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ジャコ万と鉄(1949)

メディア映画
上映時間91分
製作国日本
初公開年月1949/07/11
ジャンルドラマ/サスペンス

【解説】
 大衆雑誌懇話会賞を受賞した梶野悳三の『鰊漁場』を、谷口千吉が脚色・監督したサスペンス。黒澤明が共同で脚本を執筆している。1964年には深作欣二監督、高倉健主演でリメイクされた。ドキュメンタリータッチのロケーション撮影が評価を得た。
 網元の九兵衛はニシン漁のため安い賃金で漁師をかき集めた。その中に、かつて樺太で一緒だったジャコ万がいた。九兵衛に置き去りにされたジャコ万は死に直面し、九兵衛に深い恨みを抱いていた。ジャコ万は仕事もせず寝てばかりいたが、負い目を感じる九兵衛は何も言えずにいた。そこへ死んだと思われていた九兵衛の息子の鉄が帰ってくる。ジャコ万と鉄はお互い反目するが、ついにニシン漁の時が来た。
<allcinema>
【関連作品】
ジャコ萬と鉄(1964)リメイク
【ユーザー評価】
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-06-01 06:51:09
【ネタバレ注意】

 瀬川順一の撮影は屋外シーンの記録映画的な部分で素晴らしい効果を上げている。光の捉え方が絶妙だ。それに対して、谷口千吉の演出はどうにも一貫性に欠ける。特に屋内シーンでのカメラポジションとカッティングがコントロールできていないように思う。結果的にとてもルックがちぐはぐな映画になってしまっている。

 後半までは、二人の死んだはずの男、ジャコ万(月形龍之介)と鉄(三船敏郎)が二人そろって実に魅力的だ。特に宴会シーンでの三船の奇妙奇天烈な歌にはひっくり返りそうなくらい吃驚した。この映画はこのシーンがあるだけで永遠に語り継がれるだろう。また、ここでも進藤英太郎の存在が良い。

 しかし、ジャコ万の「狙い」の浅はかな設定とラストの改心だとか、鉄と教会のオルガン奏者(久我美子。この頃の彼女は可愛くない!)の描き方や、「大学」と呼ばれるひ弱な労働者の人物設定等々、もう幼稚極まりない。谷口に責任があるのか黒澤に責任があるのか俄には断定できないけれど、黒澤らしい浅薄さだと思ってしまう。
http://www.page.sannet.ne.jp/egi/

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