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祖国のために(1975)

ОНИ СРАЖАЛ ИСЬ ЭА РОДИНУ
THEY FOUGHT FOR THEIR COUNTRY

バトル・フォー・スターリングラード(ビデオ題)

メディア映画
上映時間135分
製作国ソ連
公開情報劇場公開(ソ連映画祭実行委員会)
初公開年月1981/11/
ジャンルドラマ

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投稿者:Bava44投稿日:2009-03-01 16:58:46
原作はノーベル賞受賞作家ショーロホフの未完の小説。モスフィルム製作の大作であり、出演者は豪華。
主演のワシリー・シュクシンは映画大学ではタルコフスキーと同期でミハイル・ロンムの下で映画演出を学んだ俳優兼監督。監督としての代表作は『赤いカリーナ』。彼は日本では全然知られていないが、ロシア映画史では必ず名前が出てくる。(ロシア人にシュクシンの映画は日本では全然知られていないよと言ったら、「絶対変だよ。名作じゃないか!」と言っていた。)本作ではちょっとお調子者の役だ。
本作でのボンダルチュクは少し頭の弱い大男の役。ソ連・ロシア映画の顔という点ではボンダルチュクとミハルコフが世界的に有名という感じだろう。二人とも俳優出身である。
映画の最初の方で悲観的な人物を演じるヴャチェスラフ・チーホノフも超のつく名優だ。ボンダルチュクと同じくゲラーシモフの『若き親衛隊』で俳優デビューする。彼はスタニスラフ・ロストツキー監督の作品群で評価を確立した。
ユーリ・ニクーリンはロシアを代表する喜劇俳優。彼の映画だという理由で見に行く人は大勢いる。衣笠貞之助の『小さい逃亡者』では主演だった。
連隊長役のニコライ・グベンコも俳優兼監督。監督作にはカンヌに出品された「Podranki」がある。
インノケンティ・スモクトゥノフスキーやノンナ・モルジュコーワも出演している。
いずれも本国では知名度の高い実力派俳優であり、ロシア人からすれば知っている俳優ばかりという状態である。そして撮影にはタルコフスキー映画のカメラマン、ワジム・ユーソフ。

ソ連の停滞の時代のボンダルチュクは体制寄りの姿勢を示していたし、ボンダルチュクの演出にあまり期待していなかったのだが、思ったより良い出来。70年代のソ連映画らしく、戦闘シーンの活劇的激しさよりも、心理的効果を狙った演出になっている。それは同じボンダルチュクの『人間の運命』と比べればわかる。

ストーリーは、42年のロシア南部を舞台に、スターリングラードへ向かうドイツ軍を食い止めようとするソビエト軍の姿を描くものである。劣勢のソビエト軍がひたすら敗走を続けるという暗い内容。本土決戦をしながら敗走しているので、兵隊たちが民間人から非難される描写がある。

作品が尻切れなのは原作が未完であるためではなく、主演のワシリー・シュクシンがこの映画の製作中に死んでしまう(それも死因不明)というアクシデントがあったためである。
6.5点

75年 カンヌ国際映画祭出品作
投稿者:本読み投稿日:2006-12-26 03:05:13
ソ連時代の製作なので当然プロパガンダはあります。しかし、ボンダルチュクはそれをプロパガンダと判るように作っています。例えば兵士が危地に陥って、神に祈りを捧げますが、後でそのことを反省したり、部隊の食料を調達するため、農家の女主人に手管を使って取り入ろうとするのを見ている同僚たちが覚え間違えで「奪う(略奪)」との言葉を使ったり、体裁はプロパガンダに従順なようでも、ボンダルチュクは兵士たちをできる限り等身大に描いているのがよく見て取れる作品です。
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