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二十四の瞳(1954)

メディア映画
上映時間156分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1954/09/15
リバイバル→松竹-2007.3.3(デジタルリマスター版)
ジャンルドラマ/戦争
木下惠介生誕100年 「二十四の瞳」と木下惠介の世界(特選名画DVD4本+ブルーレイ1本[初回数量限定生産]) [Blu-ray]
参考価格:¥ 24,480
価格:¥ 17,361
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【クレジット】
監督:木下恵介
製作:桑田良太郎
原作:壺井栄
脚本:木下恵介
撮影:楠田浩之
音楽:木下忠司
出演:高峰秀子大石久子
天本英世大石久子の夫
夏川静江久子の母
笠智衆分教場の男先生
浦辺粂子男先生の奥さん
明石潮校長先生
高橋豊子小林先生
小林十九二松江の父
草香田鶴子松江の母
清川虹子よろずやのおかみ
高原駿雄加部小ツルの父
浪花千栄子飯屋のかみさん
田村高廣岡田磯吉
三浦礼竹下竹一
渡辺四郎竹下竹一(本校時代)
戸井田康国徳田吉次
大槻義一森岡正
清水龍雄相沢仁太
月丘夢路香川マスノ
篠原都代子西口ミサ子
井川邦子川本松江
小林トシ子山石早苗
永井美子片桐コトエ
【解説】
 壺井栄の同名小説を木下恵介が脚色・監督した日本映画の名作。1987年には田中裕子主演でリメイクされた。また2007年にはデジタルリマスター版が制作されDVD発売と劇場公開がなされた。大石久子は昭和3年、新任教師として瀬戸内海にある小豆島の分校に赴任した。久子が受け持つことになった一年生は十二人で、みな澄んだ瞳をしていた。やがて久子は本校へ転任することになった。しかし貧しい村の教え子たちは、一人として望み通り進学することができなかった。戦争をはさんで島の分校に戻った久子は、そこでかつての教え子たちと再会する。
<allcinema>
【関連作品】
二十四の瞳(1954)映画版(高峰秀子主演)
二十四の瞳(1987)映画版(田中裕子主演)
二十四の瞳(2005)TVドラマ版(黒木瞳主演)
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[001]A流れる (1956)
[002]A浮雲 (1955)
[003]A隠し砦の三悪人 (1958)
[004]A砂の器 (1974)
[005]A張込み (1958)
[006]A飢餓海峡 (1965)
[007]A醉いどれ天使 (1948)
[008]A無法松の一生 (1958)
[009]Aわが青春に悔なし (1946)
[010]A野良犬 (1949)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
27236 8.74
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【ユーザーコメント】
投稿者:きらきら投稿日:2015-05-06 11:52:30
【ネタバレ注意】

リフレインのための映画と呼んでいいくらい、何度も同じモチーフが繰り返されます。
主人公の大石先生が何度も泣くことを含めて、唱歌「七つの子」、出席をとるシーン、子供たちの写真などなど。
ある意味音楽的な作品になりえたはずなのですが、どこか建築的な感じのする映画です。
要は設計図通りに物事を運べば、きちんとしたもの(建築物)は作れるのだ、という視点です。音楽はそうはいきません。楽譜通りに演奏したからといって、それが名作となるかどうかはわかりません。楽譜に書かれていないプラスアルファをつけ加えていかないと、音楽的な力とはなりえません(また楽譜の存在しない音楽もたくさんあります)。

木下恵介という人は、どういうことをすれば観客に受けるのかを知っているのでしょう。そして本人もそう思っていたはずです。しかしこれはどこか演出家というよりも、相場師的な視点です。

2時間半もある長尺映画でありながら、その長さを感じさせないのは、展開が速いから。
就任して間もない大石先生が一人一人の名前を呼んでいく(いいシーンだと思います)。
さあ、これからこの教師と子供たちがどういうふうに仲良くなっていくのかと思いきや、なんだかうやむやのうちに仲良くなっていて、あっという間に大石先生は足を挫いて、学校に来られなくなり、子供たちとおわかれ。
う〜ん、なんか肩透かしを食らわされた感じです。
省略技法というよりは、はしょった感じの濃いこうした演出はこのあとも続きます。

大石先生役の高峰秀子はもちろん好演、子供たちも光っています。
が、なんだか終盤にかけて、彼らが木下恵介の道具にしか見えてこなくなるような感じもしてきます。
と同時に、この作品が「名作」と謳われるのもなんだか納得できてしまうような居住まいもあって、ある種現代のドラマツルギーの典型作品になってしまった作品なのかな、という気もしました。

ラストで戦争で盲目となったかつての教え子が、昔撮った写真を指でなぞりながら、同級生の名前をあげていきます。
ブレッソンなら、きっとその写真のうえをなぞっていく指を撮ったのかもしれないなあ、そんな不埒なことを考えながら見終わりました。

泣けるとは思います。

投稿者:noir fleak投稿日:2015-03-25 08:01:41
最初に高峰先生から名前を呼ばれたときに一人ひとり返事をするときの表情が皆すばらしかった。その後の子供たちの演技(というべきかどうか)も見事につきる。
それにしても高峰秀子は泣き方がうまい! いったい何度泣く場面があっただろうか。しかし人生で一番ショックだったはずの、夫の死に対しては、子供に「お父さんが死んだのよ。」語るだけで、あとは震える背中のみ。こういう演出も木下監督の天才だ。
自分の家庭の描写を極力減らし、あくまで12人の生徒を主体にするという構成がいい。
日本映画の一つの頂点となった傑作。
投稿者:こじか投稿日:2014-11-02 16:26:07
【ネタバレ注意】

二十四の瞳をちゃんと観たのは初めて。木下恵介はお涙頂戴モノが上手いというイメージがあったけど、やはり個人的には余り合う演出テイストではないかな。高峰秀子はさすが。公開年はゴジラと一緒なんですね。

投稿者:アキ投稿日:2011-08-16 15:44:34
時代と家庭環境に翻弄されながらも、それぞれの人生を生き抜いていく12人の生徒たち。5人の男子生徒のうち3人までが戦死。一人は盲目に。貧しさの中で、奉公に出される女の子。好きな歌の世界をあきらめた料理屋の娘。軍国教育に嫌気がさし、教師を辞職していた大石先生は、敗戦後また岬の分校に戻る。昔の教え子の子供や妹に接してこみ上げ、戦死した生徒の墓参りで涙を落とす。とうとう「泣きべそ先生」とあだ名をつけられた。香川県出張中に、小豆島を2回も訪れた。二十四の瞳の世界に浸りたくて。
投稿者:コメット投稿日:2011-04-14 12:30:20
 昔、この映画を観た時はそうは感じなかったのに、最近観たら、最初から最後まで歌が散りばめられていて、まるでミュージカルみたいだなと感じた。ただし、小学校の唱歌ばかりで、子どもの甲高い声がずっと聞かれるが、楽しい曲はあまりない。
 以前、人間にとって音楽とは何か、と考えたことがあった。わたしの結論は、音楽(特に歌声)は人の感情が発する音声を連想させ、わたしたちはそれに共鳴してしまうのかもしれない、というものだ。低いか中くらいの楽音や歌声は笑い声のようでわたしたちに安心感を与え、高い楽音や歌声はそう、泣き声なのではないだろうか。そうであればこの映画は、徹頭徹尾泣いている。しかし決して、めめしい映画などではない。
 動物行動学でノーベル賞を受賞したコンラート・ローレンツは、攻撃能力の発達した動物ほどそれを抑制するシステムが発達しているという。それは、人間でも同じだろう。男が口数少ないこと、感情を表に出すことが少ないのは、女よりも攻撃の本能や腕力が大きく、他の男の前で思ったままを口にして、それが感情で勢いづけば、やがては血を見る事態にまでエスカレートすることもあるということを、無意識裡に感じているからではないか。女はそこまでなることが比較的少ないから、しゃべることや感情が男のようには抑制されていないのだと思う。
 かわいい小学一年生(映画の中では「かわいい かわいいと カラスが泣くよ」と『七つの子』がよく歌われており、「七つ」とは「七羽」ではなく「七歳」を意味しているという説が有力だが、小学一年生もたいてい七歳)の時から子どもたちの人生に関わっていれば、成長して幸せになってほしいと願うのは当たり前で、戦争に送って死なせるために教え育てたのではない。大石先生は、教え子や自分の家族に戦争はいやだ、きらいだと自分の気持ちを語っているだけなのだが、原作小説や映画はその大石先生の語りを読者、観客にマス・コミュニケーションしており、作品として反戦を訴える形になっている。ただし反戦は、口先だけでは説得力がないだろう。
 コンラート・ローレンツは、核ミサイルを批判した。それは、たとえば目の前の人間を包丁で殺そうとすれば、生温かい返り血、相手の猛烈な抵抗、耳をつんざくような悲鳴などを予想でき、つまりは殺される側の恐怖感を予め共感してしまうので、そうした近距離の攻撃には抑制の心理システムが働きやすいのに対し、核ミサイルのような超遠隔攻撃では相手の姿がまったく見えないからそれを抑制するシステムが存在せず、ボタン一つ押すだけで、怖さも苦しみも悲しみもたいして感じずに何万人、何十万人をたやすく殺すことができてしまうからだ。だとすれば、戦争を抑止しようとするためには共感能力が十分発達していることが必要だと考えられる。
 映画の中で、大石先生がかつての教え子、家が貧乏で病に倒れて臥せっているコトエを見舞う場面がある。少女が弱い声で「先生、わたし、もう長くはないんです」と言うと、先生が「なに言うの、そんなこと言ったらだめじゃないの」と返す。少女が弱気だけで言っているのではないことをよく知っているから、先生の言葉は口先だけのものではない。続いて少女が「先生、わたし、苦労してきました」と言って泣きだすと、先生も「そうね、苦労してきたでしょうねぇ」と少女と共に泣いている。大石先生が初めて受け持った十二人の子どものうち、映画のラストの歓迎会で、男子は五人中三人が戦争に出征して死んでおり、女子も七人中三人が不幸のために死んだか来れておらず、大石先生は、そんな子どもたちのために泣くのである。女では感情が男ほど抑制されておらず、だから共感しそれを表現する能力が強いのだろうが、大石先生はまさにそのような女性である。
 たしかにこの映画には反戦のための戦いはないし、空襲の場面、銃剣の一つ、硝煙の一つも描かれないが、これは壺井栄という人による、言葉と感情という女性の武器を駆使した、れっきとした反戦の物語りなのだと思う。
投稿者:william投稿日:2011-02-08 02:34:23
文句なしの傑作。
子供たちは当然みんな大根役者だけど、その初々しさがまた良い味を出してる。
投稿者:クリモフ投稿日:2009-04-17 02:37:41
物語自体とんでもなく名作ですな、あらすじしか知らんかったけども。まぁ話が素晴らしいだけに映画も良いです。やっぱり大石先生のキャラクターでしょうな。べたべたに生徒に愛情を注ぐのではなく、等身大のやさしさで見守る姿に感動。家庭や貧困、戦争など一人ではどうすることもできない問題に対して、葛藤の中に見える根源的なヒューマニズムが気持ち良いです。
木下監督の撮り方も安定していると思う。ちびっ子達の目線よりさらに下からカメラや画面を横切って走るちびっ子などなかなか楽しい。まぁ大根だけど子供が可愛く撮れてるし良しとするか。あ、でも最後写真のアップは欲しい。
あとやっぱりデコちゃんですね、うまい。かわいいし。先生の強さと弱さ、でてますね。後半にかけて年月を経て、関西弁が濃くなっていく辺りのサジ加減が凄い。いやぁ良い女優。昔はオンリー・ワンな俳優が多いですね。
古くさい映画ですが観ておくべき映画だと思います。
投稿者:映画元気投稿日:2008-07-28 08:34:22
<元気コメント>
 戦前・戦中・戦後まもなくという時代を知らない私にとって、当時のリアルドラマが、生き残った者、後へ続く者としての生きることの大切さ教えてくれました。
http://eigadegenki.cocolog-nifty.com/1/2006/08/post_315d.html
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-01-17 06:37:43
【ネタバレ注意】

私の目には古式蒼然な映画だった。引きの映像の多用は批評家どもが褒めただろうが、個人的には違和感があったし、子役が皆大根で、画面から監督の「走って」とか「泣いて」の声が聞こえそうだった。あと先生の「もらい泣き」が多すぎ!物語自体は何度もリメイクされただけあって非常にいいんだけどね。
ラストの盲目になった教え子(田村高博)が指で写真の中の亡き同級生を追って行くシーンで、あるべきなクローズアップが挿入されてないのは素人から見ても変。遊覧船での歌を大人になった仲間が再現するシーンの感動が半減した。とにかく力強さとか粘りが感じられなかったので、高評価は出来ません。

投稿者:fuji3776投稿日:2007-06-25 00:35:24
54年作品。東海道新幹線はまだ、携帯はもちろん、白黒TVも普及していなかった。
 それでも、素晴らしい映画は出来上がるのだ。金と物(ITと海外ブランド)がすべてのような今の世の中で、映画作品に必要なことは何かを、この時代の作品すべてが、時代を超えて示してくれる。
 良かった。4/10点。
投稿者:Jean-Claude Marais投稿日:2007-02-21 16:46:15
木下監督独自の視点から、壷井栄の素晴らしい原作から、逸脱することなく、丁寧に描いている。移動撮影などの撮影手法も工夫があり、素晴らしい。この当時の世相を改めて考えても、内容は決して感傷的ではなく、名女優、高峰秀子の素晴らしい演技と、子供達の純朴さが、どこまでも胸に染み入る。その温かくも、優しい眼差しは、生きることの哀しみ、孤独、苦難、そして、喜びが満ち溢れている。その後、何度も映画化やドラマ化はされているが、いずれも、このオリジナル作品には叶わない。
普遍的なメッセージ「平和」であることの意味も、改めて、深く胸に残る傑作である。
投稿者:KUROSYOU7投稿日:2006-11-03 08:01:56
ドライサーの「アメリカの悲劇」になんら劣らない名作。木下の力量を再確認できる、代表作といえるだろう。
ねたばれになるから誰が、とは言わないが、私は人の死んじゃう物語が好きだ。いや、こう書くとばれるか。
投稿者:オミちゃん投稿日:2006-06-19 23:00:10
修学旅行の帰り、小さな飯屋で大石先生が教え子の松江に再会するところがこの映画のベストシーン。飯屋のあるじ浪花千栄子のうまさとデコちゃんの抑えた演技が絶品。船で帰る先生と同級生を松江が隠れて見送るシーンは移動撮影のお手本。もう思い出すだけで泣けてくる。誰かが言っていたが、まるでパブロフの犬。
投稿者:かっこう投稿日:2006-01-11 01:53:50
教師というのは素晴らしい職業だと感じたし、十二人の教え子たちが、不幸に死んだものもあればそこそこ幸せになったものもおり、生活格差の大きな時代の悲劇も感じた。
ただ、感動的だとは思うんだけど、少々退屈すぎた。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-12-14 14:35:15
公開時には随分、評判の高かった映画ですが、私は最近見て、矢張りかなりの映画だと思いました。高峰秀子の全編を通じての名演が光り、他に多くのスターが出演していますが、この映画が感動的な本当の理由は子供たちの演出にあると思います。「アニー・ローリー」「村の鍛冶屋」から始まる数々の唱歌と共に我々の子供時代を思いださせる所にこの映画の良さがあると思います。
ただ、感傷に流れていることも事実で、将来に対する希望のとらえ方が不十分という日本映画的な一面もあります。出演者の涙が、これほど度々出てくる作品も珍しいですが、不幸な出来事の連続なので、最後はあまり感じなくなってきました。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2005-12-01 11:59:50
感傷的すぎるのが玉にキズだが、ヒューマンドラマとしては一級品だろう。
高峰が熱演している。
投稿者:さち投稿日:2004-06-13 09:05:48
これは自分のつぼにグサリとつきささった
高峰さんの天使ぶり 生徒の天使ぶり
これはもう泣くしかないよ
投稿者:ご飯投稿日:2004-06-06 00:55:36
こういう映画ファンなら観とかなきゃという教科書的な名作は、それだけで反発するのだが、これは素直に泣ける点では「禁じられた遊び」と双璧なのである。本当にしみじみ良い映画だったなあ。あまり暗くならず、いいさじ加減の味付けをする木下恵介監督の手腕は素晴らしい。木下監督の未見の作品がもっともっと観たい。怪優だった天本英世はこれがデビュー作だというのは意外だった。「仮面ライダー」の死神博士、「キング・コングの逆襲」のドクター・フー、「殺人狂時代」の溝呂木博士といったマッド・サイエンティストや、「マタンゴ」まで演じた稀代の怪優も、元はまともだった。
投稿者:komako投稿日:2004-06-04 21:08:47
私が、秀子フアンになったのは、この作品でした、今こんな先生がいたらとおもいます,涙が何回も出ました。
投稿者:アリョーシャ投稿日:2002-10-13 12:19:59
まさに木下監督の真骨頂を発揮した名作。この作品を感傷的とか叙情的過ぎると言う方もいますが、そこのどこがいけないのか? 感傷的、叙情的大いに結構。木下監督が海外で評価されないのは、そういったところらしいですが、日本人は海外の評価に弱すぎます。「地獄門」のような作品がグランプリを取るような海外の評価なんて、当てになりません。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 外国映画賞 
■ 作品賞 
 ■ 主演女優賞高峰秀子 「女の園」、「この広い空のどこかに」に対しても
 ■ 脚本賞木下恵介 「女の園」に対しても
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