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おかあさん(1952)

メディア映画
上映時間98分
製作国日本
初公開年月1952/06/12
ジャンルドラマ

【クレジット】
監督:成瀬巳喜男
製作:永島一朗
製作補:青山硯
脚本:水木洋子
撮影:鈴木博
美術:加藤雅俊
編集:笠間秀敏
音楽:斎藤一郎
助監督:石井輝男
出演:田中絹代福原正子
香川京子長女・年子
三島雅夫正子の夫・良作
中北千枝子正子の妹・栗原則子
榎並啓子年子の妹・久子
片山明彦年子の兄・進
岡田英次平井信二郎
加東大介木村庄吉
鳥羽陽之助良作の弟
三好栄子年子のおばさん
一の宮あつ子良作の義妹・こよ
中村是好信二郎の父・信造
本間文子信二郎の母・みの
沢村貞子小物屋・おせい
永井柳太郎廃品回収人
伊東隆則子の息子・哲夫
小倉繁
小高まさる
【解説】
 1951年に出版された『おかあさん―全国児童綴り方集』を元に水木洋子が脚本を書き、成瀬巳喜男が監督したヒューマンドラマ。数ある成瀬作品の中でも評価の高い一本。戦後ようやくクリーニング屋を再開した福原家。店は父の弟子である木村のおじさんが手伝ってくれていた。しかし長男と父を相次いで亡くしてしまい、母は女手ひとつで店を切り盛りすることになってしまった。やがて次女の久子が嫁に行き、木村も自分の店を持つために出て行った。残されたのは母と長女の年子、それに新しい小僧だった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
15133 8.87
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【ユーザーコメント】
投稿者:ストーカー投稿日:2013-11-02 08:27:25
毎度のことながら、水木洋子という脚本家の甘さには驚かされます。途中いきなり「終わり」の表示、劇中の映画鑑賞のシーンのいたずらにはしてやられました。加東大介をはじめとして演技人も秀逸、ただし「おーそれみよ」を歌う岡田英次だけはミスキャストかな?
ともあれ、昭和日本の原風景を見るには格好の名作。オススメです。
投稿者:uptail投稿日:2013-10-12 22:18:21
演出:8
演技:8
脚本:7
音響:7
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-04 23:37:49
少年の心に母の姿。田中42歳。香川20歳。岡田32歳。ポパイパパ三島46歳。捕虜のおじさん加東41歳。加東の実姉沢村貞子44歳。多くを語らず淡々とした味わい。今は無き向ヶ丘遊園。懐かしきウォーター・シュー。成瀬連続視聴20作目。
投稿者:クリモフ投稿日:2010-02-07 16:01:17
すごく評価高いし、成瀬監督は好きなので、期待が高まりすぎたんでしょうか、シナリオや監督の技量の高さがうかがえる割には、あまり自分にはピンとこず。成瀬監督らしいユーモラスなやり取りや、重く描かないが鋭い(感動する)ポイントなどはいつも通りなんですけどね。
思うにどうも自分には香川京子のミスキャストがかなり響いてしまった感じです。もう完全に大人な風貌なのに御転婆少女をがっつり演じているのが、どうにも。年相応もしくはやや若いくらいの女優だったらすんなり入れたのになぁ。不思議と岡田英次には違和感がなかったです、ピクニックのところは笑った。
田中絹代と加東大介はそのままってくらいハマってるだけに、残念。後半なんて細かい良いシーンだらけなんで話自体は素晴らしいと思います。姉妹布団のシーン、親戚に引き取られるところ、花嫁姿など母の目線と相まってジーンとしました。
うーん、気なったのは単に自分が若かっただけなのかなぁ。名作と誉れ高い作品だし、十年くらいしたらまた再見しようと思います。
投稿者:錬金術師投稿日:2010-01-12 11:40:57
泣ける映画を教えて欲しいとお願いしたら、この作品を推薦されました。
でも、途中ホロリとはくるけれど号泣まではいきませんでした。
そういう意味でイマイチでした。
期待が大きすぎたからでしょうか。
でも作品としては良作といえますね。
まあ成瀬好きなんでどれも良作になっちゃうんですけど。
投稿者:ピンクガンスモーキン投稿日:2008-11-27 11:09:47
【ネタバレ注意】

みんな点数高えな!権威に弱いのか?
いや、実際、良かったんだが……
語りにくいなあ。つまり、ストレートに良かったという作品じゃないだろう。
むしろ、いかにも稚拙な香川京子のナレーション(ほとんど棒読み)で説明を加えていく構成といい、どちらかといえばヘタな子役たちの動きといい、年齢設定の違和感(香川(21)→18歳?、恋人役の岡田英次(32)→2X歳?)といい、総じて危うげな足どりを我慢して見守ることが要求され、にもかかわらず、少しもストレスが溜まらないことに驚かされる映画。
一家を支える長男と父が立て続けに死んでしまうのだが、いずれの臨終もあっさりカットされ、残る家族の経済的貧困を構成する2つの事実にすぎないかのように処理される。
死をめぐる心理的な重苦しさを描こうとするのではない、むしろ、貧困の度合いを進めるギア・チェンジのように死が家族をかすめていく。まあ、そういう感じだな。

ともかく、ひしひしと伝わってくる貧困を淡々と担う映画後半の尻上がりに面白さを増す展開はみごと。爆笑ポイント多数存在。
とりわけ1時間26分ごろ、「お嫁さんは目八分といって、なるべく下を向いてないと、オテンバと思われるのよ」と注意された花嫁姿の香川京子、白い歯を輝かせながらうつむいてみせ、“まさに、それがオテンバだよ!”、視聴者が思いっきりツッコみたくなる一瞬だ。爽やかな笑いが溢れるシーン、ほかにもあるがここがベスト。(直後、はにかんで襖の蔭に隠れてみせるのは、逆にクドいか)。
また、その前に、1時間11分ごろ、年の離れた姉妹がひとつ布団で、まんじりともせず、目を見開いている夜のシーン。ここはスゴイ。ネタをバラしすぎだが……妹の「バカバカ言わないでよ」以降のセリフの無駄のなさ(「やきもち!」には特に感心)。確実に笑わせて、かつ、じんわり泣かせる。職人技。ヘタっぽい子役でも、これだけ心を揺さぶるシナリオの出来。ホント笑うぜ。同時に泣くけどな。

投稿者:ひつじめえめえ投稿日:2008-05-24 13:03:12
みんな貧しても鈍していない。それもおかあさんの明るさのおかげ、でしょうか。畳もないのにね。道路も砂利というか石ころだらけでひどい。あんな時代もあったんだ。香川京子、かわいいけど18歳というのは無理があるな。妹の髪の毛がぜんぜん伸びないのはご愛嬌。途中の「終」はたしかに驚いた。
投稿者:Jo投稿日:2007-03-19 08:22:35
観念的な黒澤映画は観ていて疲れるが,成瀬監督の映画は全身で浸れるような親しみやすさがある。特にこの作品「おかあさん」はそうだ。微妙な表情・しぐさで人生を語りつくすかのような田中絹代の演技、香川京子のはじけんばかりの若さ・天真爛漫さ…どの役者の演技も本当に素晴らしい。
自分の生まれるずっと以前の時代が舞台なのに,観ていて無償に懐かしさがこみ上げてくる映画でした。
投稿者:柳絮投稿日:2007-01-28 11:04:50
父と兄は死んでしまうし、洗濯屋の経営はうまくいかない。出来事としてはこれくらいで、重苦しいもの。それを日常の些細な出来事に紛れ込ませることによって、あら不思議やさしい、ほのぼのとした映画になってしまいました。
投稿者:マジャール投稿日:2006-11-29 23:04:50
いいなあ、こういう映画が観られるって幸せですよね。成瀬監督作としては明るくて、いじましくて、ユーモラスな部分もあって、大好きな映画です。香川京子、かわいいですね。岡田英次の純朴青年もいい。(その父親役の中村是好、面白いです)
もうこれからは、こんな映画できないでしょうね。昔の映画人に感謝・・・。
投稿者:ばてれん堂投稿日:2006-03-20 02:48:23
田中絹代たおやかな女性。何があってもポキッと折れないでしっかり生きていくおかあさん。その後姿を見て次女がごく自然に、でもとてもすごい決心をする。えらい、感心。この子もりっぱなおかあさんになるでしょう。子供は親をよくみてるんだ。
投稿者:アリエアー投稿日:2006-03-15 15:53:23
戦後まもない、貧乏でも平和な日本の風景。家族が家族だった頃。
いいなあ、こんなおかあさんだったら慕える。いっぱい甘えたいけど守ってもあげたい。
やさしい小粒な瞳。
年が経ち家族構成は変わっても、おかあさんいつまでもお元気で。
投稿者:篭瀬山投稿日:2006-02-19 21:07:30
 成瀬作品では、崩れたというか、変な女性を演ることの多かった中北千枝子が、颯爽としていい。戦後という時代の中で、子を持ちながら自活する女性の気の張った感じが、明るく格好良く出ている。姉家族には負担をかけるのだけど、そういうことがごく普通に受容されている世のあり方もいいし、今はなかなかそうではないので羨ましくも思えた。

 平穏な日常の中にもたまには劇的な出来事が起こる。だから劇的な出来事ばかりを取り上げた映画があっても、さほど違和感を覚えない。むしろそういうものこそ映画だ、なんて思ってる。そういう人(例えば私)がこの作品を見ると、驚くほど何も起こらない、という印象を持つだろうか。いや、頻発する悲劇的事件が、日常の営みの中にすっかり埋没していることに驚くだろう。成瀬映画の魅力は、日常を魅力的に見せてくれることにあると言われる。それは、日常をことさら誇張して魅力的に描くのではなくて、日常そのものの持つ魅力、われわれが(映画なんか見てるうちに)つい忘れがちな日常の魅力に、気づかせる作りになっている、という点にあると思う。

 その意味で、この『おかあさん』はとてもパワフルでエモーショナルだと言われるが、まったくその通りだ。感情を掻き立てるための、ありとあらゆる手立てが講じられていて、それがことごとく私の胸にヒットする。ある人曰く、「いかがわしいくらいチャーミング」。言えてる。8
投稿者:chindou投稿日:2006-01-31 12:45:47
初めて見ました。傑作です。特に香川京子さんの美しさ、可愛さは言いようがないほど素晴らしい。
花嫁衣裳で襖から恥ずかしそうに顔を何度ものぞかすシーン。(これは有名ですが)
特にお気に入りは、その後岡田英次に会って、左眼でウインクするところ。このシーンを見ることが出来ただけで、幸せでした。
製作後半世紀が過ぎても全く色褪せません。
これぞ、傑作です。
過去の秀作を見て傑作というのはたやすいですが、成瀬作品自体、同時代を同時進行形で描いているのですよね。(時代物は別にして)成瀬作品を同時代に見ていたら、そのときの感想が今と同じかどうか・・・・やはり、古臭い、店舗がノロイとでも思い、それほど好きにはなれなかったかもな。
結局、時間が作品の評価を決めるのですかね。
いい映画を見た後は、心が豊かになりますね。もう一度いいます。香川京子さんを見る作品です。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-09-17 16:05:32
1952年の9月に新宿東宝の地下劇場で見てから、最近、再見しました。やはり感動的な名作で、細かい所は忘れていましたが、花嫁衣装のシーンははっきり覚えていました。
文芸作品を取り上げる事の多い成瀬監督ですが、これは水木洋子の書き下ろしなので、また別の良さがあります。この映画より少し前にアメリカ映画の「ママの想い出」や「ブルックリン横丁」という名作が公開されていて、ストーリーは違いますが、その日本版という感じです。それに香川京子のモノローグを聞いていると、その感が深くなります。
良い脚本に合わせて、余分な描写を省いたキビキビした進行が、本来暗い話なのに明るく感じさせているのが素晴らしいです。田中絹代については今更、誉めようがありませんが、香川京子がまた名演です。特に目つきを中心にした表情の作り方がうまくて、お母さんと加東大介との仲を勘ぐって嫌な顔をしたり、花嫁衣装を着て、いたずらっぽい表情をみせる所など抜群です。
岡田英次も若々しさが出ていて好演だと思いますが、彼が出ているので「また逢う日まで」を思いだしました。意気のあった演技の田中絹代と香川京子の母娘は、杉村春子と久我美子を彷彿とさせます。いづれにしても成瀬作品のトップクラスである事は間違いありません。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2005-09-15 17:23:05
けなげに生きるクリーニング一家のお話。
淡々とした成瀬演出によって語られる戦後の庶民生活がいい。
当時のクリーニング作業が実に興味深くでているし、向ヶ丘遊園の風景なども一見の価値がある。
演技陣は、香川のフレッシュな魅力もいいが、やはり田中の母親だろう。うまいと思う。加東もいい味だ。
投稿者:モンド投稿日:2004-03-05 20:11:57
【ネタバレ注意】

暗い内容な映画ながら、それを感じさせない。昭和10年のキネマ旬報1位に輝いた「妻よ薔薇のやうに」に似た作品である。うまいと思った演出は、「今川焼」の旗がアイスキャンデーの旗に変わり、アイスキャンデーをなめているおじさんと本を読んでいる信二郎である。この季節の省略ショットは上手い。さらに、突然画面に「終」と出た後に、年子とおばの則子が映画を見終わって泣いているシーン。思わず笑ってしまったと同時に唸らされた。ラスト近くに、年子の花嫁衣装モデルの姿を見て嫁に行くと勘違いした信二郎が起こすドタバタ劇。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=marinera

投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-10-13 12:48:46
成瀬作品の最高傑作として推す人もいるぐらいの素晴らしい作品ですね。
私もそのひとりです。
父親や長男の死という出来事もあるのだけれども、そういった面はことさら
強調することなくさらりと描き、ごく普通の日常生活を淡々と描写してゆく、
まさに成瀬調の真髄がよく出ている作品だと思います。
出演陣では、田中絹代は勿論素晴らしいが、それにもまして素晴らしいのが
香川京子。実に新鮮な巧まざる好演を見せています。
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