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東京物語(1953)

メディア映画
上映時間136分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1953/11/03
ジャンルドラマ
映倫G
東京物語  小津安二郎生誕110年・ニューデジタルリマスター [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 3,836
USED価格:¥ 4,292
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【クレジット】
監督:小津安二郎
製作:山本武
脚本:野田高梧
小津安二郎
撮影:厚田雄春
美術:浜田辰雄
衣裳:斎藤耐二
編集:浜村義康
音楽:斎藤高順
出演:笠智衆平山周吉
東山千栄子妻・とみ
原節子二男の嫁・紀子
杉村春子長女・金子志げ
山村聡長男・平山幸一
三宅邦子妻・文子
香川京子二女・京子
東野英治郎沼田三平
中村伸郎志げの夫・金子庫造
大坂志郎三男・平山敬三
十朱久雄服部修
長岡輝子妻・よね
桜むつ子おでん屋の女
高橋豊子隣家の細君
安部徹鉄道職員
三谷幸子アパートの女
村瀬禪平山実
毛利充宏平山勇
阿南純子美容院の助手
水木涼子美容院の客
戸川美子美容院の客
糸川和広下宿の青年
遠山文雄患者の男
諸角啓二郎巡査
新島勉会社の課長
鈴木彰三事務員
田代芳子旅館の女中
秩父晴子旅館の女中
三木隆艶歌師
長尾敏之助尾道の医師
【解説】
 日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。いまでは失われつつある思いやりや慎ましさといった“日本のこころ”とでもいうべきものを原節子が体現している。家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。
<allcinema>
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[009]A生きる (1952)
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
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【ユーザーコメント】
投稿者:ringoringo投稿日:2016-01-14 14:59:44
【ネタバレ注意】

有名なカメラアングルは、あそこまで徹底的だったとは...(。・ω・)ノ゙
ミリ単位で位置を決めてたんじゃないかしら。
長女シゲと次男の嫁との圧倒的なコントラストを淡々と描いていたのが素晴らしい。
貧しかった日本の家屋のセットなのに、現在の邦画のようなチマチマした感じがなく、写っていない隣の部屋とかも想像させる雰囲気がある。

投稿者:黒津 明二郎投稿日:2014-01-01 16:17:19
問答無用!小津の最高作かつ日本映画の至宝かつ世界映画史上のマスターピースだ!!
投稿者:FFF投稿日:2013-06-26 00:45:12
【ネタバレ注意】

50歳超えて初めて観た。

コメント拝見しますと笠智衆のグチ批判や「ずるいんです」に美徳などの意見ありますけど、ふたつとも本人の本音ですがな。ここスルーしたらこの映画の意味ないよ。
「好きにしなさい」と言いながら時計を渡す笠智衆も意味深です。

投稿者:gapper投稿日:2013-03-26 19:27:17
 小津安二郎の名作。

 洋画主体で邦画をあまり見ないが、だからこそ若い人映画ファンの気持ちが理解できると思う。
 白黒と言うだけでも敬遠する人も多いだろうし、この家族をよそよそしいと感じる人も多いと思う。

 ”親しき仲にも礼儀あり”と言う諺があるが、本来は家族には当てはめるものではないと思うが、今では普通に使うと思われる。
 今の家庭では、ここに出てくるような家族ではないだろう。

 実際、平山周吉(笠智衆)の子供たちの家庭では、今と同じような家族関係だ。
 戦前の帝国主義の家庭と戦後の民主主義の家庭の差と言えるかもしれない。

 その差が何であろうと今の若い人たちに平山周吉の家族関係がどれほど理解できるのだろう。
 理解できないとすれば、いくら名作でもこの作品はその内に廃れてしまう気がする。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:呑気呆亭投稿日:2012-10-22 10:34:30
小津安二郎の「次男性」とでも呼びたい拘りについては兼がね考えてきたのだが、この映画ではその部分が露骨に出過ぎていて余り気分よく見ていることが出来なかった。小津には離れて暮らす親子をテ−マとした「一人息子」「父ありき」という二本の傑作があるのだが、この二作は共に一人息子と母あるいは父との物語であったために、その 「次男性」が出ることはなかった。長男と長女をカリカチュア的に描くことで、次男の嫁である紀子(この名にも拘りがある!)の優しさと賢さを引き立たせようとする意図がアリアリなので、かえって人物描写が類型的になってしまい、もっと軽味のある悲喜劇を狙ったものが重たい作品になってしまったようだ。笠智衆も精彩がなく、長女(杉村)に過去の酒癖を度々持ち出されて閉口するばかりで、壮年者の気骨というものを少しも示す場面のなかったことは、同じ老境に差しかかっている者として歯がゆい想いであった。60歳で亡くなった小津さんにはまだこの時期に「老い」をテ−マとすることに無理があったのではなかろうか。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:noir fleak投稿日:2012-08-31 10:38:39
だが、なんといっても私には東山千栄子と原節子の二人だ。笠も杉村もすごいが、やはりちょっと作りすぎの感がしないでもない。東山は、演技を通り越している。熱海の波止場で立ち上がるときによろけるシーンなどは忘れがたい。

理解できない場面が二つある。酔っ払った笠が、マジメな町医者をやっている長男のことを「東京のこんな外れのたかが町医者にすぎない」と東野栄次郎に言う場面。これはただのてらいなのか、あるいは本当は権威主義的な父の性格を表しているのか? 
もう一つは、酔っ払って夜遅く帰宅した笠を杉村がカンカンになって怒り、連れてこられた東野にまで悪態をつくシーン。これはどうも映画全体の中で浮いている。東山が亡くなったとき一番先に声をあげて泣いた杉村(この演出はうまい!)なのに、父親へのこの怒りようはちょっと謎だ。

英語の字幕で、原の名セリフ「私、ずるいんです。」を I am selfish. としていた。これはいかがなものか。「このまま一人でいいのか自分でもわからない。」と言ったあとのこのセリフの意味はいろいろな解釈があるだろうが、selfish と告白したものではないように思う。セリフの面白さも本作の名画の所以の一つだ。

肝心な原節子のことを忘れていた。彼女にはどうしても日本女性の理想を見てしまう。この役柄といい、もって生まれた感じといい、、、、東山と原の二人の会話は涙なしでは見られなかった。
投稿者:真壁 六郎太投稿日:2012-05-22 22:36:23
杉村春子サイコーです。ほんとに演技なのかなと思っちゃうよね。
投稿者:えとわーる投稿日:2011-06-13 19:05:46
「昔の日本映画、いいぞ!」と思わせてくれる映画。静かに、淡々と話は綴られていきますが、時に笑ってしまい、時に考えさせられ、時に涙。終盤の笠智衆の背中、顔の表情には思わず号泣してしまいました。夫婦でも恋人でも長く一緒にいると忘れてしまいがちなのですが、傍にいてくれる人がいるのが人生で一番幸せなのですよね。
投稿者:きらきら投稿日:2011-04-16 09:24:26
役のなかで妻の年齢が68歳だと言われているから、笠が演じた平山周吉という役は70過ぎの設定かと思われます。

実際の笠智衆は49歳。

歩き方、背の曲げ方、ひとつの動作からひとつの動作へ移るときの動き、多分おそろしく研究したんじゃないですかね。
森繁じゃあ絶対できないでしょう(笑)。

いままで5回以上は見ている映画ですね。
今回はデジタルリマスターとやらで拝見。
画面がつるつるとしていて、薄気味悪い感じになりました。

おなじ画角の風景カットが繰り返し現れます。
「繰り返す」こと。
ちょっと課題です。
投稿者:william投稿日:2011-03-08 02:33:50
とても暖かい映画。
戦後間もない日本にあった、本当の暖かさが此処にあると思う。
投稿者:こじか投稿日:2010-08-16 00:06:23
バスの揺れでホッピングして見えてしまう
バスへのカメラ固定ショットが印象的。
儚さや昂揚感など、表裏一体ひとつの場面や台詞に様々な想いが交錯。
日々の生活で抱く感情そのものに近い感覚だった。
この作品で号泣した友人もいるので、さらに神秘な作品だと認識している。
間のユーモアも心地よい、日本の傑作です。
投稿者:Kircheis投稿日:2010-06-11 04:28:37
自分もいい年になったしこの映画の良さが理解できるかなと期待して2回目の鑑賞をしたがやはり好きでない。

カメラワークや原節子の美しさ、俳優陣の名演技など芸術としては素晴らしいと思う。
ただ、親が死んだのに余りにもあっさりな子供たちには非常に違和感を感じる。今の世代でも親の葬式はもっと悲しむし、田舎から会いにきたらもてなすよ!!
1950年代はこんなだったの!?昔はもっと人情味のある時代だったと勝手に思っていたのだが…(>_<)
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 18:23:55
演出:10
演技:10
脚本:10
音響:8
投稿者:ノブ投稿日:2009-03-11 21:27:04
【ネタバレ注意】

「東京物語」(監督:小津安二郎 136分)
話の内容は老夫婦が東京にでてくる話。
構図が決まりすぎている。建物の中を走る汽車や港からでる船が画面を横切ったり、立ち位置・座り位置・寝る位置まで人物が重ならないようにうまく配置されている。
建物内も部屋からでたり入ったりの横の動きや熱海の旅館のように階段を使った縦の動きなど縦横無尽な動きを取り入れた構図を使っていて驚く。
固定ショットもスゴイ。畳に座る日本人が一番キレイにみえるようなローアングルのショット。近くに看板遠くに町の風景というような遠近のコントラストの固定ショットも完璧。
俳優達がまたいい。本当にやさしい戦死した息子の嫁の原節子、「ありがと、ありがと」の東山千栄子、チャキチャキした杉村春子、笠智衆や東野英治郎、大坂志郎、どの人もとてもいい味を出している。
本当の子供達よりも戦争で死んだ息子の嫁の方が優しくしてくれるというちょっとおかしさや皮肉がある上品なコメディーにもなっている。
年取ったら東山千栄子のようにいつも「ありがと、ありがと」と言っている年寄りになりたいと観ていて思った。
学生時代に観た時は退屈で寝てしまったが、今観たらとても面白い。本当に上品なハートフルコメディーの傑作。 http://mamaduke.at.webry.info/

投稿者:アキ投稿日:2008-02-24 20:39:30
親子関係、夫婦関係、老いること、死ぬこと、いろいろ深く考えさせてくれる。夫の死後8年もたつのに「時々亡き夫のことを考えないことがある、ずるいんです」という原節子の言葉は、現代ではもはや化石化しているが、これほどまじめな節度ある女性のこれからの幸せを祈らずにはいられない。また「生きているうちにもっと妻にやさしくしてやれば…」という笠智衆の背中の曲がった寂しい姿は、これからどのように生きていくのか、しみじみと考えさせてくれた。
投稿者:まらそんマン投稿日:2007-04-10 13:15:02
自分たちの息子をしがない町医者呼ばわりした挙句に世間的にみればあれでもマシなほうだなんて・・・。父さんガッカリだよ?
旧友相手の酒の席での愚痴とはいえ、なんとも他愛のないセリフ。
この場面さえなければ完璧なのになぁ

投稿者:魚篭投稿日:2006-01-31 02:48:38
【ネタバレ注意】

1950年代は日本映画の黄金期だったと、この映画を見てさらに痛感した。はじめ
て見たのは例のごとくアメリカでだったが、観客は的確に反応した。原節子の美
しさに見とれるアメリカ人は少なくない。数々の映画に出ている原節子だが、こ
の映画は私見だが絶品だと見た。そのおさえてもほとばしる魅力はどうしようも
ない。とくに、映画終盤になり、死んだ良人のことをよく忘れていることがある
と自分を儀父母の前で戒めるシーンがあるが、あれは間違いなく、他に恋人がで
きて逢引きでもしている、それを正直に言いたいが言えないし、良人の死後ひと
りで女盛りを惜しんでいるわけでもない、とジレンマに苛まれる苦悩をあれだけ
短い時間で演技している。最高。

小津作品にはときとして、当時にしてはエロティックな表現を日常のなかにいれ
ながらドキリとさせるところがある。父親が息子に向かって、

「おまえ、子供はできないようにしているのか?」
「ええ、まあ」

という具合だ。また夫婦の会話で、

「わたし、できちゃったのかな」
「なんで?」
「だって、来ないんだもの、今月」
「え?ああ、そうか。そんなはずないんだけどなァ」
「だって白粉のつきがわるいんだもの」
「・・・そんなはずないんだよなァ」
「だって、どうしようもないじゃないの」
「・・・そんなはずねぇんだけど」

と自分に向かって「思い出しながら」語る。これはかなり露骨な表現だけど、
今の若い人には恐らくピンともこないだろうし、わかったとしても、その奥ゆ
かしいところはわからないだろう。

小津節といわれるあの独特な言い回しも、この映画では自然に落ち着いて味が
ある。役者全員がいい。こんな見事なアンサンブルも世界映画では珍しい。と
にかく、この映画は老人が主役となったロードムービーの先駆になり、世界の
監督たちをうならせた功績だけでも映画史に燦然と輝くのだ。

投稿者:阿里不哥投稿日:2005-06-15 01:43:51
鑑賞二回目で泣きました。
一回目とこれほど感じ方に差があるのも自分では驚きです。
あ、ちなみに映画を見て泣いたのは初めてです。個人的な話すみません。
しかしなんで泣けてくるのか自分でもわからない。
映画の力ですね。
ちょっと、これ、すごい。
投稿者:ぶくろう投稿日:2005-04-11 08:06:27
名作ですね。
投稿者:MOGURA投稿日:2005-03-31 10:26:29
 解説にもある通り、笠智衆をフィックスで捕らえるラストシーンは間違いなく映画史上に残るものであると思います。と同時にこれほどまでに優しい視線は映画史上において無いでしょう。小津安二郎の優しさがカメラを通して暴力的なまでに私の心を捉えます。
投稿者:AYE投稿日:2005-01-06 13:55:01
これで何度目かだろう。この十年のうちに折に触れて何度か観て来た。
この映画で小津の世界を知り、その作品で観れるものは、全て観て来た。
目がにじむという感傷の体感においてはこれが出色で、形式の独創の
見事な発露としては『晩春』を挙げる人も多いだろうが、ま、どう見ても、
心にグッとくる物語性で、異論なく抜きん出た世界の名画の一つとして、ひかり輝いている。本当に明るくて眩しくて眩しくて、目にしみるのだ。或るドイツの監督が自分の映画の中で、笠智衆に未来の目の医者を演じさせていたが、わからぬでもない。目というより心の治癒、洗浄というべきだが、
まこと新しい年にふさわしい清らかに流れる明るい映画で始められて、よかった。
投稿者:4531731投稿日:2004-06-27 14:53:11
【ネタバレ注意】

 淡々としながら内に秘められた非情が痛い。誰も悪くない。そうなると誰もが「敵」を探したがるようになる。が、ふたりは「敵」など探さない。その残酷なこと。怒りなどぶつける対象のない時代。ただただ歯車の悲哀があるだけ。「暴力は文明の敵だ」とブッシュは言った。その文明がおばあさんに巣食い、殺したとも言える。隠そうとしても隠し切れない、ぶつけようともぶつけることが出来ない、自身の内で膨れ上がった強大な憎悪に飲み込まれたとも言える。見た目は穏やかに息を引き取ったが、内側はまるで快楽殺人鬼の犠牲者のようにズタズタだろう。
 「多くのものに触れる機会、ただお互いの隔たりに驚くばかり」。交通手段の進歩、情報伝達手段の発達。近代化万歳なんて文明の恩恵に浮かれてみても、やはりいつまでたっても人間も動物なんです。
 小津は、人間には目が2つしかないということを忘れさせるくらいいろいろな角度からモノを見てる。当時の日本とはいえ、様々な世代、立場にいる人々、その巨大なものをしっかり2時間という短時間の内に捉えてる。一流の詩人にしか出来ない仕事。たまに皮肉はあっても同情的で、誰も責めてない。小津自身、同じようにしか生きれないということを理解してるからだろう。本物ですね。原節子のエピソードにジンと来た。ラストの智衆に対する告白。ヤングな次女との会話。

投稿者:さち投稿日:2004-06-17 07:33:05
最高クラスの映画ではないだろうか 
間の使い方が柔らかいそして切ない雰囲気を倍増している
投稿者:民生1973投稿日:2004-06-02 04:41:50
僕にとっては、
この作品こそが「最高の映画」であり、
原節子こそが「最高の女優」です。
投稿者:Ikeda投稿日:2004-03-30 11:00:29
親の笠智衆 東山千栄子を邪魔者にする長女杉村春子、長男山村聡、三男大坂志郎たちに対して、二男の寡婦原節子が義父母を大事にするという話ですが、レオ・マッケリーの「明日は来らず」を日本的に脚色したもののようです。今でも親子、兄弟がお互いに甘え合って喧嘩をすることは良くあることですが、お金に関係なければ、それも愛情の一つだと思います。逆に、この映画の原のように嫁であれば、お互いに気兼ねもあり格好良く付き合うことになり、それはそれで良い所もあって家庭が成り立っているのだと思います。その意味で有力な出演者の中で、やはり杉村春子がその役を見事に演じて凄いと思いました。そして、原を際だたせることに成功していると思いますが、それが見え見えの所があるのが単純すぎて気にいりませんでした。
この映画は小津の作品の中で優れたものの一つでしょうが、本当に世界に通用する作品かなとも思います。勿論、イギリスやアメリカで賞や評価を獲得していることは確かですが、そのことだけで世界に通用すると考えるのは早計だと思います。日本ですら核家族化が進行している現在、このような家族を描いた映画が見直されたのが主な理由のような気がします。世界に通用させるには、もう少しインパクトが欲しい所です
投稿者:SWEET BABY投稿日:2003-12-13 01:01:11
劇中、何度も扇子をパタパタと扇ぐシーンが出てくるが、演じる俳優によって優しさ、冷たさをそれぞれ別に感じる。同じ行為なのにこうも違うものかと感心。
しみじみと胸に語りかけてくる映画ですね。親子双方の思いを巧み入れこんで演出しているので、この映画は見る年代によって捉え方が違うのかもしれないですね。20代前後の頃だったら見るに耐えない作品だったかもしれないです。あまりにも自身の内面を映し出すような作品なので、コメントしずらいしずらい(笑)
原節子や香川香子の身のこなしや言葉使いがヒジョ〜〜に美しい。老夫婦が海を見つめるシーンも微笑ましく美しい。ラストシーンはほとんど静止画面に近いあの映像から、妻を亡くした孤独感や、これからさらにゆるやかに流れるであろう彼の時間を感じました。これは映像力だ〜〜!
投稿者:parole投稿日:2003-10-16 11:24:24
寂寥感と言うよりは「絶対的な孤独感」とでも言った方がいいかもしれない。
自らの墓碑銘が「無」であることからもわかるように、
小津安二郎(の作品)は徹底した透徹さと
この「絶対的な孤独感」こそが本質であり特徴であると言える。

いかに孤独であるかを「説明」したり、
声と表情とオーバーなアクションとで「表現」したり、
もちろん映像や音を「利用」した「象徴」でお茶を濁すこともなく、
映画としていかに実現するかについて格闘し続けたのが小津だった。
この限りにおいては小津が取った作品は
その感動を生々しい肉体感覚として見る者にもたらすアクション映画であり、
最早笑うことによってしか「それ」を受け止めることが出来ない喜劇映画だった。

「東京物語」はこうした小津の「小津的なるもの」が
ある意味ではわかりやすく体現(表現ではない!)されている作品だと思う。
投稿者:投稿日:2003-07-09 13:19:26
映画の専門的なことはよく分からないけど、まさに
日本が世界に誇るべき映画だと思う。
画面の中のあらゆること1つ1つが全て計算し尽くされている。
見ていて鳥肌が立った。
投稿者:投稿日:2003-06-14 22:26:59
小津作品は「東京」が付くと重くなります。
だから「空気枕」と東山千栄子さんのやさしい顔を思い出してほのぼのとしましょう。
投稿者:skull & rose投稿日:2003-04-08 03:46:28
久しぶりに観て、やっぱりその完成度には感服しました。熱海の海の俯瞰ショットは奇跡的な美しさです。まさに小津の”品行と品性”の名言が心にしみる一作です。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-09-24 12:21:03
具体的に何がよいのか簡単には説明ができないくらい、生涯忘れることのできない作品です。

これほど親子の断絶をさりげなく、そして厳しく描いた作品も稀だと思います。特に母親危篤の知らせを受けた長男(山村聡)が縁側から犬を呼び寄せて可愛がるシーン、喪服を持っていくことを何の感傷もなく言ってのける長女(杉村春子)の姿には、悪意がないだけにより胸に突き刺さります。

したがって、いわば「他人」の次男の嫁(原節子)と若く潔癖な末娘(香川京子)のラスト近くのやり取りに救われる思いがします。
投稿者:ナラウド投稿日:2002-07-31 18:36:57
小津っぽさという点で見れば異色なくらい重くドラマティックな物語だが、それにしても厚田氏のキャメラの見事さ、各役者の見事さは筆舌に尽くし難く、全てのショット、全ての音、全ての動きが奇跡的な美しさを誇っていると思う。
投稿者:ゆういち投稿日:2002-07-11 02:42:37
【ネタバレ注意】

たしかにいい映画でしょうね。ただ、なんで日本映画
ベスト3に必ず入ってるの?同じ小津・原節子コンビの
「晩秋」の方がはるかにいいと思うけど。この映画は
テ−マがかなりどぎつい。ほとんど親殺しだもん。その
テ−マと小津監督独特の淡々とした描写がちょっと合って
ない気がした。ただ、原節子の演技は素晴らしかった。
ちょっと老けが目立っていたけど、杉村春子にはない
本当の意味での自然さがあって感心した(杉村春子は
巧すぎてかえって不自然という感じ。ただ、成瀬巳喜男
監督の映画では本当に自然な演技を見せる)。笠智衆の
味というのもイマイチ理解できないし。う−ん、やっぱり
「晩秋」だね。この映画では原節子の意外なほどの激しい
演技が見られるし美の頂点に立っていた頃だし、この映画
での笠智衆と杉村春子の演技は良いと思うし。「東京物語」は
年を取ったら良さが分かるってタイプの映画なのかもね。

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