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風立ちぬ(1954)

メディア映画
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1954/05/19

【ユーザー評価】
投票数合計平均点
17 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:黒美君彦投稿日:2013-07-31 20:42:53
【ネタバレ注意】

<あらすじ>胸を病んだ伏見節子(久我美子)は、軽井沢で療養中にマイクロ波を研究する坂井弘(石浜朗)と親しくなる。節子は画家の父荘太郎(山村聰)とふたりで暮していたが、父がかつて愛していた小野原泰子(山根壽子)と再会し、亡くなった妻の命日も忘れ、彼女の肖像画を書き、結婚まで申し込んだことを知った節子はショックで倒れてしまう。八ヶ岳山麓のサナトリウムに入った節子を弘はつきっきりで看病する…。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」という原作のタイトルにもなっているポール・ヴァレリーの詩は登場せず(笑)。
堀辰雄の原作の一部を拝借した通俗的なメロドラマになってしまった。
久我美子は、胸を病む弱々しい令嬢には見えず、石浜朗に文学的薫りを求めるのは無理というものだ。
原作にはなかった父と恋人の叔母の再会もややとってつけた感が濃い。
出来過ぎといっていいほどのものわかりの良い父との近親相姦的情愛を強調したせいで、節子は単にわがままな患者に見えてしまう。
死に抗う脆弱な魂が、主人公に生きる力を与える…という、原作の主題がこの作品には残念ながらない。
ラストの、発作を起こした節子を抱きかかえてサナトリウムを探してさまよう姿は、まさに「…助けてくださーい!」の『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年)そのまんま(笑)。歴史…いや、映画は繰り返すということで(笑)。

ちなみに父親役の山村聰はなかなかだった。当時44歳。久我美子とは21歳しか違わない。弘の叔母を演じた山根壽子なんてまだ33歳…なのになぜそこまで老けているのか(笑)。いやいや大した演技力である。

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