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第十七捕虜収容所(1953)

STALAG 17

メディア映画
上映時間119分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(PAR)
初公開年月1954/02/23
ジャンルサスペンス/ドラマ
第十七捕虜収容所 [DVD]
参考価格:¥ 1,543
価格:¥ 2,480
USED価格:¥ 700
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【解説】
 ブロードウェイでヒットした舞台劇を基に、B・ワイルダーとE・ブラムが脚色、ワイルダーが製作・監督した異色の戦争ドラマ。舞台は第二次大戦中のドイツの第17捕虜収容所。その第4キャンプでは米空軍の軍曹ばかりが集められていたが、中でも曲者なのが悲観論者のセフトン(ホールデン。アカデミー主演男優賞受賞)。キャンプ内に独軍に通じるスパイがいると囁かれた時に、彼は真っ先に嫌疑をかけられ、仲間から次第に除け者にされていった。孤立状態の中で、セフトンはひとり黙々とスパイ探しを続けるのだが……。捕虜収容所を舞台にした映画は数あれど、その展開の妙味と、娯楽色において本作と肩を並べられる作品はあるまい。前半のコミカル路線から、後半のリアル路線への橋渡しもスムーズで、サスペンス醸造も巧みだ。相変わらずのワイルダーの語り口の上手さを堪能すべし。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
15125 8.33
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルーテツ投稿日:2018-11-24 18:07:30
捕虜収容所を舞台にした、脱走、スパイ探し
謎解き物の側面もあるので、初見がいちばん大事

ワイルダー監督絶頂期の1本で、ユーモアを交えながら男臭いドラマを一気に魅せてくれる
主演はウィリアム・ホールデンで本作でオスカーを獲った
個人的には、いつも同じような顔であまり魅力を感じない俳優なのだが、佇まいはやはりスターだな、と思う(脇にいたら邪魔、という意味で)
また、汚い反町隆史みたいなロバート・ストラウスがやはり印象に残る
ベティ・グレイブルの名を初めて知ったのは彼のおかげだ
その他助演はオットー・プレミンジャー、ピーター・グレイブス、ドン・テイラーなど

後年、脱走もの、脱獄ものの傑作が多く作られたが、本作はその嚆矢ともいえる
ワイルダー監督のナチスに対する個人的な怒りが込められている作品というが、戦争が遠い昔の出来事の現代の人にとっては娯楽色を強く感じるであろう
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-10-30 16:10:24
例え捕虜になって収容所に入れられても、絶え間なく抵抗を続けることがレジスタンスであるということが欧米の兵士たちには徹底されているということを聞いた。我が日本兵に戦陣訓によって叩き込まれたのは“「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず、死して罪禍(ざいか)の汚名を残すこと勿(なか)れ”という玉砕精神だった。その精神主義と対照的なのがこの映画の捕虜たちであった。その中でも異色な存在がホ−ルデン演ずるセフトンである。同室の捕虜たちが熱い気持ちでレジスタンスを試みるのを尻目に、セフトンはせっせと収容所内の商売に励む。その抜け目ないク−ルさが同僚に憎まれてスパイ容疑を掛けられる。その複雑な性格のキャラクタ−を演じたワイルダ−作品二作目であるウイリアム・ホ−ルデンの演技が凄い。この作品で得たアカデミ−主演男優賞は彼にとって勲章となりス−パ−・スタ−への階梯を昇り始めたのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:noir fleak投稿日:2012-09-02 09:45:02
ナチが悪者に描かれていないことが、何十年ぶりかの再見で気がついた。悪いものはあくまで裏切り者個人であり、老監視役(エルンストルビッチの映画の中に出てきてもよさそう)も人間味があるし、Oプレミンジャー演じる所長も見るからに悪ではない。(「戦場にかける橋」の早川雪舟演ずる所長と比べると歴然だ。)このあたりが、移民の国アメリカ対ドイツの関係なのだろうか。
もともと舞台劇だからと思うが、収容所の中の生活ががあまりにも気楽そうだ。真実は絶対こんなものではなかったろう。コミック役の二人もいかにも映画的であまり存在感がない。
同じ題材をイギリスが映画にしたら陰鬱に作っただろう。やはり本作はハリウッド映画で、本当は人情劇が一番得意なビリーワイルダーらしい作品なのだ。

音楽で言えば、「ジョニーは戦場へ行った」よりも、クリスマスパーティーシーンで皆が歌い、踊る I Love You という曲。ジャズマンも時々演奏する実にいい曲だ。当時これが大ヒットしていたのかと妙に納得。ジャズでは、Jimmy Forrest (ts) の名演がある。
投稿者:Normandie投稿日:2012-06-04 15:24:56
コメディの印象が強いビリー・ワイルダーと二枚目俳優のウィリアム・ホールデン、
らしくない映画だったが堪能した。狭い空間での神経戦が効いている。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-05-02 20:46:52
不思議だが、なぜかずっと見逃していた。原作よし。ワイルダーの脚色よし。収容所所長役のオットー・プレミンジャーよし。本領発揮の適役が案外少ないW・ホールデン。嫌味なはぐれ者役でこれは生涯最高作だろう。やや楽天的な収容所なのが気になるが、散漫にならない展開で2時間を一気に引っ張る集団劇だ。流石にこのワイルダーの話術は感心せざるを得ない。
投稿者:クリモフ投稿日:2011-11-22 02:38:57
戦争を題材にしても、変わらぬワイルダーのうまさ。アニマルやシュルツのような映画でしかありえないようなキャラクターを交えてコミカルに描きつつも、徐々にシフトをシリアスに転換していくのは見事です。
閉鎖された空間ならではの楽しみの数々(ネズミ競馬、覗き、宿舎内の様々なギミック)とスパイ容疑をかけられたセフトンの置かれた閉鎖的故の苦しみ。シリアスになるにつれてセフトンの役回りが重要になってくるんですが、そこはホールデン、しっかりイヤミな奴から自己犠牲のヒーローへ魅力たっぷりに演ってくれています。
チェス、義足、電球、ピンポン、小技もこれでもかと炸裂してなことに映画的。捕虜が題材でも物語が暗すぎないのは戦勝国の観点か、それともワイルダーの娯楽映画主義か。まぁ後者でしょうな。安心して楽しめます。
投稿者:黒美君彦投稿日:2011-11-20 01:31:45
【ネタバレ注意】

冒頭でナレーションが語るように、捕虜を主人公にした映画は数少ない。閉鎖空間にあってはなかなか劇的要素が生まれないせいでもあるが、この作品はその制約を逆手にとって、閉ざされた空間でのサスペンス・人間ドラマとして描かれているのがうまい。さすがビリー・ワイルダー監督、といったところ。
これまたよく知られている名曲“When Johnny Comes Marching Home”(「ジョニーの凱旋」)がテーマ曲として使われ、効果的。
何かとセコい商売をしているセフトン(ウィリアム・ホールデン)が、独軍のスパイではないかと疑われ、汚名を雪ぐべく真犯人を見つけ出す、というのが後半の大きな柱だが、どこか前向きな捕虜たちと憎みきれない捕虜担当将校シュルツ(シグ・ルーマン…実際にドイツ出身だそうだ)とのやりとりも面白い。
脇でコミカルな役を演じるアニマル(ロバート・ストラウス)が、下手するとW・ホールデンより目立っていたかも。
ドンパチがなくとも見事に群集劇で傑作を作れる、という見本のような作品。面白かった。

投稿者:gapper投稿日:2011-09-16 22:47:38
 ビリー・ワイルダーの唯一と思われる戦争を扱った作品。

 「風と共に去りぬ (1939)」、「西部開拓史(1962)」、「博士の異常な愛情 (1964)」そして「ダイ・ハード3 (1995)」などに使われた”ジョニーが凱旋するとき”がテーマ曲として使われている。
 南北戦争の北軍の帰還兵を迎えるために作られた曲だそうでマーチであるにもかかわらず悲壮感が漂うという珍しい曲でもある。
 西部劇に使われる感じの曲であるし、作品自体はモノクロのローキーの作映画多くスパイと言っても仲間の反感をかい犯罪のようであるしフィルム・ノワールの様な作りだ。

 そして、最初のクッキーのヴォイス・オーヴァーでもあるように当時の戦争映画としては、珍しい捕虜収容所での物語だ。
 この辺が、ワイルダーらしく既成概念に捕らわれないストーリーテラーと言える。

 たしか、主役のセフトンにはダーティーで主役らしさがなくなり手がなくワイルダーに恩義の会ったウィリアム・ホールデンしぶしぶなったそうだ。
 結果としては、アカデミー主演男優賞に輝きホールデンも苦笑いと言った感じだったのではないかと思う。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:陸将投稿日:2011-07-28 12:41:45
【ネタバレ注意】

やはりビリー・ワイルダーの映画に外れはない。
しかも限定されたシチュエーションの方が、彼の手腕がより一層際立つような気がする。
本作も収容所という限定された舞台である。

だが、他のナチスもの、戦争ものの映画とは全く異なる印象を受ける。
それは、一貫してコメディに徹しており、敵味方関係なく、キャラクター1人1人が非常に魅力的に描かれているからであろう。
監督自身がアメリカに渡ってきたユダヤ人ということもあり、この辺りの人物描写には自身の想いが反映されているのかもしれない。

ただ、本作が特筆すべきところは、コミカルなコメディ色を、きっちりとしたリアリティで支えているということだ。
映画冒頭に脱走兵が銃殺される場面を持ってきたのも、そのような意図が感じられる。
小道具を巧みに使ったサスペンス要素も、相変わらずの冴えを見せる。

本作は主に3つの問題を抱えて終盤へ突入する。
1つは捕らえられた中尉を救出すること。
1つは主人公が自身に着せられた濡れ衣を晴らすこと。
そして1つは、真のスパイを暴きだすこと。

この3つの問題が一気に解決するラストの胸がすくような展開こそが、ワイルダーの映画の1番の魅力であると再認識させられる。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2010-07-28 17:52:59
【ネタバレ注意】

36分で早送りモードに切り替え。嫌な予感がしたが、結局最後まで誰が密告者なのかというだけで引っ張ってたのね。「大脱走」が好きな人間としては娯楽要素の少なさがキツい。所長役のオットー・プレミンジャーが不気味だった。ティム・ロスが太るとあんな感じになるのかな。

追記 12-3-13
改めて観ると中盤から面白くなって来た。水野晴郎の決め台詞が出そうになった作品。

投稿者:bond投稿日:2010-05-07 10:53:03
【ネタバレ注意】

大御所俳優も皆若かった。ユニークなキャラ揃えての収容所での出来事。密告をテーマにエピソードが交差する。なかなかの傑作。

投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 10:49:18
ウィリアム・ホールデン
投稿者:Ikeda投稿日:2007-08-23 13:10:46
私には捕虜収容所ものの中でも上位に上げたい映画です。収容所内での話は「大脱走」と似たようなふざけ方ですが、こちらの方がコメディと割り切って演出されているのが良いです。捕虜だけでなく収容所側の人間にも笑いを含んだ演技をさせていて、敵味方をあまり感じさせない演出はさすがワィルダーだと思いました。
ウィリアム・ホールデンはオスカーを取ったくらいですから当然、好演ですが、この主人公セフトンが、かなり利己的な男なので出演には気が進まなかったようです。そのせいか、授賞式の時の挨拶は「ありがとう」だけで済ましたという話が残っています。
この種の映画は脇役が多くなりますが、ベティ・グレイブルを熱愛しているアニマル役のロバート・ストラウスなど、捕虜それぞれが個性的に面白く描かれています。それに後から参加するバグラディアン役、ジェイ・ローレンスのジェームス・キャグニーの物真似には笑いました。
それ以外に特筆すべきなのはオットー・プレミンジャーが所長で出ていることです。この人の出演は非常に珍しく、しかもかなりの役をスター並に演技しているのは流石だと思いました。
投稿者:トレマー図投稿日:2003-04-02 05:16:40
戦争の映画なのに明るい人々。大脱走に通ずるものがあった。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2003-01-08 15:34:19
【ネタバレ注意】

あのあとどうなったんだろう?と考えるとちょっと恐い。

スパイを殺してしまったのだ。
セフトンが言っていた通りに、報復があるのではないか?
危険を冒して脱走に志願したセフトンの意図は、その辺りにあるのかも。

収容所に残ると確実にスパイ殺しの報復がある。
危険ではあるが、逃げた方が安全なのではないか。
自分を信用せずスパイと疑い暴行を加えた連中へのセフトンの報復。
そしてセフトン自身は脱出する。
それらがすべて計算されたものだとすれば・・。
だとすると、すごい物語だな。

投稿者:ゆきぼー投稿日:2002-03-24 22:48:38
可もなく不可もなく、普通に楽しみました。
オカリナふく奴のエピソードに興味あったのに、全然活躍しないところが
残念。
投稿者:sonic投稿日:2002-03-24 02:18:45
収容所物であっても、コメディ色が強い。シリアスな部分もあるが、気楽に観られて楽しめる。
投稿者:タルチュフ投稿日:2001-07-25 23:58:34
なんか全寮制男子校みたい.
ジャガイモの酒とか、まずそうで良い.
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 主演男優賞ウィリアム・ホールデン 
 □ 助演男優賞ロバート・ストラウス 
 □ 監督賞ビリー・ワイルダー 
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