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祇園囃子(1953)

メディア映画
上映時間85分
製作国日本
公開情報劇場公開(大映)
初公開年月1953/08/12
ジャンルドラマ
衹園囃子 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 1,854
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【解説】
 日本が世界に誇る映画監督・溝口健二が京都の花街・祇園を舞台に芸妓とそれを取り巻く人々の生態を細部まで徹底的に描き出した人間ドラマの傑作。祇園ではちょっと名の知れた芸妓・美代春の許に、母を亡くしたばかりの少女・栄子が舞妓志願にやってきた。栄子の熱意に負けた美代春は、彼女を引き受けることに。やがて、1年間の舞妓修行を経て、初めて店に出た栄子。ほどなく大会社の御曹司・楠田に見初められる。一方、美代春も楠田の取引先である神崎から言い寄られるのだったが……。
 導入部こそ、エキゾティシズムを意識したような視線で描かれるが、そこから先は溝口監督の鋭い人間洞察力が遺憾なく発揮される。若尾文子の愛くるしさも目を見張るが、したたさかを内に秘めた木暮実千代の色香と浪花千栄子の貫禄がなんとも印象的。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
752 7.43
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【ユーザーコメント】
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2017-01-08 02:07:23
「祇園囃子(ぎおんばやし)」は文字通り京都の祇園を舞台にした舞妓さんの物語である。
まあ良くある舞妓さんの悲哀を描いた映画なのだが、とても面白かった。
淡々としたカメラワークと演出だがテンポが良くて見やすい。
役者の好演が光り、ここぞという時に少しずつ盛り上がる演出が上手い。
(栄子がおじさんに襲われるシーンはカメラワークが素晴らしい。)

これを見ると舞妓さんのきらびやかな世界よりも金と権力がうずまく汚さを強く感じる。
しかしその中で主人公2人の愛情が光るのであった。
しみじみとした感動がある名作。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2016-07-27 21:44:07
「掟破り」の彼女も、女優を続ける為には事務所に戻るしかないそうで。
投稿者:Normandie投稿日:2015-12-08 00:27:00
才能ある監督、スタッフ、俳優陣とどれをとっても素晴らしく、
映画にとって今は亡きいい時代だったと思います。
投稿者:hayate9投稿日:2015-02-15 19:23:47
【ネタバレ注意】

この頃もやはり「今どきの若い人は・・・」的な見方があったんですね。

美しい小暮実千代(足袋の脱ぎ方が色っぽい)、若くて可憐な若尾文子の2人
を見てるだけでも幸せ。せめて着物や簪はカラーで見たかった・・・。
美代栄の為に体をはるのは悲しい。

投稿者:noir fleak投稿日:2014-07-06 11:03:08
人たちの価値観は、まだ1953年という時期には変わるはずもなかった。見ている途中で結末は、あの「イブの総て」のような終わり方になるのかなと思ったら、そこまではいかなかったのがまだ救いだ。
どうも木暮・若尾の二人の考えや生き方には納得できない、と見るほうが現代では普通だろう。
しかし、名優たちの演技、溝口の演出はすばらしい。若尾が酔っ払って着物を脱ぎ、床にのたうちまわるところなど、このために何十回もやり直しをさせられたにちがいない。
木暮もいいが、何といっても浪花千恵子だ。


投稿者:クリモフ投稿日:2012-12-18 02:10:28
溝口健二はどうも高尚なイメージ(と題材)が苦手で面白いは面白いのに得意ではない監督さん。本作もその感じは少しありますが、85分という短さと、俳優陣の好演で普通に観ていて楽しい作品でありました。
舞妓、芸妓の悲哀はオーソドックスながらも堅実な溝口演出で退屈しないし、なにより小暮、若尾の両女優が非常に良く、それだけで十分に観れます。特に後追いしづらい小暮美千代はその妖艶な魅力を発揮して、これでようやく名声が理解できました。知的な雰囲気を合わせ持っているのも流石。若尾はもちろん可愛い(笑)
この女性同士の絆が交錯するラストはクライマックスには違いないのですが、あまり感動せず(多分好み)やはり苦手意識を感じてしまう結果になってしまいました。まぁ、若い舞子が旦那を取る、という微妙な心情をさらりと描いてしまうのはスゴイなぁとは思います。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-09-20 18:59:02
ワタクシが物ごころついた頃には木暮実千代さんは既に大年増だった。若尾文子さんは大映の性典ものでデビュ−したという印象が強く、その印象が後々まで尾を引いていて、彼女の映画を観ることは特別な思いが有ったのだった。そのお二人の共演したこの映画を見て、木暮さんの艶っぽさと若尾さんの可愛らしさが京都の色街の佇まいの中にまるで絵画のような造形美で定着されていることに驚嘆した。画面の色調(モノクロではあるが)が登場人物たちの名演と相まってまるで絶品の懐石料理を味わっているかのような思いであった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:ルミちゃん投稿日:2012-04-15 11:33:28
【ネタバレ注意】

新しい時代、基本的人権を主張する時代と、芸妓の世界.美代春も栄子も基本的人権を主張する女性でした.
義理、人情に、ここでは詳しくは触れずに置きますが、描かれた義理、人情は決して良いものではありません.人としての情を失ってはならないけれど、義理、人情で他人にすがる行為はいけないのですね.
栄子は母親の友人だった美代春に頼み込んで芸妓になったのは、美代春の義理、人情にすがった行為でした.
美代春もまた、栄子が芸妓として顔見せするとき、他人の義理、人情にすがってお金を借りました.そして、この借りたお金が後々まで尾を引くことになります.
基本的人権を主張するということは、一つには人間として自立することであり、他人に頼らない、義理、人情に頼らないことである.ことさら、お金に関わることで、義理、人情にすがることは卑怯なことと言うべきなのでしょう.結果として、卑怯な人間たちの都合によって、体を与えることになってしまいました.人としての情を失わず、互いに助け合うことは大切なことなのですが.

投稿者:ノブ投稿日:2011-06-08 10:30:04
【ネタバレ注意】

「祇園囃子」(監督:溝口健二 85分)
話の内容は祇園の芸者の悲哀。
若尾文子が初めて綺麗な着物を着て一軒一軒挨拶回りした時に、少し長回しで撮っていたのがちょっと印象的だった。
初めて芸者としてお座敷に出た時に、家に帰って酔いつぶれてしまう若尾文子は可愛かった。
専務が手篭にしようとした時に、若尾文子が舌を噛み切るという演出が良かった(木暮実千代がかけつけると、専務がうめいて転がっていて、口の横に返り血がついた若尾文子が離れて座っている)。
病院での専務の口の包帯がコミカルだった。
芸者の仕事を干されている木暮実千代の所に金を借りに来る若尾文子のダメ親父のダメさ加減が凄かった(娘の若尾文子の身受保証人にもならないで、娘が芸者でデビューして木暮実千代の羽振りがいいと思って金を借りに来る)。
木暮実千代が体を売ってお金を作るのが悲しかった。その後の木暮実千代と若尾文子の会話も切なかった。
芸者は無形文化財とかキレイ事を言っていても、金に困っている弱い立場の女がくいものにされる悲しい商売であり、金がなければその仕事をやり続けるしかなく、今日も木暮実千代と若尾文子は、綺麗な着物を着て、バッチリ化粧して、芸者姿でお座敷に出るというラストは「悲哀」があった。
全般的に
溝口得意の長回しなどシーン的にそれほどスゴイシーンはなかった。女もそれほど魅力的に撮られていなかった。
演出では専務の舌を噛み切る演出と父親が芸者を干され金に困っている木暮実千代に金を借りに来る演出がボク的には良かったが、あとはあまりドギツイ演出はなかった。
芸者の悲哀は描けていたけれども、スゴイシーンやドギツイシーンはなく、映画的にはかなり面白さに欠けるが、85分と短く、木暮実千代の良さと若尾文子のカワイさでナントカ最後まで眠らずに観れた作品。http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:アキ投稿日:2008-01-03 21:46:44
祇園ものは敬遠していた。日本の伝統様式美とすましたところで、しょせん高級色仕掛け、金満趣味の人身売買ではないかと。しかしこの映画は、それを知りぬいた上で、ヒューマニズムを持ち込んだところが面白かった。木暮実千代の芯があるのにやさしく色っぽい姉さん芸者と、現代っ子舞妓若尾文子の心の触れ合い・結びつきがだんだん深まっていくところに興趣がある。祇園とはそういうところだと、しかし好きも嫌いも、血が通った人間関係もしっかり息づいているのだと。溝口健二は淡々とそう訴えているような気がする。
投稿者:ヤース投稿日:2007-04-07 03:16:02
溝口健二。もちろん若い頃よく観ていた。わざわざ京都のフィルムセンター的施設まで観に行ったものだ。九十年代中盤、まだまだミゾグチは身近ではなかった。いわゆる巨匠であり、世界中の巨匠から巨匠と言われる巨匠中の巨匠であることは、巨匠ではない我々も、こんな可愛らしい小品を観るだけでも、納得がいく。近頃、かつて観られなかった溝口が田舎でも観られるようになっている。立て続けに『噂の女』も『お遊さま』も照覧した。宮川一夫とのコラボ作品には、ハズレがない。スバラシイ空間がくりひろげられている。だが自分がまだ高校生の頃、NHKで『雨月物語』が放映されて観たのだが、非常に退屈した記憶がある。あのUGETSUに退屈するニッポンの高校生が、オレだったのだ。やはり、若さは罪だ。若さは、早合点なバカさだ。

京都。古き良き、京都。今はもうない、京都。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-12-07 17:17:28
溝口としては軽めの小品だが、やはり情感あふれる描写で見せる!
戦前の「祇園の姉妹」との比較も興味深い。何にしても、夏の京都の雰囲気がよく出ていて素晴らしい。
演技陣。木暮の姉さん振り、お見事。若尾のフレッシュさもいいが、浪花・進藤・菅井らベテラン勢の貫禄勝ち!
投稿者:Ikeda投稿日:2006-09-11 11:25:16
戦後8年たって作られた作品ですが、もう少し前の時期が背景のように思います。アプレとかアバン・ゲールという言葉が出てきたり、毛利菊枝が新憲法とか基本的人権を話すと、若尾文子が反論する所が時代を反映しています。
彼女や木暮実千代、それに浪花千栄子3人の名演は大方の認める所ですが、まだ日本人のほとんどが貧しい時代に、古い因習の中に暮らす芸妓を対象に、正しい生き方を描いている所が良いです。勿論、川口松太郎の原作に沿っての進行ですが、それを映画でうまく表現しています。
エピソードが多少、断片的な所はありますし、男らしくない男が多すぎますが、千栄子が文子を人質にするあたりから、文子に対する実千代の情が見事に描かれていて、将来を明るく見せながらラストに入るあたりは流石だと思いました。
投稿者:Longisland投稿日:2006-05-13 00:58:56
若尾文子(当時20歳)が初々しく可愛らしい。小暮実千代の艶やかさ、浪花千栄子の貫禄、対する男優陣も進藤英太郎、河津清三郎も見事。
宮川一夫の素晴らしい映像、女性の悲しさを見事に描いた溝口監督の卓越した構成力。
日本映画の素晴らしさを堪能しました。
投稿者:堕落者投稿日:2004-04-15 10:42:05
木暮実千代の熟した色気と対する若尾文子の瑞々しさがホントたまらんし,時間の省略,映像の魅力等,溝口と宮川のコンビの完璧さが絶品。生を感じさせる見事な映像美には欲情しそうである。
投稿者:Stingr@y投稿日:2003-12-13 02:34:40
 仕来たりに縛られた色街の中にあって,美代春は静かに自分の生き方を模索しようとする芯の強さを見せ,榮子は現代っ子らしく仕来たりにとらわれず生きようとする。そして,仕来たりの中で生きてきた「おかあはん」お君。三者三様の女の生き方を,色街特有の艶(つや)っぽさの中に描き出した佳作。

 ともかく榮子役の若尾文子が可愛いらしい。これで舌を噛むとは……「彼の声で蜥蜴食うか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)」。カラーで綺麗な“べべ”を撮ってあげたかった……本当に。モノクロながら艶っぽさを醸し出す映像に引き込まれてしまう。こんなに美しい,はんなりとした映像が可能だとは思わなかった。
投稿者:黒美君彦投稿日:2002-11-06 21:59:36
浪花千栄子の冷徹なまでの「おかあはん」と、対照的にしっとりとした艶やかさを持ちながら、健気に思いを貫こうとする木暮実千代。「現代風」娘の若尾文子もかわいらしい。
祇園囃子の音とヒグラシの鳴き声が、古都に生きる女たちの陰影を演出する。哀愁漂う中にも、冷静なカメラワークが、濡れたかのような京の町屋の光と闇を見事に描ききっていた。
溝口健二、そして宮川一夫ならでは、だ。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-14 08:16:17
 浪花千栄子がいいなぁ。彼女が寝転がって登場するシーンには吃驚した。
 若尾文子の映画になっているのだろうと見る前は想像していたのだが、いやいや木暮実千代の存在感が圧倒的だ。とても艶っぽくて官僚が一目惚れするのも納得性がある。しかし、この官僚の視線がイヤらしくて良い!河津清三郎もスケベっぽくて良い!進藤英太郎の情けなさも良い!
 若尾文子の「おおきに」が可愛い。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 助演女優賞浪花千栄子 
【ソフト】
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