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河内山宗俊(1936)

メディア映画
上映時間82分
製作国日本
初公開年月1936/04/30
ジャンル時代劇

【クレジット】
監督:山中貞雄
原作:山中貞雄
脚本:三村伸太郎
撮影:町井春美
音楽:白木義信
助監督:大岩弘明
出演:河原崎長十郎河内山宗俊
中村翫右衛門金子市之丞
市川扇升直侍
山岸しづ江お静
助高屋助蔵丑松
坂東調右衛門森田屋清蔵
市川莚司健太
瀬川菊之丞松江候
中村門三家老
市川笑太郎セリ市の男
中村楽三郎森田屋乾分
沢村幸次郎森田屋乾分
沢村章次川人足藤次
中村進五郎がまの油売
山崎島二郎居合抜
沢村比呂志香具師
清川荘司北村大膳
高勢実乗茂十郎兵衛
鳥羽陽之助藤八右衛門
今成平九郎用心棒
宗春太郎ヒー坊
原節子お浪
衣笠淳子三千歳
三好文江文ちゃん
【関連作品】
江戸遊民伝(1959)リメイク
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1089 8.90
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【ユーザーコメント】
投稿者:笠勝利投稿日:2015-11-27 16:27:11
スクリーンから忽然と消えて半世紀余り。日本映画史に輝く『伝説の名女優』原節子さんが亡くなった。山中貞雄監督のフィルムが現存する貴重な本作では、主人公である僧形の無頼漢が命を賭して救う可憐な少女を演じて印象深い。前年のデビュー以来、密かに引退するまでの出演作は100本を超えると聞く。伊丹万作、黒澤明、吉村公三郎、木下恵介、小津安二郎、成瀬己喜男…錚々たる巨匠の代表作でヒロインを務め続けた稀代の人。その身の振り方も含めて見事としか言いようがない。だから不謹慎と思いつつも、今後に予想される特集上映の開催を期待してしまう。映画館の暗闇に体を沈めて、あの目、あの声、あの姿を追い求めたい。
心よりご冥福をお祈りします。合掌。
投稿者:noir fleak投稿日:2015-03-02 09:26:36
「人情紙風船」の出来にははるかに及ばない。これを傑作というのは言い過ぎだ。コミック風な面白さはところどころにある。女房役の女性は立派な演技だが、16歳の原節子は可愛いもののセリフ回しや表情はまだまだ、、、、
投稿者:ノブ投稿日:2014-02-09 16:27:02
【ネタバレ注意】

「河内山宗俊」(監督:山中貞雄 82分)
話の内容は、しがない姉弟の為に命を捨てる悪者二人の話。
用心棒の浪人(金子)が、他の物売りには厳しくショバ代を取り立てるのに、甘酒屋のお浪に対してだけは優しくして、ショバ代も取らないのがコミカルだった。
イカサマ将棋で最初は騙されたふりをして負けて、その後大金を賭けて将棋に勝って、大儲けする河内山宗俊が良かった。
賭け将棋で大儲けした金で、女に「何でも買え」と言ったり、芸者をあげて酒を飲んで遊ぶ河内山が良かった。
小柄を競り売りする時の競り口上が良かった(オトボケ侍二人の競り参加もコミカルだった)。
お偉いさんが、自分の小柄偽物と思って、オトボケ侍の部下から30両で買い取るのがコミカルだった。
用心棒浪人と河内山が対決しようとして、用心棒浪人が刀を振り上げた時に、止めに入ったお浪がケガした事をきっかけに、二人が一転仲良くなるのが良かった。
お浪が身売りする決断をする時に、外で雪が降っていて子供が紙風船で遊んでいるシーンが良かった(お浪と弟の広太郎の修羅場を知らず、無邪気に遊ぶ子供というのが良かった)。
河内山とお静(河内山の女)が遊んでいた花札が、布団の上に散らばっているショットがボク的には良かった。
河内山の店の机に投げ捨てられた、用心棒の浪人が咥えていて折れ曲がった爪楊枝のショットがボク的には良かった。
河内山が高僧を騙って、「小柄を無くした」と大名(小柄を無くしたと思っているお偉いさんの主君)を脅して、金を巻き上げるのは大袈裟だった。
最後のヤクザ達に追われて、用心棒の浪人と河内山の逃げながらの斬り合いは大迫力だった。(役人にも追われはじめる中、親分を殺されたヤクザ達がのりこんでくる。河内山の店での河内山が玄関に張ったバリケードを壊して流れ込んでくるヤクザ達の迫力、店の裏の細い路地の溝(下には水が流れている)というシチュエーションの良さ、狭い路地の溝の前後の敵を切りまくる用心棒の浪人の後ろから切られたり刺されたりして死ぬ死に様、再び狭い路地にバリケードを張って身体でバリケードを抑えてヤクザ達の追跡を食い止める河内山の死に様。最後町の中を一人走って相模屋へ向かう広太郎、なんかのシーンが良かった)。
最後に広太郎はお金を持って相模屋へ走っていったけれど、どの道お浪を助ける事もハッピーエンドになる事も出来なさそうで、用心棒の浪人と河内山は無駄死にのように思えて、最後はスッキリしなくて、モヤモヤ感が残った。
全般的に
悪い事をしているけど、実は人が良くて姉弟の為に命を張る用心棒の浪人と河内山宗俊が良かった。
最後のヤクザ達との切り合いは、店の裏の狭い路地の溝というシチュエーションの良さもあり、かなり迫力があり面白かった。
コミカルさはあまり無かったが、82分と短く、最後の切り合いは大迫力で楽しい、時代劇の佳作。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-06-06 17:54:55
【ネタバレ注意】

文政6年、恐喝容疑で捕えられた河内山宗春(歌舞伎では宗俊)に取材して、講釈師二代松林伯圓が「天保六花撰」を作り、これが歌舞伎に脚色された。河竹黙阿弥作の「天衣紛上野初花(くもいにまごううえののはつはな)」。三千歳・直次郎入谷の寮の場の清元節「忍逢春雪解」が有名。

◎上記の「天保六花撰」から時代設定と宗俊と市之丞の名を借りて山中と三村が創作した脚本の映画化。天才と謳われた山中貞雄の現在残されているたった3本の作品の内の1本。マドンナ役お浪を演ずる若き日の原節子(当時16歳)の初々しさには、宗俊・市之丞ならずとも肩入れしようという気になるだろう。

筋立ては粗っぽくて納得出来かねる部分が多々あるが、宗俊と市之丞の風変わりな友情には、この映画制作当時の若きカツドウ屋たちの交流の闊達さと志操の高さが覗われて、この一篇の映画そのものが昭和10年代という時代の生きた資料のようにも思われる。

河内山宗俊モノの映画としては、子母澤寛原作・伊藤大輔脚本を大河内伝次郎主演でマキノ雅弘が監督した「すっ飛び駕」(\'52大映京都)がある。「天保六花撰」ものの映画としてはこれがもっとも真っ当で分りやすく、また痛快で面白い。嬉しいことに、今はDVDで観ることが出来る。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/

投稿者:ルミちゃん投稿日:2012-03-29 03:00:38
【ネタバレ注意】

一通り書いていて、気がついたことなのですが、この作品、実に馬鹿げた筋書きによって成り立っているのですね.
宗俊と浪人の出会いは、殺し合う喧嘩.刀を抜いて殺し合う喧嘩を始めた二人が、娘が、わずかな切り傷を負ったことが契機となって、仲良くなってしまった.優しさ、失ってはならない大切なものが、馬鹿げた筋書きによって見事に描き上げられている.
二人は喧嘩を止めた.喧嘩をしなければならない理由は馬鹿げたことだったと言っても良い.喧嘩を避けるため宗俊は下総へ身を隠すことにした.他方浪人も、宗俊が、あこぎでケチな親分から金を巻き上げた、自分がやりたかったことを宗俊がやったことを喜び、用心棒に見切りをつけようとする.
「今まで俺は無駄飯食いだった.初めて人の役に立つ仕事ができる」やくざの用心棒の浪人はこう言う.
武士=軍人の役目は、国に奉仕をすること、命をかけて国を守ること.それに対して武士を辞めた浪人は、国ではなく人の役に立ちたいと言った.彼は片足が短い.本人は片方が長いだけだと言ったけれど、どちらにしても当時の日本では兵隊には不向き.『国のために死んでこい』が当然の当時の日本の国情に対して、全く国情に合わない人間を描いている.あまり上手い演技をしていない、と言うか、目立たないように、目立ちすぎないように描かれているけれど、彼の姿を通して、山中貞雄が言いたかったことが、分りやすく描かれていると思う.
『潮時を誤ると、恥が増えるだけだ』こう言って、彼はやくざの用心棒を止め、一人の娘を救う決心を固めた.命をかけて行うことは、やくざの親分を守ることでなければ、わざわざよその国にまで出かけて人殺しをすることではない.実近の弱い人間を守ること、単にそれだけのことでした.
直待についても考えてみましょう.彼はつまらない盗みをして姉を困らせ、幼なじみの芸子を助けようと連れ出したまではいいのだけど、結局は心中するしかなかった.しかも女だけ死なせてしまい、また、姉を困らせることになる.確かに、強い者が弱い者を守り、あるいは、弱い者同士が助け合って行かなければいけないのだけど、けれども、直待のやったことは、幼なじみを救うことは出来なかっただけでなく、姉も身売りするより他なくなってしまいました.
彼のやったことは優しい行為とは言えないのですね.けれども、いかさま将棋を止めさせようと、宗俊に小声で話しかけた、これは優しい行為であり、その行為が宗俊との出会いでした.
宗俊は、いかさま将棋で巻き上げた金で、妻に何でも買って上げる.等々、あえて書く必要はないでしょう.
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優しさと苦悩、あるいは、優しさから派生する苦悩
作品が3本しか残っていないので、断言は出来ないのですが、『百万両の壷』には苦悩は描かれていない、山中貞雄は優しさだけを描くことの出来る才能を持っていたと考えられます.けれども、時代は戦争に突き進み、どんどん暗い時代になって行く.山中貞雄の作品も苦悩を描かざるを得なくなったのがこの作品であり、『人情紙風船』に至っては、直接には優しさは描かれなくなったと言えます.
書き加えれば、溝口健二、彼の作品を優しさと苦悩で考えると、描かれるものは苦悩であり、優しさは苦悩を描くための素材でしかありません.ごくわずかの例外を上げれば、『雨月物語』この作品は間違いなく優しさを描いており、苦悩は描いていません.今一本『噂の女』この作品も優しさが勝ったと言えるでしょうか.

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-10-04 16:28:16
三度目の挑戦でどうにか完走。「百万両の壺」のような畳み掛ける面白さは無いが、キャラ設定は魅力的だし、ラストの立ち回りも良かった。河原崎長十郎の貫禄は息子には受け継がれなかったようだね。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2009-11-15 15:35:57
新奇性を出そうとしたのか、主人公中心ではなくサブプロットと並立して進むので、どうにもしっくりいかない。それでも、ラストの狭い堀を使った殺陣は良かった。
本作は、日活とJ・O系の太秦発声との提携作品であり、実質的には太秦発声の‘J・Oスタジオ‘で撮られているようだ。となれば、トーキーもWEではなくてジェンキンス社のシステムを使用することになり、クオリティの差がやはり出てくるわけだ。
演技陣。河原崎・中村の主演コンビは悪くないし、原も可憐だが、やっぱり市川莚司こと加東大介だよね。
投稿者:さち投稿日:2009-06-04 07:35:21
よかった
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 18:57:25
原節子
投稿者:投稿日:2008-05-01 10:19:01
昭和十年頃。“活動”にでかける人々の心もちは、どうだったのか。
興行は一週間で次々にかわり、山中監督目あての客などいない。
観た“写真”の本数や役者の知識を競う好き者たちは、時代にかかわらずいただろうが、“シネフィル”という言葉は地球上に存在していない。
“小屋”があるエリアは猥雑でいかがわしく、中流以上の家庭人たちが、足を踏み入れる場所ではなかった。
“客”たちは口々に、河内山は腹が据わった粋なおとこだ。浪人も呑べえだけど良いやつだ。直侍の野郎、しっかりしろよ。河内山の女房の悋気にも困ったものだ。雪が綺麗だな。原なんとかという娘は、なかなか可憐だ。面白いシャシンだったねえ。なんて言い合っていたに違いない。
平成二十年頃とあまり、かわらない。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-09-11 15:32:38
講談をもとに、1881年河竹黙阿弥が歌舞伎に翻案したのがこの「河内山宗俊」なのだそうですが、浅学ゆえ歌舞伎の方は未見です。黙阿弥は世話物と呼ばれる庶民目線の作品も多く書きましたが、悪漢が多く登場するのも黙阿弥作品の特徴だとか。で、さらにその作品を大きく換骨奪胎したのが、この山中作品、ということになります。
登場人物こそ歌舞伎と同じ名前で出て来ますが、役割は大きく異なります。大名(=権力)を相手に金品をたんまりせしめる大悪漢、というのが河内山宗俊の人気につながったようですが、山中作品ではそこからさらに町民の視線の高さに主人公たちを下ろし、可憐な娘を助ける男たちのロマンティシズムを描き上げています。河内山宗俊(河原崎長十郎)とやくざの用心棒・金子(中村翫右衛門)の奇妙な友情も面白いし、男たちが命を懸けて守ろうとする娘・お浪(原節子…当時16歳!)の純粋さもまた胸を打ちます。「あたかも騎士道だ」とする評もありましたが、まさにそんな印象を受けました。ろくでもない人生を送ってきた男たちの挽歌。ラストの斬り合いも迫力抜群ですが、斬りつけられた悪党と呼ばれた男たちの目に映ったのは何だったのか。刺されながらも必死で行く手を遮ろうとする宗俊の表情が、どことなく晴れやかに見えたのは気のせいでしょうか。
ただ、惜しむらくは音声がきわめて聞き取りにくかったこと。古い作品には思い切って字幕をつける、くらいのことがあった方が、観る者の理解を助ける意味でも良いかも。重要な台詞を聞き漏らしたような気がして、そこんところは隔靴掻痒でした。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-05-06 22:45:25
【ネタバレ注意】

 歌舞伎の原作があるのか。道理で話に不自然な所がある。

 でも全体としては、1.日常の他愛のない会話、2.映画の主張と重なる重要な決め台詞、3.歌舞伎から借りた大袈裟な芝居(他に4.息抜き的な軽妙な掛け合い、ってのもある)が、バランスよく構成されている。その結果、観念で空回りしがちな2.の決め台詞にパンチ力が生まれている。「ただ何となく生きていますから、御安心下さい」「人のために喜んで死ねるようなら、人間、一人前じゃないかな」「お静は俺の女房だ。河内山の女房だ」

 この映画が執拗に描いていることの一つは、<自分に対してこう言うことで、相手は何を言ってるのか?>、つまり行動(発言を含む)の背景に潜む、その人の想いは何なのかってことだ。河内山(河原崎長十郎)の台詞はすべて相手への思いやりに満ちていて、かつ相手の発言を聞くときは、その背景に思いを巡らせていることが分かる。だから相手によっては不躾な発言も意に介さないし、相手の了見が分からないときは、あえて命令口調で反応をうかがったりする。

 河内山のような男が、なぜお浪(原節子)と直(市川扇升)を助けようとしたか分かりますか? 彼女が美しかったから? 思わず惚れてしまったから? そんなんじゃないよ、彼らが無垢だったからだ。

 だからこの映画のハイライトは、板戸越しに河内山の台詞を聞くお静の顔のアップだ。雪の降るシーンなんて、あんなものは、ただ単に綿をばら撒いただけの話だ。いや、綺麗な綿だったことは認めるけれども。8

投稿者:Ikeda投稿日:2005-02-13 00:09:13
黙阿弥の名作、通称「河内山」の映画化で、悪坊主だけれども善人という宗俊を描いたものです。パロディなのでストーリーは原作と違いますが、宗俊という人物のイメージは同じだと思います。
主役は、河内山の河原崎長十郎ですが、話の進行の主体は、お浪(原節子)の弟、直太郎/広太郎(市川扇升)の所行と、北村大膳(清川荘司)が盗まれた大事な小柄がポイントです。それに悪役方の金子(中村翫右衛門)と健太(市川莚司/加東大介)がからんできます。
前進座の面々は殆ど安心して見ていられますが、かなり重要な役の扇升がどうかなと思いました。それに比べて、若い原節子が易しい役だという事もありますが、うまく演じています。この映画で名を知られたというのも良く解ります。
原作と場面は違いますが、「邪魔な所へ北村大膳」という台詞が出てきたり、高勢実乗が、「イヤー、アノー、ソノー偽物ですよ」と言うあたりが面白いです。その他、寛永寺の鐘が鳴る夜半の池之端でのシーンで、急に歌舞伎調になるのが、私は特に興味を引かれました。それに、ラストの掘割りでの乱闘には迫力があります。
全体として好きな映画ですが、宗俊は良いとして、他の人物の描き方が、いかにも性悪な所があるので、見ることが出来た山中貞雄の3作の内では唯一減点したくなる作品です。
なお、この映画のDVDには、日本語の字幕がついているものがあります。必ずしも台詞通りではない所もありますが、大体は聞き取れますし、江戸弁で早口な上に、音質が悪いのでこの処理は助かります。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2005-02-07 23:33:10
とにかくおもしろい。まいった。これが山中貞雄か。

三本しか現存していないのに、それで評価できるのか?それで天才と言ってしまうのはどうなのだ?
なんてことを言う人が居るようですが、いや、これ一本あれば十分でしょ。
え?他の2本はもっとすごい?まじっすか?

小柄をめぐるシーンの楽しさ、原節子が身売りを決心するシーンの美しさ、魅力的なキャラクターたちと、緻密なプロット。下水道を駆ける河内山のフォロー撮影も美しかった。なんて可愛さだ原節子!

私の観たビデオテープはとにかく音がわるかった。台詞が聞き取れないシーン多々。
DVDはどうなのだろうか?そこが問題ないのなら全部欲しいぞ。

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2008年1月、シナリオを読み、再見。

シナリオにはあるが、本編ではカットされているシーンがある。
河内山と直太郎が吉原に遊びにいったところで、直太郎がおみつと出会うシーンの後には続きがある。
あの後、二人はさらに会話を続ける。幼き日の二人の関係、なぜおみつは遊女になったのか、人生への絶望。そのあとに直太郎が彼女を連れ出し、結果的に死を選んだこと、それらの理由の一端が示される。

しかし、そのシーンは検閲により、切り取られたそうだ。

弱者が悲鳴をあげようとも闇にかき消され、ヒーローが助けに来ることも無い。そんな世の中に抗いもがいた男たちの抵抗の物語なのだろう。

やはり、すぐれた作品だと思う。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-12 03:48:33
 私が見たものはとても状態の良くないフィルムで多分台詞は半分方聞き取れていないと思う。それでもこれだけ面白い!
 やっぱり、原節子が弟をいきなりぶってから、縁側でゆっくり振り向く立ち姿までのシーンがハイライトだな。子どもの驚いた表情と帰り道の後ろ姿が挿入される。そしてとてもとても軽い綿のような雪が舞っている!
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
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