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愛と憎しみの彼方へ(1951)

メディア映画
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1951/01/11

【解説】
 寒川光太郎『脱獄囚』をもとに「暁の脱走」の谷口千吉と黒澤明が共同で脚本を執筆、谷口がメガホンをとった。北海道の大森林を舞台に展開するスリルとサスペンスの一大スペクタクル巨編。
 北海道の網走刑務所で脱走事件が発生。首謀者は「オホーツク不動」という異名を持つ模範囚の坂田五郎だった。当直看守の久保部長が調べたところ、極悪囚人「生疵の助」こと鎌田与助が坂田の妻と医師の北原との不倫話をでっち上げ、坂田に脱獄を手伝わせたのだ。久保は捜査隊に参加して、坂田の誤解を取り除こうとする。坂田の妻まさ江は子供を連れ、北原とともに夫婦の思い出の地を目指していた。しかし怒りに駆られた坂田は、飯場で手に入れた銃を北原に向けるのだった。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-10-27 09:21:47
と言ったら、谷口監督に可哀想だ。演出がいい。しかしいつものドラマティックな構成、ちょっと過剰なセッティング(最後は火山の火口の中! 今では撮影不可能。)はいかにも黒沢らしい。赤ん坊を背負った池部・水戸が逃げ、それを狂気の三船が追跡する北海道ロケシーンの撮影は圧倒的迫力だ。(ちょっとヒッチコックの「39階段」に似ている。)よく撮ったと思わせる危険シーンも一杯。1951年あたりは、日本映画は活力にあふれていたと思うしかない。製作陣の意気が感じられる。まさにこの頃は黄金時代だった。
それに俳優陣の豪華さ! 脱獄犯に三船、看守・志村のほかに、池辺、水戸、小沢、木村功。池部が若干未熟な感じだが、水戸光子が立派だ。三船はいつもながらエネルギーに溢れる演技。三船という俳優がいたから黒沢映画が生まれたと言えると思う。本作でも三船以外の人は考えられない。
佐藤忠夫が「なぜ今まで見過ごしてきたのだろう。」と述べているが全く同感だ。
万人に薦めたい。

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