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カルメン純情す(1952)

メディア映画
上映時間103分
製作国日本
初公開年月1952/11/13
ジャンルドラマ/コメディ
木下惠介生誕100年 「木下惠介 名作選III」<5枚組> [DVD]
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価格:¥ 12,960
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【解説】
 「カルメン故郷に帰る」の続編で、前作と同じく木下恵介が脚本と監督を務めた。主演も前作に引き続き高峰秀子と小林トシ子。カメラを傾けた画面構成や突飛なキャラクター設定など、かなり前衛的な作品になっている。
 浅草に帰ってきたストリッパーのリリィ・カルメン。ある日、彼女のところへマヤ朱実が赤ん坊を抱いてやってきた。生活が苦しいため、二人は赤ん坊を他人の家の前に置き去りにする。赤ん坊のことが心配になり引き返したカルメンは、その家の主人である芸術家の須藤と出会い、恋に落ちる。須藤には佐竹千鳥という金持ちの婚約者がおり、須藤は庶民の生活を見せるため、千鳥をストリップ小屋に連れて行く。ステージに立ったカルメンは、客席に須藤の姿を認め、恥ずかしさから服を脱ぐことができなくなってしまう。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
16 6.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-02-22 21:11:21
【ネタバレ注意】

浅草のストリッパー、リリー・カルメン(高峰秀子)のもとに赤ん坊を抱いた朱実(小林トシ子)が舞込んできた。生活に困った二人は赤ん坊を置き去りにするが、そこはフランス帰りの芸術家須藤(若原雅夫)のアトリエの前だった。カルメンは須藤に恋心を抱き、彼のモデルになることを申し出るのだが・・・。

前年の『カルメン故郷に帰る』の続編。カラーからモノクロに戻ったのは、野外でないと光量が不足してしまうといった制約がつきまとったためだろうか。
この直前9ヶ月にわたってフランスに滞在した木下恵介の帰国一作目、その滞仏体験がこの作品にどのように影響したのだ?と思わせるような「破格」の作品だった。
前作はまだ物語として成立していたが、この作品はそうしたストーリーを敢えて攪拌し、アバンギャルドな作風に挑戦している。
斜めの構図、サイケデリックな芸術家、再軍備を訴えるヒゲ面の猛女、何かと原爆を引き合いに出す家政婦…登場人物は誰一人としてまともではない。

52年といえば、まさにサンフランシスコ条約が締結された年。
新たな国家建設のうねりに乗じて、様々な悲喜劇が生まれた混乱の時期、ともいえるだろう。
時代に寄り添った映画監督木下恵介もまた、その混沌を描こうとした。そう考えればこの作品の意味合いも変わってくるし、この年のキネ旬5位にランクされたのも頷ける。
ただ惜しむらくは、木下恵介はやはり「物語」の人である。
物語を解体して再構築するには、さらにもう一歩踏み出す必要があった。この作品では、登場人物それぞれに意味を与え過ぎている。
「破格」に挑んだ木下恵介、その意気やよし、だが、正直一個の作品としては破綻していると考える。

ラストでは、なぜか不穏な爆音を響かせ、ニュース映画さながらに「カルメン何処へ行く」「カルメン頑張れ!」という字幕が出た後「第二部 終」と出る。
実際には「第三部」は生まれませんでしたし、この映画の後ではカルメンは行き場所がなくなってしまったのではないでしょうか(苦笑)。

投稿者:Ikeda投稿日:2005-12-12 13:54:57
「カルメン故郷に帰る」の高峰秀子と小林トシ子が浅草へ戻ってからの話ですが、自分の利得の為に結婚しようという若原雅夫と淡島千景が背景にあり、右翼の村瀬幸子の立候補を話の表に出して、当時の社会を皮肉っている所が特徴と言えます。
コメディタッチという意味ではかなり面白く作ってあって、村瀬幸子も熱演ですし、日守新一が村瀬にラッキー食堂の場所を説明するシーンが愉快で、「馬鹿でも解りますよ」と最後に言う台詞は面白かったので、ずっと覚えていました。
ただし、社会批判的な内容ながら、木下監督の主張が今ひとつ見えてこないのと、高峰秀子の純情さを描いているのは解りますが、彼女がみじめ過ぎるし、かといってペシミズムもないのが物足りませんでした。
なお、カメラを傾けた撮影では「舞踏会の手帖」のピエール・ブランシャールのエピソードを思いだしました。その場合は不安定な生活が強調されて流石デヴィヴィエだと思いました。然しこの映画の場合は、大部分がそうなので、あまり意味がなくて見にくいだけなので、私は余計な試みだと思っています。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2005-12-11 17:39:15
「カルメン故郷に帰る」の続編だが、かなりシュールでぶっ飛んだコメディである。テンションが高く、ブラックなギャグが炸裂して面白い。
カメラを斜めにした画面構成は突飛ではあるが、内容に合っていると思う。
演技陣は、高峰・小林のコンビも悪くないがなんといっても三好栄子である。君が代を高らかに歌う右翼の婦人政治家役!そのオーバーな怪演ぶりとあの髪型(笑)は凄い。他に日守新一や東山のとぼけた味も見ものだ。
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