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仇討(1964)

メディア映画
上映時間103分
製作国日本
初公開年月1964/11/01

【解説】
 「切腹」の橋本忍のオリジナル脚本を、「武士道残酷物語」の今井正が監督した時代劇。中村錦之助が悩み、もがき、苦しむ下級武士を熱演。クライマックスに登場するリアルかつ迫力満点の殺陣も見もの。
 江戸時代。脇坂藩の武器倉庫点検で、槍の穂先の曇りを見つけた奥野孫太夫が、手入れ担当の江崎新八を罵倒。口論の末、孫太夫は新八に果たし状を叩きつけるが、逆に新八に斬られてしまう。乱心による私闘として処分された新八は感応寺に預けられるが、兄の仇討ちに乗り込んできた孫太夫の弟・主馬を斬り殺してしまった。脇坂藩は奥野家の仇討ちを認め、奥野家の末弟の辰之助に新八を斬らせることにする。死ぬ覚悟を決めた新八に、光悦は「逃げて人間として生きろ」と言うのだった。
<allcinema>
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
211 5.50
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【ユーザーコメント】
投稿者:いまそのとき投稿日:2011-05-13 16:55:18
今井正監督全盛期の作品。無格好な武士の仇討を生々しく描いています。あの七人の侍、羅生門、生きるの橋本忍脚本はやはり筆致が重く厚い。この映画、脇役が充実しております。いいですね。三島雅夫、信欣三、進藤英太郎。実は蜷川幸雄氏がチョイ役で出てたの全く気がつきませんでした。
投稿者:よろ川長TOM投稿日:2011-05-08 14:00:52
つまらない事件から人を斬った事から始まる復讐劇というシンプルなテーマでありながら、極限まで削ったセリフの代わりに名優たちの見事な演技が、その繊細かつダイナミックな心理描写を雄弁に語る。

歌舞伎由来の踊るような殺陣を見慣れた眼では、むしろみっともないばかりの斬り合い場面しか登場しないこの作品の持つリアリズムは理解できないかも知れないが、これこそが真剣による本来の殺し合いの姿である。

またカラーでは単なるスプラッタになってしまう斬り合いのシーンも、本来語るべき“殺し合いによる生命のやりとりの虚しさ、消えゆく生命の哀れさ”の掘り下げはモノクロームでなければできない。

この作品は悲劇ではない。社会批判劇だ。武士道の悲哀を描く時代的に姿を借りてはいるが、アイロニカルに満ちた別のメッセージを包括した傑作である。
さらに詳細な解説は『よろ川長TOM』『仇討』で検索していただければ幸いである。http://yologawa.cocolog-nifty.com/osucine/
投稿者:Bava44投稿日:2006-08-09 01:54:36
『武士道残酷物語』の今井正と中村錦之助に、『切腹』の橋本忍と丹波哲郎を加えて(またしても)武士道の矛盾を描く作品。

すでに人間の領域を超えている錦之助vs『切腹』以上にカッコいい丹波や、クライマックスの錦之助vs六人の侍も、今井正の図太い迫力ある演出で良かった。
相変わらず時間軸を自由に行き来しながらも観客を混乱させない橋本脚本も良い。

難点を言えば、錦之助が強くない侍という設定ながら、結果的に結構強い。また、悲劇色が弱いのでラストもあまり印象に残らない。

作品の出来は良いけれど、やはり二番煎じ的な印象を持ってしまう。

64年キネ旬ベストテン第9位
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