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女の園(1954)

メディア映画
上映時間137分
製作国日本
初公開年月1954/03/16
ジャンルドラマ/青春
木下惠介生誕100年 「女の園」 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,722
USED価格:¥ 4,000
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【解説】
 阿部知二の『人工庭園』を木下恵介が脚色・監督し映画化。全寮制の女子大学を舞台に、民主主義に隠れた日本の封建主義を描いた力作。京都にある正倫女子大学は、厳しい規律で女性を育成することで知られていた。新入生の出石芳江は恋人との文通を許されず、滝岡富子はテニス友達の男性との交際が発覚し停学処分となってしまう。しかし上級生の林野明子は学校の後援者の娘であるため、優遇されていた。ついに学生たちの不満が爆発、騒ぎを起こし、学生たちは罰を受ける。しかし芳江だけはなぜか軽い処分で済んだのだった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
324 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-04-26 21:02:07
もっと良かっただろうと思わせる映画。高峰と田村の恋物語はあまりに冗長。姫路城の別れのシーンもいかにも作為的で感心しない。
両高峰、久我、岸、山本和子(俊子役)などみんないいが、驚いたのは浪花千栄子。ちょっとしか出番はないが、圧倒的だ。この人の関西弁は聞いているだけで楽しい。
久我が最後に叫ぶ「みんな苦しいんです!」という言葉。そういえば高峰秀子は最初から苦しそうだし、出てくる人がみんな苦しそう! どうも暗い。それに学校側は、生徒の反抗を「アカ」とか「共産党」などに結びつける。当時アメリカはマッカーシズム全盛の暗い時代。盛んに反共映画が作られた。その影響がこの映画にも感じられる。多分、木下監督は後年この部分を後悔したのではなかろうか。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-11-06 21:22:39
こういうテーマは、今見ても決して古くない内容なので前半は面白く見れた。当時の京都、姫路、東京の町並みも丁寧に撮っているし、当然男子禁制の木造3階建女子寮が和室で6人くらいの共同生活というのも興味深かった。岸恵子や久我美子のようなハッキリもの言うタイプに地味で古風な高峰秀子、陰険な教師役の高峰三枝子と配役もいいのだけど、後半は、神経衰弱の秀子嬢と周囲の騒動に辟易、こりゃちょっとどうかならんかと思ってしまった。ましてや三枝子先生の過去に触れたくだりなんか、いい加減余計な話じゃないかと思う。後半はバッサリ整理して、女人哀愁の如き高らかな女性讃歌で終わって欲しかった。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-08-04 01:21:45
17分でリタイア。技術的には今観てもしっかりした作りになっていて、終盤は印象的だった。だがテーマがかなり古く、「学生野郎と娘たち」の方が一気に観れた。何より長過ぎで、それが観賞意欲を削いだ一番の理由。90分から100分の間に纏められなかったのかな。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-21 14:59:15
世相を切り取る「時代作家」木下恵介の秀作。
女学生の学生闘争ならぬ、意識改革の波のもとに揺れる「女の園」を彩る、岸惠子、久我美子、高峰秀子などの豪華スターを配し、それぞれ違う階級に生きる同窓生をいずれも好演している。特に、女子寮の規律と勉学の狭間で精神に混乱を来たし、破綻していく高峰秀子はさすがに上手いが、抑圧的な権力の象徴とも言える、高峰三枝子の圧倒的な存在感も見事。奔放で自由な発想のもとに毅然とした姿を崩さない岸惠子、仕来りに囚われない、意志の強い良家の子女を演じる久我美子ら、それぞれのヒロイン像が明確に描かれており、風紀に縛られず、時代に即した意識の改革を、高峰と田村高廣の悲劇的な末路を転機に、情熱的に盛り上げていく、見ごたえある仕上がり。同年の「二十四の瞳」と全く異なった作風を、木下らしく料理し充実した仕事ぶりと言える。近年、現実的にこの様な「意識改革」という概念自体が独り歩きし、行動が伴わない世相においては「時代」を感じさせるかもしれないが、これこそ、今の時代に必要であると、木下は教えてくれる。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-01-23 14:09:01
松竹のスター女優がずらっと並んでいて、見応えがあります。特に高峰三枝子が素晴らしく、ラスト近くでの久我美子との言い合いなどは迫力があります。高峰秀子も名演で、孤独で少々ヒステリックな性格を演じていますが、これがこの映画の狙いとも思えます。但しそれが問題で、主題が学園紛争だと思える内容に彼女の行動が入ってくるので、全体的にこの映画のコンセプトがはっきりせず、単なる大衆受けかなと思える内容になっています。
映画全体としては面白く作られていますが、基本的に気にいらないのは、女学生が私立大学の躾けが厳しすぎると反対運動をする設定です。勿論、当時は学園闘争が始まり出した頃ですが、それはあくまで、安保反対といった社会に対する反対運動で、この場合は別の学校に移れば良いだけの事だと思います。勿論、そのような甘ったれた傾向は現在は、もっとひどくなっているようですが、この作品では、むしろ、それを煽っている感じがあり、面白くするための演出でしかないと思いました。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2005-08-23 22:49:23
【ネタバレ注意】

とても魅力的な作品だ。

女子大とその寮、古都京都を舞台にした、女たちの熱すぎる闘いを描いた秀作。
バトルに次ぐバトル。その狭間にいる男たちは身動き取れなくあたふたあたふた。
言葉の応酬。掟破りの言葉のバイオレンス。恋愛に、友情に、そして自由の獲得に命を燃やす乙女たちの青春模様。
そして、一つの悲劇が起きた時、闘いはクライマックスへ。悲しくも美しく、ユーモアをも含んだ物語。

京都の各所でおこなわれたロケは、彼女たちの行動力と積極性をも描き出す。
軽快で流れるような編集は美しく、愉快な会話に引き込まれる。
日本映画界が誇る稀代の名女優たちの熾烈なバトルだ(田村高広が女優たちに完全に喰われている)。おもしろくないわけはない。

投稿者:鳥越 総二郎投稿日:2005-02-01 00:33:16
木下監督の「二十四の瞳」と相前後する映画で事実上の主演は高峰秀子.
前者が木下恵介監督の硬派的な部分とロマン的部分が見事にマッチング
した稀代の名作となり,興業でも大成功を収めた一方で,阿部知二の原作
だったか,社会的な意味合いが強く,それが映画の魅力になり得なかった
感は否めない.成瀬作品の「浮雲」が暗さを極めた魂に響く傑作となった
のに対し,内面をアピールする作品でないだけに結果としては失敗作に近
い.
投稿者:緑茶投稿日:2004-02-25 03:39:02
たかがちょっとした校則の変更だけでここまでやらなきゃいけないのか?とも
思いましたが、昔はこんなことでもアカ扱いだったんですね。大変。
発狂寸前にまで追い込まれる高峰秀子さんが強烈で美しい。こんな人に
惚れられてみたい。苦しいだろうけど。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-10-13 12:09:15
木下恵介監督の最高傑作とも言える作品。木下監督特有の叙情性の中にも、このあとに沸き起こる学生運動を予兆するかのような、痛烈な社会風刺が込められている傑作だと思います。出演している女優陣が凄いです。高峰秀子、高峰三枝子、久我美子、岸恵子、東山千栄子、浪花千栄子、毛利菊枝、そして望月優子・・・。特に高峰三枝子がこんなすごい女優だとは思ってもいませんでした。それまでは単なる大スター女優かと思っていたところ、この作品では冷酷で憎々しげな大学の教授兼寄宿舎の舎監を、「ざあます言葉」も流暢に操り、余すところなく演じていて見事です。こんなに一流の女優が揃った作品、今ではとても作れませんね。女子学生たちが歌うあの歌は今でも耳に残っています。
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