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武蔵野夫人(1951)

メディア映画
上映時間88分
製作国日本
初公開年月1951/09/14
ジャンルドラマ/文芸
武蔵野夫人 [DVD]
参考価格:¥ 4,860
価格:¥ 4,335
USED価格:¥ 1,760
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【クレジット】
監督:溝口健二
製作:児井英生
原作:大岡昇平
脚色:依田義賢
潤色:福田恆存
撮影:玉井正夫
美術:松山崇
編集:坂東良治
音楽:早坂文雄
特殊技術:東宝技術部
出演:田中絹代秋山道子
森雅之秋山忠雄
山村聡大野英治
轟夕起子大野富子
片山明彦宮地勉
進藤英太郎宮地信三郎
平井岐代子宮地民子
中村美那子大野雪子
深見泰三貝塚
西田智成田
千石規子大野家の女中
大谷伶子孝子
塩沢登代路はなえ
津山路子英子
安双三枝良子
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
214 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:nabeさん投稿日:2012-04-30 14:32:08
名匠溝口健二監督の佳作である。戦後の武蔵野の風景が美しい。
旧家の長女としてあくまでも貞操を守りながら道徳的に生きる主人公を、名優田中絹代が見事に演じている。その対極として、自由奔放な夫である森雅之が戦後の価値観の象徴として描かれているが、彼は60年たった今見ても自由すぎる。けれどそのぐらい極端だからこそ田中絹代の抑えた演技がある種の迫力を持って迫るのだ。
デビューしたての塩沢ときが初々しい。夫を誘惑する轟夕起子が実に魅力的だ。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2012-04-29 13:10:17
【ネタバレ注意】

先に、富子の場合を考えると、夫は浮気者なので、彼女の場合は別れて当然である.と言うことで、富子の夫は除外します.
道子
彼女は、家の財産を守るために、嫌々、夫と生活していました.つまり、お金のために夫と一緒に暮らしていたのです.そして、本当は若い勉が好きでした.
富子
彼女は、お金が欲しくて、道子の夫を誘惑しました.家の権利書を持ち出して駆け落ちしようとしたのですが、お金にならないと分かったら、道子の夫を捨てて、若い勉の所へ行きました.
道子も富子も、どちらも同じ、お金のために道子の夫である忠雄を選び、本当に好きなのは若い勉であった.道子も富子もお金に固執した悪い女である.そして、勉は、お金なんかいらない、と叫びました.
もし、道子がお金に固執しなかったなら、相思相愛、勉と一緒になりました.夫は道子との暮らしが嫌であり富子が好きだったので、問題はありません.そして、富子も彼女の夫が浮気者で別れたかったのであり、勉が道子と一緒になったのなら、必然的に道子の夫である、忠雄と一緒になったはずです.
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つまり、全て道子が悪いと言えますが、それはそれとして置いておいて下さい.
問題は、夫の忠雄なのです.彼はスタンダールの翻訳者、つまり大岡昇平自身を描いていると言えます.
彼を皆が、悪いやつ、悪いやつと言いますが、実は描かれた限りでは、何も悪くありません.道子との夫婦生活では、『私が妻の勤めを果さないので私が悪い』と、道子自身が言います.つまり、夫が浮気をしても仕方ないと言っているのです.そして、夫が別れようと言ったら、『別れないで』と頼んだのも妻の道子でした.
家の権利書を持ち逃げしようとしましたが、この場合も、彼が財産税を払っていたので、夫になんの相談もなく抵当に入れようとした道子の方が悪く、夫は自分の権利を守るために行った行為であると言えます.
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まとめれば、悪いのは全て妻の道子であり、夫は何も悪くない.つまり、大岡昇平は自分の浮気を正当化するために書いた作品であると、私には思われます.
悪いのは、妻であり自分は何も悪くない.そんなことはどうでもいい.その考え方、作品の描き方に、なんの優しさもみられない、最低の作品である.

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2012-04-09 04:23:54
後半に行くほど見応えが増すが、年下のいとこに惚れられる女性を田中絹代が演じるのは無理があった。森雅之の姦通を耐え忍ぶ妻としての役柄には合ってるんだけど。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 09:30:55
田中絹代
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-11-25 14:23:00
【ネタバレ注意】

小説家・大岡昇平の原作を劇作家・福田恆存が潤色し、溝口健二が撮る。物語にとって、これ以上望みようのない最高の陣容で、もちろん悪くなかったぜ。
小粋なタイトル(“武蔵野”)のせいもあるが、小津安二郎風の淡々とした素朴な話を期待などしてると、おぞましくドロドロしたドラマに幻滅を食らいかねない。鑑賞上の注意点である。
どうやら『赤線地帯』のような醜悪さは歓迎されやすく、『武蔵野夫人』のような醜悪さは敬遠されやすいようだ。身内や夫婦の醜さは痛すぎるということか。
そのため評価が低くなりがちだが、質は高い。見ごたえはある。

全篇にわたり、雑木林や小川のせせらぎ、見晴らしの良い湖のほとりなど、すがすがしい映像も多く、それ自体楽しめるが、エゴに満ちたドラマの複雑さに心構えが出来ているなら、物語のほうもスリリングで面白い。
ざっと、あらすじを述べておくと、学徒出陣から帰還した青年が、綺麗なオバサンに惚れる話。武蔵野を心のふるさととする反面、女子大生と遊び回っていた青年は、やがて「愛は自由だ、自由は力なんだ」と戦後的観念を口走り、オバサンに関係を迫る。しかし、彼女は「道徳だけが力なのよ」と拒絶、あくまで清い関係を貫こうとし、失意の青年は去ってゆく……
チラと『残菊物語』を思い出させた。運命の女性(年上)との出会い、清い関係への執着、悪い噂との闘い、女の死、といった要素がある。ただ、『武蔵野夫人』のメッセージ性は遥かに深い(まあ難解だが、おそらく、“美しい自然や母性的なものに甘えるな、乾いた都会で倫理的に生きてゆけ”というものだろう)。
ちなみに、絶対にヤラせない女(田中絹代)の映画として、『お遊さま』は姉妹作と呼んで良さそうだ。併せて観ておきたい。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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