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私は貝になりたい(1959)

メディア映画
上映時間89分
製作国日本
初公開年月1959/04/12
ジャンルドラマ/戦争
私は貝になりたい <1959年度作品> [DVD]
参考価格:¥ 4,725
価格:¥ 4,546
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【解説】
 元陸軍中尉だった加藤哲太郎の遺言を元に、橋本忍が脚本・監督を担当した。前年に放送された橋本忍脚本のドラマを映画化したもの。橋本にとっては本作が監督デビュー作となる。
 高知で理髪店を営む豊松に召集令状が届く。妻の房江と生まれたばかりの健一を残し、豊松は戦地に赴いた。戦場で発見された二人の米兵を処分するよう命令され、豊松は銃剣を向けて突進する。戦争が終わり家に戻った豊松だったが、戦犯としてMPに逮捕されてしまう。米兵の腕に傷をつけただけだと訴える豊松だったが、軍事裁判により絞首刑を言い渡された。独房に移された豊松は嘆願書を書き続ける。講和条約が結ばれれば無事に釈放されるはずと、巣鴨プリズンの死刑囚たちにも笑顔が戻りつつあった。
<allcinema>
【関連作品】
私は貝になりたい(1958)オリジナルTVムービー
私は貝になりたい(1959)オリジナル映画版
私は貝になりたい(2007)リメイクTVムービー版
私は貝になりたい(2008)リメイク映画版
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
649 8.17
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【ユーザーコメント】
投稿者:遊乃舞寧夢投稿日:2013-05-21 17:57:03
【ネタバレ注意】

幼少の頃、テレビで見て強烈な印象のあった作品です。
(同時期に映画版とテレビ版とあったようですが、いずれもフランキー堺主演。
ほとんど同じ内容のようです)

ことにGHQによる裁判で、戦犯となった主人公と、裁判官、検事との全くかみ合わない
質疑など、子供ながらに主人公のやりきれなさをヒシヒシ感じた記憶がクッキリと蘇ります。

「あなたのキモチ、そのメイレイ(米兵を銃剣で刺す)を、正しいことだと思いましたか?」
「正しいも何も!上官の命令は天皇陛下の命令なんです!」
「あなたは、テンノウに会ったのですか?」
「!*#&$?」 ・・・・。

民主国家のアメリカ人に、日本の封建的な軍隊の有り様がまったく理解されない下り。

初年兵の訓練として、木にしばりつけた敵兵(中国では民間人も・・・)を銃剣で刺し殺す!
ということは実際に行われたことですし、まるで運動会のように競って切りまくるような例まで
あったことを伝える当時の文献も目にしました。この物語の床屋を本業とする二等兵は、明らか
に嫌々、目をつぶりながら夢中で命令に従っただけでしたが、実際の多くはそんなものだった
ことでしょう。

狂気の沙汰・・・これが国家の命令系統で行われていたとは・・・でも、それが戦争というもの。

主人公は、10年間の拘束ののち死刑を執行されますが、私の幼馴染に、父親が戦犯として
8年間を刑務所で過ごしたという方がいました。韓国から帰化された方でしたが、日本軍に入隊
し、人並み以上に貢献すれば日本人として対等に扱ってもらえる、ということがあったそうです。
何があって戦犯となってしまったのか?・・・・それはいっさい聞いていませんが。

しかし、こうして上官の命令に従った結果、戦争が終わってからも、戦犯として長い年月を
刑務所で過ごすことになったという人たちは実際に大勢いるんですね。

真っ先に絞首刑となった隊長(演・藤田進)が、自衛隊の前身、警察予備隊の発足について
木訥と語る台詞が印象的でした。

「私は今度の新しい憲法でもっともいいと思ったのは、二度と軍備を持たないとしたことだと
思うんだがねぇ。はたして民主的な軍隊などありえるものだろうか?」

自ら、殺し殺され、という状況を体験した者でこそ、この隊長のように思うであろうことは想像に
難くありません。イラク戦争時のブッシュ政権でも、最も戦争に消極的、最後まで反対だったのは、
実戦(ベトナム)経験者のパウエル国務長官(当時)だったと聞きます・・・かつて徴兵から逃げた
ブッシュ大統領自身が最も積極的だったというのも、逆もまた真なり。

実際に、絞首刑になった下級戦犯がいたかどうかは知りませんが、この物語はフィクションで
ありながらも、戦争当時のたくさんの日本人の真実の思いが込められ、託された名作であり、
原作、監督・橋本忍、撮影・中井朝一、美術・村木与四郎・・・黒澤組スタッフや常連の俳優も
こぞって出演、日本映画全盛時の水準を保つ一作です。

投稿者:クリモフ投稿日:2009-07-17 18:45:32
BC級戦犯の問題を題材にしつつも家族間の愛情を描き、橋本忍も初監督ながら落ち着いた印象で物語りを進めて行くのはとても好感が持てます。特にこういう表現の仕方が非常に難しい題材でなかなか上手に撮っていると思うんですけど、後半ちょっと映画として微妙なところもあると思います。
主人公が投獄されてから、しばらくもう大丈夫なムードが流れていき、釈放も目の前という雰囲気になってから急転直下って流れなんですが、ちょっと唐突すぎやしませんか。やり方としてはアリなんだろうけど、「なんで?」って感想のほうが大きかったです。意外性を狙うにしてもラストは誰でもわかっているわけだし、丁寧に描きあげてもよかったんじゃないでしょうかね。あと「貝になりたい」ってのも飛躍しすぎのような気も、、死の直前にそんなこと思うかなぁ。タイトルだけに説得力がほしかった。
ただキャストは良い。フランキー堺は悲劇もうまくこなしてますね。流石。新珠三千代は清楚で綺麗な妻を大げさにならず、自然に演じてます。うーん、リメイクするにしても中居と仲間はないよな。
題材から観られるべき作品かもしれないけど、まずまずといったところでしょうか。
投稿者:さち投稿日:2008-08-08 19:23:48
最高
投稿者:コンドル投稿日:2003-04-12 19:00:03
私は大学生の頃、映画のサークルに入っていました。
そのときサークルの指定映画がこの私は貝になりたいでした。
第二次世界大戦後の日本の戦犯の問題を扱った映画です。
主演のフランキー堺がとても好演でした。
そして日本人の被告の被告人陳実が全くねじまげられ、最後には死刑という極刑が下されてしまいます。
この映画の内容とは違う事ですが、現実にあった事として、腹を空かした捕虜を不憫に思い、ゴボウを食べさせてあげた心優しい人が、木の根を食わせた捕虜虐待の罪に問われたという事が本当にあったようです。
この映画の感想を書きながらその事を思い出しました。http://www.d6.dion.ne.jp/~kondr/
【ソフト】
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