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足摺岬(1954)

メディア映画
上映時間108分
製作国日本
公開情報劇場公開(北星)
初公開年月1954/05/18
ジャンルドラマ

【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:aomika投稿日:2018-07-20 11:24:54
暗く、救いようのない物語。
しかし、暗ければ駄目なのかと言えば、
そのような事は絶対になく、
昭和初期の日本人の暮らしがよく分かるという意味でも、
悪い映画ではない。
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-01-26
投稿者:o.o投稿日:2012-06-18 00:53:15
暗い映画です。いいことなんてほとんど起きません。暗さと一口で言ってもいろいろな種類の暗さがあると思いますが、この暗さはまさに「日本の暗さ」、もっと正確に言うと「昭和の暗さ」ではないでしょうか。外国映画にだってもちろん暗い映画は山ほどあるわけですが、「この暗さ」は日本映画でしかまずはお目にかかれない気がします。こんな世界で生きるのはまっぴらごめんなのですが、それでいて心の片隅で懐かしさを感じてしまう、そんな暗さでした。

これだけ辛気臭いのだから、げんなりしてもよさそうなものですが、いや、間違いなくげんなりはしているのだが、カメラ ワークなのか、演出のなせる業なのか、この映画には人の目を引き付けて放さない不思議な力強さがあります。物語のでもなく、登場人物たちのでもない、映画それ自体の強さとしか言いようがありません。陰気だけど、決して退屈ではありませんでした。

言ってみれば主人公は、三つの世界、すなわち、 故郷の古い農村共同体 (= しがらみ) の世界、 金持ちインテリ (左翼) の世界、 大日本帝国の世界、のどれからも拒否され、居場所が見いだせない存在だと言えそうです。この三つの世界にそれぞれ対応して、 死んだ母親をいびり続けたという父親、 誇らしげにレーニンの肖像を部屋に飾る超鼻持ちならない同郷の金持ち学生、 主人公につきまとう不気味な特高の刑事という配置になっています。

その主人公が出会ったのが、食堂で働く八重と、八重の故郷である足摺岬でひっそりと生きる者たちで、彼らは、この世の「どうしようもなさ」を受け入れ、ただただしぶとく生きている。自分から展望を切り開く力は自分にはないが、流されながらもとにかく生き続けていくのだと語る八重のセリフは、たぶんこの映画の核心部で、死を思いとどまり、東京に帰って行く主人公が得たものも、そういった、「あきらめ = 決意」ということなのだろうと、とりあえずは理解したいと思います。

しかしまあなんですな。日本って貧しい国だったんだなあとあらためて思います。経済的豊かさはもういい、貧しくても人々が支え合って生きる社会を作ろう風な主張する者たちには、君たちが目指しているのは「これ」だぞと、言ってやりたくなった次第です。
投稿者:さち投稿日:2008-04-12 13:09:59
良かった
投稿者:堕落者投稿日:2004-04-07 13:32:55
戦前が暗黒なんじゃなくて,青春が暗黒なんだろうと言える。青春特有の暗さとこれまた青春特有のロマンチズムの対比が絶妙である。安易に悲観的にならない抑制された結末も良い。ちなみにこの作品の原作者の田宮虎彦は投身自殺した。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-12-09 22:29:55
吉村公三郎監督作品の中で最も好きな作品です。

戦争中の暗く悲しい青春像が深く胸に染み込んできます。特に主人公の青年を思いやる母親の姿には涙を禁じえません。それとその主人公が思いを寄せる女性を演じる津島恵子が、優しく美しくそして女らしかった。彼女のベスト作品だと思います。
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