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泥だらけの純情(1963)

メディア映画
上映時間91分
製作国日本
初公開年月1963/02/10
ジャンルロマンス/ドラマ/青春
吉永小百合 昭和の青春DVD-BOX
参考価格:¥ 22,680
価格:¥ 28,200
USED価格:¥ 15,000
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【クレジット】
監督:中平康
企画:大塚和
原作:藤原審爾
脚本:馬場当
撮影:山崎善弘
美術:大鶴泰弘
編集:丹治睦夫
作詞:佐伯孝夫
作曲:吉田正
音楽:黛敏郎
唄:吉永小百合
技斗:渡井嘉久雄
特殊技術:金田啓治
助監督:曾我仁彦
出演:浜田光夫次郎
吉永小百合横山真美
平田未喜三塚田(親分)
小池朝雄花井(兄貴株)
和泉雅子和枝(塚田の娘)
宮阪将嘉森原(親分)
滝沢修清水(親分)
高島稔信次(次郎の弟分)
細川ちか子欣子(真美の母)
星ナオミ純子(女給)
国真澄美津(女給)
有田双美子智子(真美の学友)
鈴木瑞穂刑事・利根川
日野道夫刑事・村山
河上信夫浦上警部
杉江弘刑事A
清水将夫公安委員・大山
嵯峨善兵福井の父
野呂圭介新聞屋
武智豊子チンドン屋の叔母さん
新井麗子阪東夫人
柳瀬志郎記者
久遠利三記者
三船好重あいまい屋のお内儀
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
321 7.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:Katsumi_Egi投稿日:2011-08-20 07:55:35
 これもどうしようもなく日活映画。たまらない。強烈なシーンがいくつもある。ただ、まとまりはよろしくない。例えばバー「ミシシッピ」の女給役では星ナオミ以上に三井真澄という女優(?)が良く目立つ役というか重要な役なのだが、彼女が浜田光夫に腋毛の処理を手伝わせようとするシーンがある。プロット展開上、完全に浮いているシーンだが、こゝが本作で最も印象に残ってしまう。あと浜田が村田英雄の「王将」を2コーラス歌う場面がある。裸電球の寂しい光の扱いも良い、グッとくる演出で私はこのシーンが本作の白眉だと思うが、こゝもプロットを効率的に語る上では不要な部分だろう。ラスト近くの夕景の丘のカットが気合い入りまくりのフォトジェニックなカットなのも突出感がある。
 ただ本作が今ひとつ物足りないのは矢張りヒロイン吉永小百合の造型にある。余りの優等生ぶりもその裏返しとしての向こう見ずで一途な情動もいかにも作り物めいている。端的に云って可愛いと思えない。ラストの処理なんかも「いかにも」で恥ずかしい。
投稿者:黒美君彦投稿日:2007-12-14 10:14:30
【ネタバレ注意】

<あらすじ>アルジェリア大使外交官の娘・樺島真美(吉永小百合)は、不良学生に因縁をつけられているところを塚田組のチンピラヤクザ岡本次郎(浜田光夫)に救われる。だが、相手が自らのナイフで死んでしまったことから次郎は兄貴分の花井(小池朝雄)に勧められ自首した。ところが真美が警察に事情を明らかにしたことから次郎は無罪放免に。これがきっかけで深窓の令嬢とチンピラの交際が始まった。悪事を重ねながら、真美とのデートを続けていた次郎だったが、ある日売春斡旋などの容疑で逮捕され、真美の前から姿を消す。真美は次郎の不在でますます彼への愛を確信していくのだったが、母親欣子(細川ちか子)は当然こころよく思わず、次郎も組から「別れてムショに入って箔を付けろ」と迫られる…。

時代を反映した傑作のひとつといっていいのではないだろうか。
主人公二人が出会うエピソードの後のタイトルクレジットでは、1963年当時の東京の俯瞰写真に、吉永小百合が歌う主題歌(作曲吉田正、作詞佐伯孝夫)が流れる。「裏町流れる/さびしく流れる/この泥だらけ汚れた町にも/星は写るよ美しく/その内いつか/その内いつか/やさしい人に会えるでしょう」という歌詞がこの作品の内容を暗示する。
撮影当時17歳の吉永小百合は、輝かんばかりの若さ、真っ直ぐな瞳と人懐こい笑顔が印象的だ。浜田光夫もお調子者の下っ端のチンピラの感じがよく出ている。到底知り合う機会などないはずの二人。夜は9時半から「動物の生態」というTV番組を見て、聖書を読んで10時半には眠るという「お嬢様」が、初めて男に会うためにウソをつく。危うさと無邪気さが同居する愛らしさ。
渋谷駅では1963年1月に公開された記録のある「すてきなジェシカ」(1962年伊・ジーン・ネグレスコ監督)「特ダネ監獄」(1939年米・ウィリアム・マクガン監督)のポスターがあり、ボクシングへ行ったり日比谷公会堂での「現代音楽祭」(看板にはプロムジカ弦楽四重奏団による黛敏郎作品や武満徹「環(リング)」のタイトルが見える!)に出かけたりする(ちなみにボクシングは「11月30日(土)」と看板にあるが音楽会は「12月2日(日)」。曜日が合わない…苦笑)。
当時の風俗・文化が散りばめられているのが面白い。
清純派(死語?!)の真美と対比する形で登場するバーのホステス美津を演じる国(三井)真澄は、監督が通っていた銀座のバーの本物のホステスなのだとか。彼女が次郎に腋毛を抜かせようとするシーンは、ドキッとする官能性と現実の女性の存在感を示す。
対照的に次郎の真美に対する「純愛」は、最後まで肉体性をもたない。
二人の死のあと、次郎の弟分が記者に「次郎の兄貴、あの女(スケ)とやってなかったんですかい」と驚くシーンがある。
次郎にとって真美は女というよりは、彼の善性を引き出す聖的な存在だったということだろうか。
ずっと次郎に目をかけていた兄貴分の花井(小池朝雄)が最後に涙するシーンが印象的。

この作品は韓国で翌年にはリメイク(というよりはパクリに近い?)され、その後も何度もドラマなどでリメイクされ続けているとか。最も近いところでは1998年のTVドラマ「裸足の青春」で、ペ・ヨンジュンが主演している。このドラマは私も観たが、この辺になるとモデルの作品の原型はもはや崩れ、単純に深窓の令嬢とヤクザの青年の許されざる恋(筋は実はもっと複雑だが)という設定しか似ているところはない。だが、ラスト近くの長野県赤倉スキー場で、二人で雪に戯れているシーンはまさに「冬のソナタ」のワンシーンにそのまま使われているし、この作品が実は韓流ドラマの原点にあるといえるのかも知れない。
だとすればこの作品が公開された頃に青春を謳歌していたおばさま方が、韓流にはまったのも理解できる(苦笑)。

余計なことをずらずら書いたが、中平康のとがった演出も含め、まさに60年代はじめを体感させる傑作純愛映画だと思う。

【ソフト】
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