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飢餓海峡(1965)

メディア映画
上映時間183分
製作国日本
初公開年月1965/01/15
ジャンルドラマ
映倫G
飢餓海峡 [DVD]
参考価格:¥ 3,024
価格:¥ 2,600
USED価格:¥ 2,475
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【クレジット】
監督:内田吐夢
製作:大川博
企画:辻野公博
吉野誠一
矢部恒
原作:水上勉
脚本:鈴木尚也
撮影:仲沢半次郎
美術:森幹男
編集:長沢嘉樹
音楽:富田勲
助監督:山内柏
太田浩児
福湯通夫
高桑信
出演:三國連太郎犬飼多吉/樽見京一郎
風見章子妻敏子
左幸子杉戸八重
加藤嘉父長左衛門
伴淳三郎弓坂吉太郎
進藤幸妻織江
加藤忠刈田治助
岡野耕作戸波刑事
菅原正佐藤刑事
志摩栄岩内署長
外山高士田島清之助
河合絃司単本虎次郎
最上逸馬沼田八郎
安藤三男木島忠吉
曽根秀介朝日館主人
牧野内とみ子朝日館女中
北山達也札幌の警部補
山本麟一和尚
大久保正信漁師辰次
矢野昭下北の漁師
西村淳二下北の巡査
遠藤慎子巫子
田村錦人大湊の巡査
沢彰謙来間未吉
安城百合子葛城時子
荒木玉枝富貴屋のおかみ
河村久子煙草屋のおかみ
亀石征一郎小川
須賀良
八名信夫町田
久保一池袋の警官
北峰有二警視庁の係官
三井弘次本島進市
沢村貞子妙子
高須準之助竹中誠一
藤田進荻村利吉
鈴木昭生唐木刑事
関山耕司堀口刑事
斎藤三男嘱託医
高倉健味村時雄
【解説】
 水上勉の同名推理小説を内田吐夢が映画化。「砂の器」と並び、日本映画の傑作と称される。東映が監督に無断で編集した167分版と、監督自身の手による183分の完全版がある。昭和22年に青函連絡船沈没事故と北海道岩内での大規模火災が同時に起きる。火災は質屋の店主を殺害し金品を奪った犯人による放火と判明。そして転覆した連絡船からは二人の身元不明死体が見つかった。それは質屋に押し入った三人組強盗のうちの二人であることが分かる。函館警察の弓坂刑事は、事件の夜に姿を消した犬飼多吉という男を追って下北半島へ赴く。
<allcinema>
【おすすめ作品】
A=無難にチョイス B=チャレンジの価値アリ C=発見があるかも!?
[001]A砂の器 (1974)
[002]A麦秋 (1951)
[003]A善き人のためのソナタ (2006)
[004]A赤線地帯 (1956)
[005]A醉いどれ天使 (1948)
[006]Aわが青春に悔なし (1946)
[007]Aおかあさん (1952)
[008]A流れる (1956)
[009]Aゾディアック (2006)
[010]A七人の侍 (1954)
【ユーザー評価】
投票数合計平均点
20173 8.65
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【ユーザーコメント】
投稿者:イエガー投稿日:2016-04-26 23:05:31
池袋の文芸座の内田吐夢特集にて。三時間くらいの映画なのに、飽きずにラストまで。左幸子って凄いな。ファンになりました。ドライな唐突なラストもいいな。三国連太郎にもう少し見せ場があっても良かったかな。DVDで見直しだ。
投稿者:noir fleak投稿日:2014-12-09 22:33:26
の衝撃シーンと冒頭火事場から音か二人が出てくる場面だけだった。そのうち一人が三国連太郎と思っていたが違った。彼は、見ている役だった。
普通ならば、後半の長々しい捜査会議や尋問の場面はただ冗長と言われたはずだが、これはそんなに苦にならない。退職刑事伴純の存在が大きい。
しかし、こういう映画にすぐ人間の性とか業と言い出すのはどうかと思う。単純に日本映画最良のフィルムノワールの一つと見ればいい。成功した三国が左幸子を迎えたときの反応が、もっと他のやり方があっただろう、と思ってしまうのがちょっと難点だ。
それにしてもあのエンディングはまさに史上ベストと言ってもいいくらいな衝撃。カメラワークといい、最高だ。
投稿者:カール犬投稿日:2014-10-31 22:24:50
戦後混乱期日本中貧困。

左幸子が本当に惚れ惚れするほど素晴らしい演技。

後半三國連太郎の心情の吐露がもう少し欲しかったかなぁ。


それにしても『飢餓海峡』といい『砂の器』といい『人間の証明』といい、
むかし関わりのあった人に会いに行くというのは本当にリスキーな行為ね。
投稿者:シーザー投稿日:2014-10-20 16:51:55
9年前の6月に赤坂の国際交流基金フォーラムにて英語字幕付上映で鑑賞した時、八割を占めていた外国人の反応がダイレクトに伝わってきて、まごうかたなき傑作というのは洋の東西などたやすく飛び越え観客を圧倒してしまうのだとつくづく実感したものだった。戦後の混乱から復興へと通ずる社会の変動の中を縦走した男と、時代の無残を背負いながらも健気に咲く女の交錯する運命の物語が、彼らの眼にはどう映ったか。ぜひ訊いてみたかった。日本人の根っこにある土着性がこの作品に通底していると思えたから尚更だった。
内田監督がえぐり出した凄みのあるこの重厚な人間劇は、何度観ても味わい尽くせない深みがある。そういった意味では、初見のような昂揚感がまだまだ続きそうで何とも嬉しい。
投稿者:solitude投稿日:2014-04-18 20:27:37
物語は勿論の事、伴淳三郎と三國の演技には感極まるものがあった。
モノクロの映像が更に効果を出していたように思う。
大変見応えがありました。
投稿者:呑気呆亭投稿日:2014-03-25 19:51:28
長尺の映画だが何度見ても退屈しないのはスタッフ・キャストの力量によるのだろう。作品としては二部に分かれる。前半は娼婦の杉戸八重(左)の物語であって、苦境から救ってくれたヒゲの大男への感謝の念がいつか恋心に変わって、彼の形見である親指の爪を擬人化してその爪の愛撫に悶えるシ−ンはまことにエロチックで、左幸子という女優の生身が衣装の下で火照り汗ばむ様さえ感じさせたのだった。後半は弓坂(伴)と犬飼・樽見(三國)との対決になるのだが、その対立の構図にも八重の影が色濃く滲んでいて、樽見はその八重を殺したことで己の中で墓に葬ったと信じた犬飼の亡霊を蘇らせ、それによって滅ぼされてしまったのだった。http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/
投稿者:ameniutaeba投稿日:2013-06-13 23:10:06
八重の男への思い。過去を隠すために八重を殺してしまった男の思い。
男は口に出せないことは白状していない。
八重が男を訪ねる場面は涙なくして見ることができません。
投稿者:こじか投稿日:2013-06-01 19:02:30
傑作。
投稿者:いまそのとき投稿日:2013-05-24 13:11:53
あの時期に、この人だから出来た渾身の長丁場ドラマ。貧困農家に生まれた男女の出会いと再会をベースに、戦後日本、貧しさから這い上がっていく人間像を描く。大きな時代の変化は、男が捨て去ったものと、女が望んだものを棲み分けた。実は、今見ると、かなり突っ込みたいところあるんだけどね。例えば行きずりの左に、何故三國が・・・。伴淳刑事、前編で尻切れトンボになった追跡劇。ラスト、高倉刑事たちの失態。たぶん、水上勉は辻褄が合わない人間たちの生き様を、敢えて承知で書いたのだろう。人間って、存外不可思議なものだ。そんな戦前戦後、時代の潮流に生きた男女、人間の虚と実、それらを骨太の時代感覚で描ききった名作だ。実験的手法も効果的だ。
投稿者:西門投稿日:2012-04-30 15:56:14
DVDで3時間バージョンを鑑賞。
1974年に、銀座の並木座で短縮版を観て以来の鑑賞。

その間にテレビで断片は観たような記憶がありますが・・・・・。

なにぶん昔のことなので短縮晩はよく憶えていないが、今回3時間版をみて、「ああ、左幸子の映画だったんだ」と感じたところからすると、短縮版では左幸子のシーンは、かなりカットされていたのではないかと想像する。

八重が、自分が働く東京の飲み屋の2階で、犬飼の爪で身悶えする場面は、短縮版にもあったのだろうか?
素晴らしいシーンです。

東映106による粒子の荒れたシーンや、ソラリゼーションのシーンの効果は、さほど有効とも思えないが、当時70歳近い監督の実験精神やよし、とすべきでしょう。

原作は、水上勉の新聞連載小説ですが、連載時には完結しなかったようで、作家も結末をどうするかさんざん迷ったのではないかと想像します。

内田吐夢のカメラをよく動きますが、この作品でも登場人物の心理に沿ってよく動きます。
というか、カメラの動きによって登場人物の感情が動く、というべきか。
最初に犬飼と八重が結ばれる場面と、犬飼が八重を殺すに至る場面双方で雷雨が効果的に使われています。この辺りもさすが。

作品構造というかテーマとしては『大菩薩峠』三部作に通じる仏教的なものを感じます。
大菩薩峠第三部のラストで登場した血の流れる河が流れ込んだ先がこの海峡であったということなのでしょうか?
投稿者:緑茶投稿日:2011-03-06 04:51:46
3時間の長尺なのにまったく退屈せずワクワクと楽しめた。しかもこんなに暗いギトギトした話なのに。男の弱さと焦燥感を見事に表現した三国連太郎の半開きの口とギョロ目、文字通り死ぬまで男に尽くす日本的としかいいようのない左幸子の狂乱した情念と伴淳の静かで枯れた演技とのコントラストが良い。ラストでは真っ黒な海に地蔵和讃が重なって重厚で混沌としたストーリーを厳かに締める。1965年というもはやクラシックとはいえない微妙な年代に作られたというのもなんだか頼もしい。日本映画のベスト1に推してもいいくらい。リアルタイムで観てないのはしょうがないにしても死ぬまでには映画館で一遍みておきたい。
投稿者:Normandie投稿日:2011-01-23 19:19:02
つまらないと言ってる人が面白かったと言ってるのが
「マイノリティリポート」と「トリプルX」だもの分からないはず。
傑作であることに変わりはない。
投稿者:スレイヴデイトン投稿日:2009-10-13 17:00:36
WOWOWで鑑賞。

十数年ぶりに観たが、素晴らしい作品である感想に変わりなし。
日本映画が本当に良かった頃の代表作であろう。
この作品に対し、演出がどうの、脚本がどうの、役者の演技がどうのこうのというCommentをする人間は何様なのかと思ってしまう。
特に映画評論家気取りの素人があーだこうだと言うのはオカシイと思うが。

こう書いていても、この後クダラナイCommentをする人間が出てくるんだろうが。

投稿者:ちゃぷりん投稿日:2009-09-27 22:44:01
後半が好きに同意。ラストの余韻の深さは日本映画では「人情紙風船」と共にベストかも。退屈な筈は無いし、黒澤が何もかも最高ではない事を教えてくれる一本だった。
投稿者:QUNIO投稿日:2009-09-27 19:49:13
原作は未読なのだが本来のミステリー的趣向の強い後半が好きです。何故か前半部分の壮大なスケールの映像だけを賞賛する人のほうが多い気がする。たしかに素晴らしい前半ではあるが・・・・。

とにかくミステリー映画としても社会派ドラマとしても一級品。左幸子は狂っている!
投稿者:uptail投稿日:2009-05-22 10:04:13
左幸子
投稿者:Ki-Adi-Mundi投稿日:2007-04-20 23:31:24
【ネタバレ注意】

小さい頃、何度か青函連絡船に乗ったことがある。懐かしい思い出だ。

3時間は長いとは思わなかったが、八重が出るシーンは流れが停滞し退屈ではある。
とは言え、全体を通して観るとそれが大事であり不可欠な箇所であることは間違いない。
彼女の10年間を丁寧に描かないと弓坂の言う「心的証拠」が理解できない。樽見の心もだ。
見終わって考えると、むしろ後半の性急さのほうが問題かもしれない。
高倉健登場あたりから、あまりにも急ぎすぎると感じられた。仮説を立てるのは結構だが、決めてかかるのはどうなんだ。もうちょい丁寧に進めても良いと思うのだが。
捜査陣の攻め手が弱すぎるし。
しかし、物語の力点はそこでは無いのだろう。弓坂の言うように「お互いに信じ合うことが出来ない」。八重が言った言葉「犬飼さんは優しい人」というのはおそらく事実なのだ。彼は本物の篤志家なのだろう。そんな彼でさえ八重を信じることが出来なかった。そして世間や警察もまた犬飼を信じられない。そこに深い海峡が横たわっているということか。

もうすこし上手く演出できたのではないかとも感じたが、見事なドラマだと思う。

配役がとても良い。演技以前に顔が役に合っている。
序盤で三国が物を食べるシーンが印象的だ。最初は駅で仲間二人を待つシーン。そして、初めて八重に会うシーン。タバコを吸うバアさんを間にはさみ、奥に三国、手前に左幸子。三国はうずくまり外を見ている。左幸子は軽く微笑む。とても美しく良いシーンだ。

投稿者:ieyasu投稿日:2006-12-08 00:50:20
【ネタバレ注意】

終盤の三國連太郎さんの芝居は本当に圧巻ですね。良心があってもあまりに貧困のために犯罪を犯してしまい飢餓は癒されたがその後歩んだ人生には草も木も生えなかった。それを自覚した時主人公には自らに生きる意味を見いだせなくなったのでしょう。よみがえった良心が自分の心を引き裂く時の心の悲鳴をすばらしい演技で表現しています。また、左幸子はすごい演技ですね。伴淳三郎、高倉健らもすばらしいです。

投稿者:マジャール投稿日:2006-11-10 21:58:51
犯罪サスペンス映画といえば、捜査会議のシーン。捜査会議といえば藤田進。
そう、この映画はまさに、捜査主任の役に世界一ハマる俳優(?)藤田進を見るための映画です。いやぁ軍人役もいいけどこういう役ホント良いですよね!ものすごい存在感、高倉健さんが霞んじゃってます。(タイトルの名前の下に(東宝)って書いてあるのが面白い)
大分昔、子供の頃に、TVで前編後編の2週に分けて放映してたのを、たまたま後編の途中からチャンネルを合わせて観始めたら、あまりの面白さ、異様な迫力に目が離せなくなりました。それまで洋画ばかり観ていて、日本映画はつまらないと思っていたのが(裕次郎のアクション物とか)、こんなに面白い凄い映画もあるんだと、これを観てから日本映画も観るようになった最初の映画です。ラストの衝撃に思わず、アッ、と声をあげてしまいました。

個人的には
 【主演】 藤田進
 【助演】 伴淳三郎 左幸子
 【その他】 三国連太郎 加藤嘉 高倉健 山本麟一
・・・・って位置付けかな。(そのくらい藤田進がカッコ良かった)


「老骨、お役に立ちましょう」 (伴淳三郎)
投稿者:SUNSET投稿日:2005-11-17 12:18:18
【ネタバレ注意】

若い頃にもしこの作品を観たならばきっと退屈したことだろう。
この歳になった今だからこそ砂に水が染み入るように入って来るものがある。

人生を変えたい…左幸子演じる娼婦が、棚から降って来た金をベースに、
それを使い切ることなく爪の垢に火を灯すが如く、金を積み重ねて行く。
そこには与えられた感謝と与えて来れし者への愛情。
形こそ変われど同じことが犬飼にも言えたのかも知れない…極貧の幼少からの脱却
手にした方法は汚れていても、重ねることで浄化されるかも知れないと言う希望…

細かなディテールの食い違いは私にとってはさして気にならない。
雨に濡れる恐山がまるでキーワードのように二つの重要な場面に登場するが、
(一つは娼婦に金を与える場面、一つはその娼婦を殺める場面)
感覚的に観る者へと刷り込まれる。
伴淳と高倉健の二人の刑事の対比も観ていて興味深いものがある。
後半のいい所を高倉健がさらうのかと思いきや肝心な所で伴淳が締める。
(伴淳の家庭の父子愛もさり気なく描かれているが素晴らしい)
終盤の伴淳のセリフで、
「あんたの歩いて来た道には草木も生えない」とあるが、
この言葉は観る者へもまた犬飼の心をも動かしているような感じがする。

戦後まもない貧困の中で誰もが生きることに必死だった…地ベタを這うかの如く。
食べることもままならない飢餓を心の飢餓へと上げ、提起しているこの作品は、
今の時代だからこそ観て欲しい。
人間ドラマとしても秀逸で心の深淵を更に深くえぐられる作品。
脚本も素晴らしいと思う。


投稿者:民謡から演歌まで投稿日:2005-08-14 23:04:03
【ネタバレ注意】

いや引き込まれますね。最後は…あっ、と思いましたね。
結局、全てを明らかにする途中で…真相は観た人それぞれの中に、ですかね。
人間は、その行動、表情から、その人はどういう人なのか、読み取ろうとする。
役者達の素晴らしい演技によって、その判断材料は転がっている。
ソラリゼーションやエンボス処理等の映像加工表現も面白い。
杉戸八重は素晴らしいですね。実に前向きで人の為に生きる事に喜びを持つ。
犬飼多吉も親に現金書留を送る男ですね。何より大金を行きずりの女に与える、これは大金目当てで犯罪を犯した男の行為ではないように思えるが。
が、成功した己の地位可愛さに人の心を見失ったか?
観ている僕らは八重がどんな人間か良く解っている〜が、彼にとっては10年前の記憶しかないのだから…彼女が何をして、どのように生きてきたかなど知る由も無い。
人間の幸せとは何なのか?我々は何を持たず何を求めるのか?…飢餓か…

蛇足だが、下北半島に着いたのは奇跡(は起こる)かも知れないし、拾われたのかも知れない。
前科は無い…心にやましい事は無かったのかも…当時警察に行けば犯人にされたにしても。
ラストについては…僕も片手は手錠で片手で投げるのか、と思いきや、すっと前に出てきたので、あれっ、と思いましたね。まぁ、とりあえず警官で固められた船からは逃れる術は無い、船の上では外してやろう、という温情であったのかも。船を止めて助けにゆくのが普通なのかも…不自然ではあるかも知れないが、圧倒的に素晴らしいエンディングであるともいえるような。

投稿者:ひさや投稿日:2004-07-28 03:42:07
【ネタバレ注意】

本当に素晴らしいですね。
久しぶりに観ましたが3時間の時間が全く感じられませんでした。

誰もが感じる所でしょうが、三國連太郎、左幸子、伴淳三郎は圧倒されます。
下北半島についてからの三國連太郎の心理描写。
左幸子の東京での生活における人の純粋さと残された物は爪しか無いのだから、
その爪に対して異常な執着心を持ち三國連太郎に殺される最後の最後まで親指に執着しようとする。
伴淳三郎と三國連太郎の最後の掛け合いは圧倒されます。

あまりにも良く出来ているので、かえって無いであろう所が目に付く。

手で小さな船をこいでいるのに函館付近から下北半島につくはずがない。(行った事がある方は分かると思いますが、ものすごい海流で船まで沈む日)
前科のある人間が新聞に載るような行為をするはずが無い。
三國連太郎の回想シーンで札束が全く濡れていない。
ラストに腰縄を警察がつけていないはずが無い。

こんな事を言うのは野暮でしょうが、逆に言えばそこしか不自然さは感じませんでした。

投稿者:さち投稿日:2004-06-13 09:02:19
良いコメントが思い付かないがいい映画だと思う
イタコがキーになると思ったけどそうでもなかったね
健さん いいね
投稿者:篭瀬山投稿日:2003-10-13 00:19:30
 「貧しさに負けた/いいえ世間に負けた」と歌ったご存知『昭和枯れススキ』。樽見京一郎(三国)も貧困は幸運により克服したものの、世間に負けてしまった。いや厳密には、自分の中で肥大化させた世間の虚像に負けたと言っていいだろう。観念するのが早すぎる。そもそももう少し想像力が働けば、八重(左幸子)に間違いを犯す必要などなかったのであるし。こういう「想像力の欠落」は、粗っぽいストーリーの中に事実の断片を無理矢理押し込めようとする捜査陣にも感じる。怖いといえば、むしろこっちの方が怖い。

世間が自分をどう見るかについては予測できても、目の前にいる他人が何を考え、どういう想いを持っているかについては見当がつかない。海峡が存在するとしたらここだが、ここに横たわるのは飢餓ではなく、ある種の人恋しさだろう。「自分がこれだけ思っているのだから、相手も同じように思っていてくれるはず」という勝手な思い込みで行動する登場人物が、理解を得られないと分かって感情を爆発させる。これまで自己を抑制してきたからだろうが、私に言わせれば要求が高すぎる。否、少なくとも、コミュニケーションの第一歩になって欲しい。この映画は結局のところ、コミュニケーションの不成立を描いている。この映画に人物描写の甘さを感じるとしたらここだろう。

 世の中は確かにディスコミュニケーションに満ちている。だが、だからといってディスコミュニケーションのままでいいんだよ、と言ってあげたとしたら、それは気休めだ。映画に気休めを求めること自体は悪いことじゃないと思うが、それで雰囲気を暗くしてしまっている点が気に入らない。映画に対し求めるものが違う人たちに、この映画は違うよ、ってことが伝わりさえすりゃいんだが。6
投稿者:ご飯投稿日:2003-07-22 08:40:36
NHKで放送されたものをビデオに録って観た。観る前は重そうな話に三時間という長さにくたびれそうだなと思ったんだが、おしまいまで固唾を飲んで観た。犯罪者の心の闇を深く抉り出した凄さに圧倒され、三国連太郎の演技に打ちのめされ、彼を追う老刑事伴淳三郎の渋さに眼を見張る。おかげて゜高倉健があまり目立たないのが凄い。長い映画が最近多いが、水増ししたような薄さが大半なんだが、この作品の三時間はとても充実していた。犯罪者の心の闇を描くということなら、今の少年犯罪をこういう手法で描いた作品が出てきて欲しいものだ。人間の善悪を単純に分けるものでなく、人間の本質に迫ったものが観たい。
投稿者:レモン・マッカーシー投稿日:2003-04-22 12:57:18
若い映画好きにこの映画を薦めたら「退屈・・・」と言われた・・・。
この傑作の良さが判らないとは・・・。
「昭和」は遠くなりにけり・・・。
投稿者:じゅじゅ投稿日:2003-01-04 12:13:27
3時間退屈な映画だった。
手馴れてないせいか、登場人物のつくりこみが甘すぎ。
我慢してみる価値はない。

投稿者:pukaki投稿日:2002-07-28 10:50:31
こんなに深く、しかもスケールの大きな日本映画は初めて見ました。今は亡き伴淳、左幸子、若き三国連太郎、健さん、このすごい顔ぶれと深い海のような人間愛に支えられた監督の包容力・・・。「レ・ミゼラブル」的な「道」ともいえる映画。神の慈しみの眼が与えられる映画。
【受賞履歴】
(■=受賞、□=ノミネート)
■ 脚本賞鈴木尚也 
【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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