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秋立ちぬ(1960)

メディア映画
上映時間79分
製作国日本
公開情報劇場公開(東宝)
初公開年月1960/10/01
ジャンルドラマ/青春

【クレジット】
監督:成瀬巳喜男
製作:成瀬巳喜男
脚本:笠原良三
撮影:安本淳
美術:北辰雄
編集:大井英史
音楽:斎藤一郎
出演:大沢健三郎深谷秀男
乙羽信子深谷茂子
一木双葉三島順子
藤間紫三島直代
藤原釜足山田常吉
賀原夏子山田さかえ
夏木陽介山田昭太郎
原知佐子山田春江
加東大介富岡
菅井きん小母さん
三田照子政子
河津清三郎浅尾
西条康彦山下
小西瑠美トキ子
三浦敏男
杉浦千恵女中
園田あゆみ女給
草川直也警官
桜井巨郎運転手
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
865 8.12
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【ユーザーコメント】
投稿者:noir fleak投稿日:2015-05-26 08:00:24
ものばかりなのに本作はわずか79分! しかも、母親が帰ってくるわけでなく、自分のこれからも生活も全く不透明。なにもかも中途半端で終わっている感じがする。が、しかし、そこがいい。これは人が年をとってから、子供のころの断片の記憶をつなぎあわせ、多分事実とは少し違ったまま記憶している、という感じの映画だ。だから、女の子の突然の引っ越しも説明がつく。本当はもっとあとで引っ越ししたのにちがいない。しかし、記憶の中では違う、、、
二人の子役がいい。その後この二人はどうしたのだろう?
これは、世評とは別に、自分だけでひそかに大事にしたい、という映画。

追記。それにしても素晴らしいのは当時の銀座界隈の様子。今は埋め立てられてしまった築地川。あの橋は空橋として高速道路の下に現存しているらしい。
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-07-03 21:44:02
成瀬の幼少時代を反映しているともいわれる。思い入れが強いせいか映画としてはもどかしい。見捨てられた少年と周囲の描き込みにいつもの成瀬の丁寧さが足りないと思う。成瀬連続視聴19作目。
投稿者:龍勝利投稿日:2006-07-28 13:46:36
大人の勝手な事情に傷つけられた子供たち。この夏の思い出をどう振り返るのだろう。成瀬巳喜男監督作品としては決して高い評価を得られていないようだが、愛すべき小品。ダッコちゃんにカブト虫。都電ライオン松坂屋の屋上。昭和30年代半ばの銀座風景が切ない。既にこの頃から『臭くてご飯が食べられない』川だったんだね。
投稿者:Ikeda投稿日:2005-10-02 15:28:58
小学生の二人、大沢健三郎と一木双葉が可愛く描かれてますが、如何にも大人が良い加減すぎます。乙羽信子が小学校6年の息子に何も告げず駆け落ちしてしまうのは勿論で、藤間紫の立場は仕方ないとしても、タクシーの運転手が東雲まで小学生二人を乗せて行って、そのまま帰ってしまうなどは考えられない事です。
いずれにしても子供二人の哀愁を浮き出たせるためのフィクションとは言いながら、大人をこれまで無責任にしているのは、どうかと思いました。成瀬監督のキレの良い進行は好きですが、ここまでくると単にスッポカシているだけの感じです。もっともダッコちゃんが出てきたり、アート・ブレーキーの初来日の話がされるのは、この時代を思い出させて楽しいです。
然し、それより私にとって一番懐かしかったのは、最初の銀座四丁目の俯瞰撮影の後、地下鉄の出口から乙羽信子と大沢健三郎の母子が出てくるシーンです。私はこの当時、銀座線のこの出口を出てバスで勝鬨橋を渡って通勤していました。大沢が道路を眺めている先にライオン・ビアホールが見えるのも懐かしいです。この出口の先の歩道にかかっている庇がバス停で、昇った所の新聞売りと電話ボックスは当時を思い出させます。新橋から来るバスも満員で通過してしまう事がよくあり、遅刻しそうになると都電に駈け乗っていた事も思いだしました。
投稿者:篭瀬山投稿日:2005-09-09 23:22:51
【ネタバレ注意】

 成瀬には珍しく子供を主人公にした、と言われる作品。私も、成瀬的小世界(成瀬映画で繰り返し描かれるところの、現実と似て非なる身辺的小社会)に何も知らない子供を放り込んだような、そんな印象を受けた。その中で子供は、大人たちの押し付ける理不尽や不可解を受け入れざるを得ない状況におかれ、実際に受け入れる。自分の子供の頃を思い起こせば、相当に恵まれた家庭環境に育った人でないかぎり、誰しも思い当たる節があるのではないか。

 子供の視点で見ると、それまで率直で気安く見えていた成瀬的下町社会が、実に自分勝手で人情の薄いぎすぎすしたコミュニティに見えてくる。こういう作品が、そのまま成瀬映画の中に存在していることに驚く。映画史全体から見たらともかく、成瀬的小宇宙の中ではコペルニクス的転回点に立つ作品だ。7

投稿者:D.T投稿日:2004-10-30 20:09:05
少年と少女のひと夏の出会い
オープニング・クレジットの背景は桝目の無い原稿用紙のよう

映画序盤と終盤で秀男と着物姿の順子が擦れ違う橋

母親は旅館の住み込み女中となる、
秀男の孤独は募る
そんな夜、田舎から連れて来たカブト虫の“リキ”に話し掛け涙する

秀男と順子の自然な接近、交情…
秀男を自室に招き入れ嬉々とする順子、

ふたりだけでデパートへ

カブト虫の“リキ”が姿を消す
秀男の母親は常客と駆落ち
大阪から上京してきた父親と会う順子、…本宅の異母兄弟は冷たい

秀男と順子の遠出…

 ***

銀座、下町、多摩川、東京の海……1960年夏

夏木陽介が秀男を乗せてバイクを走らす夜の首都高、
松坂屋の屋上から浜離宮の森越しに見える海/東京湾、
緑濃い夏の多摩川べり、多摩川で泳ぐ夏木陽介や若い男女…
埋め立てが進む、しかし、大きな海原が迫り来る広々とした晴海周辺、
ふたりが遊ぶ東雲(しののめ)の小さな渚、打ち寄せる波、広々とした海原

信州の祖母から送られてきたリンゴ箱から出てくるカブト虫!
……もぬけの空となった順子の家=旅館
デパートの屋上に一人カブト虫と静かに戯れる秀男

浜離宮の森越しに見える海

遠い空
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