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戦後派お化け大会(1951)

メディア映画
上映時間102分
製作国日本
初公開年月1951/08/03
ジャンルコメディ

【クレジット】
監督:佐伯清
製作:金子正且
原作:石坂洋次郎
「石中先生行状記」
脚本:井手俊郎
井上梅次
撮影:横山実
美術:下河原友雄
音楽:黛敏郎
出演:宮田重雄石中先生
伊藤雄之助中村金一郎
藤原釜足島田善兵衛
清川玉枝妻さだ
西條茂代子娘節子
小林桂樹島田雄作
中村是好渋川天海
杉葉子娘カナ子
相馬千恵子村井君代
川喜多小六弟友雄
桜井良子川上ハル子
井上大助弟大助
河村黎吉父親源さん
原利一安藤国雄
鳥羽陽之助金又親分
江見渉学生
三船敏郎川上謙二
【解説】
 石坂洋次郎の小説『石中先生行状記』の一編をもとに「恋文裁判」の井手俊郎と「若様侍捕物帖 呪いの人形師」の井上梅次がシナリオを書き「にっぽんGメン 不敵なる逆襲」の佐伯清が監督した。撮影は「盗まれた恋」の横山実、音楽は「恋文裁判」の黛敏郎がそれぞれ担当。三船敏郎が劇中でピエロ姿を披露している。
 石中先生の帰省にあわせて、夏祭りで劇を発表しようと計画する青年グループ。しかし資金面で困った彼らは、巡業の見せ物であるお化け屋敷でアルバイトをすることに。お化け屋敷は大盛況のうちに終わるが、そのとなりのサーカス小屋では行方不明となっていた謙二がピエロに扮していた。神主の娘であるカナ子は謙二に想いを寄せており…。
<allcinema>
【関連作品】
石中先生行状記(1950)第1作
戦後派お化け大会(1951)第2作
石中先生行状記 青春無銭旅行(1954)第3作
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2014-12-03 20:05:44
【ネタバレ注意】

<あらすじ>小説家の石中先生(宮田重雄)が東北の田舎町に帰省してきた。町では青年達の文化グループが演劇を計画していた。演出は油屋旅館の主人島田喜兵衛(藤原釜足)の息子で、東京で映画の助監督をしている雄作(小林桂樹)。日本舞踊の師匠村井君代(相馬千恵子)は雄作に想いを寄せていたが、雄作は神主の娘渋川カナ子(杉葉子)は行方知れずの川上謙二(三船敏郎)を慕っていた。夏祭りで演劇費用を稼ごうとお化け屋敷でバイトをすることになった青年たちだったが、その横でテントを張ったサーカスのピエロこそが謙二だった…。

石坂洋次郎が疎開時の故郷津軽でのエピソードを面白おかしく書いた「石中先生行状記」が原作。「行状記」は、1949年から1954年にかけて第一部〜三部と完結編が出版され、大いに売れたらしい(雑誌連載は1948年から)。
映画化も「石中先生行状記」(50年)、本作、そして「石中先生行状記青春無銭旅行」(54年)と三本に及ぶが他の二本は未見。
さてさて、主人公というか石坂本人というか、石中先生を演じているのは宮田重雄(1900〜71)。浅学にして知らなかったが、医師の傍ら梅原龍三郎に師事し、画家としても活躍した人物で、原作の挿絵を担当したのが縁で映画出演となったらしい。

映画は、戦後の地方文化のありようをコミカルに見せる部分もあって面白いところもある。タイトルにもある「戦後派」とは、劇中やたら出てくる「アプレゲール」を直訳したまでのこと。もともとはフランスで第一次世界大戦後に勃興した、既成の道徳観にとらわれない文学・芸術運動を指すが、地方の若者たちは戦後の自由をそこに見出そうとしたのだろう。

しかし物語自体は大したことはない。東京に飛び出した小林桂樹(当時27歳)が22歳の杉葉子(49年の『青い山脈』の新子役で有名…小林桂樹と同級生という設定)に惚れて、故郷にとどまることを決断。
ところが彼女は行方のわからない三船敏郎(当時31歳)が好きで…、という三角関係のようなそうでもないような。
三船はサーカスのピエロとして故郷に帰ってきていて、杉葉子は夜、しばしの逢瀬を噛み締める…というお話。
何かもひとつ核になる話がないんだなあ。
ま、映画にまつわるトリビアは面白いんですけどね。
ちなみに三船が所属する「スガノサーカス」は当時数多くあったサーカスの中堅だったのだとか。

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