘弁ください。

 えっと、ちょっと個人的には期待しすぎてました(ジョン・フォード監督の最高傑作ってよくいわれてるんだもの)。確かに一時も退屈はしませし、景色なんかも印象に残りますが、元にある話がかなり暗いものであるにも関わらず、ジョン・フォード監督特有のユーモアや人情味が相変わらずだったので、そこが多少肩透かしだったんです。キャラクター描写やキャラの使い方なんてものは悪くないんですけど、時間の省略を始め、やけにあっさりとしている印象も強いですし。

 でもあのラストカットとそこに流れる歌の歌詞はかっこいい。これだけは永い間記憶に残ります。まさに「男!」って感じっすよ。

 ↓師匠のHPhttp://www.cinemanc.com/
投稿者:Katsumi Egi投稿日:2001-03-01 19:47:31
 ビスタサイズで撮られた映画の最高作、と言ったのはスコセッシだが、私が見
た西部劇の最高作はこれ。映画史上の真の最高傑作、と言われても不思議ではな
い映画的興奮度満点の「画面と音」の映画。とにかく、演出技術であらゆる感情
を画面に定着させる事が可能だった映画史上ただ一人(ちょっと言い過ぎ)の監督
による究極の画面を堪能することができる。
 イーサン・エドワーズ(ジョン・ウェイン)の情動によってこの映画に表出して
いる怒りと悲しみと誇りと、そして落伍者としての寂寥の凄み。

 私が最も好きなのは前半部分、デビー(ナタリー・ウッド)捜索の長い旅に出る
前の追跡シーン。イーサンが、埋葬されたインディアンの死体、その両目を拳銃
で打ち抜くシーンがあるのだが、私は恥ずかしながら何度見てもこのシーンで必
ず目が潤んでしまう。それは決して倫理的な感情で心を揺すぶられているわけで
はない。純粋に映画というメディアで、ここまで徹底したキャラクターを、俳優
の所作と撮影(繊細な照明や完璧なフレーミング!)と、こだまする銃声音の音響
効果で造型したことに心を揺すぶられているのだ。

 私にとって映画とは、情動を突き動かされるメディアであって、歴史や風俗な
りを学ぶメディアではない。映画は「興奮」のために見るのであって、付随的に
「知識」が得られるとしても「知識」を得るために見るのではない。

 映画は決して「現実」を映さない。あくまでも「虚構」しか映さない。極論を
恐れずに言えば、ドキュメンタリーというジャンルの映画であっても、ひとたび
現実をカメラが切り取ってしまった瞬間に「虚構」に転じる。
 映画を「現実らしさ」の指標で論じることは決定的に間違っていると思う。間
違っているというのが言い過ぎであれば、ナンセンスだ。現実に起こり得ない、
つじつまが合わない部分があっても当然、全ての映画は「虚構」であり「フィク
ション」だからだ。勿論、つじつまの程度の問題はあるけども。

 ただし、映画を道徳的、倫理的、人道的な観点や、作者の時代認識や題材に対
するスタンスでもって評価する姿勢は、これは嗜好の問題。私のようにそんなこ
とには殆ど関心が無く、「画面と音」という表層(といっても大変奥深いのよ!)
を最重要視するのも嗜好。両者が並存しているからこそバランスがとれていると
認識している。
 まあ極私的には映画以外のメディアで学べたり楽しめたりする事柄は映画以外
のメディアでやればいいんじゃないのって思いますが。

 繰り返しますが『捜索者』は最高の「画面」を持った映画です。美しい細部を
上げていくとキリがない。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 新規登録作品 
【レンタル】
 【DVD】捜索者レンタル有り
 【DVD】捜索者 50周年記念リマスター版レンタル有り
 【VIDEO】捜索者レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION