allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

家族会議(1936)

家族會議

メディア映画
上映時間76分
製作国日本
初公開年月1936/04/03
ジャンルドラマ

【解説】
 横光利一の同名小説を池田忠雄が脚色し、島津保次郎が監督した恋愛ドラマ。及川道子の最後の出演作としても知られる。現在見ることができるのは、カットされた短縮版のみとされている。1954年に中村登がリメイク版を監督した。
 東京・兜町で活躍する株屋の重住高之。大阪に住む仁礼泰子と恋仲だが、泰子の父親とは昔から因縁があり、彼女と結婚できずにいた。泰子の父も株の売買を生業としており、高之の父は彼のせいで破産し自殺に追い込まれたのだった。そして泰子の父は、今度は高之に大して熾烈な仕手戦を仕掛けてきた。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16 6.00
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:アリョーシャ投稿日:2017-09-12 21:59:10
戦前の松竹を代表する名監督・島津保次郎の代表作のひとつで、今観るとやはり古めかしさは否めないものの、なかなかに面白い作品である。

東京と大阪の株屋同士の熾烈な争いの中、繰り広げられる男女の三角関係。いつもは質実剛健な男を演じている佐分利信が東京の株屋で、及川道子と桑野通子の美女二人から熱い思いを告げられるも、いろいろな柵があって何とも煮え切らない男を演じているのが面白い。

個人的には辛気臭い及川よりもモダンな美しさの桑野の方がずっと魅力的だと思うのだが、結局は及川と結ばれ、佐分利に振られた桑野の方は何とイケずな男と思われた大阪の方の株屋の高田浩吉と結ばれてしまう。

この佐分利と及川を結び付けようと躍起になって応援するのが高杉早苗で、車も運転すればゴルフもするという、大阪のモダンで活発な富豪令嬢を小気味よく演じている。だが、いざ佐分利と及川が結ばれるとなると一抹の寂しさを覚え、ひとり車を運転し去ってゆく。この高杉のシーンで映画は終わる。

ということで、当時の松竹を代表する美人スター女優が3人も顔を揃えているこの作品で、一番印象に残るのは高杉で、及川は影が薄く桑野に至ってはなんとも損な役回りである。

投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2016-06-11 21:50:53
 佐分利信がモテモテの映画。佐分利、及川道子、桑野通子の三角関係と、佐分利、及川道子、高田浩吉の三角関係が描かれる。佐分利は及川と桑野から熱烈に慕われており、高田は及川に横恋慕する。こゝに、及川の親友で、当然、及川に味方をする高杉早苗がからむのだが、結末は置いておくとして、結局、高杉が一番美味しいところをさらっていく。この高杉、『隣の八重ちゃん』の高校生役から2年後とは到底思えない、成熟した魅力を放っている。
 また、少々ヤヤコシイが、佐分利と桑野は東京に住んでおり、及川と高杉と高田は大阪在住で、登場人物が東京−大阪間を何度も行き来する。また、箱根なのか?休暇で富士山に近いホテルに集まったりする。このホテルのシーン。ロビー、階段、2つの部屋、廊下を使った人物の流麗な出入りの演出は、前半の見せ場だ。
 後半で桑野が佐分利の宿を訪ねて来、サイダーを飲むシーン。このシーンのカメラの動きも見もの。部屋の中での唐突な俯瞰もある。桑野の演技・演出は大袈裟で笑ってしまう面もあるが、島津保次郎のカメラポジションはこゝでも自由闊達だ。

#関西のシーンのロケーションについて備忘。
・道頓堀かと思っていると、心斎橋の看板が映る。橋からの風景も見える。
・高杉がゴルフの練習をするのは六甲山。有馬が車で近い、という科白がある。
・ラストシーンも六甲山の風景。車を運転する高杉がラストカットなのだ。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
投稿者:ロスマク投稿日:2003-07-15 15:50:08
【ネタバレ注意】

西欧文化や洋画の影響を色濃く感じる作りだが、男女の恋愛描写に関しては控え目すぎて現代人の私にはもどかしく感じる。当時の邦画ではこれが限界なのであろうか。

恋愛には奥手な主人公。周囲の女性たちの方が積極的だ。特に、何かと主人公の世話を焼く姉御肌のレディー。車を運転するわゴルフをするわ、挙句には主人公が廃業した株屋を引き継ぎ彼を番頭として雇い入れるなど、主人公よりも数倍は男っぷりが良い。

奥手な短縮版しか残っていないらしく、急展開で説明不足の内容は致し方ないのかもしれない。当時の大阪(心斎橋)の様子が見られて興味深かった。

【レンタル】
 【VIDEO】家族会議レンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION