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黒の試走車(テストカー)(1962)

メディア映画
上映時間95分
製作国日本
公開情報劇場公開(大映)
初公開年月1962/07/01
ジャンルサスペンス
黒の試走車 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 1,982
USED価格:¥ 4,816
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【関連作品】
黒の試走車(テストカー)(1962)シリーズ第1作
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
748 6.86
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【ユーザーコメント】
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2016-03-11 03:59:52
【ネタバレ注意】

出世の為には一線を越えるしかないけど、そうなるのは田宮二郎だと思ってた。

投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2007-05-05 23:07:26
【ネタバレ注意】

 シリーズ1作目の本作だが出来は余りよろしくない。中盤までは増村らしいスピーディな演出、高松英郎や菅井一郎、見明凡太朗ら徹底的なキャラ造型が良いのだが、ラストは唖然とするくらい安易な展開に思えてしまう。それは脚本の責任だろうか?単純に考えると脚本(或いは映画の上澄みをすくい取った梗概レベル)の問題に思えるのだが、本質的には田宮二郎の恋人役・叶順子に対する前半の演出が失敗しているせいだと私は思う。つまりこの脚本でも叶順子への演出いかんによって、ラストは充分納得性のあるものになったと思えるのだ。それはちょっとした表情一つ、ワンカットだけでも足りてしまうのではないか。ただし、そういったある意味観客におもねることをしない徹底性こそ増村らしさかも知れない。増村にとっては決して「安易な展開」では無いのだろう。http://cinema.intercritique.com/user.cgi?u=3449

投稿者:bond投稿日:2007-03-22 09:18:15
産業スパイという言葉は最近聞かないが、モノクロ画像だとリアルに観える。古いが会社の汚い攻防戦が飽きさせない。
投稿者:Longisland投稿日:2006-05-01 01:44:15
昭和40年代を舞台にした猛烈会社人間達の物語。 最近多い昭和30〜40年代を舞台とした作品が、ノスタルジーと人情を主題としているのと違い、会社の為、上司の為、嘘も暴力も自分の恋人までも利用する凄まじさ。 今ならコンプライアンスがどうのこうのと問題になりありえないお話しも、急激な高度成長の背景にはこんなこともあったんだろうな〜と納得。 時代は変われど私生活より仕事・会社への忠誠が優先してしまう日本人の精神構造を見事に描いていている秀作。
投稿者:黒美君彦投稿日:2006-04-20 16:52:03
【ネタバレ注意】

タイガー自動車は、トップメーカーヤマト自動車の後塵を拝する車メーカー。次世代の新車としてスポーツカー型の「パイオニア」の開発を急ピッチで進めていたが、極秘情報がヤマトに筒抜けであることがわかる。企画一課を率いる小野田徹企画部長(高松英郎)は、部下の朝比奈豊(田宮二郎)らと偽のデータを作り、ヤマトで糸を引く馬渡企画本部長(菅井一郎)を撹乱しようとするが失敗。朝比奈は、恋人の宇佐美昌子(叶順子)を馬渡に抱かせてヤマトの情報を盗もうとする…。

梶山季之(1930〜75)の出世作となったベストセラーが原作。この小説は「産業スパイ」の暗躍を明るみに出した記念碑的ともいえる作品だ。
関東軍の特務機関に務めていた男(菅井)が、脅迫や盗聴などを指示し、ライバル会社の機密を得ようとするのに対し、防戦一方だった側もあの手この手で攻めて行く。
息苦しい心理戦が続く中で、タイガー側もスパイを見つけ出し、ヤマトに一撃を加えるのだが、手段を選ばないスパイ戦に達成感はない。
「会社」を守ることが全てだった時代が、その背景にはある。
国家が全てだった時代が敗戦で惨めな終焉を迎えた後、彼らは次に会社至上主義を持ち込んだ。田宮二郎演じる朝比奈は、その流れに忠実に乗っていき、ホステスの恋人(叶)すら売ってしまう。
これに対抗する叶順子のさばさばした艶かしさがまた何ともいえずクールでいい。
産業スパイのトップを演じる菅井一郎、高松英郎も、軍隊を思わせる強面ぶりで印象的。戦争が終わっても、企業間の戦争もまた熾烈を極めた時代。
田宮二郎が突然マトモな人間に戻るのがあまりに唐突ではあるが、増村保造らしい鋭いタッチの作品。秀作だと思う。

投稿者:篭瀬山投稿日:2005-06-19 20:09:33
企業間の知られざる情報戦をエモーショナルに描いた傑作。忠誠の対象が国家から利潤へ変わっただけで、やってることは一緒だったりするが、その真剣さは身につまされる。サラリーマン経験者ならなおさらだ。ただ、朝比奈(田宮二郎)のたどり着いた決断こそ、(理想論としてでなく)本当の勝利だと私には思える。企業イメージの払拭は、理屈ではなく、時間が勝負だから、小野田部長(高松英郎)のとった手法は負け戦を戦っているようにしか思えない(その証拠に、さらにスキャンダルを起こしている)し、そもそもそういう戦いを仕掛けてきた特務機関出身者たちは、負けた戦争を徒に繰り返しているだけ。日本の戦後において、最も罪深いのは彼奴らじゃないか。8
投稿者:堕落者投稿日:2004-11-25 06:19:03
産業スパイの世界を練られた脚本と緊張感溢れる見事な演出で作り上げた一級の社会派サスペンス。
これを観ると日本人は戦前の国家から戦後は会社へと忠誠心を変えた事が克明に分かりますね。元々近代的な個人主義や公共概念を持たない民族であるが故に国家も会社も日本人にとっては全てが運命共同体になっている。だから,容易に同調圧力に負けるし,汚職は漏れにくいし,内部告発をする事は裏切り者(非国民)とされるので非常にし難い・・・。つまり,日本人は何も変わっていないって事が分かるのだ。
投稿者:D.T投稿日:2004-05-31 23:57:24
【ネタバレ注意】

『黒の試走車』(1962)という映画は、1960年代の日本高度経済成長期只中に於ける熾烈な企業間戦争とでも云ったものを過不足無く示し得た増村保造の才気漲る逸品だ。

ここには二つの自動車メーカーが同時期に売り出す二つの新型スポーツカーを巡る開発競争、販売競争が両社の産業スパイたちを核に描かれる。

一方のヤマト自動車は一流自動車メーカー、本社企画部署には元陸軍中佐たる馬渡(菅井一郎)をトップに関東軍特務機関出身の兵(つわもの)を揃える。

もう一方のタイガー自動車は社長自ら“まだまだ二流”を自覚する自動車メーカーであり、デザイン、技術開発に巨費を投じた“パイオニア”の売り出しに社運を賭ける。そして、小野田課長(高松英郎)が陣頭指揮を取る「企画一課」は、小野田が口繁く朝比奈(田宮二郎)等部下に繰り返すように“産業スパイの部屋”だ。

黒い覆いを纏わされた“パイオニア・第一号テスト車”が高速走行テストを開始せんとするシーンで幕を空ける『黒の試走車』という映画は、産業スパイ、つまり盗む者たちの視点、視野というものを反映した画面作りに一貫していよう。

その視点、視野というものは、タイガー本社に於ける重役会議室、社長室、企画一課の閉塞感、また、様々なオフィスビルの階段、廊下、トイレ…、料亭の廊下や畳部屋…、小野田等が出勤時のヤマト自動車デザイン課長を強引に引っ張り込む車内など、映画中至るところに在る密室の閉塞性に反映されていよう。

映画後半、朝比奈と昌子(叶順子扮する朝比奈の恋人)が会う屋外(※日中の公園)ですら、僕等観客に心的な開放を与えてくれるものではない。…

<※後日、加筆予定>


■http://ohwell.exblog.jp/

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