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どん底(1957)

メディア映画
上映時間137分
製作国日本
初公開年月1957/09/17
ジャンルドラマ
黒澤明監督作品 AKIRA KUROSAWA THE MASTERWORKS Bru-ray Disc Collection II (7枚組) [Blu-ray]
参考価格:¥ 29,800
価格:¥ 23,707
USED価格:¥ 19,616
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【クレジット】
監督:黒澤明
製作:黒澤明
原作:マクシム・ゴーリキー
脚本:小国英雄
黒澤明
撮影:山崎市雄
美術:村木与四郎
音楽:佐藤勝
出演:中村鴈治郎六兵衛(大家)
山田五十鈴お杉(大家女房)
香川京子かよ(お杉の妹)
上田吉二郎島造(下ッ引)
三船敏郎捨吉(泥棒)
東野英治郎留吉(鋳掛屋)
三好栄子あさ(留吉の女房)
根岸明美おせん(夜鷹)
清川虹子お滝(飴売り)
三井弘次喜三郎(遊人)
藤原釜足役者(役者くずれ)
千秋実殿様(御家人くずれ)
田中春男辰(桶屋)
左卜全嘉平(御遍路)
藤木悠卯之吉(下駄の歯入れ屋)
渡辺篤熊(駕篭かき)
藤田山津軽(駕篭かき)
【解説】
 黒澤明監督が、ゴーリキイの同名戯曲に材をとり、脚本の小国英雄とともに舞台を江戸の場末の棟割り長屋に移し社会の底辺に生きる人々の人生模様をユーモアも忘れずに描いた辛口群像劇。物語のほとんどが長屋の中で展開されていながら観客を飽きさせない脚本に感服。入念なリハーサルを繰り返し、本番では複数カメラで一気に撮り上げ極限の臨場感(と緊張感)を演出。見どころはなんといっても、長屋の皆でラップ調(?)の歌を歌うシーンか、お見事。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1178 7.09
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【ユーザーコメント】
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-04-26 15:06:21
ドラマとしては三船と山田と香川の三角関係の葛藤と破綻が芯になるのだが、この映画の真の主役はこのボロボロの棟割長屋であろう。その棟割長屋に巣くう連中一人一人の人間模様が、これでもかというほどにリアルな背景をバックに描かれる。以前、川島雄三の「わが町」を観た時に登場人物たちの一人一人が老け比べをしているように感じたことがあったが、この映画の連中は凝ったメ−キャップと衣装で嬉々として汚れ比べをしているようであった。主要な役は鋳掛屋の女房をあの世から迎えに来たかのようなお遍路(左)が前半の、お遍路が姿を消した後半俄然精彩を放つ遊び人(三井)の二人であろう。黒澤はお遍路にあの世への誘い(厭離穢土)を説かせ、遊び人にどん底の住人のしたたかな現実肯定の歌を唄わせて、映像による「リアル」という思想をボクラの前に呈示したのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:verkhovensky投稿日:2011-03-21 18:51:41
「どん底」を読む人はあまりゐないだらうと思ひますが、ジャン・ルノワールの映画は原作と全然違ひます。黒澤はほぼ忠実です。香川京子の行動はゴーリキーの書いた通りです。黒澤がひねつたのではありません。

ただし黒澤はディテールは全部原作に従ひながら、たつたひとつ、重大な変更を行つてをります。巡礼ルカ(左卜全)の嘘の慰めは、結局泥棒(三船敏郎)も恋人(香川)も役者(藤原釜足)も救へない。そして第四幕でサーチン(三井弘次)は、真実こそが大切なんだと高らかに宣言する。それがこの劇の眼目なのですが、御覧の通り、黒澤はサーチンの演説をまるごと省略してしまひました。つまり彼は外見と構造をそのままにしながら、主題を、哲学を抜いてしまつたのであります。

全く、この映画は黒澤の特徴を如実に示してをります。彼は抜群の画面を作る名監督であり、徹頭徹尾、視覚の人です。そして思想はゼロに等しい。「どん底」を江戸時代の長屋に移して、自由と真実の主題はうつちやらかし(喜三郎がそんな台詞を言ひ出したら滑稽もいいところです)、たいして面白くもない筋を元に、見てくれだけは重厚な映画を作るなんて芸当をやつてのけるのは、実に天真爛漫で、無邪気極まり、天晴れとしか言ひやうがありませぬ。
投稿者:william投稿日:2009-03-05 03:03:16
黒澤オールスターズ作品といった感じでしょうか。
役者陣それぞれの個性を活かした演技が魅力的に感じた。
投稿者:Ikeda投稿日:2008-10-16 13:02:11
「どん底」と言えばジャン・ルノワールの作品が戦前に輸入されていますが、筋書きとしては殆ど同じだと思います。違うのは最後の香川京子の行動で、慣れない役で彼女も苦労したそうですが、良し悪しは別として黒沢が一ひねりした所です。
何故か志村喬が出演してませんが、常連が顔を並べて、それぞれの個性を生かした演出は良いと思います。ただ、嘉平老人役の左卜全とアル中の藤原釜足を除くと、やたら怒鳴り合うシーンが多いので、逆に単調にも感じました。そのためラスト近いクライマックスもさほど共感が得られず、後に残るものがありませんでした。
ルノワール版の方は、三船敏郎の役をジャン・ギャバン、千秋実または左卜全の役をルイ・ジューベがやっていて、演出としては良い勝負だとおもいますが、そちらはジューベの貫禄ある演技が勝っているため、全体的にアクセントが強く出ているので、私は、前作の方が好きです。
投稿者:SHELTER PEOPLE投稿日:2008-09-14 09:39:18
途中何度か眠くなってしまった。
投稿者:浄瑠璃2投稿日:2006-07-27 19:39:55
こういうタイプの作品は「クロサワの代表作」にはなれないけど、最高傑作だと思うよ。脇役の映画だよね。三船や五十鈴はステロタイプだけど、東野も上田も千秋も根岸もいい。とりわけ藤原釜足と三井弘次にゃぶっとぶね。しゃべる息の臭さまで匂ってきそうな深みがある。さて、傾向はまったく違いますが、キャスティングも脚本も演出も文句の付けようがない贅沢な映画が『ローマの休日』『ゴッドファーザー(最初の)』と『どん底』だと思います。
投稿者:コンサル投稿日:2005-01-23 19:56:23
どん底の生活を営む人々の非日常的な生活を、鋭いカメラアングルと人生の機知に富んだ会話の応酬によって描く佳作。個性的な登場人物を黒澤映画おなじみの俳優陣が魂を込めて演じている。その迫真の演技は時に重く、時に悲しく、時にコミカルでありながら、なんとも言えない味を出している。室内のシーンがほとんどであるが、優れた脚本、演出により、臨場感あふれた作品となっているのはさすがである。
投稿者:さち投稿日:2005-01-20 20:25:45
普通
投稿者:noreply投稿日:2002-12-17 03:34:27
アクション・娯楽だけに限定されない黒沢明の偉大なる才能の証明となる傑作。
ゴーリキー・マキシムの原作の舞台をなんと日本の棟割り長屋に置き換えてしまった作品だが、
少しの無駄もない役者陣の演技と、そして、まるで至る所に箴言が散りばめられているような台詞群にぐいぐい引き込まれていく。
狭苦しいおんぼろ長屋を用い、生活の「どん底」という閉塞状況においてそれぞれに喪失感、挫折感を色濃く抱いた人間達の、
時に無気力であり、時にヒステリックであり、そして時に愉快であり、絶望的な現実を、
単なる絵空事とは思えない、真に迫る迫力を以て炙り出す。
三井弘次を中心としたお祭り騒ぎなどに見られる、溢れるようなユーモアを一方では用いることで、
物語の、人間の現実生活の「光と陰」の広がり、奥行きを二元的に明確に描き出している。
また小説では不可能である、臨場感を伴った直接的感知、例えば風の音、鳥の声、雨の音などの演出も、極単純ではあるが十分効果的に使われている。
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