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新・平家物語(1955)

メディア映画
上映時間108分
製作国日本
初公開年月1955/09/21
ジャンル時代劇
新・平家物語 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 1,854
USED価格:¥ 1,800
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【クレジット】
監督:溝口健二
製作:永田雅一
企画:川口松太郎
松山英夫
原作:吉川英治
脚本:依田義賢
成沢昌茂
辻久一
撮影:宮川一夫
美術:水谷浩
編集:菅沼完二
音楽:早坂文雄
助監督:弘津三男
土井茂
出演:市川雷蔵平清盛
久我美子時子
林成年藤原時忠
木暮実千代泰子
大矢市次郎平忠盛
進藤英太郎伴卜
菅井一郎木工助家貞
千田是也左大臣頼長
柳永二郎白河上皇
羅門光三郎了観
夏目俊二鳥羽上皇
河野秋武平六
石黒達也藤原時信
中村玉緒藤原滋子
十朱久雄関白忠通
沢村国太郎如空
香川良介久世治久
杉山昌三九映範
南條新太郎秀成
荒木忍乗円
東良之助白山寺の僧
西田智遠藤光遠
上田寛経行
小柳圭子遊女玉木
【解説】
 吉川英治の大作歴史小説を、全三部作で映画化するプロジェクトの第一弾。依田義賢、成沢昌茂、辻久一が共同で脚色を行い、溝口健二が初めてカラー作品に挑戦した。撮影は宮川一夫、音楽は早坂文雄が担当。若き日の平清盛を市川雷蔵が演じた。翌年に第二作『新・平家物語 義仲をめぐる三人の女』と第三作『新・平家物語 静と義経』が公開された。
 平安末期。長らく続いた貴族社会が衰退し、それに代わって武家社会が台頭してきた。平忠盛は海賊討伐を行うなど活躍するが、永年の貧窮は改善されず、祝宴を行うにも馬を売りに出す始末。忠盛の恩賞問題に関わり謹慎させられた藤原時信の家を訪れたとき、清盛は時信の娘の時子に会い心惹かれてしまう。清盛は酒屋で自分が白川上皇の息子であることを聞かされ、ショックを受ける。
<allcinema>
【関連作品】
新・平家物語(1955)シリーズ第1作
新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956)シリーズ第2作
新・平家物語 静と義経(1956)シリーズ第3作
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2015-02-10 02:29:40
こりゃ武士が権力を奪いたくなるわな。
投稿者:ピースケ投稿日:2012-06-02 15:29:53
雷蔵氏のまゆげが・・・気になる。
投稿者:いまそのとき投稿日:2012-05-08 15:15:57
目を瞠る群衆劇。大掛かりなセットに美術。この時代やはり腰の据わった映画はどこから見ても隙がない。池の湧き水。絹から染料が流れる様。動く牛車。絢爛たる衣装。山のような僧兵たちと松明。朗々たる台詞廻し。味わい深い大矢市次郎。プロの仕事とはこういうものなんだと確信した。しっかりとした骨組、手作業で集成されたアナログ映画の粋だと思う。
投稿者:ルミちゃん投稿日:2012-04-12 07:43:56
【ネタバレ注意】

夫を愛そうとしない妻、実の子を大切にしようとしない母親、この女は自分にとって大切だったのは、貴族の家柄、裕福な生活だけだった.
それに対して、実の子ではなくとも子供を大切にし、子供を守ろうと自害した父親.
清盛にとって、子供を大切にしない母親は不要の人間であり、どこの誰かも分らない父親、自分に何らかかわりを持たない父親も、やはり不要の存在であった.権威、権力にしがみつく人間に取って、血のつながりが頼りなのでしょうが、一人の人間として自覚を持って生きて行くとき、血のつながりはどうでも良いことなのですね.

投稿者:TNO投稿日:2009-05-24 04:31:45
後期溝口の得意な大河的時代劇。大河とはいえ、大味感はなく、緊張を持って最後まで見ることが出来る。公家政治の行き詰まりと武士の地位向上、比叡山の武装化と武士、公家との対立が、単に説明的ではなく、庶民や武士の生活者の日常を描きつつ、巧妙に描かれている。市や廓で、狼藉を働く僧兵、戦の開始間近と見て刃物を売る露天商、将来の権力の行方を見て青田買いする商人。物語を楽しみつつ時代の臨場感が画面から伝わり、引き込まれる。その背景で清盛の出世物語が、活き活きと描かれている。それまで武士を下僕と見做して横暴を極めた公家に対し、「今に見ておれ」と清盛が啖呵を切るところで終わるが、これは父の復讐を誓うことを意味する。いかにも続編がありそうな形だが、その続編は、全く俳優監督を変えてしまったようだ。溝口映画おなじみの顔が多数出演している。最後から2作目の作品だが、演出はエネルギッシュそのものだ。特にロングショットは、緊張感が漂う。延暦寺の僧兵決起の場面は、一人一人の役者のセリフも長く、カメラワークも複雑で、溝口の面目躍如だ。時代考証も念入りに行われたであろうことは画面から容易に想像がつく。時代絵巻を見るようだ。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 09:20:10
市川雷蔵
投稿者:bond投稿日:2007-10-21 14:54:18
歴史的背景が複雑だが、力強い雷蔵の演技が素晴らしい。平忠盛って立派な人だ、理不尽な時代だったんだなー。
投稿者:maldoror投稿日:2007-02-12 07:38:52
劇画のようなキレ顔で終始通した雷蔵=清盛がカッコ良くて、平氏といえばどちらかというと源氏に対する悪役というイメージが変わりました。公家や僧兵など他の勢力の方々のキャラクター付けも実にオモシロい!
時代劇に堅苦しいものという印象も持っている人でも、娯楽ドラマに徹しているこれなら最後まで楽しんで観られるでしょう。群集シーンに豪奢な美術セット、木暮美千代の谷間サービスといたれりつくせり。2時間という尺では清盛が僧兵に一矢報いたトコロまでだったのが少し尻切れトンボで、さしずめ『平清盛・青春編』といったところでしょうか。続編を見てみたいと思ったら、出演者も監督も主役設定も違うんですか。残念・・・。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2006-12-13 17:52:46
確かに大味な内容だが、「クレオパトラ」よろしくその金のかかったセット・衣装や群集シーンを見てるだけでも満足感は得られるのではないか?
平安末期の状況描写がよく描かれているので、歴史の勉強にもなろう。特に比叡山の寺社勢力については馴染みがないので新鮮だ。
演技陣。雷蔵は歌舞伎臭が抜けず力み過ぎ、久我の高貴な美しさと菅原の抑えの演技に好感。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-12-03 23:56:35
<あらすじ>
貴族・藤原一族による政治で世が乱れていた保延三年(1137年)。京都の平忠盛(大矢市次郎)は、西海の海賊征伐を首尾よくおさめ帰朝したが、藤原一族は、武士は生かさず殺さずと褒賞すら与えなかった。そうした中、忠盛の長男清盛(市川雷蔵)は平家の肩を持って謹慎させられたという公卿の藤原時信(石黒達也)の館で時信の娘・時子(久我美子)に出会う。その後清盛は商人朱鼻の伴卜(進藤英太郎)から実の父が忠盛ではなく、白河上皇(柳永二郎)だと吹き込まれる。忠盛の妻の泰子(木暮実千代)が祇園の白拍子であった時の上皇の落胤だというのだ。忠盛は真実を問いただそうとする清盛を相手にしない。その忠盛が、延暦寺と朝廷の間に起った争いを収めた功により位が授けられることになったが、清盛はそこで忠盛の闇討ちが計画されていることを知る・・・。

カンヌ映画祭グランプリを獲った『地獄門』(衣笠貞之介監督)から2年。大映が満を持して世に出したのがこの『新・平家物語』シリーズ。その第一作がこの作品だが、正直さほど面白くはない。美術の水谷浩が徹底的に考証したというセットと美しい衣装こそ映えるものの、描いているのが平家勃興前夜ということもあって動きに乏しく、盛り上がりに欠ける。
ただ完璧主義者の溝口健二監督の伝説は残っていて、セットの川岸の葦が気に入らないといって「華道の先生を連れて植えさせろ」と言ったり、朝から午後まで市川雷蔵に石ころだらけのセットを走り去るシーンのテストを繰り返して雷蔵の足を傷めたり。勢い余って川に転んだ雷蔵にすぐさま「平気だろ」とまたテストを求めたために、雷蔵は「新・平家物語」じゃなくて「新・平気物語」だと愚痴ったとか(近代映画臨時増刊「新・平家物語」’55年9月刊より)。
げじげじ眉毛の雷蔵も直情型の清盛の雰囲気を出そうというメイクだそうだが、ちょっとやり過ぎか(苦笑)。ちなみに清盛の妻、時子を演じた久我美子は清和源氏三十六代目の子孫にあたるそうで、実は平家の敵方にあたるのだそうだ(笑)。
まあ、溝口もこんな映画を撮っていたんだな、ということで。興行収入は年間4位でかなり良かったらしいですけどね。
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2006-11-08 23:06:00
なんてことない娯楽作としか言いようが無いですね。たしかに。
シリーズ化され、それぞれ監督が違うところを見れば、会社から頼まれたからやむなく・・
という作品だったのか。

吉川英治の原作がそうなのか、依田義賢の脚色の問題なのかはわかりませんが、
平家物語ファンとしては、忠盛の描き方が気になる。
殿上闇討ち事件は本来、忠盛の見せ場であり、彼の知略と一門の武を世間に知らしめるエピソード
であるはずだ。しかし、映画では清盛の見せ場に変わっとるやないか。
これでは平家繁栄の礎を築いた忠盛が、ただの情けないおっさんになってしまう。

終盤の、僧兵を清盛が一喝して撃退するシーン。これは説明が必要だ。
後年に、やはり延暦寺の衆徒が院に強訴しようとした時、平家が武力でこれを押さえた事件がおきる。
おそらく映画の僧兵撃退シーンは、このエピソードを使ったものだろう。
その時、衆徒と彼らの担ぐ御輿めがけ矢を散々に射かけて追い散らすのだが、本来そんなことは
あってはならないことなのだ。なぜなら彼らは神仏の使いであり、彼らの背後には神と仏がいるのだから。御輿に矢を射かけるということはまさに神仏に矢をひくのと同義なのだ。
それは神仏を恐れぬ暴挙である。だからこそ衆徒たちは驚き恐れたのだ。彼ら山門の徒たちは
神仏の威光があるからこそ威張ることが出来た。それが通じないのだ。
まさに新世代による新時代の到来を告げる出来事だったというわけです。
(さらにその上を行く超世代人が義経。あらゆるタブーを犯しまくり、当時の人たちから見れば「それって卑怯じゃん!」「あいつ狂ってるよ!」と突っ込まれる戦法を駆使し平家を追いつめるのだ。敵味方問わずその所業はまるで悪魔のそれに見えたであろう。)

その後も清盛VS坊さんのバトルは元気に続いていくが、映画では延暦寺があまりにも悪者
ですね。彼らにだって言い分はあるのだ。
しかし、白川上皇はこんなコメントを残しているらしい
「おいらのおもい通りにならないもの、賀茂川の流れ、サイコロの目、延暦寺の坊さんたち」
投稿者:Longisland投稿日:2006-09-21 01:31:13
大映最盛期の娯楽大作。宮川一夫のカメラは実に巧み、大映美術は素晴らしく、小暮実千代はめちゃくちゃSEXYじゃん(胸の谷間を強調したあの衣装は…時代考証をうれしく無視)
延暦寺の僧兵(ほぼ暴動状態)を啖呵一つで収めちゃうとは…いくら雷蔵とはいえ納得できない。

女性映画の巨匠の印象強い溝口健二らしくない作品。
投稿者:Ikeda投稿日:2006-09-12 12:39:32
吉川英治の原作ということもあって、ストーリーはかなり面白いですが、映画としてはカメラや色彩が良いということを除けば単なる娯楽作品と言ってもよいと思います。
市川雷蔵以下、かなりの俳優が出ているので、それなりに楽しめますが、無駄使いの感じもします。演出としては、かなり現代的で、大河ドラマ的に、無難に作ったとしか言えません。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-10-29 18:28:20
 この手の演出様式は、今でも確実に受け継がれている。NHKの大河ドラマなんかがそうだ。やけにしゃっちょこばった硬直な演技で、やたらと大声を張り上げる・おかしくもないのに気違いみたいに笑う・すぐ怒る・画面を見りゃ分かることを台詞でなぞる・頻繁に言葉を翻す等々。歌舞伎かなんかの影響を受けて作られたお芝居の、そのまた影響を受けて作られているんだろうが、要は、芝居だけがあって人間がいない。眉根を寄せて怒りの表情を作ったり、唇を噛みしめたりと、クローズ・アップ用の演技も行なわれているから、いちおう映画向けにつけられた演出なのだろう。この映画を見るかぎり、溝口健二という演出家のどこが優れているのかわからないので、そういうところが彼のオリジナルなのか、などと思う。だが、当時の観客がどう受け容れたのか知らないが、今見るともはや辟易しかしない。

 市川雷蔵だが、顔は確かにいい。しかし声が、もともと年寄りじみた声の持ち主なのだと思うが、がなり立てるとひしゃげちゃって何言ってっかわからない(誰でもそうだが)。日本昔話でも読み上げてる分にはいいだろう。

 デジタル・リマスター版とやらで見たが、発色がさすがに綺麗だった。3
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-14 08:06:21
 全く宮川の撮影は凄い。特に夜の場面が見事だ。スタジオ・システムの偉大さを思い知らされる。清盛の出生の秘密に関する回想シーンといい、清盛が深夜、家へ帰って来る長い固定ショットの時の照明といい、どうすれば、こんなに巧く撮れるのだろう。
 また、木暮実千代の衣装にも決定的に感動させられた。溝口組の丹念な時代考証は有名だが、この衣装は時代考証に忠実なのだろうか?ま、いずれにしても、何という大胆な衣装だ。そしてそれが絶大な効果を発揮しているのである。http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
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