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浮草(1959)

メディア映画
上映時間119分
製作国日本
公開情報劇場公開(大映)
初公開年月1959/11/17
ジャンルドラマ
浮草 4Kデジタル復元版 Blu-ray
参考価格:¥ 5,184
価格:¥ 3,853
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【クレジット】
監督:小津安二郎
製作:永田雅一
企画:松山英夫
脚本:野田高梧
小津安二郎
撮影:宮川一夫
美術:下河原友雄
編集:鈴木東陽
音楽:斎藤高順
助監督:中村倍也
出演:中村鴈治郎嵐駒十郎
京マチ子すみ子
若尾文子加代
川口浩本間清
杉村春子母お芳
野添ひとみ「小川軒」のあい子
笠智衆「相生座」の旦那
三井弘次吉之助
田中春男矢太蔵
入江洋吉杉山
星ひかる木村
潮万太郎仙太郎
浦辺粂子しげ
高橋とよあい子の母
桜むつ子「梅廼家」おかつ
賀原夏子八重
伊達正扇升
島津雅彦その孫正夫
菅原通済
丸井太郎庄吉
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
1293 7.75
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-06-19 06:39:33
どれもぎこちなく、恋愛の情が全然感じられない。俳優が悪いのではなく、これは小津演出が悪い! つまり、若い二人に何を言わせるか、どう振る舞わせるか、監督が途方に暮れているといった感じに見える。だからやたらとキスシーンだけ撮ってしまうのだ。
サイレントの前作の方がいいと思う。中村雁治郎だけはさすがにすごい。
投稿者:hayate9投稿日:2015-05-05 18:05:51
雨の中に転がる赤い傘がケシの花のよう。

役者は素敵なのですが、イマイチのれませんでした。ごめんやっしゃ。
投稿者:黒津 明二郎投稿日:2014-11-22 16:31:42
かつて小津が戦前に手掛けた「浮草物語」(1934)のセルフリメイクだ。
大映で南紀が舞台なので、セットは京都撮影所かと思うが実際は東京撮影所で撮られている。撮影の宮川を始め一流のスタッフをそろえて、大映としても金をかけたのだろう土砂降りのシーンや重厚な舞台装置など松竹作品では見られない映像テイストになっている。なので、オリジナルと比べ華やかでいかにも芸術作品といった感じで、勿論オリジナルもよく出来てたが個人的にはこちらのほうが好きだ。
演技陣。中村の圧倒的な名人芸が炸裂するが、京や若尾や杉村も好演だし一座の面々もいい。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2013-06-21 14:28:32
のっけから遠景に白い灯台を配し近景に同じ形の黒い一升瓶を併置するという、いかにも小津さんらしい書き出しから始まったので、例によって低アングルの小津ワ−ルドに付き合わされるのかなと覚悟を決めたのだったが、おやおやこれは一寸違うぞ思い始めた。床屋に旅芝居のポスタ−を貼りに来た先乗りの男と床屋の主人と客との会話から、船で島に向かってくる一座の描写、漁師町をチンドンで囃して回る女芸人たちと後からついて歩く子供たち、映像の繋ぎに少しの無理も無駄もなく、カラ−の色彩の落ち着きと鮮やかさが心地良く目から胸に入ってくる。すべての色彩の色調が何ともいえず心地良いのだが、中でも黒、墨色に濃いモスグリ−ンの影を含んでいて、モノクロの黒とは明らかに違う深い色彩で撮影されている。気が付くとドラマの進行そっちのけで、その流麗な映像の流れに浸って陶然としている自分があった。総天然色の映画でこれほどの深みのある映像を少しの破綻もなく全篇を通して見せてくれた作品は、これまで見た記憶がないと言いたくなるほどの映画であった。こんな古今に希な傑作を創り上げたスタッフに敬意を表するためにクレジットされている全員の名を以下に記す。慌てて付け加えるが、もちろん、鴈治郎さん以下の俳優さんたちも皆見事でした。

製作:永田雅一 企画:松山英夫 脚本:小津安二郎/野田高梧 撮影:宮川一夫 美術:下川原友雄 音楽:斎藤高順 録音:須田武雄 照明:伊藤幸夫 色彩技術:田中省三 装置:原島徳次郎 装飾:岩見岩男 製作主任:松本賢夫 編集:中村東陽 助監督:中村信也 メ−ク:牧野隆 舞踊振付:花柳寿恵幸 現像:東京現像所(アグファカラ−)http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:TNO投稿日:2012-01-29 21:16:47
小津安二郎のかなりどぎつい人情劇。座長(二代目中村鴈治郎)ワンマンの旅芸人一座の愛憎や裏切りを描いている。妾や今で言うパワハラ、セクハラが描かれていて、女性の地位は社会的に低く、男に依存してしか生きぬくことの困難な時代を映している。座長は、明らかに欠陥を抱える人物であり、自分に都合の悪い事は強い立場を利用して口封じする。時には暴力も振るう。一方で、ここで登場する女たちや妾の子などの決してめげない生命力のたくましさも感じられるのも確か。京マチ子も若尾文子も美しい。笠智衆や浦辺粂子も懐かしい。座長の隠し子川口浩は、実生活では床屋の娘野添ひとみと結婚したけど、夫婦して若死にが残念。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-06-24 15:51:59
小津らしくないが、味わいある作品。異色な題材だし他の小津作品と比べてどうこう言うのは野暮だ。中盤まではのほほんとしてるが一座解散になるあたりから面白くなる。特筆すべきは鴈治郎。悲哀たっぷりでかつ舞台人の誇りと意地を感じさせる名演だ。京マチ子との絡みもいい。少し年喰って見るとこの味わいが理解できると思う。名脇役三井弘次のドロン。子役と梨。十全病院の赤い灯。大映カラーでいい構図。
投稿者:投稿日:2009-08-27 12:23:26
旅回りの一座が、座長が昔関係した女と彼女に産ませた息子に会うために、あまり集客の見込みのない和歌山あたりの鄙びた漁港で興行をうつ。
女は12年ぶり!に訪れた彼を自然な笑顔で迎え、座長は伯父だと偽っている息子と釣りを楽しむ。
やはり客は入らず、次の興行の交渉のため一座を離れた‘先乗り’は準備金を持ったまま行方をくらまし、役者の一人も皆の金目のものを盗んでドロンし、現在座長と関係がある女立役者は嫉妬に狂い、若い女役者を唆して息子を誘惑させる。
一座はバラバラ、解散の憂き目にあう。
ところが、座長は、息子と関係した女役者の世話を昔の女に押しつけ、女立役者と縒りを戻して、また旅へでる。
無茶苦茶だ。
しかし、名優中村鴈治郎は一度も舞台に姿を見せず、階段を上がる京マチ子のふくらはぎは美しく、若尾文子は彼女の女優史上最高に不細工に撮られてい、杉村春子の心情は理解できないながら納得させられ、三井弘次のアクの強さに惚れ惚れし、下品な人物もあまた登場し、誰でもが知っている豪雨の下の喧嘩シーンの罵詈雑言は聞くに堪えない。ほとんどすべてのカットに現れる赤い色の物品には眩暈すらおぼえる。
糾弾されるかもしれない要素をてんこもりにしながら、豊かで楽しい気分に溢れている。やっぱり、映画を観るのは面白い。
投稿者:uptail投稿日:2009-05-21 17:26:36
中村鴈治郎&若尾文子&杉村春子
投稿者:クリモフ投稿日:2009-03-28 02:53:41
リメイク前のやつは未見。全部観たわけじゃないけど小津作品の中では異色作のような感じがします。大映で舞台が関西ということもありますが、なんかいつもの整然としてひんやりした印象じゃない。完成度が他の作品に比べてやや落ちる感じもあるけど、なんかそのごちゃっとした雰囲気が魅力的に見えてしまい(大映美術や関西弁のセリフによるところも大きい)面白く見られました。題材も小津にしたら割と恋愛の比率が高く、これまた妙に新鮮で飽きない。雨の中、道を挟んで座長とすみ子が言い合うシーンは良かったです。
やっぱり中村雁次郎の力は大きいですね。素晴らしい。京マチ子は熟女の魅力、若尾文子もきれい。杉村春子も抑えた演技で決める。おっさん達もいいぼやきです(笑)けっこう関西弁が怪しいところもありましたが、あばたもえくぼ、個人的には好きな作品です。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2008-03-12 20:36:44
三井弘次の持ち逃げで一座が無一文になる展開がやや強引に感じたり、ラストの描写が長ったらしかったり、完成度はイマイチ。若尾文子のラブシーンは保存価値アリ。鴈治郎の芝居に対する台詞は小津監督の気持ちだったろうな。年寄りの役者の孫役が、「天国と地獄」の運転手の息子役と被った。
投稿者:骨壷投稿日:2006-03-06 21:05:04
余談ですが、常々ダウンタウン浜田が誰かに似てると思っていたら、杉村春子でした。似てます。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-05-31 21:25:23
 大映の豪華役者陣が小津作品に大集合!というような、単純な喜びを感じます。

 通常小津の作品は、対象から距離を置いた冷徹な視線を感じることが多いのですが、本作からは、役者の懐に入り込んだ親密さを感じました。映画というメディアのごく当たり前の特徴ではありますが、小津作品には珍しい感じがしました。もう一つ気づいたのは、BGMがほとんど流れていなかったことです。これらのせいか、ストーリーはむしろ普段よりドラマチックなのですが、中盤、退屈を覚えました。やはり小津作品は、厳格な構図が生む緊張感こそが、見者の目を画面に釘付けにするのだと、改めて思った次第です。7
投稿者:Ikeda投稿日:2004-04-04 20:35:34
サイレント時代の「浮草物語」の焼き直しですが、こちらはカラーのこともあって、多少、明るい感じがします。日本映画の名優がずらっと並んでいますが、矢張り中村鴈治郎の名演が光っていて、それに引きずられているような感じさえ持ちました
投稿者:Stingr@y投稿日:2004-03-04 01:18:21
 所謂(いわゆる)「小津調」が飽きられた最晩年に,戦前の「浮草物語(1934)」(私は未見)をリメイクするとはよほどこの脚本に思い入れがあったのだろう。「豆腐屋」である小津自身の言葉で語れば「せいぜい雁もどき」の「雁もどき」であり,確かに優れた美しい作品である。しかし,はっきり言うと「賞味期限切れ」を喰わされる思いである。だが,小津は多分わざと「賞味期限切れ」を作ったのである。

 この作品は,「川原乞食」と言われた旅役者の悲哀を描いた,いわば小津版「父帰る」とも言うべきものである。戦前の作品のリメイクであるため,戦後の私小説に毒された「小津調」からは距離を置いている。しかし,戦前とは違って,製作当時既に「旅役者」は衰退しており,小津の思い入れとは裏腹の作品になってしまった。リメイクとは言え,服装や看板を見れば,時代設定は撮影当時(やや前か?)になっている。しかし,既に世の中は「全共闘」や「60年安保」である。

 歴史に「もしも」が許されるなら,もしも戦前の小津がトーキーで「浮草物語」を作ることが出来たならば,この「賞味期限切れ」を作ることもなかっただろう。小津がわざと「賞味期限切れ」を作った理由は,伝統的な日本人の精神性を失わせた高度経済成長を批判するためである。

 お芳(杉村春子)の台詞,「このままでえぇンや。お父さんはなぁ,おまえが子供のころから,この町に帰って来ぃはるたンびに,いつもあんな気持ちでこの家(うち)を出て行きなはったンや」が表す父親の想い。それを理解できる人が現代日本にどれほど残っているのだろうか。小津はそれを問いたくてこの作品を作ったとしか思えない。戦前の「雁もどき」はこんな味であったと,「賞味期限切れ」ではなくこれが「本当の味」なのだと……。
投稿者:BINBO投稿日:2003-04-09 02:48:32
小津と大映美術の相性は最高だと思うのです。
これ一本だけというのは実に残念。
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2002-01-14 08:11:13
 中村鴈治郎は全く凄い役者だ。絶妙の表情と台詞回し。
 京マチ子もいいし、若尾文子の可愛らしさも絶品。

 印象に残る細部は書ききれないくらいある。
 鴈治郎と京マチ子が通りを挟んで悪態をつきあう雨のシーン。その土砂降りなこと!
 鴈治郎と 京マチ子の煙草の吸い方。 京マチ子のマッチの捨て方。

 三井弘次と田中春男と潮万太郎 がトリオ。三井弘次が金を持って夜逃げをする。
 ラストカットは夜更けの汽車http://www.page.sannet.ne.jp/egi/
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