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太陽は夜も輝く(1990)

IL SOLE ANCHE DI NOTTE
SUNSHINE EVEN BY NIGHT
NIGHT SUN

メディア映画
上映時間114分
製作国イタリア
公開情報劇場公開(ヘラルド・エース提供/ヘラルド)
初公開年月1990/12/22
ジャンルドラマ
神に出会った男がいた。
太陽は夜も輝く デジタル・リマスター 廉価版 [DVD]
参考価格:¥ 2,700
USED価格:¥ 6,129
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【解説】
 トルストイの晩年の自伝的作品『神父セルギイ』を材にして撮った、パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟監督作品。士官学校の優等生であるセルジョ・ジュラモンド男爵は、ある日、国王のカルロ3世が有能な副官を欲しがっているとの話を聞き、王のもとを尋ねた。王はセルジョの有能さと忠誠心を認め、彼が南部の田舎貴族であったことから、公爵令嬢を嫁がせることを約束した。しかし彼女は、王の愛人であり、彼は王と婚約者の裏切りに絶望する。そして一転、隠者としての道を歩もうと決心した彼は、物事の真理を求めて旅に出るが……。管理され組織化された、個人の生きる意味が明確でなくなっている現代に対して、主人公の苦悩や葛藤を通し、人生の意味を深く追求した傑作中の傑作。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
546 9.20
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【ユーザーコメント】
投稿者:gapper投稿日:2012-06-02 13:29:23
 トルストイの中編小説”神父セルギイ”を映画化。

 ナスターシャ・キンスキーが目当てで見たのだが、彼女は序盤にしか出てこない。
 また、余り美しく取っておらず特に父親のクラウスのような血管が額に浮き出ているシーンがあり、ここでほぼ興味を失った。

 話の提示部である序盤が説明不足で、特に肝心の主人公セルジュ(ジュリアン・サンズ)が出家にいたる過程が弱すぎる。
 国王に対する一途さで彼の性格が現されている物のクリスティーナ(ナスターシャ・キンスキー)と恋にいたる過程は無いに等しくそれゆえ絶望感が理解できない。
 トルストイ作品だからという意見があるが、これは映画であるので理由にならないと考える。
 原作を読んでいなくとも作者を知らなくても、映画は楽しめなければならない。

 後半は良いのだが、結局最初の部分を引きずって見たので楽しめなかった。
 マチルダ(シャルロット・ゲンズブール)からの下りは良い。
 彼女の性欲への無垢な要求と彼の葛藤、自殺未遂といった急展開は映像的にも満足できる。
 エンド・タイトルの音楽も美しい。
http://gapper.web.fc2.com/
投稿者:パタママ投稿日:2010-01-17 16:28:28
現在の成熟した日本の社会で
このように世俗を離れて厳しく自己を律し神と対話しようと試みる人間は、いるのでしょうか?

性欲を否定する様は、宗教フリーの私から見れば度を越していて、「少しぐらいいいのに」とも思ってしまいました。
でも、こんな人生を選択して生きていく人がいてもいいような気もします。

というか、これがキリスト教の核心部分なんでしょうか??
世俗を離れ、人間が動物であることを徹底的に否定し、生物以外のモノになろうとし神に近づく・・・

若い頃見たときはとても退屈したけど、今みたら、いい映画だった。



投稿者:Bava44投稿日:2007-03-31 16:16:10
【ネタバレ注意】

晩年のトルストイの小説はどれも似たような話なので、原作を読んでいなかったけど、トルストイの思想を見事に映画化していると思った。
が、ストーリーに関してはダイジェスト版の印象が強い。監督の描こうとしていたことが「トルストイ」なので、それが分からなければストーリーの必然性に疑問のある、薄っぺらさを感じるだろう。(人間の心の遍歴を描くのは映画ではなく文学が得意とするジャンルだから)まあ、作品の持つ精神的深みには満足した。

尚、一般的に一番理解できないところは、マルチダを悪魔と決め付けるところだと思うが、トルストイは性欲に厳しかったので、男の醜い性欲を受け入れるような女に最も邪悪なものを見ていた。


ついでに原作(文庫だと100p弱だと思う)を読んでみた。
原作では初めから終わりまで数十年の年月が経っている。(→歳をとることによって性欲だけではなく高慢さも描いている。)鳩を飼う老夫婦は登場しない。終盤の展開が違う。

本作は、主人公がどういう性格の人物なのかを上手く観客に示し、彼に感情移入させているのが良い。思想風土の違う日本人にも、彼の気持ちが抵抗なく受け入れられるのではないだろうか。

投稿者:黒美君彦投稿日:2005-04-19 13:33:41
【ネタバレ注意】

王と神。幼い日にセルジョ・ジュラモンドが仕えたいと強く念じた相手だ。
その王に裏切られ、神に近づくべく修道院に入ったセルジュは、世俗的な注目を浴びるのに耐えられなくなって、自ら進んでペトラ山の麓に赴き、隠者のような生活を送る・・・。
タヴィアーニ兄弟の他の作品同様、圧倒的なイタリアの大地が印象的だ。不毛な土地に暮らすセルジュを試すかのように男好きなアウレリアが誘惑するが、自らの指を落としてその誘惑を拒み、アウレリアは尼僧になったという。だがそのことも含め、セルジョは「奇蹟を起こす神父」との評価を受け、またしても世俗の注目を浴びることになる。
ではセルジョは聖人か、というと必ずしもそうとはいえない。死んだ前任者に「力を与えたまえ」と祈ったかと思うと、「でも起きてきて驚かすなよ」と茶化してみせたり、アウレリアに対しては「迎え入れたとき理性を失った」と告白してみせる。十分に通俗的でありながら、必死で神の名のもとに抗おうとしている男。
神の不在を意識しながら、彼は呟く。「神を求めるものは神を見出せない。真実を求める者が神に出会えるのだろう」。
悪魔のように無垢なマチルダ(シャルロット・ゲンズブール)に抗えなかったセルジョは、幼い頃から知っている鳩飼いの老夫婦が、願い通りにほぼ同時に神に召されたことを知って、聖職者である自分よりも老夫婦の方が神に近かったことに気づき、流浪の旅に出る。その先にあるのは。
主人公のジュリアン・サンズもいいが、やはり物言わぬ大地が主人公のような作品。大地にこそセルジョが近づきたいと願っていた神がいるのではないか―そうも思えた。観る度に違う見方ができそうなひとすじ縄でいかない作品である。

投稿者:さち投稿日:2005-01-20 20:14:06
キリスト礼参
投稿者:ファルド投稿日:2003-03-27 23:27:23
似たような経験がある訳ではないが、あの衝撃の告白でセルジョにちょっくら感情移入しました。よって結構楽しめましたね。個人的に信仰心は無い方なので、S・ゲンズブールにグラッとくるのは男として自然だと思うし、あれだけストイックな生活をしていて、それ以前のアウレリアの誘惑に負けなかったのはエライ?俺だったらあの時点で発情しているだろう(笑)。作品はとても物静かではあるが、セルジョのプライドをズタズタにされたがどうにもできない苦悩など、上の解説に書いてあるようなことが描かれているなかなか良い作品だと思うし、老夫婦のエピソードもいいね。
投稿者:きのふぃるむ投稿日:2003-03-27 21:20:39
ストーリー的にはメロドラマ的で破綻した部分もあるのだが、
なんといってもこの映画は“美しすぎる!!!”
投稿者:でこちゃん投稿日:2003-01-30 09:37:43
雰囲気を味わうだけの作品。こういうテーマの作品にしては見事に主人公の心が描かれていません。お勧めは18世紀イタリアの雰囲気を味わえるということ。それにしても指を切り落とした主人公がシャルロット・ゲンズブールであっさりと転んでしまうとは。おそるべしシャルロット。
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