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どたんば(1957)

メディア映画
上映時間109分
製作国日本
初公開年月1957/11/24
ジャンルドラマ/サスペンス

【解説】
 1965年にNHKで放送され芸術祭文部大臣賞を受賞した、菊島隆三作・脚本の同名ドラマを、内田吐夢が橋本忍とともに脚色し映画化。落盤事故で炭鉱内に閉じ込められた5人の作業員と、彼らを救助するために奔走する人々の姿を描く。
 美濃平野にある亜炭発掘場。降り続いた長雨で地盤がゆるみ落盤事故が発生。5人の作業員が生き埋めになってしまった。鉱山主の須永をはじめ関係者は作業員たちの救助にあたるが、様々なトラブルに見舞われ作業は遅々として進まない。人々の苛立ちは、朝鮮人労働者たちへの差別を引き起こし、彼ら作業員は救助作業から手を引いてしまう。現場ではランプが消え、5人の生死さえ確認できなくなった。須永の必死の説得により朝鮮人労働者たちは現場に戻り、作業が再開されるのだが…。
<allcinema>
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【ユーザーコメント】
投稿者:Bava44投稿日:2015-06-21 21:59:02
炭鉱で起きた落盤事故で5人の炭鉱夫が坑内に閉じ込められ、地上からの決死の救出作戦が行われるという内容を、迫真のリアリズムで描いた群像劇。

題材的に面白そうであるが、中盤はややテーマがずれて空回りをしている。物語の展開に全く寄与しない地上の人間同士の余計なドラマは、吐夢の個人的葛藤に過ぎないだろう。原作があるとはいえ、絞り込みが足りず風呂敷を広げすぎである。劇構成的にみた場合は、始まって20分程度で事故が起きる導入部の浅さに、中だるみの原因があるのかもしれない。
また、閉じ込められた側のドラマというのがほとんど描かれていないため、志村喬が二度の落盤事故を生き抜いたベテラン炭鉱夫であるという設定が全然活かされておらず、物足りなさを感じた。

吐夢の演出は怪獣映画並みの迫力があるので、脚本さえしっかりしていれば、クルーゾーの『恐怖の報酬』に匹敵する世界的名画になったはずである。当時はこの手のジャンルの物語がまだ確立していなかったのかもしれないが、惜しいと思う。
57年キネ旬ベストテン第7位
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