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白痴(1951)

メディア映画
上映時間166分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1951/05/23
ジャンルドラマ/ロマンス
<あの頃映画> 白痴 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 3,024
USED価格:¥ 3,871
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【クレジット】
監督:黒澤明
製作:小出孝
企画:本木荘二郎
原作:ドストエフスキー
「白痴」
脚本:久板栄二郎
黒澤明
撮影:生方敏夫
美術:松山崇
衣裳:田口ヨシ江
編集:杉原よ志
音楽:早坂文雄
助監督:萩山輝男
小林桂三郎
野村芳太郎
中平康
生駒千里
二本松嘉瑞
出演:原節子那須妙子
森雅之亀田欽司
三船敏郎赤間伝吉
久我美子大野綾子
志村喬大野
東山千栄子妻里子
柳永二郎東畑
千秋実香山睦郎
千石規子妹孝子
高堂国典父順平
左卜全軽部
三好栄子香山の母
文谷千代子綾子の姉範子
明石光代赤間の母
井上大助睦郎の弟薫
【解説】
 巨匠・黒澤明監督が敬愛するドストエフスキーの名作を、森雅之、三船敏郎、原節子、久我美子という豪華キャストで映画化した美しくも激しい愛憎劇。完成当初4時間25分の長尺に難色を示した松竹の首脳と黒澤監督が衝突し、結局現在観ることのできるのは大幅にカットされた166分バージョンのみとなってしまった。
 戦時中のショックで白痴になったと自ら語る純真無垢な青年、亀田欽司。彼は札幌へ帰る途中で無骨な男、赤間伝吉と知り合い、仲良くなる。その赤間は有力政治家の妾、那須妙子に熱を上げていた。亀田も妙子の写真を一目見て心奪われる。一方、そんな無邪気で美しい心を持つ亀田のことを、親類の娘、大野綾子は誰よりも深く理解し、そして心惹かれていった……。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14110 7.86
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【ユーザーコメント】
投稿者:投稿日:2015-12-31 22:15:26
原節子の眉毛が、もともとの眉よりだいぶ上に眉尻が描かれていたのが印象に残った(というか、小津映画に比べると化粧派手めに見えました)。
そして、女優より色気がにじみでているのは、ピュアであるはずの主人公・森雅之。うるうるの目で三船敏郎も篭絡しちゃうぜ!って感じ。
尺が長くて会話がしんどいのですが、舞台演劇のような濃密な映画でした。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-09-24 11:39:07
黒澤明のバタ臭い演出に耐えて、日本映画には珍しい個性が正面からぶつかり合って火花を散らす群像劇を演じ通した主役の四人と脇役陣に拍手。特に主演のムシュイキンを演じた森雅之は彼の生涯最高の難役を見事に具象化して見せた。その森の演技に対峙するナスタ-シャ役の原節子も、純白の魂を胸中深くに蔵する女の切なさと狂気を演じてギリギリのところで踏み止まって破綻せず、色は違えど共に純な魂を共有するロゴ−ジン(三船)とアグラ−ヤ(久我)も抑制の利いた熱演で二人に対抗する。その演技陣にも増して素晴らしかったのは、脚本・撮影・美術・音楽のスタッフ陣であった。特に、森と三船が二人だけでナスタ-シャの通夜をする場面を、蝋燭の灯りだけで撮影した照明とキャメラの技量には、思わず台詞を聞くことも忘れて驚嘆したのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:Normandie投稿日:2011-06-07 00:31:18
まだ20代の頃、紙一重のような世界に魅入られた。
数年前にNHKの特集で再見したがやはり心を裏切らなかった。
黒澤さんの作品では一番好きかも。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 10:36:18
原節子&森雅之
投稿者:さち投稿日:2008-09-19 10:01:09
tuu 
投稿者:黒美君彦投稿日:2008-08-25 00:26:25
『野良犬』(49年)で、混乱の中の夏の東京とその極端な“暑さ”を描いた黒澤明監督だが、そうした暑さを描いた反動としてこの作品では“冷たさ”−札幌を舞台に選んだのではないだろうか。もちろん原作がロシア文学だから、ということがあるにせよ、冬の札幌を敢えて舞台に選ぶところに、黒澤の野心と矜持を感じたのだがどうだろうか。

さて、この作品では繰り返すまでもないが亀田欽司(森雅之)と赤間伝吉(三船敏郎)、那須妙子(原節子)と大野綾子(久我美子)というふた組の男女がそれぞれ対比的に描かれる。
とはいえ、そもそも「白痴」という訳語が的確かどうかという問題にまで遡ってしまうが、「白痴」(=善良で純粋無垢な存在)として位置づけられるはずの亀田(原作ではムイシュキン)が、私にはそんな風にみえなかった。寧ろ直情径行の赤間(原作ではロゴージン)の方がある意味純粋とさえみえてしまう。原作ではムイシュキンに込められたキリスト教的な愛(=アガペー)が、十分この作品では具現化しきれていないように感じた。
那須妙子と大野綾子の関係もまた然りである。はっきりしない人物造形が(それは4時間の作品を2時間46分までカットさせられたことも影響しているのかも知れないが)、作品全体を茫漠としたものにしてしまっているように私は感じた。

とはいえ、亀田を演じた森雅之、対比的に描かれる赤間を演じた三船敏郎はいずれもいいし、気の強いお嬢様役の久我美子も熱演。原節子も存在感がある。そして脇役の志村喬、東山千栄子、千秋実はいうまでもない巧演。
冬の札幌の雪景色や、雪まつりの風景も相当に楽しめる。
中期の黒澤作品の中では少々頭でっかちな感もあるが、意欲は強く感じる作品である。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-08-15 11:53:27
戦前の青年の間ではトルストイ派とドストエフスキー派に別れていたという話を聞きますが、黒澤明の作品を見ると、彼はどちらかと言えばドストエフスキー派の感じが強いです。私は、それほどの歳ではありませんが、高校生の頃トルストイが好きで、彼の作品は殆ど読みましたが、ドストエフスキーは殆ど読んでいません。
それで言うのも、おかしいですが、かなり原作の感じは出ていると思います。特に嫌がれる役だと思いますが、白痴の森雅之と気の強い娘の久我美子の二人、更に意気地のない男の千秋実が適役かつ名演です。他に原節子、志村喬、東山千栄子たちも良いですが、今更取り上げることもないと思います。
この映画は4時間25分のものを2時間46分にカットされて黒澤監督が、これ以上カットするならフイルムを縦に切れと言ったという話が伝わっていますが、私がこの作品を見た限りでは、まだ長すぎる感じがしました。黒沢作品は、元々くどい描写が多いと思っていましたが、中盤あたりは、かなりしつこいシーンがあって、少し嫌気がさす所もあります。それに冒頭から字幕シーンやナレーションでの処理が多いので、そのせいかなと思いましたが、ずっと見ているとむしろ余分なコメントが多い事が解りました。
ただ一度作ってしまったものをカットすると言うのは不自然なので、後から部分的に省けというのは無理なので黒澤が反対したのは当然だと思います。それにしてもプロデューサとディレクタとの意志疎通があまりにもなさすぎる感じはあります。
それは別にして、この作品は最初4時間25分物を2時間46分にカットされたという事になっていますが、最初は3時間にカットされ、プレビュー後に更に14分カットしたのが本当のようです。キネマ旬報の「ストーリー」を見ますと、軽部(左卜全)が連絡船から登場しているようですし、最後も三船敏郎と森雅之の二人が精神病院に入る事になっていますので、これは最後のカットされた部分にあったのではないかと思われます。それが解ればこの映画の解りにくい所が解決すると思いますが、やはり映画は最初に大体の時間を決めて、その中に纏めるのが本当の演出ではないかと考えています。
投稿者:Bava44投稿日:2005-06-25 17:59:44
【ネタバレ注意】

第一部の前半は編集も雑だし、登場人物も多いので混乱しますが、
100分近くカットされているし(第一部前半のつながりが明らかに悪い)、
原作を読めば人物関係なんかも分かるので、全体としては長い原作をコンパクトにまとめていると思います。
また、雪の多いロケなので露出(明暗)が多少不安定なのはしょうがないです。

映画的でないとの意見がありますが、第一部後半の発作が起こりそうになるシーンや、
第二部最初の雪まつり(?)のシーンなどは非常に映画的だったと思います。
(原作にはあまりそういう描写がなかったから、逆にそこが映画的になったのかも)

原節子と久我美子が原作よりも感情的(人間的)で、三船ロゴージンもラスト意外と人間として弱かった。
また、原作ではラストで破滅してしまうアグラーヤが、映画では美しい者とは何かを主張する事も悪くない。
そこが黒澤らしさかな。
デカダンスすら感じる原作の最後を三船中心の淡々としたやつにしたのは個人的には残念だが。

俳優陣はとても素晴らしかった。三船ロゴージンの露骨でギラッとした眼、原節子の表情の上手さ、
久我美子の目の強さ(少しやりすぎ)、森雅之も本当に純粋そうな演技だった。
千秋実のだらしなさも原作通りで嬉しい。

特に森雅之に迫る原節子と久我美子の演技合戦が凄すぎる。

投稿者:丑松投稿日:2004-12-26 16:42:50
久々に黒沢作品を観たのですが、何と言うか、捉えどころの無い作品に感じてしまいました。
ドストエフスキーの原作は読んでいませんし、公開に際して大幅にカットされたという背景を抜きにしても、物語に脈略が乏しく、勝手にどんどん進んでいってしまったという印象を受けました。
良く言えば大味な、悪く言ってしまえば雑な作りというか。

登場人物の描き方にしても、もう少し丁寧に掘り下げて欲しかったです。
名役者達の熱演は勿論素晴らしかったのですが、感情表現が極端過ぎて、興奮していて捲し立てるか、酷く沈んでいるかの繰り返しで、映画的な表現には思えず、演劇を観ているかのようでした。

同時代の小津安二郎の作品には成熟した、洗練された印象を持っていますので、時代のせいではないと思います。
この時期の黒沢明はまだ荒削で、発展途上という事なのでしょうか。

世間では評判の良く無い「影武者」、私は大好きです。「生きる」も良かった。
なので、まだまだ黒沢作品は観る積もりです。
「白痴」も時が経てばまた違った感じ方になるかも知れません。
投稿者:鳥越 総二郎投稿日:2004-12-21 22:24:12
松竹での黒澤作品だがドストエフスキー翻案映画,さらに全黒澤映画を通じて
ベストと断言する.あの他映画ではシロウトくさい三船,久我も実に見事な演技だ.森の演技などはヨーロッパ映画の白痴主演男優より数段勝る.真に日本
でドストエフスキー小説中の人格を体現している.あるいは,邦画史上でも
最高の作品かもしれない.
投稿者:さとう茶投稿日:2003-11-04 22:59:47
【ネタバレ注意】

ストーリーはあまり分かりません。カットしすぎてるから。
でも映像の美しさはそれを補ってます。札幌雪まつりで「はげ山の一夜」をバックに悪魔の雪像を映し出すシーンなんかたまりませんよ。森雅之の演技は絶品です。それに引っ張られるように、原節子・三船敏郎・久我美子と皆すばらしい。 松竹作品と言いますが、役者といい、スタッフといい、結構東宝の色が出てると思いますがね。 映像でぐいぐい引っ張る迫力は黒澤ならではだと思います。

投稿者:ヤース投稿日:2003-03-02 04:39:58
いまドストエフスキを読める人がどれだけいるだろう。それを読むための時間と余裕のある人は意識の高い学生か引退した初老の人か子育ての終わった主婦くらいではないか。残念だが、勤め人には読めそうにない。一生ドストを知らずに死んでいく人も多いだろう。なんとモッタイなくて悲惨なことだろう。『白痴』はドストが想像した「世界で最も心の美しい人」のことでした。黒澤がドスト読みだったことはよく知られています。クロさんはこの白痴のムイシュキン公爵を日本人として再創造したのです。奇蹟のような映画です。
投稿者:KOU投稿日:2003-02-05 10:59:21
文字でのストーリー説明を見て、哀しくなりましたhttp://face.ruru.ne.jp/harekura/
投稿者:アリョーシャ投稿日:2003-01-22 18:50:59
やはり原節子以外にこのヒロイン役を演じられる女優はいないであろう・・・。
【ソフト】
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