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花実のない森(1965)

メディア映画
上映時間89分
製作国日本
公開情報劇場公開(大映)
初公開年月1965/01/23
ジャンルミステリー
花実のない森 [DVD]
参考価格:¥ 2,700
価格:¥ 2,397
USED価格:¥ 4,728
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【ユーザー評価】
投票数合計平均点
18 8.00
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【ユーザーコメント】
投稿者:ASH投稿日:2007-01-02 02:08:08
【ネタバレ注意】

 松本清張の原作を読んだことがある人なら結末が分るから驚きはないでしょうが、まったく知らない状態で観ると、二転三転するプロットに最後まで目が離せなくなること必至の映画だ。謎めいた美女に魅せられた男が、その女を探っていくうちに次第に深みにハマっていく様が克明に描かれている。そして秘められた過去が次第に浮かび上がり、深入りしたことで悲劇が起きてしまう。

 今見ると、主人公の梅木(園井啓介)の行動はストーカーに近いが、そんな行動をとりたくなるほどの説得力がある美幸(若尾文子)の美貌と奔放ぶりが映画の要だ。梅木の心情がモノローグで語られていくのだが、それは我々観客が美幸に対して感じていることの代弁なのだ。謎めいた存在である美幸がどういう女なのか、観客の方も知りたくなっていく構成がお見事だ。

 美幸は多情な女で、「美幸の熱烈な崇拝者」で浜田と名乗る男(船越英二)が梅木の前に現れ、「美幸は危険な女なので追うのはやめろ」と、釘を刺す。このことで美幸の謎が益々深まる。さらに美幸には、華族出身で実業家の楠尾(田村高廣)という腹違いの兄がいる。この2人の関係も、何かありそうなのだ。そして、予期せぬ連続殺人事件に梅木は巻き込まれてしまう…。

 確かに、映画としては都合のいい設定や偶然が多すぎるところもある。梅木を想う節子(江波杏子)を住み込みの家政婦として楠尾の邸宅に忍び込ませ、そこまでして楠尾と美幸の関係を探ろうとする。また、梅木が下町で偶然に美幸に似た女を見かけてしまうのも、話が出来すぎている。時間的な経過、地理的な距離も掴みにくい。だが、そういう難点もサスペンスの盛り上げ方が上々なため鑑賞中は気にならず、最後まで目が離せない展開に仕上がっている。怪談映画風のスコア(ノコギリを揺らして出す♪ひょよよ〜ん♪という音みたいな)が不気味な効果を出している。

 イメージ的には善人役が多いと思っていた田村高廣が、近親相姦的な愛情を匂わせるネチネチとした陰湿な男を妙演。もし現代版でリメイクするのなら、楠尾役は佐野史郎あたりが演じるといいかも。それにつけても、若尾文子のなんと艶っぽいことか! 江波杏子も若いねぇ(当たり前だ)。

【ソフト】
  商品名  発売日  税抜価格  
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