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張込み(1958)

メディア映画
上映時間116分
製作国日本
公開情報劇場公開(松竹)
初公開年月1958/01/15
ジャンルサスペンス
『あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 張込み』 [Blu-ray]
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
14115 8.21
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【ユーザーコメント】
投稿者:ルミちゃん投稿日:2018-10-01 23:25:28
【ネタバレ注意】

描かれた若い刑事柚木は、犯人の元愛人の女の事を気遣う優しい心の持ち主であったが、けれどもこの映画は、お巡りさんは良い人で犯人は悪い奴、と言う作品ではない.

犯人は肺病を病んでいて、人生に絶望した男だった.死にたいともらしていたらしいので、きっと昔の女に会いに行くに違いないと思ったのだが、女の所へ来てみると、他の男と結婚した女に何れほどの愛着を持っているか疑問に思えた.そして、会いに来たならば、女を道連れに死のうとするのではないかと危ぶまれてならなかった.
女に危害を加えるのではないか、そうした危惧を抱きながら必死に二人を追った柚木だったが、二人の逢い引きの場面を盗み見て、彼の予想は全く外れたのだった.未だ二人は深い想いを抱きあっていた.それに留まらず、女は今の家庭を捨てて男と一緒に行くと言う.
子供の前で、親に手錠をかけることほど辛いことはないと言う柚木だった.
女を守らねば、と言う想いを強く抱きながら犯人を追ってきた柚木だったのだが.....
幸い、女の目の前で男に手錠をかけることは避けることは出来た.けれども、全てを捨てて男とやり直したいと言う女から、愛する相手を奪い去ったのは彼だった.

あえて書けば、『すぐに帰れば、夫が帰ってくる前に戻ることが出来る』と柚木は言ったけれど、これは余計な言葉.
『今は(今日は)ともかく帰りなさい』、これだけでよかったはず.落ち着いて考えて、その結果どうするかは、女の勝ってである.
『女を守る』と言うことと、『女の家庭を守る』と言うことは別なんだけど.....

投稿者:FFF投稿日:2018-08-05 21:33:17
昭和32年。暑い。いきなり満員の夜汽車に飛び乗る刑事ふたり。
横浜から福岡まで蒸し返るような車内で一夜を過ごし、汗だくで容疑者の元恋人が後妻として暮らす家の向かいの宿に潜り込む。ここまでで体感温度が3度上昇。

蒸気機関車が走りアスファルトもなく子供が川遊びしポイ捨てする日本。気がつけば我々は未来に住んでるのだなあ、と絶望する。前半の緊張感がよかった。
投稿者:noir fleak投稿日:2015-03-11 10:03:35
実にうまい演出だ。逆に緊張感が出る。二人の刑事の見張りぶりも、いかにもリアルですばらしい。宮口の立ち居振る舞いやセリフを聞いているだけで楽しくなる。つまらない冗談を言った後の顔など最高だ。こんな名優はないと思う。だから、終半の大木一人の追跡劇の場面はちょっとイマイチ(撮影はいいが)。途中のシークエンスも若干不可解だし、田村・高峰二人の告白場面も弱い。しかし現実的なラストがいい。
佐賀市の町並みの撮影がすばらしい。また、雨の中(本物の雨!)下駄の緒を切った時の高峰の演技が印象的だ。
無数にある刑事もの映画の中で間違いなくトップテン位に入る名作だ。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-12 15:33:47
覗かれる高峰家族以上に張込む刑事たちが単調だ。田村高弘の愛人が尋ねてくる本来なら一番の見せ場が甘い。その後山中を追跡する場面はご当地TVサスペンスドラマの如し。1日100円の生活に戻る高峰。風呂屋の婿と天秤に掛けた高千穂と結婚を決意した大木。複雑な気分で見終えた。後味悪し。
投稿者:流氷一滴投稿日:2011-04-30 23:07:51
【ネタバレ注意】

昭和33年公開だから、松本清張の原作発表からあまり年月は経っていないだろう。
原作は本当に短い。文庫本で30ページほどしかない。
映画は2時間近くある。原作をよくここまで膨らました。

横道にそれるが、昭和33年当時の風物をよく描いている。町や鉄道の雰囲気、現代と相当違う。東京から佐賀まで1日の長旅。真夏の汽車、固い椅子、冷房はない。本当に座っているだけで苦痛。

張込みの描写は、正直言って退屈。何日待っても「犯人」は出て来ない。旅館の2階で待つだけの日々。やることはない。眠るわけにはいかない。観客に「退屈」と思わせるのは、刑事の心の中を想像させるためだろう。

「犯人」が現れてからの追跡は急にテンポが早くなる。1週間の「張込み」のかいがあって、見事つかまえる。

ミステリーというジャンルになるのだろうが、どんでん返しはない。だれもの予想通りの展開。それにしても、1カット1カットよくも丁寧に撮ったものだ。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-02-04 15:40:06
私に取って本作の一番の見所は制作時の日本の風景や風俗描写その物。ニュース映画よりも鮮明で、当然の事ながら「三丁目の夕日」とは比較の対象にならない本物の質感に溢れている。
本編のオーソドックスな構成も良かったが、川原で話してた高峰と田村が場所を変えて抱擁するシーンまでの描写に、ミスとしか思えない位の描写の不足があった。書き出すと長ったらしくなるのでやめておくが。
投稿者:もりたまん投稿日:2007-08-09 19:49:07
今日東京・京橋のフィルムセンターで観ました。ストーリーの本筋以外の昭和32年当時の日常が描かれていて興味深かったです。東京から佐賀まで丸2日?かけての汽車移動(電車マニアは必見!)。近所の人が集まってNHKのラジオ歌番組に喝采など。丹念というより執拗に「どうでもいいような」場面を丁寧に映し出しているところが、作品をしっかりと形成している気がしました。若干かったるく感じるところもありましたが、傑作には違いないです。スクリーンで見れた幸せに感謝です!
投稿者:さち投稿日:2006-11-09 09:29:32
すばらしい
投稿者:Longisland投稿日:2006-05-21 00:58:21
田村高廣さん死亡の報に接し久々に再鑑賞。作品後半にちょこっとしか出ない肺を病んだ青年役が実にいい。
東京⇒佐賀までの移動(機関車だ!)、冷房なんて無い蒸し暑さ等、当時の世情、登場人物の人物描写をリアル描く橋本忍の脚本も秀逸。
黛敏郎の音楽が映像にちょっと合わない感じが残念。
投稿者:シネマA投稿日:2006-03-14 11:38:39
 野村芳太郎の代表作。これは必見。
 松本清張文学の映画化を何本も手がけた職人監督だった。五十代で撮った『砂の器』『鬼畜』などが特に有名。
 しかし、それらも三十代の初期作品である本作とくらべると、かなり見劣りする。
 緊密な構成。適材適所の配役。シナリオも撮影も一級品。たぶん観ればわかってもらえるはず。
 贅肉がまったくない。冷徹な視線が痛い。風俗は移り変わっても、本質はけっして古くならない。
 おそらく日本映画史上に残る傑作のひとつだ、とおもう。
 原作は短篇小説。これまた犯罪小説の傑作。日本のハードボイルド。
 新潮文庫で読める。こういうのを読むと、最近のだらだらと長いだけのミステリは読む気がしなくなる。
 嘘だとおもうなら、読んでごらん。
投稿者:さだじ投稿日:2002-03-26 22:22:15
 松本清張の原作は知りませんが、当時の日本的なムードが出てて、すごく好きな作品の一つです。情緒とテンポのある長いオープニング(タイトルをいうまで)からなんか味があります。夏を意識させる役者さんや、風景もよろしく、人々の会話には小津安二郎さんの映画にも通用するような趣きがあって、事件に新たな展開を見せない前半も楽しく拝見できました。特に宮口精二さんはいいっすねー。宿泊先の人の描きもいい感じです。

 後半からはサスペンス度が高くなり、観てるこちらの焦燥感も煽られてきます。そのあとの温泉ではちょっぴり侘しくなったり。でも、関係ないと思ってた大木実さんのエピソードがラストで活きてくるあたりは好きですね。

 なんとなく黒澤明監督の「野良犬」を思い出しました。

 ↓師匠のHPhttp://www.cinemanc.com/
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 脚本賞橋本忍 「鰯雲」に対しても
【ソフト】
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