allcinema ONLINE オールシネマ 映画&DVDデータベース
検索オプション

アリス(1988)

ALICE

メディア映画 Anime
上映時間85分
製作国スイス
公開情報劇場公開(ヘラルド・エース=ヘラルド)
初公開年月1989/07/23
リバイバル→ザジフィルムズ-2000.4
ジャンルファンタジー
アリス 【HDニューマスター/チェコ語完全版】 [Blu-ray]
参考価格:¥ 5,076
価格:¥ 4,050
amazon.co.jpへ

【解説】
 御存知ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をチェコスロバキアの人形アニメーション作家シュヴァンクマイエルが独自のセンスで映像化した悪夢のようなファンタジー。主人公アリスは実際に少女が演じており、人形部分のグロテスクさとの対比が面白い。万人向けの作品ではないが、この作風に興味を抱いた人は是非「シュワンクマイエルの不思議な世界」を。
<allcinema>
評価
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
322 7.33
下記フォームからあなたのこの作品に対する採点を投票してください。
メールアドレス年齢性別
評価 (低い←→高い)
12345678910
【ユーザーコメント】
投稿者:Stingr@y投稿日:2017-03-21 22:43:05
これまでの短編の要素を継承した、ヤン・シュヴァンクマイエルらしい作品。15分くらいまでは、作者が観客に、作品の世界に入り込めるか否かを問う“選別の時間”。作品が自分に合っていなかったら自由に中途退席すればいい。解る人にだけ解ってもらえればいい、という潔い作品だ。

この作品は、おおまかに、(1)アリスがワンダーランドに行くまで、(2)兔との駆け引き、(3)お茶会から女王の登場、(4)アリスが元の世界に戻ってハサミを握るまで、の4つの場面で構成されるが、エピソードを並べ立てる物語なので「起承転結」ではない。「起承転結」は中国文化の影響を受けた日本人が、長年の歳月のうちに身に染み込ませてしまった物語の進行方法だ。

では、このヤン・シュヴァンクマイエルの世界を読み解こう。以下は勝手な私解である。別に解釈をせずとも本作は楽めるが、Wikipediaによれば、チェコ語の原題の邦訳は「アリスの何か」で、「何か」を解釈しろ、と言っているタイトルだ。

簡単な解釈は、アリスはチェコスロバキアの自由を求める民衆、兎は共産党政権。アリスが「お願い!待って。」と言うのを無視する兎。兎の中身のおが屑は、政府が行う政治で、口にしたアリスは吐き出してしまう。兎の策略(政府の甘い懐柔政策)で、身体が小さくなってしまうアリス。不思議なまずい飲み物の力で(インクはマスメディア)、再び身体が大きくなるアリス。ネズミは反体制勢力に送り込まれたスパイ。首を切れというトランプのハートの女王はソ連の圧政者で、女王の言いなりの兎。最後にアリスはハサミを握る…。私には分からないが、細かいエピソードにもそれぞれ解釈があるのだろう。

1989年(製作年の翌年)、チェコスロバキアの共産党政権はビロード革命により崩壊した。政治色を前面に押し出した作品ではないが、ヤン・シュヴァンクマイエルの世界とはそういうことだ。わかりやすい「不思議の国のアリス」のファンタジーを期待した人たちや、コマ撮りアニメで描かれる内容なんて、たかが知れている!と、半ば軽んじて観た人たちや、チェコスロバキアがソ連の影響下にあった時代の作品だし、加えて長編第1作なのだから反体制的なことは描かれていないと憶測をもって観た人たちも多かったのではないか? そんなあなたには、作品からの冒頭のメッセージ「目を閉じなきゃ、何も見えないのよ」が届いていなかったのだ。
投稿者:にゃんにゃん投稿日:2016-05-04 01:45:21
この監督の短編は好きだが・・・長編は辛かった。
映像や発想は面白い映画だが、人形がカタカタと動き回り、淡々としたストーリー展開はかなり退屈。
摩訶不思議な世界にまったりと身を任せられる人だったら良いかも。
投稿者:ちゃぷりん投稿日:2011-01-30 01:36:36
ウサギの人形アニメの動きが教育テレビレベルだし、殆ど脈絡の無い展開で続きを観るのが苦痛になり、13分でリタイア。
投稿者:fuji3776投稿日:2007-08-01 20:17:53
チェコには起承転結はないのか。物語がそれなりにわかるのは、そう描かれているからだ。作者がたとえ知らずとも、良い物はそう出来上がっている。元気だった主人公が突然不治の病になったり、夢だったと言われても、困る物は困る。・・映像面白く6/10点。
投稿者:かっこう投稿日:2007-01-08 01:03:11
人形アニメがなんとも不気味な空気をはなっており、不思議の国のアリスの世界観が上手に現れている。シュールでナンセンスな展開の数々は面白いとは言いがたいが、不思議な雰囲気は楽しめる。でも変な間が多いし、やっぱりちょっと退屈したかな。
投稿者:さち投稿日:2004-10-14 22:20:15
いいね 脈絡もあってなさそうなもの 地下鉄のザジを思いだした
投稿者:アリエアー投稿日:2003-12-20 17:26:44
ハサミをシャキシャキさせる音。ティーカップがこすれるカチャカチャという音。小さな鍵で開ける小さなドア。ウサギの腹からこぼれるオガクズ。
アニメーションでありながら、現実の音や素材に異様なほど執着しているため、幻想的なのにグロテスクな世界観ができあがっている。
子供の持つ、原始的な好奇心を刺激する世界。
心温まる平和な未来なんかには決して繋がらないけれど、ヤンの映画に親しんだ子供の想像力は、とても豊潤で思慮深いのだと思う。
投稿者:mari投稿日:2003-12-07 20:17:06
アリスがシュワンクマイエル的とも言えるし、
シュワンクマイエルがアリス的とも言えるんだけど、
両者がくっつくとこうなるんだなあ。
アリスのめちゃくちゃさには色彩ありきと思っていたので、
この陰鬱なアリスにはびびりましたね。
投稿者:4531731投稿日:2003-10-30 00:14:03
 ジョナサン・ミラーの「Alice in Wonderland」と共に「ふしぎの国のアリス」の正当なアダプテーションといえる。ほとばしるシュルレアリズムの醍醐味。ある種、魔術的ともいえる単調な間(笑)。詩心を優先させてるがため、少々シニカルで常人をよせつけない感じ。どっかのビデオ屋で子供向けのとこにあったのを見かけたことあるけど、ありえんw 人形たちはかわいくなく、悪意に充ちてるし。不条理映画の傑作です。
投稿者:ヴィヴァ!イタリア投稿日:2003-08-11 22:32:45
長編第1作目なのですが、短編の頃の勢いをそのまま受け継いでいるようで、観ていていつものように圧倒されました。
個人的には雰囲気の暖かい作品だと思いました。ブラックユ−モアはいつものようにあるのですが、それほどきつくないとも思います。
お茶会のシ−ンがとても好きです。
【レンタル】
 【VIDEO】アリスレンタル有り
【広告】

【スポンサーリンク】



【スポンサーリンク】



allcinema SELECTION

allcinema SELECTION