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一人息子(1936)

メディア映画
上映時間87分
製作国日本
初公開年月1936/09/15
ジャンルドラマ
小津安二郎 DVDコンプリートボックス
参考価格:¥ 70,200
価格:¥ 59,850
USED価格:¥ 50,000
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【クレジット】
監督:小津安二郎
原作:ゼームス・槇
(小津安二郎)
脚本:池田忠雄
荒田正男
撮影:杉本正次郎
美術監督:浜田辰雄
衣裳:斎藤耐三
音響効果:斎藤六三郎
音楽:伊藤宣二
演奏:松竹大船楽団
出演:飯田蝶子野々宮つね
日守新一野々宮良助
葉山正雄その少年時代
坪内美子良助の妻杉子
吉川満子おたか
笠智衆大久保先生
浪花友子その妻
爆弾小僧その子
突貫小僧富坊
高松栄子女工
加藤清一近所の子
小島和子君子
青野清松村老人
【解説】
 小津安二郎が自らの原作(ゼームス・槇名義)を監督した、最初のトーキー作品。脚本は池田忠雄と荒田正男。後の作品に見られるコミカルさは控えめで、終始重苦しい雰囲気に包まれているのは時代のせいか。
 早くに夫を亡くしたつねは、田畑を売り身を削って一人息子の良助を育てた。優秀な成績を誇る息子のため、つねは苦しい生活の中から進学のための資金を捻出。しかし13年後、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、妻子とともに貧しい生活を送っていた。しかも良助は教師をしていることも所帯を持っていることも、母親に知らせていなかった。上京したつねは厳しい現実を目の当たりにし、絶望感に包まれてしまう。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
757 8.14
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【ユーザーコメント】
投稿者:uptail投稿日:2013-11-04 15:16:21
小津安二郎
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-06-11 12:40:05
野心は無くしても人に対する優しさは失っていなかった息子に、一抹の寂しさは残しながらも心穏やかに信州に帰っていった母親を見送って帰宅した息子が、溜息を付きつつ哺乳瓶をじっと眺めて脱いだ帽子を放る。投げ出された帽子はまるで息子の心を現すかのように畳の上をころころと転がってひしゃげた形なりに停止する。これは異様なショットである。そして、ふと、鏡台に置かれた折り畳まれた紙片が息子の目を引く。手に取って見るとそこにはすべてひらがなで「これで まごに なにか かって やってください 母」と書かれており、紙幣が二枚挟んであったのだった。
息子は母をもてなすために夜学の同僚から利子つきで十円借り、それでも足りなくて妻が着物を質に入れて金を都合するのだが、その金を馬に蹴られて大怪我をした近所の子供の入院費に差し出したのだったが、その一部始終を承知していた母が置いて行ったのは、恐らく十円札が二枚であった。妻は“あなたはいいお母さんをお持ちです”といって泣くのであった。
プロロ−グに流れていた「オ−ルドブラックジョ−」が、もう現役の紡績婦として働けなくなり、宿舎の賄い婦となった老いた母が、工場の陽だまりに背を丸めてうずくまる姿に重なって流れて行く。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:アキ投稿日:2008-01-14 17:04:25
一人息子のつくり笑いが消えたとき、本当のドラマが始まる。市役所を辞めて夜間学校の教師になったことも、結婚して赤ん坊ができたことも、上京してきた母親には知られせていなかった。家屋敷を売り、工場に住み込みで働く母親は、一人息子の立身出世だけを楽しみに生きてきた。そんな母親に今の自分を見られたくなかったのだ。近所の子供が馬に蹴られ、手術を受けてもの入りになったとき、なけなしのお金を貸し与える息子の人情に、一抹の希望を感じ、静かに田舎に戻っていく母親。しみじみとした哀感が胸を打つ。
投稿者:篭瀬山投稿日:2006-11-11 10:11:14
【ネタバレ注意】

親が我が子にかける期待と、親の期待に応えきれないジレンマを抱える子供。人生の局面において、誰もが直面しうる重苦しい問題を描いている。なんの解決策も示されず、重苦しいまま終わる救いのない作品。小津は晩年にもそういう作品を描いている(『東京物語』もそうかもしれないが、私が一番に思うのは『東京暮色』だ)が、その都度自分自身が通過してきた問題を(間接的に)描いているのだろう、晩年のものの方がより重苦しい。しかし、晩年のものには、それでも人生は続いていく、というよな、強いメッセージも読み取れる。嘆息するという(程度のものだが)形式的な結末をつけたのは、小津自身の内心を慮ると忍びない気もするが、物語を超えて生じる映画の魅力というものを、弱めてしまった。33、4でこういう問題を採り上げうる、小津の冷静な内省力って凄いなとは思うが。5

投稿者:Ikeda投稿日:2004-03-27 18:06:14
母親の息子に対する愛情と期待を描いた映画ですが、飯田蝶子が名演です。最初にも出てくる「オールド・ブラック・ジョー」が流れる中、座って考え込む母親の姿のラストシーンが印象に残ります。そして、裕福になった日本の現在を考えると、本当の人間同士の愛情というものは、あの殆どの人が貧乏な時代にしか生まれないのかなと思ったりもしました。
但し、東京に一人で出てきた日守新一が結婚し、子供まで出来ているのに親に知らせないというのは、もう昭和に入った時代ですから、不自然に感じました。それと、日守が住んでいる所が、今の東陽町あたりと思われ、遊覧バスに乗る費用にも事欠くというのに、東京駅から円タクで母親を連れていくのも変に感じました。
なお、その後、日守がお母さんに見せる映画はこの前年に公開されたヴィリ・フォルストの「未完成交響楽」です。
投稿者:Stingr@y投稿日:2003-12-09 16:05:50
 「私小説」に毒されたこんな救いのないストーリーの作品は駄作と言ってよい(和解は単なる奇麗ごとに過ぎない)。誰もこんな「私事」を覗き見したくはない。トーキー第1作ということで肩に力が入り過ぎて,コメディが影を潜めてしまったのだろうか。
 1936年(昭和11年)は2・26事件が起きた年で,次第に暗くなっていく世相を小津の初トーキーは見事に反映してしまった。
投稿者:parole投稿日:2003-10-20 15:00:12
息子の家に舞台が移った以降は常に近くの工場が立てる「トッカントッカン」という音が、
低くしかし絶えることなく続いている。
BS2で録音の保存状態が悪いもので見たにもかかわらず、
その通底音ははっきりと耳に届き見る者の脳裏に木霊する。
そして、幾度も現れる洗濯物や馬、旗などの「物」の凄み。
トーキー一作目にして早くもトーキーの可能性を
既に見極めていたような気がする。
投稿者:GRIFFIN投稿日:2003-10-19 18:26:15
 トーキー1作目ということで、らしくない作品を期待したのだが、、、
 親の期待と子の現実っていうなかに世相もあって、まぁ普通の作品だった。もうちょっと新鮮な作品がみたかった。
 1936年ですでにラーメン屋がでてくる。日本人のラーメン普及度はこれ以前からあるようだ。とんかつ とともに恐るべし。
【ソフト】
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