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続・荒野の用心棒(1966)

DJANGO

メディア映画
上映時間92分
製作国イタリア/スペイン
公開情報劇場公開(東和)
初公開年月1966/09/23
ジャンル西部劇/アクション
続 荒野の用心棒 スペシャル・プライス [Blu-ray]
参考価格:¥ 1,944
価格:¥ 1,453
USED価格:¥ 1,550
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【解説】
 メキシコ国境の寂れた町。マリアという商売女を助け、町を牛耳る権力者の一派を皆殺しにした流れ者ジャンゴは、革命軍と共にメキシコ政府の金を奪うが……。西部劇を模倣したマカロニ・ウェスタンには、低予算から来る少ない登場人物やありきたりなセットという物理的な問題の他に、ヨーロッパ人の役者を使わなければならないのと、アメリカらしい描写を避けるため(ロケ地も主にスペイン辺りだったりする)舞台の設定をメキシコ近辺に置く作品が多い。これらの要素はおのずと西部劇の陽性とは全く逆の性格を作品に与える事になり、(イタリアお得意の残酷描写もあって)マカロニ・ウェスタンは常に死臭漂う暗黒面、負のイメージとして確立していった。この作品はそういった意味で例えば黒澤を下敷にした「荒野の用心棒」などより遥かにマカロニ・ウェスタンというものを体現している。ぬかるみが何処までも続く荒野、町の周りに広がるのは壊れかけた橋のかかった底なし沼、住民は皆生気に欠け、唯一革命に意気盛んなメキシコ人たちは目的を果たさぬまま虐殺されてしまう。そして、汚れた北軍の制服を身に纏い棺桶を引きづる主人公。重苦しいまでの暗さが占めるこの映画にやがて一つの光が射す。人生に疲れ色恋沙汰はもう終わったと嘯くジャンゴが出会ったしがない女、マリア。二人が互いを必要だと感じた時、ジャンゴは裏切りのために両手を砕かれたまま権力者との最後の死闘に赴く。アクション映画として見るのもそれはいいだろう。当然である、監督はS・コルブッチだ。だがこれはジャンゴとマリア、陽のあたらない人生を送って来た二人の痛いほどのラブ・ストーリーでもあるのだ。映画は二人の恋も、行く末も描きはしない。ただラストシーンで闘いを終えたジャンゴがゆっくりと歩み出すだけである。マリアが待つ酒場へと、死が支配する墓地に背を向けて……。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
12106 8.83
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【ユーザーコメント】
投稿者:イエガー投稿日:2016-10-06 22:45:19
マカロニウェスタンというとレオーネというのが一般的だと思うんだけど・・・。後世への影響を考えると、コルブッチのほうが、マカロニウェスタンな感じするんだよね。マッドマックスなんてもろこっちの影響化にある映画だよね。ジャンゴ=マックスな感じするんだよね。
投稿者:黒美君彦投稿日:2015-05-13 15:26:24
【ネタバレ注意】

セルジオ・コルブッチの代表作といわれるだけあって、暴力的かつスタイリッシュ。乾いた筆致はもちろん西部劇なんだけれど、同時に劇画チックでもある。
強烈な主題歌『ジャンゴ』をバックに、棺を引きずって歩くジャンゴ(フランコ・ネロ)の姿が何とも異様で、冒頭から禍々しい空気が横溢している。
登場人物が次々容赦なく殺されていくというのも劇画調だし、棺から機関銃を取り出して南軍の残党をほぼ皆殺しにするというのもいかにも。
メキシコ革命を目指すウーゴ率いる過激派グループも容赦なく、対立するジャクソン将軍率いる南軍残党の牧師の耳を削ぎ落とした挙句撃ち殺してしまう。
そうしたなかでジャンゴは人間的な面を見せる瞬間もありながら、ウーゴとともに奪った砂金の分け前が手に入らないとわかるや否や、それを奪って逃げようとするのだから相当のワルだ。
早撃ちの名人の手を徹底的に潰す、というのも実に痛そう。何せ馬に踏ませるのだから…。うう。
フランコ・ネロの水色の瞳がどきっとするほど美しいのも印象的だ。
この作品が、2012年に三池崇史が監督した『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』に繋がるのかと思うと、感慨深くもある。
面白く拝見した。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-11-03 15:07:33
構成に難があるけど、イーストウッドの「前作」よりいい。フランコ・ネロってヴィゴ・モーテンセンに似てる。機関銃の描写はちょっと許し難かったが。
投稿者:Charlie Lime投稿日:2011-03-07 00:14:50
陳腐なストーリー展開。平板な演出。芸のないカメラワーク。クサい主題歌。ネロの大根演技。
完全にB級以下の代物である。
しかし、この作品を凡百の安物アクション映画に堕とさなかったのは、舞台設定と小道具の強烈さに他ならない。
それからもう一つ。詩情が漂っていること。痛いまでに…。
投稿者:メカゴジラ投稿日:2010-09-29 07:26:50
 
久しぶりにDVDで鑑賞。

正直言えば、今観ると「チープだ!」と思うシーンも多い。撃たれた悪党は「うっ」と腹か胸を押さえてばったり倒れるだけだし、血糊はオレンジ色だし特殊効果は安っぽいし。あのポチポチ穴の開いた機関銃が出てきたときはさすがに「…おいおいおいおい」って突っ込んじゃったよ。
このチープさと悪趣味さ・残酷さはマカロニ・ホラーにも相通じるテイストで、いかにもイタリア映画だなあと感じる。

しかし、主人公ジャンゴは文句なしに格好いい。
あの耳につく主題歌に乗せて、泥道を棺桶引きずって現れるシーンはもう、シビレるくらいの格好よさ。
クールでニヒルで、いたぶられる女を救って何一つ見返りを求めない。抜く手も見せぬ早撃ちで追っ手を倒し、大胆不敵な計画で黄金を強奪し、ままならぬ手で最期の対決に向かう。演じるフランコ・ネロの魅力(無精髭と埃にまみれた顔にあの青い眼!)もあって、シンプルで正々堂々と格好いいヒーローだ。

最近、こういうひたすら格好いいヒーローを見かけないのは、見る側のこっちがスレてしまったからなんだろうか。
投稿者:william投稿日:2010-08-12 01:22:20
マカロニが余り好きじゃない自分でも、これは楽しめた。
拷問されている女性のシーンから始まるなんて、何かエロいけど、その後棺桶を引き摺って現れるジャンゴがめちゃカッコいい!
投稿者:タニ投稿日:2010-04-19 01:59:45
【ネタバレ注意】

 何年も前、ビデオ屋の西部劇の棚でいっちょマカロニを見てみるか、と思い立った。

 近所の24時間営業のビデオ屋。まだDVDなんかレンタル店には全然普及してなかった。それともLDの時代だったのかなぁ...。棚にはハリウッド西部劇に混じってマカロニがちらほら。

 『情け無用のジャンゴ』
 『荒野の1ドル銀貨』
 『さすらいの一匹狼』...

 前知識を何も持たずにこの棚を眺めていると、まだマカロニのなんたるかを知らない時分でさえ、B級ばかりだと分かる。なぜこの映画を手にとったのかは覚えていないが、確かパッケージのフランコ・ネロがかっこよかったからじゃないかな。
 深夜に借りてそのまま深夜に見る。もちろんDVDなんかじゃない、VHS だ。

 その第一印象は、忘れもしない。

 ザラザラと、荒い黄色い大地が画面に映り、黒い汚い男が重そうな棺桶を引き摺り、歩く。主題歌。
 ザラザラとした手触りは劣化したVHS のテープとデジタル蔓延の今では少なくなったフィルムの感触であり、おそらくビデオ屋イコールTSUTAYAの現在を憂う多くの心優しき映画偏愛家の心象風景だ。
 本作に感銘を受けた後、マカロニを見漁るがいまだ本作以上の衝撃には出会っていない。そんな心の一本を、デジタルリマスターで見直した。

 冒頭、棺桶を引き摺りひたすら歩く男がやはり鮮明な画質で映し出される。
 町外れの橋の傍ら、女が拷問にあっている。そしてフランコ・ネロの登場。

 あ、メイクが分かっちゃう。

 実は本作撮影当事、フランコ・ネロはまだまだ若かった。西部劇のヒーローには渋さが必要、ということで老けメイクが施されていたのだ。

 そのメイクが、見える。

 うーん。

 まぁ、よしとするか。

 場面は進み、ジャンゴ(フランコ・ネロ)は助けた女を連れ町の酒場へと向かう。酒場の娼婦たちのメイクの極彩色!青!赤!黄!そして町の地面のぬかるみ、泥の質感!
 これはリマスターして良かった部分じゃないかな。枯れ果てた地面が常套のハリウッド西部劇を見慣れてた私には、この泥の町が新鮮だったのですよ。
 町(というより酒場しか映らんが)を荒らす二つの無法者集団を早撃ちと頭脳プレイでやっつけるかと思いきや、狙いはそこじゃなかった。主人公が決して正義の味方ではないアンチヒーロー。悪役は歯止めがなく残虐で卑怯。マカロニのすべてが詰まってる、と私は思う。
 しかし何故この映画が全マカロニ(レオーネは別扱い)で印象深いかと言えば、主役ジャンゴの

ジャンゴ、クール

ジャンゴ、負け犬

ジャンゴ、クール

 という起伏が、主人公の精神的な成長と映画の盛上がりに相まって、非常にダイナミックに描かれているからじゃないかと、私は思います。多くのマカロニは極悪人をニヒルなヒーローがぶっ殺すだけ、という内容ですから。
 デジタルリマスターを見直して安心したのは、前述した映画偏愛家の幻想を抜きにして、作品そのものがさらけ出されるデジタル後ジャンゴに失望しないか、という懸念が懸念に過ぎなかった、ということ。いやはや、よかった。やはり素晴らしい映画です。
http://moviearth.at.webry.info/200911/article_2.html

投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2008-02-02 11:59:50
【ネタバレ注意】

あの目!〜無精髭〜アナーキーってかニヒルで寂しげ…コイツは格好良いですね。
ソイツが棺桶を引き摺ってぬかるんだ道を歩む。
生涯に1人だけ愛した人がいた…もう俺の中に愛はない…されどそなたが望むなら抱こうじゃないか…って眠狂四郎ですか?
哀愁の主題歌(ロッカバラード!)〜底なし沼…キャットファイト?〜耳を切り取って食わす?…そして有無を言わせぬ大量殺戮、抜き打ち、そしてメキシコ女性が窓の向うで衣服を脱ぎ、ジャンゴは金を奪って逃走する…
ヒロインは結構な勇ましさ(あのメキシコ女性を連れてゆくって表情…私が支える?〜そしてライフル)
刑罰の掟、2人での帰還…最後の対決はガンマンの意地ですかね。元々使えないのが頑張るってのより使える人間が不自由する…って方が「知識と経験」が使えるような気もするね。
確かにペキンパーなテイストを感じます。これは大傑作でしょう。

投稿者:なちら投稿日:2007-11-22 01:30:41
♪ジャンゴ〜、ジャンーゴ〜♪ 何なんだ、この切ないメロディ!
棺桶を引きずり、ぬかるんだ道を行く謎の男の背中!
そこにいるだけで様になる立ち姿!ゾクゾクするぞっ。

1対40の戦いや、黄金の強奪もいいけど、それまで感情が読めなかったジャンゴが、
マリアと二人で生きる決意をし、必死に戦う姿が自分は好きです。

かつて愛した女性の墓の前、潰されて思う様に動かない両手、
早くしなければジャクソンがやって来てしまう。
何度も何度も銃を構えては落としてしまう姿に、ホント泣けてくるよ。
そして、あのラストシーン!!

生きる為にもがくジャンゴは、最高にカッコイイぞ!
投稿者:まっどぼんば投稿日:2007-03-25 01:46:44
新盤DVDが出たので数年ぶりに見たが何度見ても感心する。
ストーリー自体は単純ながら、棺桶関係を筆頭にして全編、
観客の脳裏に刻み付けられる強烈な絵作り。
さらには子供でも主人公の名前を覚えてしまう印象的な主題歌。
荒野の用心棒と似通ったプロットを用いながらも
独創的なアイディアに溢れていて全く別物にしているのが流石。
欠点を上げるとしたらメキシコ人から金を盗むときの棺桶運びが
少々長くてジャンゴが情けなく見えるところくらいか。
とにかくマカロニとか西部劇とかのジャンルを超えた傑作映画。

イタリア語版・英語版・日本語吹替版と、それぞれラストの台詞が
違うのが興味深いが、吹替版の意訳(「アーメン」)が一番好きだ。
投稿者:千野日庸投稿日:2006-11-24 23:34:27
ジャンゴがひっぱって歩く棺桶、この印象は強烈だ。それと、ジャンゴのテーマソングも。しばしば、深夜帯で放映されていたなあ。ビデオで2、3度、その都度録画していたと思いきや、タイトルだけは書かれているものの、どれも消されていた、無念。
思うに、ビデオにとってあることに安住して、ながら見しかしていなかったんだよね。だけど、棺桶とマシンガン(?)の印象は絶大。それだけでも、これはわしにとっては重要な映画である。
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-09 23:27:43
あまりのカッコ良さに涙。
投稿者:ノリス投稿日:2005-04-09 20:53:54
もう39年も前になる映画だけど、オ−プニングで流れる
主題歌(さすらいのジャンゴ)ジャンゴが一人で棺桶か
ら出したガトリング銃で、敵40人を皆殺しにする場面や
両手を潰された状態で、復讐のために銃を手にし戦わざ
るを得ない一匹狼のヒ−ロ−の姿を描く不滅の名作だと
思う。そしてクリント・イ−ストウッドが演じる名無し
のガンマンよりもフランコ・ネロが演じるジャンゴの方
が遙かにかっこいいと思う。
投稿者:ズル投稿日:2002-08-26 12:30:56
昨日DVD版が届き鑑賞しました。画像がきれいで良いです。それに主題歌が
イタリア語版というのもGOOD。劇場公開時はイタリア語だったのに、TV放映時は英語だったのでがっかりした記憶があります。解説もよいです。なぜジャクソンの手下は赤いマスクを被っていたのか疑問でしたが、殺し過ぎで役者が足りなくなった為というのは説得力ありますよネ!本作品はやはりマカロニウエスタンの最高傑作でしょう!!!
 「ウエスタン」はDVD化されないのでしょうか?
投稿者:野村佑香ファン投稿日:2002-01-30 15:53:50
これだけですね。
お金を払ってでも、もう一度見たいという西部劇は。
 
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-30 01:18:36
 レオーネがハリウッド製西部劇の枠組みを全く壊せず、しかし美しいハリウッド的西部劇を再生産したのに比して、コルブッチはハリウッド製西部劇とは全く異質のルックを生み出した。

 まず、ぬかるんだ町が良い。なぜか判らないけど道の真ん中に太い枯れ木が横たえられている設定も良い。ぬかるんだ道は『シェーン』の系譜だと指摘する人もいるが、泥濘の質量において決定的にこの映画は違うと思う。
 これは考えて考えて考え抜かれた映画だ。これだけ一所懸命作られているのなら、大嫌いなズーミングの多用も赦せてしまう。帳消しになる。傑作。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:タケキチ投稿日:2001-08-13 20:37:56
この作品、僕が映画ファンになりたてだった中学時代から、
その噂だけは、いろんな雑誌で読んで知っていました。
でもこの作品、ビデオは愚か、テレビでの放映も全然されない。
きっと昔の12チャンだったら良く放映してたんだろうけどねー。
そんな訳でこの作品、レオーネ&イーストウッドの西部劇は
一通り網羅した現在に至っても、未だ観る事の出来ない
文字通り「幻の名作」となっていたのです。

で・・・時は経ち、遂に!待望のDVD発売。
ようやく観ましたよ、伝説の「ジャンゴ」を!
いやあ・・・かっこ良いわ、これ。
本当、オープニングの「ジャンゴのテーマ」から、
身体に電撃が走りましたね。
後のペキンパーの諸作を想起させる凄まじい銃撃戦。
ジョン・ウェインの西部劇なんてお遊戯に見える
熱い肉弾戦。
そして、クライマックスのレオーネや、後のジョン・ウーの映画に
勝るとも劣らない様式美、そしてカタルシス、そして哀愁。

いやー・・・本当、かっこ良いわ。
特にラストシーンなんか余りにカッコ良過ぎて、何か泣けてきた。
考えてみれば、アクション映画を観て、
しかもドラマの仕掛けや映像の美しさなどではなく、
ただひたすら「かっこ良い」だけで泣けてきた映画なんて
そんなに多くは無いよ。
(ジョン・ウーの「狼」や、メルビルの「サムライ」くらいですかね、
思いつくのは)

こういう本物の「アクション映画」を、
リアルタイムで観られた世代の方々を本当にうらやましく思いますね。
そして、この映画を目の前に突き付けてやりたい。
「アルマゲドン」や「ID4」がアクション映画だと思っている、
ガキンチョ映画ファン共に。



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